To LOVEる -とらぶる-【基本情報】
「ToLOVEる -とらぶる-」(以下TL)は、作画・矢吹健太郎先生、原作・原案・脚本・長谷見沙貴先生による、学園ハーレムSFラブコメディ漫画。『週刊少年ジャンプ』にて2006年21・22号~2009年40号まで、また『ジャンプSQ.』にてスピンオフ漫画「ToLOVEる -とらぶる-ダークネス」として2010年11月号~2017年7月号まで、2誌通じて通算11年間連載された。
能力
ナナと同様に特有の能力があり、モモは植物と心を通わせることができ、地球の動植物にも興味がある様子。そのことから、植物だった頃から人型に進化した現時点に至るまで、セリーヌの言葉を通訳する役目を果たしている。また、ララの発明品の伝送システム「デダイヤル」で仲の良い宇宙植物を呼び出し、自らのピンチの際などに加勢させることができる。
また、ララに似てエンジニアとして優れた才能を持っている模様で、ララが作りかけで放置していた3D体感RPGのプログラムを起動可能な状態にまで仕上げ、ナナと共にリトの資質を確認する計画を遂行した。さらに戦闘能力も高く、ララ同様に格闘をこなせるほか、尻尾から強力なビームを放つこともできる。
『ダークネス』に入ってからは美柑の家事を手伝っていることがあり、美柑からは「センスがある」と評されている
人間関係
ナナと共に3D体感RPGを利用してリトの資質を確認するといったことをした後、勉強が嫌で王宮を抜け出してナナと共にデビルーク星から家出し、ララ同様に現在は結城家に居候している。モモは植物と心を通わせる能力を有しており、自分同様植物に愛情を持って接するリトに親近感を抱き、優しい彼に恋心を抱くようになった。その後もリトを肉食系にするため、性的な意図も含めて彼に大胆なアプローチをとる。本人曰くポジションにはこだわらないらしく、2番でも3番でもいいからリトに愛されたいとのこと。ただし、大胆に振る舞っているように見えていたものの、実は内心ではそれほど余裕がなかったことが後に明らかになった。リトに愛されたいと思う反面、経験がないため具体的な行為をされることはまだ怖い気持ちが先立つ。
『ダークネス』第0話で、リトが春菜に告白しようとして失敗する瞬間を目撃しており、リトが春菜のことを好きであること、その後のララとの会話で、春菜もリトのことが好きであることを知る。ララの純粋で前向きな気持ちを知り、自分1人だけのためではなく、皆で幸せになるために、リトの周囲の女性全員(実妹の美柑も含む)を巻き込んだ「ハーレム計画」を決意する。その計画遂行のため『ダークネス』からは、リトをめぐる女性関係に接点を持ちやすいようにと、彩南高校の1年B組に編入する。
なお、「ハーレム計画」はララが正妻ポジションでなければ成り立たないとのこと。
双子のナナとは、幼い頃からよく喧嘩しており何かにつけて「お子様」と言って嫌味を言うこともあるが、芽亜との件で落胆していたナナを気遣ったり、彼女に危険か降りかかると助けに向かうなど、姉妹の絆は固い。ネメシスに対しては、「天敵」として嫌悪感を抱いており、よくからかわれている。また、里紗や芽亜といった自分以上のスキルを持ち、からかったりしてくる相手にも苦手意識を持つ。
母・セフィの言葉を受けてからは、「ハーレム計画」の行動は控えめになっている。リトから春菜とキスしたことを聞かされたときは敗北感を感じていたが、ララの「1番とか2番とかどうでもいい。私がリトのことが好きで、リトも私が好きなのがサイコーに幸せ」という言葉を聞き、「ハーレムを完成させ、リトさんに愛されすればそれでいい」と決意を改め、再び行動し始めている。現在までに「ハーレム計画」を知っているのは、(順番的に)リト、芽亜、ネメシス、ナナ、セフィの5人。リトにハーレムを否定されてリトと春菜が通じ合う所を見て心を痛めており、リトの一番になりたかったんだと自覚した。『ダークネス』最終話でリトに告白し、母・セフィにもリトに告白したことを伝えた。
黒崎芽亜/メア
出自
第6次銀河大戦末期に、"プロジェクト・イヴ"よりヤミの開発データを元に生み出された第2世代の変身(トランス)能力者であり、同じように生まれたヤミを「お姉ちゃん」と呼んでいる。彼女が最初に覚えている景色は、壊滅した組織"エデン"の研究所、壊れた培養カプセルで、自分が何者で何のために生まれたかもわからずガレキの中を彷徨っていた時、ネメシスと出会った。その時に本人も気づかないまま、ネメシスにずっと「変身融合」されていた。地球に来る以前、ヤミの情報を集めるために賞金稼ぎの真似事をし、一部の宇宙人からは「赤毛のメア」と呼ばれていた。
能力
ヤミと同じ変身能力に加え、身体の一部を相手と融合してその精神に入りこむ「精神侵入(サイコダイブ)」という能力も持っている。
「精神侵入」の応用で、髪の毛1本からでも相手と物理的・精神的に融合し身体の支配権を奪うことができる「肉体支配(ボディジャック)」という能力も持つ。
手加減した状態でも、宇宙海賊3人を簡単に倒すほどの強さを持つ。ネメシス同様、他人や動物への擬態が可能。
強力な電撃は一時的に変身能力をマヒさせることがあり、クロの「プラズマ弾」をくらったときは大きなダメージを受けた。
性格
性格は良くも悪くも無邪気で好奇心旺盛。「素敵」というのが口癖である。精神の中とはいえリトに裸を見られても動じていなかったり破廉恥な行為を「生物としてごく自然な欲求」と解釈している。女子の前でリトにえっちぃ事について色々と教えてほしいと大胆な要求するなど、ヤミとは対照的に恥じらいが無い様子。
リトとの精神侵入を経て、「えっちぃ気分」について知った模様。スイッチが入ると止まらなくなるところがある。紅茶に大量の砂糖を入れて飲むほどの甘党で、キャンディーを舐めていることも多い。
匂いフェチであり、本物か偽物かを嗅覚で見抜くことができる。
人間関係
ナナ、モモの2人とクラスメイトで、ナナとは仲の良い友達になり、後に入学してきたヤミやネメシスとも同じクラスメイトとなる。
主(マスター)であるネメシスの命令により、ヤミを元来の殺し屋に戻してリトを殺害させることを目論んでいたが、ヤミから人との触れ合いの大切さを教えられ、ナナだけでなくリトやモモとも仲良くしようとすることにした。リトと「精神侵入」に繋がったことで、その記憶からモモの「ハーレム計画」を知り、彼女の「ハーレム計画」とネメシスの「ダークネス計画」の両方に興味を持っている。また、ネメシスからは「敵意を向けてきた相手には容赦するな」と教えられていた。「兵器」としての生き方を否定するティアーユに対しては、あまりいい印象を持っていない。お静からは警戒されており、ティアーユとともに一触即発になってからはあまり仲は良くなかった。ただ、お静のことは嫌っているわけではなく、本当の自分を知る者として本心を語り、その後の協力から少し打ち解けている。
もしみんなに正体を知られたら今まで通り学校へ行けなくなるという心配から、他の者には正体を隠しており、クラスメイトの千晶と玲奈とも正体を隠して仲良くやっていた。今まで彼女の正体を知っていたのは、(順番的に)ネメシス、ヤミ、リト、モモ、御門、お静、ティアーユ、ナナ、美柑の9人だけだったが、ヤミの言葉によって彩南高校の全員に正体を知られることになるものの、千晶と玲奈にもすぐに受け入れてもらえた。
ダークネスの一件でネメシスと別れることを決意し、お静と協力して「変身融合」していたネメシスから自身の身体を取り戻すことに成功し、お静とも友達になる。その後ネメシスのことを「マスター」から「ネメちゃん」と呼ぶようになる。
変身を通じてヤミのリトへの恋心を知った上、 「精神侵入」でリトの本命が春菜であることを知り、モモの「ハーレム計画」に協力するとのこと。
クロがリトを抹殺しようとしたときは、クロからリトを守りながら戦い、リトのことを「命を懸けて守る価値がある」とクロに伝えた。
ネメシスが彩南高校に編入すると同時に真・生徒会長に君臨したことに驚くも、学園の女子全員をリトの側室にするという、ネメシスの「ハーレム計画」をよく思っていない模様。
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