To LOVEる -とらぶる-(ダークネス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『To LOVEる -とらぶる-』とは、矢吹健太朗(作画)、長谷見沙貴(脚本)による日本の漫画およびそれを原作とするアニメ。男子高校生・結城リトを主人公とし、ララ・サタリン・デビルークと西連寺春菜の三角関係を軸に展開されたラブコメディ作品。
また、続編のスピンオフ作品「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」では主人公はララの妹であるモモ・ベリア・デビルークやナナ・アスタ・デビルークがヒロインとして加わりお色気描写が過激になった。

『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』のあらすじ・ストーリー

プールでの西連寺春菜への告白失敗から数日後。リトはいつも通りの平穏な日々を過ごしていた。
ララが結城家の居候となってからリトの日常は大きく変化し、ララの妹であるナナ・アスタ・デビルークとモモ・ベリア・デビルークも居候する状態となっていた。
夏の日にリトに恋心を寄せるモモはプールでのリトの告白を目撃していた。その後、ララの「みんなでリトと結婚して幸せになる」という言葉を聞いたモモは、自分だけでなくララや春菜など「リトに思いを寄せる女子」が全員幸せになる方法として、リトをデビルーク王にして、リトに思いを寄せる女子全員を花嫁にする『ハーレム計画』を思いつく。
『リトさんが次期、デビルーク王としても側室を持てば複数の女性に同時に愛を注ぐ事は可能!!そして私もそこに加われば、堂々とリトさんの寵愛を受けられる!!そうだわ!それこそ私が目指すべき道!!』決意したモモはまずリト自身の考えの改革とそれをめぐる女性関係に接触していくことに。
また一方で、リトの命を狙う殺し屋・金色の闇(ヤミ)は、美柑やリトとの交流を経て彩南で平穏な生活を送っていた。しかし、そんな平和なある日、ヤミは何者かに操られた彩南高校の生徒に襲撃を受ける。撃退に成功したヤミに襲撃者の一人が「目を覚ませ金色の闇。甘い夢はもう終わらせるべきだ」と呟いた。襲撃者を操っていたのは芽亜とネメシスの二人。二人はヤミと同じトランス兵器であり、ヤミを究極のトランスダークネスと覚醒させるのが目的であった。
こうしてモモの「ハーレム計画」と、ヤミの隠されたトランスをめぐる「ダークネス計画」の2つの計画が軸になり、物語が始まっていく。
リトをハーレム王に仕立て上げようと古手川唯を家に呼びリトと二人っきりにしたり、ララにリトへアピールするようにとお風呂場に押し込んだりと画策するモモだったが、ハーレムを強引に推し進めようとする中でネメシスに邪魔をされ、リトは多くの女子に結婚相手として狙われてしまう。リトにはネメシスによって懸賞金がかけられ「リトと交際すれば何でも願いを叶えてやる!」と宣言していたのである。リトは学園中を走って逃げ回るがその中で『ハーレムなんて、ありえねえから!』と必死になって叫び、それをモモが聞いてしまう。リトの心からの叫びを聞いてしまったモモは計画の断念し、大いに落ち込んでしまう。しかし、ハーレム計画を壊した張本人であるネメシスによって励まされ、今後は一人の恋人として独り占めするべく努力することをリトに誓うのだった。

『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』の登場人物・キャラクター

モモ・ベリア・デビルーク(CV:豊崎愛生)

デビルーク星の第三王女であり、ララとナナの妹。ナナとは双子の姉妹である。植物と心を通わせる能力がある。
大人しく清楚な雰囲気があり、いかにもなお姫様だがキレると凶悪な本性が現れる。惑星ミストアへ冒険に行った時には植物を脅しただけでなく、怯えながら逃げ惑う姿を見て「カワイイ」と笑うなどドSな面を覗かせている。
双子のナナからは猫被りに見られており、しばしば「イイ子ぶってる」「外ヅラだけは良い」などと毒づかれ喧嘩になることも。リトを肉食系にするために、性的な意図も含めて大胆なアプローチをとることがある。本人曰くポジションにはこだわらず、2番でも3番でもいいからリトに愛されたいようだが、実際には独り占めしたいと思っている。リトに愛されたいと思う反面、経験がないため先手を打たれると驚いてしまう一面も。

ナナ・アスタ・デビルーク(CV:伊藤かな恵)

デビルーク星の第2王女でララの妹。モモとは双子の姉妹である。動物と心を通わせる能力があり、言葉によるコミニュケーションがとれる。
性格は明朗快活であり、双子の妹であるモモとは真反対の正確である。そのため乱暴な言葉づかいにしばしばモモのツッコミを受けている。貧乳であることにコンプレックスを持っており、それをリトから指摘されると「ペタンコで悪かったな!」と叫んで殴るのがお決まりとなっている。勝気で生意気な言動のわりに、実は結構な甘えんぼうであり、母のセフィが彩南に来た際には思い切り甘えていた。貞操観は古風で純情家であり、「結婚の前にキスなどするわけない」と狼狽したりもする。

黒咲芽亜(くろさきめあ/CV:井口裕香)

ネメシスの命令を受け、彩南高校に学生として潜入しているトランス兵器の少女。ナナやモモと同じ1年B組。
プロジェクトイヴの開発データを元に生み出された第2世代のトランス兵器であり、ヤミにはない新能力、身体の一部を相手と融合して精神に入りこむ「サイコダイブ」の能力を持っている。ヤミを「お姉ちゃん」と呼んで親しむが、出会った当初はヤミに警戒されていた。性格は無邪気で好奇心旺盛であり、リトに裸を見られても動じず、リトのラッキースケベも「生物としてごく自然な欲求」と解釈するシーンもあった。さらにリトにえっちぃ事について教えてほしいと大胆な要求するなど、姉のヤミとは対照的に恥じらいがない。「素敵」というのが口癖。

ネメシス(CV:日高里菜)

「ダークネス計画」の黒幕であり、芽亜から「マスター」と呼ばれる少女。芽亜に兵器としての生き方や能力の使い方、ヤミの存在を導いた張本人で彼女が信じる絶対の存在。大人びた言い回しをするが、根本は無邪気で興味を持ったものは見ているだけでは満足できずに接触してきたり、抑えが利かなくて暴走したり、子供らしい一面がある。悪役っぽい性格だが、完全に冷酷非情なキャラというわけではなくリトを気遣う一面も見せた。 身体はダークマターという小さい粒子で構成されており、芽亜と初めて会った時は自身の肉体が実体のない不完全な思念体でいつ消滅してもおかしくない状態であり、存在を安定する器が必要だったため芽亜と融合した。無邪気である一方遊ぶだけ遊んで後始末は他に任せるタイプ。

ティアーユ・ルナティーク(CV:福圓美里)

10代にして宇宙生物工学の分野で並ぶ者のないと称された天才科学者。自身の細胞をベースにヤミを生み出した人物である。ヤミからは「ティア」と呼ばれて慕われていた。しかしヤミを「人」として育てようとしていたため、生体兵器として育てようとする組織と対立し、混乱の中で姿を消す。クローンであるためヤミとは外見が似ているが、ヤミよりもずっと長身でかつ巨乳である。性格もおっとり天然タイプでかなりドジで抜けているところがあり、男子生徒からは「金髪巨乳眼鏡ドジっ子教師」という肩書きをつけられた。

『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』の用語

プロジェクト・イヴ

かつて、裏組織エデンが推進していた「変身兵器開発計画」。
ティアーユ・ルナティーク博士の細胞を基に変身兵器ヤミを生み出した。その後、ヤミの開発データを基に芽亜が生み出されている。ヤミを第1世代型であり芽亜は第2世代型の変身兵器と呼ばれている。

エデン

銀河大戦の末期にヤミや芽亜、ネメシスを生み出した組織。
真っ当な機関を装っていたがその実態は最強の変身兵器を作り上げ、銀河で新たな戦争ビジネスを立ち上げることだった。

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