ソウルイーター(Soul Eater)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ソウルイーター』 (SOUL EATER) は、大久保篤による日本の漫画作品。『月刊少年ガンガン』にて、2004年6月号から2013年9月号まで連載され、2008年4月から2009年3月までアニメシリーズも放送された。
「職人」であるマカとその「武器」ソウルが、死神様の武器「デスサイズ」を作り出すための戦いをベースに、鬼神との熾烈な争いが描かれる。

死武専に保健医として潜り込んでいた蛇の魔女。クロナの実母で、クロナに黒血の武器ラグナロクを埋め込んだ張本人。
主な使用魔法は矢印を使った攻撃で、これによる遠距離攻撃と近接しての格闘を組み合わせて戦うため、魔女の中では屈指の力を持っていた。
性格は冷酷で、目的のためには手段を問わない。 狡猾な策士家タイプだが自らの目で見た物しか真実にできないという性格。
鬼神を復活させて世界に狂気を満たすことが目的であり、そのために死武専に潜入していた。シュタインとの激闘の末に敗れ魂ごと消滅したかに見えたが、自分の体内で飼っていた蛇の中で魂を再構築し、少女レイチェルの体を乗っ取り復活した。後に死武専と協力し、姉であるアラクネを撃破した際はその体を乗っ取り三度姿を変えた。その後はクロナの記憶を奪い、さらに道化師を造り出しクロナの黒血と融合させるなど、さらなる暗躍を続ける。
精神的に不安定であったクロナに、それまでとは正反対の優しく暖かい「母親らしい」言葉をかけることでクロナの精神を揺さぶり、「最後の拠り所」である母親、すなわち自分を殺害するよう仕向ける。事切れる瞬間に黒血の完成を確認して狂喜した。

クロナ

メデューサの子どもであり、彼女によって全身の血をラグナロクが溶かされた黒血と入れ替えられたために、武器であるラグナロクを体内に持つ職人。
性格は引っ込み思案で弱気、対人恐怖症を通り越して世の中全体に怯えているような節すらある超ネガティブ気質。おまけにいじめられっ子の気も強く、魔剣ラグナロクにしょっちゅういびられている。
物語の序盤でマカ&ソウルと戦い、ソウルに傷を負わせたことで黒血を混入させた。鬼神復活の攻防で再戦し、マカの魂感知能力の応用技で自身の内面を見透かされ、『和解』というかたちで敗北を喫した。以降、死武専に保護・観察扱いとなる。マカと仲間達の温かな励ましで友達意識が生まれたが、メデューサが接触したことにより、無理矢理スパイ行為をさせられることになり、行方不明になる。その後メデューサに記憶を操作され、死武専側の人間に関わる一切の記憶を消されてしまい、再び敵として登場した。
メデューサを殺害した後鬼神を取り込むため月に向かい、鬼神阿修羅を吸収する。しかし狂気そのものである阿修羅を取り込みきれず、逆に中に取り込まれてしまう。助けに来たマカと「いつかまた会おう」という約束を交わし、自身は黒血を用いて鬼神を月ごと封印した。

アラクネ・ゴーゴン

ゴーゴン三姉妹の長女でメデューサの姉である蜘蛛の魔女。変身能力を持つ魔女の魂を使って最初に魔武器を作り出した、いわば魔武器の母。そのため、魔女からも裏切り者として両陣営から追われていた。800年前に死神から身を隠すため本体の魂をゴーレムの中に隠し、自分の体を蜘蛛にしバラバラにして行方をくらます。復活した鬼神の狂気に反応して眠りから目覚めると、死神様と魔女の両陣営に対抗する一大勢力『アラクノ・フォビア』を結成する。
マカ・メデューサと対峙した際には肉体を棄て自分自身を狂気そのものと化し、鬼神である阿修羅を取り込もうと企んでいた。マカによって倒され、その魂を食ったソウルはデスサイズとなった。

『ソウルイーター』の用語

死武専

正式名称は死神武器職人専門学校。アメリカネバダ州、死神様のお膝元の街「デス・シティー」のほぼ中央に存在。死神様の名の下に「職人」と「武器」を管理及び養成する教育機関であり、全世界に散らばっているデスサイズや武器・職人達を纏める本部でもある
「武器と職人は秩序を最重視する死神のもとで管理されるべきであり、新たな鬼神の出現は防がねばならない」という目的をもって創設された組織である。
死武専では職人は「星の数」でランク分けされており、多くの生徒は「一つ星職人」、死人のような腕のいい職人は最高ランクの「三つ星職人」である。

職人と武器

「職人」はペアを組んだ武器に人間の魂99個と、魔女の魂1個を食べさせて、デスサイズを作ろうとする者、あるいは完成したデスサイズを扱う者。
「武器」は職人の魂の波長を増幅し、波長のコントロールをサポートする役割を持っており、実質戦闘に参加するのは「職人」である。また、「武器」はアラクネにより人間を加工して作られた存在だったが、時代が下るにつれて家系の中で世襲化し今や種族とされている。
「職人」と「武器」は「魂の共鳴」(職人が武器に魂の波長を送りそれを武器が増幅して職人に返す動作を繰り返す)をすることによって大技を繰り出すことが出来る。その大技がどんなものかは武器によって変わる。

デスサイズ

99個の人間の魂と一つの魔女の魂を食わせた「武器」を指し、死神様の武器として使われる。「デスサイズ」はソウルを除き8人存在し、「デスサイズス」と総称されている。また、それぞれ世界中の死武専支部を担当している。
「武器」として非常に高位の存在であり、他の「武器」とは一線を画す性能を誇る。形状の変化は「デスサイズ」の基本機能であり、食った魔女の力によってそれぞれ特殊な能力を得る。

BREW

正式名称は『波乱』。大魔導士エイボンによって造られた魔道具であり、彼の最高傑作でもある。詳細な機能は不明なままだが、魂増幅機能によりキッドの『ライン・オブ・サンズ』を一本繋げ、黒血による鬼神封印の際にクロナ曰く「いい感じ」に封印するため用いられた。

旧支配者

グレート・オールド・ワンと読む。人間を狂気に堕とす存在であると語られている。狂気に堕とすための源泉として、それぞれが「規律」「恐怖」「知恵」「力」「怒り」などを操る強大な力を有している。かつては死神様を含めて『死神八部衆』と呼ばれ活動していた。八人の内三人は鬼神となった阿修羅に食われている。
作中で判明しているのは「規律」の死神様、「恐怖」の阿修羅、「知恵」のエイボン、「怒り」の聖剣エクスカリバーと、エイボンの書の異章に封じられた「力」の旧支配者のみである。

『ソウルイーター』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

健全なる“魂”は、健全なる精神と健全なる肉体に宿る

ソウルイーターのキャッチコピーであり、死武専の教え。アニメでは冒頭で毎回このフレーズが読まれていたソウルイーターの代名詞。

おまえの魂いただくよ

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