ソウルイーター(Soul Eater)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ソウルイーター』 (SOUL EATER) は、大久保篤による日本の漫画作品。『月刊少年ガンガン』にて、2004年6月号から2013年9月号まで連載され、2008年4月から2009年3月までアニメシリーズも放送された。
「職人」であるマカとその「武器」ソウルが、死神様の武器「デスサイズ」を作り出すための戦いをベースに、鬼神との熾烈な争いが描かれる。

『ソウルイーター』の概要

『ソウルイーター』 (SOUL EATER) は、大久保篤による日本の漫画作品。『月刊少年ガンガン』にて、2004年6月号から2013年9月号まで連載され、2008年4月から2009年3月までアニメシリーズも放送された。2011年2月号から2014年12月号までは外伝作品『ソウルイーターノット!』が連載され、2014年4月から7月までテレビアニメも放送された。
大久保篤作品の中でも最大巨編であり、ガンガンを代表する作品の一つである。大久保作品独特の軽妙なノリの台詞や空気感の中に、「熱血青春バトルモノ」という王道展開や、不気味で狂気じみた描写、友情や親子といった「絆の在り方」に深く切り込んだストーリーなど、深く多様な要素を織り込んでいる。

舞台は死神様が秩序を管理するデス・シティーという街にある死神武器職人専門学校、通称『死武専』が中心となる。死武専は刀や槍などの武器に姿を変えることのできる人間『武器』と、彼等を使いこなすパートナー『職人』を育成するための学校である。職人と武器は99個の悪人の魂と1個の魔女の魂を武器に食べさせ、死神様の武器である「デスサイズ」を作ることを目標に活動している。
物語は主要キャラクターであるデスサイズの娘で鎌職人「マカ=アルバーン」と魔鎌「ソウル=イーター」や、殺し屋集団星一族の生き残りで暗器職人「ブラック☆スター」と多変型高性能魔暗器「中務椿」、死神様の息子「デス・ザ・キッド」と二丁魔拳銃の「エリザベス・トンプソン」「パトリシア・トンプソン」の活躍を中心に描かれる。

『ソウルイーター』のあらすじ・ストーリー

魔女メデューサの暗躍と鬼神復活

舞台は死神様が秩序を管理するデス・シティーという街にある死神武器職人専門学校、通称『死武専』。死武専は様々な武器に変身することができる人間の『武器』と、彼等のパートナーである『職人』を育成する学校である。武器と職人は互いの魂を共鳴させながら99個の悪人の魂と、1個の魔女の魂を獲得し、死神様の武器である『デスサイズ』を造り上げることが目的である。
勘違いにより99個の悪人の魂と1個の猫の魂を食い、『デスサイズ』を造ることに失敗した職人「マカ=アルバーン」と武器「ソウル=イーター」のペアと、実力はあるも元来の目立ちたがり屋性質のせいで未だ魂の回収数が0の職人「ブラック☆スター」と武器「中務椿」のペアは、死武専の長である死神様から補習を言い渡される。その内容は死後ゾンビとして暴れている教師、シドの撃破であった。実力者であるシドの前に苦戦する二組だったが、ブラック☆スターの活躍でシドの捕獲に成功。彼を蘇らせた犯人が「フランケン・シュタイン」という男であることを掴む。シュタインは死武専卒業生最強と言われるマッドサイエンティストであり、二組は彼の前に圧倒されてしまう。もうだめかと思われたとき、シュタインの口から補習の合格を言い渡される。シュタインは死神様からマカ達の補習を担当するように命じられており、シドと共にマカ達を試していたのであった。その後シュタインは死武専の教師として、死武専へとやってくるのであった。

補習を終え悪人の魂を狩る任務に当たっていたマカとソウルは、とある教会の中から大量の人間の魂が職人と武器を残して消滅する異常事態を感じ取る。駆け付けた教会内には、武器「ラグナロク」を自身の血液として一体化している職人「クロナ」が待ち構えていた。死神様のリスト外の人間の魂を食った罪人であるクロナと戦闘になり、追い詰められたマカをソウルが庇い重傷を負ってしまう。絶体絶命の中、救援にシュタインとマカの父であり、デスサイズの一人でもある「スピリット=アルバーン」がやってくる。彼等によってクロナは撃退されるが、クロナの母であり、ラグナロクとクロナを一体化させた張本人である魔女「メデューサ・ゴーゴン」の乱入を受け、始末には失敗してしまう。クロナの斬撃を受けたソウルの体内には、クロナの血液である黒血が混入する。黒血は持ち主の狂気を増長させる危険な血液であり、ソウルを蝕み始める。保険医として死武専に侵入していたメデューサは、黒血を得たソウルとその職人のマカに起こる影響や変化を興味深そうに観察していた。

バルト海にて事件の調査に当たっていた「デス・ザ・キッド」、「エリザベス・トンプソン(通称:リズ)」、「パトリシア・トンプソン(通称:パティ)」は、巨大な幽霊船ニーズヘッグと、船長のさまよえるオランダ人と戦闘になる。その際さまよえるオランダ人の発した「お前たちの一番近くにいる鬼神様」という言葉に疑念を覚えるキッドだが、突如乱入してきたクロナとの戦闘が勃発。しかしクロナを取り逃がしてしまう。

メデューサの暗躍は続き、魔女の「エルカ=フロッグ」や「ミズネ」、魔眼の狼男「フリー」を仲間に引き入れる。オランダ人が発した「お前たちの一番近くにいる鬼神様」というセリフは、死武専の地下に封印された人間を狂気に陥れる鬼神「阿修羅」のことであった。メデューサの目的は血液を抜かれて封印されている鬼神に黒血を注入し、彼を復活させることだった。死武専創立記念前夜祭にメデューサ一派は、最大戦力である死神様を一時的に封じ込め、その間に鬼神の復活させるべく動いた。それを阻止するためにマカ、ブラック☆スター、キッド達それぞれのペアとシュタインとスピリットは地下へメデューサの後を追うことになる。
地下突入後、足止めとして現れたメデューサをシュタインとスピリットが相手取ることになり、次いで現れた魔剣クロナはマカと戦闘になる。ソウルの黒血を用いてクロナの狂気と同調し、魂の波長を掴むことに成功したマカはクロナを止めることに成功する。鬼神のもとに辿り着いたフリーとエルカに追いついたキッドとブラック☆スターだったが、鬼神の狂気によって見せられる幻覚に翻弄され、あと一歩というところで阻止に失敗し、鬼神が復活してしまう。一方メデューサとシュタインの戦いは膠着状態に陥っていた。しかし、キッド達が阻止に失敗し鬼神が復活したことに気付いたメデューサに一瞬の隙が生まれ、狂気にあてられたシュタインは彼女を両断、辛くも勝利を収めた。鬼神は自身の皮を剥ぎ、死武専の地下に封印した因縁の相手である死神様と対面し戦闘となるも、鬼神封印の為にデス・シティーに魂を根差してしまった死神様には行動範囲の制限があり、鬼神を取り逃がしてしまうのであった。

アラクノフォビアの台頭

敵であった『魔剣』クロナは死武専に保護され、マカ達と友人関係を築き始めた。一方、鬼神復活を受け、死神様は世界に散っていたデスサイズ達、通称「デスサイズス」を呼び寄せる。鬼神の放つ狂気の波長は人間に伝染し、眠っていた悪人の目覚めなどを引き起こす。その影響で、眠りについていたメデューサの姉の魔女「アラクネ」が800年の眠りから目を覚ました。アラクネは眠りについていた間に構築したネットワークを用いて巨大組織『アラクノフォビア』を結成し、活動を開始した。
死武専はアラクノフォビアによる『魔道具(特別な機能を持つ道具)』開発の研究所を発見し、そこで作られている魔道具と基地の破壊をシドに命じる。彼が研究所に潜入している際、密かにその後を付けていたブラック☆スターは、かつて一戦を交えて勝利した強靭な魂の持ち主である用心棒ミフネと対峙する。ミフネに敗れたブラック☆スターは施設を破壊したシドと共に撤退することになる。帰還したシドから魔道具の設計図がエイボンの書の一部であることを聞いた死神様は、それを秘密裏に保管庫に封印した。
サハラ砂漠へ魔道具の回収に向かったキッド達は、同じく魔道具を狙うアラクノフォビアの刺客と戦闘になる。これを退け魔道具を回収したキッドは、魔道具は大魔道師「エイボン」が造ったものだとアラクノフォビアの刺客から教えられる。キッドはエイボンを悪人と切り捨てるが、回収した魔道具にはエイボンのサインのほかに父である死神様のサインも書かれていることに驚愕するのであった。そのころ、クロナのもとには死んだと思われていたメデューサが現れる。彼女にスパイを命じられたクロナはそれに応じてしまうのだった。シュタインの狂気に目を付け、彼を狙っているメデューサはシュタインの動向を探り、同時に彼の狂気を促進させるためデスサイズの一人であり現在のパートナーである「マリー・ミョルニル」の体内に小型の蛇を忍ばせることをクロナに命じた。
死武専は次に、エイボンが造った最高傑作の魔道具『波乱(通称:BREW)』の眠るロスト島へ『BREW』回収に乗り出す。同様に『BREW』回収を目論むアラクノフォビアとのBREW争奪戦が勃発するも、『BREW』は敵の手に渡ってしまう。しかしその『BREW』は偽物であり、本物の『BREW』はメデューサ一味が回収しているのであった。この任務中、狂気を和ませる波長を持つマリーと魂の共鳴(職人が武器に魂の波長を送りそれを武器が増幅して職人に返す動作を繰り返す)をしたシュタインが、メデューサがクロナに命じ仕込ませたマリーの体内の蛇の影響で狂気の発作を起こし行動不能になってしまう。これを死武専内にスパイがいる可能性があると踏んだ死神様は、ずば抜けた魂完治能力により嘘を見分ける内部調査官「B・J」を呼び寄せる。しかし、魂感知能力が進化したことで一般人の魂に偽装する魔法『ソウルプロテクト』を看破したB・Jは、死武専内に潜む魔女の魂に気付くも直後何者かによって殺害されてしまう。狂気によって様子がおかしくなっており、現場にシュタインが吸っているものと同じタバコが落ちていたことでB・J殺害の疑いをかけられたシュタインはマリーと共に、真犯人を探すため死武専を去った。また、これ以上死武専にいることは不可能だというメデューサの判断を受け、同時期にクロナも死武専を去ってしまった。
メデューサは本物の『BREW』を信用材料として死武専に提供することで、死武専と取引を結ぶ。その内容はアラクノフォビアの本拠地『ババ・ヤガーの城』の所在地を教える代わりに、この攻略作戦の指揮を自身に任せろというものだった。死武専はこの取引を飲み、ババ・ヤガーの城攻略作戦が実施されることになった。
メデューサの先導のもと城に潜入したマカ達は、アラクネの待つ部屋の鍵である魔道具『錠前』の破壊に突入する。そのころ城外ではブラック☆スターとミフネの再戦が始まっていた。互いに譲らぬ大激闘の末、見事ミフネを撃破したブラック☆スターは死にゆくミフネの背中に「武神になる」という誓いを立てるのであった。
一方キッドは敵の幹部「モスキート」と戦闘になり重傷を負うものの、持ち込んでいた『BREW』の魂増幅機能により彼の頭の三本線である『ライン・オブ・サンズ』の一本が繋がり、死神の能力が一つ覚醒。モスキートを退けることに成功するが、敵方のエイボンを名乗る謎の男「ノア」に襲われ、リズ・パティを逃がし『BREW』ごと『エイボンの書』に閉じ込められてしまった。
マカ達は肉体を捨て狂気そのものとなったアラクネとの戦闘を開始。アラクネは魂を蜘蛛の巣状に張り巡らし狂気を城中に伝染させるが、マカとソウルはそれを逆に利用し、狂気を消すことの出来る退魔の波長を城中に伝える。これにより実体を晒したアラクネは、マカの一撃を受けて屠られる。直後アラクネの肉体を乗っ取ったメデューサはマカ達を裏切り、その場から逃走した。

キッド奪還作戦

アラクノフォビア壊滅の後、B・Jを殺害した犯人が狂気に魅せられたデスサイズの一人「ジャステン・ロウ」だったことが判明。シュタインとマリーのペアが戦闘になるも取り逃し、二人は死武専に帰還する。そのころ、改めて悪人の魂を99個集めたマカとソウルは、撃破したアラクネの魂を食うことでソウルをデスサイズにすることに成功する。そのマカ達を中心とした死武専若手精鋭部隊『スパルトイ』が発足。各地で任務にあたることになる。
任務中クロナと交戦したブラック☆スターはこれを退け、魔女エルカを捕縛する。彼女の協力を得ることで、エイボンの写本からキッドが捕らわれているエイボンの書への転送を実施。キッド奪還作戦が開始された。エイボンの書は七つの大罪ごとに章が分かれ、その最奥である異章にキッドが捕らわれていることを知ったマカ達は最深部を目指しエイボンの書の攻略に挑む。キッドは異章において、死神様や鬼神と同じ人を狂気に堕とす存在である旧支配者(グレート・オールド・ワン)の一人、力の旧支配者を名乗る謎の存在と接触。彼により狂気に堕とされてしまい、全てを無に帰すことこそ究極の「規律」であると発狂してしまうのであった。キッドを追ってきたブラック☆スターは彼と激突。力の旧支配者に狂気に堕とされるも、狂気を飲み込みキッドの目を覚まさせることに成功する。力の答えを見つけた二人は力の旧支配者に認められ、マカ達と共にエイボンの書から脱出した。一方そのころ、シュタイン達はデスサイズスの一人「テスカ・トリポカ」によって発見されたノアの本拠地に向かうも、ノアとジャスティンの反撃を受けてしまう。絶体絶命の中、ノアのエイボンの書から脱出したキッド達がこれに合流。狂気を力と変えることができるようになったキッドとブラック☆スターが中心となり、ノアとの交戦が始まった。分が悪くなったジャスティンは鬼神のもとへ逃亡する。二本目の『ライン・オブ・サンズ』が繋がったキッドによる攻撃を受け、ノアは消滅した。

鬼神阿修羅との月面決戦

ロシアでデスサイズと職人を黒血が進化した狂血で溶かし、黒球へと固めたクロナは次にウクライナの街一つを黒球で滅ぼす。これを受けクロナの殺害命令がスパルトイに下り、マカはクロナを連れ戻すためにも世界中に魂感知を張り巡らせ捜索を開始する。その最中、月から鬼神の狂気が飛来していることに気付き、遂に鬼神の居場所を特定する。キッドや各デスサイズをはじめとした精鋭が鬼神討伐隊として月に向かう中、マカ達は発見したクロナのもとへ向かった。メデューサは黒血完成のため、クロナに唯一の拠り所であった自身を殺させるため、あえて母親としての優しさを与えると、メデューサに命じられて愛もすべてを棄てたクロナは激昂し、思惑通りに彼女を殺害。その後、自らの意志で鬼神を手に入れて世界を歪ませることを画策していた。マカの説得もむなしく、クロナは月へと向かう。
月では際限なく甦る鬼神の手先に死武専が押され始めていた。狂気のリミッターを外したシュタインの活躍によりジャスティンを破るも依然状況は厳しく、地上の死神様は因縁の相手である魔女との交渉のため、キッドを地上へ呼び戻す。残った者達が必死で戦線を維持する中、マカとブラック☆スターが到着し、戦闘を開始する。敵を圧倒するもその度復活を繰り返すため、やはり魔女の協力が不可欠であった。そのとき、キッドの決死の説得により長きに渡る遺恨を乗り越えた同盟を築いた魔女達の支援が始まる。これにより復活が出来なくなった敵は死武専に追い上げられ、遂にこれを撃破。残す敵は鬼神のみとなった。
だが、鬼神はクロナによって吸収されていた。クロナの力により魂の波長がかみ合わなくなったマカとソウルは窮地に立たされるが、マカの父スピリットとは親子であるという縁により、魂の波長がかみ合うかみ合わないを超えて魂の共鳴に成功。クロナに一太刀を浴びせた。その時、取り込んだはずの鬼神が逆にクロナを飲み込み復活してしまう。そして、マカ・ブラック☆スター・キッドによる鬼神との最終決戦が始まる。
鬼神の圧倒的な力の前に劣勢に立たされる三人だが、キッドの最後の『ライン・オブ・サンズ』が繋がり、遂に真の死神として覚醒した。マカとソウルは黒血の力で同じく黒血を持つ鬼神に干渉、鬼神の中に入りクロナのもとへ向かうことを考える。ブラック☆スターとキッドの連携と、地上に避難した部隊からの援護を受け、鬼神に『鬼神狩り』を命中させ、その中へと入りこむ。鬼神の中でクロナを見つけたマカ達は、改めてクロナと分かりあう。だがクロナは共に戻ることを拒絶し、自身の狂血で鬼神を封じ込めることを決断した。必ずまたクロナのもとへ戻ってくることを誓ったマカは、内部から鬼神を出血させることで脱出。噴き出したクロナの狂血により鬼神は月ごと封印される。こうして鬼神との月面戦争に死武専は勝利するのであった。

決着から幾ばく経ち、キッドの新死神即位式が行われる。魔女との一からの信頼関係構築など、新たな世界への決意を表明したキッドは、壇上にソウルを招く。アラクネの魂を食いデスサイズとなったソウルは、最後のデスサイズとなりその誓いの証人として『ラストデスサイズ』と呼ばれることとなる。ソウルのピアノの演奏が死武専に鳴り響き、物語は幕を閉じるのであった。

『ソウルイーター』の登場人物・キャラクター

死武専

マカ=アルバーン

ソウルとペアを組む鎌職人。父はデスサイズである「スピリット・アルバーン」。母は彼をデスサイズに鍛え上げた職人というサラブレットである。
性格は真面目で淡白。努力家で頑固な面もあり、一度目標を定めると必ずやり遂げるまで研鑽を続ける。優等生キャラだが怒ると暴力的になったり、口が悪い一面もある。熱血属性なオテンバ娘でもある。また、座学の成績が非常に優秀だが、身体能力は平凡である。
退魔の波長という魔や狂気を打ち消す特別な魂の波長の持ち主。また、極めて高い魂感知能力を持ち、鬼神の居場所を突き止めた。
得意技は『魔女狩り』とその強化形態である『魔人狩り』。

ソウル・イーター

マカのパートナーである魔鎌。エヴァンス家という音楽一家の生まれでありピアニストとして腕を磨いていたが、音楽の才能に溢れる兄のようにはなれないというコンプレックスを抱えていた折、魔武器に覚醒。逃げるように死武専に入学した。そのため「エヴァンス」の姓を嫌い、「ソウル=イーター」という名前を使用している。物語のクライマックスでは家柄もピアノも全て引きずって生きていく決心を固め、「ソウル"イーター"エヴァンス」へと改名する。
クールな男を目指しており、「Coolに行こうぜ」が口癖。 皮肉屋を気取っているが、根はむしろ熱血漢。
クロナとの戦闘で負った傷により、体内に黒血が侵入している。以降ソウルの精神空間に、狂気の象徴らしき「ダブルスーツを着た小鬼」が出現する「ブラックルーム」が現れた。なお、ソウルの精神がブラックルームにいる状態で職人と強く共鳴すると、職人側にも狂気が現れる。「魂感知能力」に長けているマカのおかげで、魂でピアノを弾くことによって共鳴している全員に互いの魂の波長を音で伝えることができる。
後にアラクネの魂を食うことで9人目のデスサイズとなる。鬼神との月面戦争を経て死武専と魔女が和解したことにより、魔女の魂を利用するデスサイズの作成は行われないこととなったため、ソウルが最後のデスサイズとなった。これにより「誓いの証人、ラストデスサイズ」と呼称されるようになる。

ブラック☆スター

椿のパートナーである暗器職人。殺しを生業とする「星族」の生き残り。
暗殺者とは思えないほど自己主張が強く、目立ちたがりでお調子者。「神を超える」「武神になる」ことが目標でありそのため努力は惜しまず、とことんまで追求する努力家でもある。また、情に厚く、絆や約束を大切にする人情家でもあり、仲間のために命を賭けることを惜しまない気風の良さもある。
体術を得意とし、魂の波長を相手に打ち込む攻撃が出来る。物語序盤から戦闘能力は高かったが、最終決戦である月面戦争時には人知を越えた力を発揮(ビームを掴んで投げ返す、大爆発を起こす阿修羅の攻撃を体内で受け止めて吐き返すなど)し、死神様の断片であり神そのものである鬼神から「人の域を超えている」とまで言わしめた。最終話では「神同士の戦いは空中戦が重要」という理由で浮遊の修行を行い、椿の補助なしの生身でわずかながら浮遊を成功させている。

中務椿

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