戦国無双3（3猛将伝 / 3Empires）のネタバレ解説・考察まとめ

福島正則（ふくしま まさのり）

身長：190cm 武器：棘棍 アクションタイプ：チャージ攻撃タイプ 無双奥義：喧 無双秘奥義：漢 CV：藤本たかひろ

幼い頃から豊臣秀吉に仕えた武将で「賤ケ岳七本槍」の1人。母親が秀吉の叔母にあたる。「賤ケ岳の戦い」では一番槍及び敵将を討ち取る大功を立てている。大酒飲みで酒癖も悪かったことでも知られており、それにまつわる逸話も多い。特に酒席で家宝の名槍「日本号」を黒田家家臣・母里友信に呑み取られた逸話が有名である。
『戦国無双3』では特殊NPCだったのが、『戦国無双3 猛将伝』にて無双武将に昇格した2人目の武将である。スタッフによると、リーゼント風の髪型や見るからに喧嘩っ早そうな顔立ちなど、一昔前の不良風のデザインを目指したとのこと。加藤清正や石田三成と同じく秀吉の子飼いの将で、喧嘩っ早いが真っすぐな性格で情に厚く、どこか憎めない愛嬌がある熱血漢である。ただし頭を使うことが苦手で、合戦でも後先考えずに飛び出すことが多い。
史実でも叔父にあたる秀吉のことを「叔父貴」、ねねのことを「おねね様」と呼び慕っている。清正とは仲が良いが、三成とは反りが合わず衝突することも多い。しかし内心では三成のことも大切に思っており、シナリオで三成と敵対した時にも「戦いたくない」と漏らしている。

既存の無双武将

真田幸村（さなだ ゆきむら）

身長：185cm 武器：十文字槍 アクションタイプ：チャージ攻撃タイプ 無双奥義：勇 無双秘奥義：焔 CV：草尾毅

『戦国無双』シリーズの主人公格。普段は穏やかで物静かな性格だが、戦場では勇猛果敢な武人となる。信義を重んじ、武士（もののふ）の生き様をどこまでも貫こうとする、熱く強い闘志の持ち主。一方で天然なところがあり、朴念仁扱いされることもある。
本作では義理の姉・稲姫との交流に焦点が当てられている。稲姫とは真面目で天然なところなど、性格的に似ている部分が多いのもあって仲が良い。前作で友誼を結んだ石田三成や直江兼続らとの友情は本作でも健在だが、伊達政宗との繋がりも強くなっている。また、本作で復活したくのいちとの関係も、くのいちの設定が少し変化しているため、『戦国無双』の時にはなかった描写が見られるようになった。

前田慶次（まえだ けいじ）

身長：210cm 武器：二又矛 アクションタイプ：チャージ攻撃タイプ 無双奥義：豪 無双秘奥義：虎 CV：うえだゆうじ

鬼神の如き強さを持つ戦人であり、風流と派手な喧嘩を愛する傾奇者。義理の叔父にあたる前田利家のことは「叔父御」と呼んでいる。乱世を奔放に生きる自由人だが確固たる信念を持っており、それを違えることは決して行わない。
本作では激動する時代の中で利家を導き、利家の死後も彼が守った世の中を駆け抜けていく。大抵のことは笑って受け流す慶次だが、利家が守ってきた世を壊そうとする者達には激しい怒りを見せる。

織田信長（おだ のぶなが）

身長：190cm 武器：妖刀 アクションタイプ：特殊技タイプ 無双奥義：天 無双秘奥義：覇 CV：小杉十郎太

自らを「第六天魔王」と称し、覇道を突き進む苛烈にして冷酷な合理主義者。本作では新しい時代へと進むことを常に求める変革者としての一面が強調されている。信長自身の台詞や思想も前2作と比べてより哲学的なものとなった。旧態依然の考え方を認めず、徹底的に破壊するが、時代を先に進めるためならば自らの死も厭わない。これまでは淡々とした口調だったのが、本作から独特の抑揚がついた非常に特徴的な喋り方になっている。

明智光秀（あけち みつひで）

身長：175cm 武器：日本刀 アクションタイプ：通常攻撃タイプ 無双奥義：閃 無双秘奥義：誅 CV：緑川光

「戦なき世」「優しき天下」を目指して戦う知将。礼儀正しく真面目で誠実な性格で、家族思いの心優しい人物である。反面繊細で思い詰めやすく、精神的に脆い一面を持つ。信長こそが乱世を収める人物と見て仕えるが、その苛烈さと自身の理想との落差に苦悩することになる。光秀が「本能寺の変」を起こす直接の理由は作品ごとに異なるが、彼の優し過ぎる性格に起因している点はシリーズ共通である。
本作では長宗我部元親と親友という設定。これは史実で光秀が四国方面の交渉を請け負っていたことや、元親の正室が光秀の重臣の妹という説があることに基づいたものだと推測されている。
光秀のシナリオの最終章は、元親によって「山崎の戦い」後も生き延び、徳川家康に請われて「関ヶ原の戦い」に参戦するというIFストーリー。家康との関係は、家康の側近の1人である天台宗の僧侶・南光坊天海の正体が明智光秀だという有名な異説が元になっている。娘のガラシャが復活した『戦国無双3 猛将伝』では、娘と共に「優しき天下」を目指して戦う。

上杉謙信（うえすぎ けんしん）

身長：198cm 武器：七支刀 アクションタイプ：通常攻撃タイプ 無双奥義：仏 無双秘奥義：毘 CV：中田譲治

「越後の龍」「軍神」などの異名を持ち、毘沙門天を崇拝する越後の大名。合戦を「闘争」と呼び、強敵との闘争を至上の愉悦としている。そのため敵方からは「戦馬鹿」と呼ばれることが多い。本作の「無双演武」では「破邪顕正（はじゃけんしょう：邪道を打ち破り、正しい道理を世に表し広めることを意味する仏教用語）」を信念とし、闘争によって正義を示す姿勢が描かれている。
前2作では浮世離れした人物というイメージが強かった謙信だが、本作で姉の綾御前が登場したことにより、少し人間味が出てきた。謙信にとっては唯一頭のあがらない存在であり、「破邪顕正」も彼女から教わったものである。

お市（おいち）

身長：162cm 武器：連環輪 アクションタイプ：チャージ攻撃タイプ 無双奥義：憐 無双秘奥義：凜 CV：前田愛

『無双』シリーズでは珍しい成長するキャラクター。『戦国無双3』では前作の路線を継承しつつも、さらに大人の女性へと成長させている。それに伴い、性格も前作と比べると少し明るくなった。前2作までは剣玉を武器としていたが、「大人の女性に剣玉はふさわしくない」という理由から刃のついた輪同士を組み合わせて戦う「連環輪」という武器に変更された。
本作のシナリオも、前作と同じく夫・浅井長政との愛を中心にしたストーリーとなっているが、前作と違い長政との出会いから話が始まっている。長政の死後は出番がなく、柴田勝家との関りにはあまり触れられていなかったが、『戦国無双3 猛将伝』で追加された勝家や阿国のシナリオでは勝家と再婚しており、共に戦う場面もある。

阿国（おくに）