魔法少女まどか☆マギカ(まどマギ)の魔女・使い魔まとめ
魔法少女まどか☆マギカの世界で魔法少女と深い関わり合いがある「魔女」とその手下「使い魔」。
魔法少女と魔女の関係性は何なのか、知っておくとよりアニメを楽しめる情報をまとめた。
本編を全て見終わったファンの中でも熱く語られているのが、魔女と使い魔のバックストーリーだ。
魔女の性質や特徴、デザインからファンの中では様々な考察が上げられてきている。
『魔法少女まどか☆マギカ』の概要
『魔法少女まどか☆マギカ』は、数多くのテレビアニメシリーズを世に送り出してきた新房 昭之(しんぼう あきのり)監督とシャフト制作のタッグによる、オリジナルアニメ作品である。
略称は「まどマギ」「まどか」などで呼ばれている。
願いを叶えた代償として「魔法少女」となり、人類の敵と戦うことになった少女たちに降りかかる過酷な運命を、優れた魔法少女となれる可能性を持ちながらも傍観者として関わることになった中学生・鹿目まどかを中心に描く。
2011年1月7日~4月22日にかけて放送され、数多くのファンを生み出した。
ジャンルは「魔法少女」「SF」そして「ダーク・ファンタジー」が含まれている。ダーク・ファンタジーとは重苦しい雰囲気や悲劇的展開、残酷な描写など、主人公をはじめとする登場人物にとって不条理な世界観などに重きを置いているものを指す。
従来の魔法少女という一般ジャンルを脱した作品となり、世界的に話題となった作品だ。
新房監督は「原作者が考えていることをそのままアニメにするのではなくて、あくまでも原作のファンが見たいと思えるようなアニメを作る」というモットーがあり、魔法少女まどか☆マギカはまさにモットーに沿ったアニメといえる。
脚本を担当した「虚淵 玄(うろぶち げん)」は24歳頃に感染症にかかってあと少し処置が遅ければ死に至っていたという経験を持ち、その後、作品を作る際にキャラクターを躊躇なく殺せるようになったことに経験が活きていると述懐している。
まどマギのような残酷な世界観であっても、魅入られるストーリーになっているのは彼がいたからこそではないだろうか。
キャラクターデザインの原案は「蒼樹 うめ(あおき うめ)」になるが、アニメの絵柄は「岸田 隆宏(きしだ たかひろ)」がデザインをしている。
なお、蒼樹先生は「マギアレコード(スマートフォンゲーム)」でも新しく10枚以上の魔法少女を描き下ろしている。
また「マミさんのテーマ」で知られる「Credens justitiam」は、イタリア語やラテン語で歌詞が作成されたと考察されることが多くあったが、作曲者である「梶浦 由記(かじうら ゆき)」がTwitter上にて造語であると発言されたことにより、この説は否定された。
その後、劇場版魔法少女まどか☆マギカでは、日本語歌詞が付けられ「未来」というタイトルで使用されている。
今もなお、コンビニやファッション、パチンコ・スロット、飲料水など、コラボの幅は広がり続けており、衰えるどころか根強いファンは増え続けている作品である。
魔女について
不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみといった負の衝動=禍の種を世界にもたらす存在。
常に結界の中に隠れ潜んでいる。
「祈り」から生まれる魔法少女。
魔法少女は願いを叶える契約をする際「ソウルジェム」と呼ばれる宝石状のアイテムを生み出す。
このソウルジェムは魔法の力の源であると同時に、魔女の存在の感知や、変身アイテムとしての役割も担うものである。
基本的な形状は卵の形で統一されているが、普段は指輪の形状に、変身時はそれぞれ異なるアクセサリーの形状に変形する。
ソウルジェムを生み出した魔法少女は、魔女と戦う使命を課せられる。
ソウルジェムに存在する魔力には限界があり、上限へ達してしまうと、魔法少女は魔女へと変化してしまうことが本編後半にて判明。
魔力の使用量は、ソウルジェムの穢れで判断することができる。
また、契約した際の願いに対して絶望を感じた時、魔女化するきっかけとなる。
魔女は消滅すると「グリーフシード」を落とし、魔力の消費によるソウルジェムの穢れを吸って移し替えることができる。
グリーフシードは「魔女の卵」とされ、一定量以上の穢れを吸収することで「魔女の孵化」へと繋がる。
つまり、魔法少女となった者は、グリーフシードを確保することが生き抜くことに必要となり、いずれは魔女となる運命が待っているのだ。
「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない。私たち魔法少女って、そういう仕組みだったんだね」と、魔女化する前にさやかが呟いている。
キュゥべえも言っていた通り、魔女は「呪い」から生み出される存在となる。
普通の人間には見ることができず絶望をまき散らし、人間の体に「魔女の口づけ」という印を残す。
口づけをつけられた人間は、その間の記憶が曖昧になり、体が操られた状態になる。
原因がはっきりしない殺人事件や自殺はかなりの確率で魔女の呪いが原因。
魔女は本体の性質(満たしたいもの)を元に、それぞれ使い魔を宿している。
使い魔について
魔女から分離した下級の怪魔。親元の魔女の結界で増殖し護衛役を務めるが、やがて独自の結界を張って自立するようになる。
さらに成長すると元の魔女と同じ姿にまで成長する。
魔女の「実現したいもの」で、それぞれの役割を果たしている(役割を果たすより存在するだけのことが多い)。
薔薇園の魔女 / Gertrud(ゲルトルート)
なによりも薔薇が大事。その力の全ては美しい薔薇のために。結界に迷い込んだ人間の生命力を奪い薔薇に分け与えているが、人間に結界内を踏み荒らされることは大嫌い。
登場「2話」
性質「不信」
マミがソウルジェムの反応を元にパトロールしていたところ、魔女の口づけをつけられた人が建物の屋上から飛び降りる現場に立ち会う。
ソウルジェムの反応が強くなったこともあり、建物の中に入ると結界の入り口があった。
結界の中心部に到着したマミが使い魔を踏みつけたことで激怒。
自身の体よりも大きな椅子を投げつけるという暴挙にでた。
薔薇園の魔女の名に相応しく、何よりも薔薇を大切に思っている。
使い魔とともに戦い、マミを捕獲することに成功するも、薔薇を傷付けられることで隙が生まれ攻撃を受け消滅する。
前髪で顔を隠しているようなデザインから本心を明かしたくない反映と考え、不信という性質、警戒を役割とした使い魔から、他者不信になるほど、警戒心が強かったと考えられる。
また、公式の説明で「結界内を踏み荒らされることは大嫌い」とあることから、大切にしていた薔薇園が何かしらの理由で取り上げられた(踏み荒らされた)ことがあるという考えも上がった。
消滅後、結界に外に出たマミ達と、蝶が蜘蛛の巣に絡めとられているカメラワークがあり、マミがソウルジェムの穢れをグリーフシードに吸収させると、絡めとられていた蝶が萎んでいる描写がある。
使い魔 Anthony(アントニー)
おヒゲは魔女にセットしてもらう
役割「造園」
1話から登場しており、顔の表現がされずモフっとした見た目が愛くるしい。
しかし顔のパーツが表現されると、一変して魔女の使い魔と言われるに等しい見た目になる。
また、12話でまどかに頭を撫でられていることで多くの視聴者に羨ましがられている。
使い魔 Adelbert(アーデルベルト)
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目次 - Contents
- 『魔法少女まどか☆マギカ』の概要
- 魔女について
- 使い魔について
- 薔薇園の魔女 / Gertrud(ゲルトルート)
- 使い魔 Anthony(アントニー)
- 使い魔 Adelbert(アーデルベルト)
- お菓子の魔女 / Charlotte(シャルロッテ)
- 使い魔 Pyotr(ピョートル)
- ハコの魔女 / H.N.Elly (Kirsten)(ハンドルネーム:エリー(キルステン))
- 使い魔 Daniyyel+Jennifer(ダニエル+ジェニファー)
- 銀の魔女 / Gisela(ギーゼラ)
- 使い魔 Dora(ドーラ)
- 影の魔女 / Elsamaria(エルザ・マリア)
- 使い魔 Sebastian's(セバスティアンズ)
- 人魚の魔女(美樹さやか) / Oktavia von Seckendorff(オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフ)
- 使い魔 Holger(ホルガー)
- 使い魔 Klarissa(クリッサ)
- 芸術家の魔女 / Isabel(イザベル)
- 使い魔 Michaela(ミヒャエラ)
- 委員長の魔女 / Patricia(パトリシア)
- 使い魔 Mathieu(マテュー)
- 救済の魔女(鹿目まどか) / Kriemhild Gretchen(クリームヒルト・グレートヒェン)
- 鳥かごの魔女 / Roberta(ロベルタ)
- 使い魔 Gotz(ゴッツ)
- 舞台装置の魔女 / Walpurgisnacht(ヴァルプルギスナハト / ワルプルギスの夜)
- 使い魔 影の魔法少女
- その他の魔女と使い魔
- 暗闇の魔女 / Suleika(ズライカ)
- 使い魔 Ulla(ウラ)
- 落書きの魔女 / Albertine(アルベルティーネ)
- 使い魔 Anja(アーニャ)
- 犬の魔女 / Uhrmann(ウァマン)
- 使い魔 Bartels(バルテルス)
- オランダの魔女
- 絶望の魔女