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jack06101のレビュー・評価・感想 (2/2)

日本相撲協会 日本大相撲
8

タイトルなし

大相撲の親方になり、弟子を育てるゲームです。シリーズで3作出てますが、このレビューは第1作の物です。

プレーヤーは力士を引退し、小さな部屋を持つとこから始まります。最初は弟子は3人。初期は親方としての名声もなく、新たな弟子は来てもあまり出世しません。弟子には能力があり、素質のある弟子は大関・横綱まで出世しますが、そんな弟子は稀です。最初は素質の乏しい弟子ばかりでなかなか出世しませんが、親方としての名声をためると評判がよくなるからか、徐々素質のある弟子が入門してくるようになります。それでも大関横綱の道は遠いです。でも、こつこつ親方業をしているとついに横綱誕生の日が来ます。もうこの時は相撲ファンにとってはうれしくて涙がでそうになります。よく頑張った!と声をかけたくなります。
このゲームは横綱になるとエンディングですが、そのあともゲームを続けることができます。横綱でも短命横綱で終わる場合もあれば、歴史に名を残す名横綱(優勝60回とか)を輩出する場合もあります。
また、このゲームは弟子(部屋の力士)たちの間で相性があり、力士間の相性が悪い(ようは力士同士で仲良くなれない)力士、いくら才能があってもなかなか成長しません。相性が悪いのでよい稽古ができないからです。

そういう意味で、稽古を指示する時でも相性のよい弟子同志で稽古をさせるなどの工夫が必要でやりがいがあります。
ただ、稽古指示が単調に感じる時があり、飽きっぽい人は向かないかもしれません。
でも、こつこつとやることができる相撲好きにはたまらなく面白い作品です。

終わりのセラフ / Seraph of the End
10

「家族」の定義を考えさせられる漫画

吸血鬼VS人間という世界観の中での物語。
「進撃の巨人」「寄生獣」「東京喰種」等のハラハラドキドキする漫画と似ているものがあるが、「終わりのセラフ」は真ん中の柱に「家族」というテーマがある。
世界が崩壊し、人類滅亡の危機、そんな中、血を求める吸血鬼は人間の子供を保護するという名目で拉致する。主人公の優も、家族に捨てられ入っていた孤児院の仲間と共に吸血鬼の世界へと連れて行かれた。血を吸われ、ろくな食事も取れない現状に痺れを切らし、同い年の親友ミカエラと皆で脱出する計画を立てるが、それは失敗に終わり、逃げきれたのは優たった一人だった。
家族に捨てられ、孤児院の仲間を失い、誰も信用出来なくなった優。ただ吸血鬼への復讐を考えて生きていこうとするが、吸血鬼殲滅部隊の月鬼ノ組で新しい仲間や家族に出会い、復讐から“家族を守るため”に戦い続けようと、考え方が変わる。
吸血鬼と戦いながら、人間は人間同士で裏切り合う。誰を信じる?人間?吸血鬼?本当の黒幕は……?そんな世界で家族をただただ信じようとする、優の強い意志に心打たれるストーリーとなっている。
伏線の多さ、展開のはやさにドギドキワクワクし、感動を味わいたいのなら、この漫画!!

風立ちぬ / The Wind Rises
10

こどもの進路を決定させた映画

「飛行機は美しい夢。」この映画のコマーシャルを最初目にした時、昔の懐かしい思い出がわっと湧いてきました。息子は小学校の時から飛行機に興味が有り、紙飛行機作りに時間を割いていました。作った紙飛行機を親子でよく公園の大芝生広場に飛ばしに行っていました。そして、紙飛行機の全国大会などにも出場させて頂いていました。
時は過ぎ、2013年、宮崎駿の映画「風立ちぬ」が上映されました。この映画の中には、まさに我々が培ってきた人生が描かれていたのです。驚きでした。映画の中に、紙飛行機が悠々と飛んでいる姿が描かれていたり、ゼロ戦が描かれていたりと、わが家族の興味を引くのに十分な小コマーシャルでした。
早速みんなで見に行ってきました。第一印象は、主人公の役の庵野秀明の声が抜群に良い理系の声をしていたこと。感動しました。飛行機設計に邁進していく主人公、そして、さわやかな恋愛も描かれている。女子が見てもぐっとくる内容です。
まだ漠然としか進路を決めていなかった息子は、この映画の影響を受け、航空関係に進んだといっても過言ではありません。それくらいこの映画は、若い子たちに莫大な影響を与えた作品に間違いありません。大人も素直に楽しめました。絵柄も何となく主人公が主人にそっくりでしたので好感が持てました。この映画、大好きです。お薦めです。

劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-
10

絶対オススメです!泣けます!

何より山ピーがカッコ良すぎます。あんなお医者さんがいたらいいですよね。
そして第1シリーズからの5人の成長ぶりが見れて、長年のファンにはたまりません。この映画では様々なテーマがぎゅっと凝縮してあり、盛りだくさんの内容になってます。
感動する場面が何度もあり、会場からは何度もすすり泣く声が聞こえ、自分も1人でわんわん泣いてしまいました。それでいてクスクスっと笑える場面もあり、本当に2時間があっという間です。
特にガンに侵された若い女性が相手のことを想い婚約を破棄したにも関わらず、婚約相手が病室まで何度も来てくれる場面は涙が止まりませんでした。そして相手とも寄りを戻し、無事結婚式を挙げたにも関わらず、また病院に戻ってきてしまいます。真っ白なドレスが血で真っ赤に染まっている場面は、この映画で1番心に残っています。
エンディングはミスチルのハナビが流れるのですが、涙あり、笑いありで最後の最後まで楽しませてもらいました。もう一度見たいと思える、本当にいい映画だと思います。

ベルセルク / Berserk
7

「ファンタジー」の金字塔

ベルセルクは、その濃密で広がりのある世界設定からただの「ファンタジー」ではなく、「ハイファンタジー」と呼ばれる数少ない日本の漫画です。
その猛烈な書き込みや、登場人物の人生を感じるストーリーが魅力で、特に主人公ガッツの先の見えぬ苦難の旅にはワクワクします。

3度目となるアニメを見ました。今までの2作はベルセルクの中で最も人気のある「黄金時代編」を中心に展開していますが、3作目は初めてその続編をアニメ化したものになります。

前作までにアニメ化した「黄金時代編」には、魔法や魔物といった、いわゆるファンタジー要素が少なく、主人公ガッツが盟友グリフィスとの出会いと友情、そして別れなどの人間ドラマを描いているのに対し、その続編である本作では、一気にファンタジー要素が加わります。

ファンタジー好きにはたまらない設定が盛りだくさんです。
しかも、「ハイファンタジー」と呼ばれるだけあり、その世界設定は考えるば考えるほど深く、
そういう設定が物語全体に根付いているのも、本作の魅力の一つです。
もちろん、今までの濃厚なドラマとは打って変わった熱いバトルも見ものです。

カメラを止めるな!
10

この映画に出てくるゾンビはまるで僕たちの姿

中年の映画監督がゾンビのドラマを撮影するところからストーリーが始まる。ゾンビドラマは映画を見ている観客におかしな疑問点を残しながら進んでいく。ゾンビのドラマの主役がゾンビから逃げ惑う中、放送事故のような形でゾンビのドラマの裏側が写り込んでしまう。おかしな疑問点はそのままにドラマが終わってしまう。映画を見ている観客はなんだろうと思いながらも、場面は切り替わる。すると、このゾンビのドラマを撮影するに至った理由が明かされる。ドラマのプロデューサーによれば、ゾンビのドラマを生放送で撮影するとのこと。このゾンビのドラマは生放送で撮影されていたことが分かる。映画の後半になり、撮影スタッフが苦労しながらもドラマを作り上げていることが映画を見る観客に見せられる。ついには感動の中、ドラマが生放送終了とともに、撮影し終わるという内容。
僕がこの映画を見て思ったのは、ドラマを作る裏側の苦しさの様子を、あたかも僕たちが生活する現実世界の苦しさと重ねて映していると思いました。僕たちは普段お金のような虚構を作ることに苦労しています。この映画を見るとそのことを、実感を伴いながらも認識します。この映画に出てくるゾンビはまるで普段の僕たちの生活する苦しさを表しているかのようだと思いました。

宝石の国 / Land of the Lustrous
10

生とは死とは何か、考えさせられる作品『宝石の国』

この作品はいろいろ考えさせられる作品です。
舞台となるのは、はるか昔に人間が存在していたと伝えられる世界。長い年月をかけて人型の宝石が暮らしています。この世界には、宝石をさらう『月人』という敵がおり、宝石たちはこの月人と戦いながら暮らしています。

私はこの作品を通して、生きるとは何かを考えさせられました。この宝石たちには死という概念が存在していません。もちろん壊れること自体はありますが、何百年も生き続けています。そんな中、主人公は偶然にも死ぬことができる生命体と出会い、二人で死について話します。二人の会話では、死があるからこそ生きることが価値あるものとなる、というような会話でした。マイナスがあるからこそプラスがプラスとして価値がつく。とても奥が深く心揺さぶられました。
主人公は月人に狙われやすい色をしており、なおかつとても壊れやすい、そしてなにより何をやらせても不器用で、他の宝石たちにはあまり相手にされない存在でした。そして、出会いや裏切り、自身の欲によって体の一部分をなくし、新しい宝石をつなぎ合わせることで他の宝石たちにはない力を手に入れて成長していきます。しかし、それには代償があり、自身の記憶、そして大切な仲間を失っていきます。良くも悪くもどんどん変わっていく主人公を読んでいて応援したくなってきます。本当に面白い作品です。

ラ・ラ・ランド / La La Land
7

新たなミュージカル映画の定番となる作品

本作品はミュージカル映画の要素が非常に強く、映画祭でのノミネートなど前評判の高さから様々なメディアで「歌やダンス」シーンが紹介されている。
冒頭1分から早速開始するダンスシーンは非常にキャッチーであり、ハイウェイを封鎖するスケールの大きさは見ていて気分爽快である。
既存のB級ミュージカル映画にありがちな「音楽やダンスのごり押し感」もなく、ストーリー構成もしっかりとしており、最後まで本作品独特の世界感に惹きこまれた。

主人公・ミアは「女優見習い」、恋人役のセブは「ジャズバー経営を夢見るピアノマン」と、それぞれが抱く夢と恋愛模様が本作のミュージカル要素と非常にマッチしているように思う。
また、個人的な見所としては、背景の街並みがとても美しく映し出されており、これら音楽という聴覚的要素と視覚的要素の両面から楽しめる作品だと感じた。
自身はどちらかと言えばミュージカルが好きとは言い難く、観る前はそういった点でつまらなさを覚えるのでは、という先入観があったが、そういった方には是非一度見て貰いたい映画であると言える。
歌やダンスといった付加要素が盛り込まれた映画の印象が変わることであろう。
特に後半の展開と心理描写が素晴らしく、主人公2人の人生を通して出会いというものを考えさせられる映画であると言える。

Sound Horizon / サウンドホライズン / サンホラ / 幻想楽団 / Linked Horizon / リンクトホライズン / リンホラ / Revo
10

物語を歌にしたアーティスト

SoundHorizon、と聞いてもピンとくる人は少ないかも知れない。しかし、進撃の巨人のOPと聞くとどうだろう?少しでもアニメや漫画に興味のある人なら、聞いたことはあるという人が多いのではないだろうか?

その進撃の巨人のOPを作り歌っているのがRevo、という男性である。そしてこのRevoが以前から活動していたのが、このSoundHorizonというグループなのだ。グループというのには少し語弊があるかも知れない、なぜならこのSoundHorizonの正式なメンバーはRevo、ただ一人だけなのだ。
彼はその都度アルバムによってゲストを変えている。大勢のゲストをいれて、壮大な音と共に、物語を奏でているのだ。
「物語を音楽に」という斬新な発想で、彼は今では多くの固定ファンを抱え、その物語世界の王様として君臨している。ファンは皆国民で、そこに払うお金はもはや税金なのだ。

アルバムをひと通り聞くと、まるで一本の小説を読んだかのような深い世界に引き込まれる。ただ文字を目でなぞるだけではなく、音としての情報も入ってくる上に、セリフだってある。それでもミュージカルやドラマCDとはまた違った魅力のある、新しいジャンルとして確立された物語音楽なのだ。
是非とも多くの方に聞いてもらいたいと思う。
一度ハマると抜け出せなくなる世界観だ。

パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ / Pirates of the Caribbean series
10

シリーズの代表作

パイレーツオブカリビアンは、ハリーポッターと並ぶ、映画史に残る最高のシリーズ作品です。これはジョニー・デップ演じる海賊ジャック・スパロウが数々の仲間と出会い、敵や苦難を超える物語となっています。
このシリーズのどこが素晴らしいかと言うと、まずは作品の数です。ハリーポッターはこれまでたくさんのシリーズが続いていますが、パイレーツオブカリビアンは10年以上続いている中、現時点で5作品しかありません。これは、シリーズが苦手な方あるいは初心者の方でも見やすい作品数となっています。
次に評価されるのはストーリー性です。海賊同士との戦いがメインとなっているので、とてもわかりやすいストーリーになっていると思います。登場人物は多くいますが、その作品にしか出ない人物もいたり、服装でわかる人もいるので覚えやすいです。
次に評価される点は音楽です。パイレーツオブカリビアンの音楽はどれも有名なものばかりで、一度は聴いたことがあると思います。ストーリーに合った音楽がとても魅力的です。他にも、スケールや迫力が凄まじいです。セットやアクションがとてもアクロバティックかつ豪華なので、見る者を圧倒させるような仕上がりになっています。

ウマ娘 プリティーダービー
9

ウマ娘プリティーダービーは競馬が分からない人にもオススメ!

競馬アニメだソシャゲアニメだと言って見ずにいる方は勿体無い!ウマ娘プリティーダービーは、美少女ほのぼのアニメ+スポ根青春アニメです!!
いわゆるソシャゲアニメなのですが、ゲーム配信前にアニメが先行して放送されているので、ゲームを一切やったことが無くても楽しむことが出来るアニメです。また、競馬を元ネタにした作品なので避ける方も居るかもしれませんが、その理由で見ないのは勿体無いです。私も競馬は一切分からないので放送前のCMを見たときは期待していなかったのですが、実際の放送を見て意識が変わりました。これは競馬ファンだけに向けた作品ではありません。勿論元ネタの競馬を知っていれば更に楽しめるでしょう。しかしおそらくメインターゲットは、『けいおん!』や『ご注文はうさぎですか?』等の、「美少女がキャッキャウフフしてるのを頭空っぽにして見てストレスフルなは日々の癒やしを得る」系のアニメファンです。
まず映像がとてもキレイ。Cygamesというソシャゲ会社が作っているのですが、ここのアニメはソシャゲ課金兵の皆さんから集めた豊富な資金力で出来ているのでとにかく映像がキレイです。めったに絵が崩れません。よく動いて、ぼんやり眺めているだけでも気持ちが良いです。
豊富な資金力のせいか脚本も良く、競馬の世界を女の子に置き換えて描くという荒唐無稽な物語をストレス無く見せてくれます。主人公のスペちゃんの成長物語でもあり、真っ直ぐ突き進むだけだったスペちゃんが困難にぶち当たり迷いながら成長していく姿は思わず応援したくなります。スペちゃんの周りの女の子達もみんなちゃんとキャラが作り込まれており、主人公の背景でわちゃわちゃしてると思えば、自然な流れで主人公の物語に絡んで来たりと、群像劇としても優秀だと思います。とにかくみんな可愛くて、沢山の子が登場するシーンでは画面の何処を見ればいいか目が忙しいです。
日々のストレスに悩む方は是非、ウマ娘達の輝かしい青春ストーリーで癒やされて下さい!!

ジャスティス・リーグ / Justice League
4

メンバーが弱い。

いきなりネタバレですが、スーパーマン最強なんですよね結局。ジャスティス・リーグと銘打って始まったシリーズ。私はバットマンを筆頭に、集まったヒーローそれぞれの力を結集して敵を倒すものだと思っていました。しかし、前作で死んだスーパーマンはいきなり復活してしまうし、バットマンや、初めに集まったメンバーはヒーローとしての強さがいまひとつ。結局大ボスのステッペンウルフに対抗できるのはスーパーマン一人でした。特にバットマンとワンダーウーマンの弱さに関しては凄くがっかりしました。それだけ期待値も大きかったのです。
いつかスーパーマンは復活するだろうとは思っていましたが、いきなり復活してしまったのには早すぎるという感覚は否めませんし、スーパーマンと互角に戦ったはずのバットマンのスーパー兵器も今作ではあまり強いという感じがしませんでした。結局マン・オブ・スティールの続編にバットマンやワンダーウーマンが出てきているだけというような感覚です。ジャスティスの誕生で、スーパーマンに対抗できていたはずのバットマンは今作にはいないです。それではせっかく仲間を集める意味もないじゃないかと思ってしまいました。スーパーマン一強ではなく、仲間も強くあってほしかったです。