東方Project(上海アリス幻樂団)のネタバレ解説・考察まとめ

『東方Project』とはZUN氏が手掛ける同人サークル「上海アリス幻樂団」が制作してる弾幕シューティングゲームおよび、それらを原作とした漫画、音楽である。
現実世界で忘れられたものが行き着く場所「幻想郷」を舞台に、神話や妖怪がモチーフとなった女の子が引き起こす異変を主人公が解決していく。
魅力的なキャラや世界観、ZUN氏が手掛ける音楽が高い人気をもっている。

主な二次創作のジャンル

東方Projectの二次創作は活発でありジャンルは「同人誌」「同人音楽」以外にも「トレーディングカードゲーム」「ガレージキット」「小物類」はてには「独自の日本酒」といったものまで存在する。

また、東方Projectはコミックマーケットでは同人ゲームのジャンルとは別に東方Projectのみのコーナーがあり、さらに「博麗神社例大祭(はくれいじんじゃれいたいさい)」を代表に東方Projectのみのオンリーイベントが全国各地で開催されている。

二次創作が作りやすい理由

ここまで活発なのは、東方Project制作者のZUN氏が東方Projectの世界観をある程度完成させてはいるが、それをプレイした私たち消費者がさらに個人の感性で新たに世界観を独自に作り出すことができるほど曖昧な世界観がうけたのではないだろうかと考えられている。
東方Projectに登場する博麗霊夢でも原作では妖怪退治を専門にする巫女という設定ではあるが、同人誌によってはひたすら妖怪と仲良くイチャイチャする博麗霊夢が存在したりする。

『東方Project』の楽曲について

東方ProjectのBGM

東方靈異伝から東方怪綺談までの旧作5作品は全て「FM音源」で、東方紅魔郷以降は「WAV」で本作に収録されている。ただし、東方封魔録のみ「FM音源」+「MIDI」で、東方紅魔郷から東方永夜抄までは「WAV」+「MIDI」で収録されている。
ゲームのメニュー画面にミュージックルームがありそこでゲーム内に収録されているBGMを全て聞くことができる。(ネタバレ防止のためゲーム本編をプレイしていないと音楽のタイトルは???となっている。プレイしていなくても聞くことはできる)
なお、ミュージックルームにはBGMのタイトルとZUN氏の一言が書かれており、作曲時にどういう風に考えていたかを知ることができる。

サウンドトラック

・「幺樂団の歴史(ようがくだんのれきし)」シリーズ:東方靈異伝から東方怪綺談のBGMを収録
・「ZUN's Music Collection」シリーズ:東方Projectにて使われるゲームBGMのロングバージョンやアレンジ、オリジナル楽曲などを収録。また、2作目である「蓮台野夜行(れんだいのやこう)」から幻想郷の外の世界を描いたオリジナルショートストーリーが収録されている。このショートストーリーの中心キャラとなる「宇佐見蓮子(うさみれんこ)」と「マエリベリー・ハーン」の2人が初登場する。

・「幻想曲抜萃(げんそうきょくばっすい)」:東方萃夢想のBGMを収録
・「全人類ノ天楽録(ぜんじんるいのてんがくろく)」:東方緋想天のBGMを収録
・「核熱造神(かくねつぞうしん)ヒソウテンソク」:東方非想天則のBGMを収録
・「暗黒能楽集・心綺楼(あんこくのうがくしゅう・しんきろう)」東方心綺楼のBGMを収録
・「深秘的楽曲集 宇佐見菫子と秘密の部屋(しんぴてきがっきょくしゅう うさみすみれことひみつのへや)」「深秘敵楽曲集・補」:東方深秘録のBGMを収録

・「東方三月精(とうほうさんげつせい)」など書籍付属の音楽CD:書籍にあったオリジナルBGMやゲーム作品のBGMを収録

以上の作品のみサウンドトラックが販売されている。
なお、音楽CDは「とらのあな」などの同人ショップなどで、書籍付属のCDは本屋などで購入が可能である。

東方Projectアレンジ楽曲の音楽ゲームへの収録

主にゲームセンターなどにある音楽ゲーム機「maimai(セガ・インタラクティブ)」「太鼓の達人(バンダイナムコエンターテイメント)」などに東方Projectの第三者によるアレンジ楽曲が収録され、遊ぶことができる。

ただし、ZUN氏が作曲した東方Projectの原曲やオリジナル楽曲は収録されていない。「IOSYS(イオシス)」によるアレンジ「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」など第三者によってアレンジされた楽曲が収録されている。

東方Projectアレンジ楽曲のカラオケへの収録

音楽ゲーム機への収録と同じように、第三者によってアレンジされた楽曲がカラオケ機器「DAM」「JOYSOUND」「UGA」に収録されており、カラオケで歌うことが可能となっている。

こちらも、ZUN氏によるオリジナル楽曲などは収録されず、ZUN氏が提供していることもない。

『東方Project』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

気分転換から生まれた東方紅魔郷

東方Projectは当初、第5弾の東方怪綺談が最後の作品となりその後はZUN氏が就職のため開発はされないとのことだった。そこから、約4年がたった頃にZUN氏は仕事のストレスを晴らす気分転換のためにゲームを作ったのだが、それが東方紅魔郷である。この東方紅魔郷が当時の「2ちゃんねる掲示板」などで密かに話題になりじわじわと人気が広がっていったようである。もし、ZUN氏が気分転換にゲームを作ったりしていなかったら、今の東方ブームはなかったのかもしれない。

レア物の東方Project作品

「ZUN Soft」名義で出されている東方Projectの5作品(通称「旧作」)は今では幻となっているほど希少価値が高く、5作品すべてそろっていると約180万円もの値段がついている。もし、もっている人がいたら大切に保管することをおすすめする。

東方文花帖 幻のステージ

東方文花帖には「号外」のステージが存在する。エクストラレベルまで行くとその次の難易度に「号外1」というレベルがでてくるが、当初はアップデートパッチをあてることで号外がプレイできるようにZUN氏が話していた。しかし、最終的にパッチは見送られたため、幻のステージとなっている。今後も出す予定はないとのことである。

便利な一発変換

最近のパソコンでは東方Projectの作品名やキャラクター名などが一発変換することができる。例えば、とうほうこうまきょう→東方紅魔郷、はくれいれいむ→博麗霊夢といtった感じである。
この記事もほとんどが一発変換が可能であった。

Steamによるダウンロード販売

2017年に販売された東方天空璋では初のSteamでのダウンロードもできるようになった。
今後も東方天空璋より前の作品も少しずつSteamでの販売に対応させていくかもしれないとのことなので、もっと気軽にプレイできるようになるかもしれない。

1ljyuka1225
1ljyuka1225
@1ljyuka1225

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