十六夜咲夜（東方Project）の徹底解説・考察まとめ

十六夜咲夜の概要

十六夜咲夜（いざよいさくや）とは、ZUNを主宰とする同人サークルの上海アリス幻樂団が制作したゲームなどの作品群『東方Project』に登場する紅魔館のメイドである。多数の『東方Project』シリーズに自機（プレイヤーが操作するキャラクター）として登場しており、初出は『東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.』の5面ボス。幻想郷にある紅魔館の主であるレミリア・スカーレットにメイドとして仕えており、紅魔館における唯一の人間。

十六夜咲夜のプロフィール・人物像

種族：人間
二つ名：紅魔館のメイド（紅・妖・永・儚・求）、完全で瀟洒な従者（萃・緋）、危険な手品師（文）、小夜嵐のメイド（緋）、吸血鬼のメイド（鈴）、紅い悪魔のメイド（輝）、電光石火のメイド（茨）、紅魔館のキッチンドリンカー（酔）、瀟洒なメイド（虹）、時を止めてもちゃんと買います（バ）
能力：時間を操る程度の能力
職業：メイド
住んでいる所：紅魔館

紅魔館の主であるレミリア・スカーレットに仕えるメイド。銀髪のボブカットにカチューシャをつけており、もみあげのあたりからおさげを結っている。服装は青と白のメイド服。年齢不詳のキャラクターが多い幻想郷では珍しく、10代後半を自称している。完璧なメイドとして非の打ちどころのない人物であるが、性格はマイペースな天然キャラ。
咲夜が住んでいる紅魔館は和風の建築物が多い幻想郷における珍しい洋館であり、咲夜はそこでの唯一の人間、かつメイド長としてメイドを統括している。ただし、他のメイドは妖精ばかりで知能が低く、労働力としては役には立たないため、実質的に咲夜一人で紅魔館を切り盛りしている。霊夢たちと同じく妖怪退治を行うこともあるが、基本的には主人であるレミリアを優先している。レミリアや主の友人であるパチュリーには敬語を使うが、部下の紅美鈴にはやや命令口調。
「十六夜咲夜」という名前は主人であるレミリアが与えたもののようで、生い立ちなどは不明である。

十六夜咲夜の来歴・活躍

十六夜咲夜の来歴は不明であるが、生まれは幻想郷ではないと言われている。「十六夜咲夜」という名前も主人のレミリアが与えたもののようで、生い立ちや紅魔館のメイド長になった経緯は不明。
ただし、『求聞史紀』では阿求が、「咲夜は元吸血鬼ハンターでレミリアと出会ってメイドになったのでは」と推測している。銀製のナイフを投げナイフ用に所持しており、戦闘でナイフを使って闘うのも、元々吸血鬼を退治する側だと考えるとつじつまは合う。ただし、真実は明かされていない。

十六夜咲夜の武器

ナイフ

家事で扱うためか、ナイフを獲物として扱っている。弾幕戦ではナイフを弾として連射する。能力を使って時間を止め、ナイフを設置し、再び時間を動かすという戦法である。

十六夜咲夜の能力

時間を操る程度の能力

時間を止めて自分だけ移動する、時間の流れを遅くして超高速で動く、時間の流れを速めて存在を変化させるなど、時間を操る能力。咲夜はこの能力を使い、紅魔館の家事を一人で行っている。ただし、過去に遡ることはできない。

十六夜咲夜の関連人物・キャラクター

レミリア・スカーレット

『東方紅魔郷』のラスボス。紅魔館の主であり、見た目は少女だが500年以上の歳月を生きてきた吸血鬼。『東方紅魔郷』における異変「紅霧異変」の原因でもある。

紅美鈴（ほんめいりん）

『東方紅魔郷』の3面ボスで、紅魔館の門番を務める中国風の妖怪。何の妖怪なのかは不明だが、4000年は生きていると思われる。しかし咲夜にとっては部下扱いなのか、基本的に敬語の咲夜も美鈴に対してはやや命令口調。

十六夜咲夜の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「私は一生死ぬ人間ですよ。大丈夫、生きている間は一緒にいますから。」

咲夜は紅魔館唯一の人間である。『東方永夜抄 ～ Imperishable Night.』のEXステージでは、主・レミリアから蓬莱人の肝による不老不死を勧められた際に「私は一生死ぬ人間ですよ。大丈夫、生きている間は一緒にいますから。」と言って、生涯人間でありながらレミリアに仕え続けることを表明している。