聖☆おにいさん(セイントおにいさん)のネタバレ解説・考察まとめ
『聖☆おにいさん』とは、中村光による宗教ジョーク漫画作品である。同作を元に、OVA・アニメ映画作品が制作されている。2016年12月22日、実写ドラマ化の発表があった。 キリスト教の教祖・イエスと、仏教の教祖・ブッダが東京立川のアパートでバカンスを楽しむ日々を軸に、ドタバタコメディが繰り広げられる。
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『聖☆おにいさん』とは、2006年1号から『モーニング・ツー』(講談社)で連載された、中村光によるギャグ漫画である。タイトルのモチーフは、電気グループ×スチャダラパーの曲名である。コミックスは20巻刊行され、累計発行部数は2019年5月時点で1,600万部を超えた。2009年に「このマンガがすごい!2009」のオトコ編第1位、「第13回手塚治虫文化賞」の短編賞を受賞した。物語は覚者ブッタと神の子イエスが、東京の立川でルームシェアをする姿を描いた日常コメディである。作中にはキリスト教や仏教のほか、オリンポス神や神道などの民族宗教や地域信仰の神々が登場する。2012年と2013年にOAVが制作され、劇場アニメは2013年5月10日に公開された。映画は映画観客動員ランキング初登場第9位を獲得した。またOAVと映画共に、ブッタの声を星野源、イエスの声を森山未來が担当した。実写ドラマは俳優の山田孝之が制作総指揮、福田雄一が監督と脚本を担当した。ブッタ役を染谷将太、イエス役を松山ケンイチが演じ、2018年に第1作目、2019年に第2作目が動画配信サービス「ピッコマTV]で配信された。その後2020年にはNHK総合で第3作目が放送された。
『聖☆おにいさん』とは、中村光による宗教ジョーク漫画作品である。同作を元に、OVA・アニメ映画作品が制作されている。2016年12月22日、実写ドラマ化の発表があった。 キリスト教の教祖・イエスと、仏教の教祖・ブッダが東京立川のアパートでバカンスを楽しむ日々を軸に、ドタバタコメディが繰り広げられる。
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『聖☆おにいさん』とは、中村光が2016年より『月刊モーニングtwo』にて連載しているギャグ漫画である。世紀末を乗り越えたブッダとイエスはバカンスを満喫するため、下界へ降りてルームシェアを開始する。仏教とキリスト教という非常にセンシティブな題材を扱いながらも、宗教的なエピソードを巧みにコメディ漫画へ昇華し、多くの読者から支持を集めている。そんな一線を画す本作に散りばめられたシュールな笑いや名シーンを紹介していく。
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星野源は1981年生まれの歌手、ミュージシャン。音楽活動以外にも俳優業、文筆業などの多岐に渡った芸能分野で活躍しているが、音楽活動では、2015年に解散したインストバンド「SAKEROCK」から始まり、シンガーソングライターとして活躍している。
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『ブラックナイトパレード』とは中村光による漫画作品である。2016年から2019年まで『週刊ヤングジャンプ』にて連載していたが、2019年から『ウルトラジャンプ』にて移籍して連載している。大学受験に失敗し、就職活動も上手くいかず、3年間コンビニのアルバイトをして生活をしている主人公の日野三春が奇妙なサンタの会社に就職することなり悪い子のために黒いサンタとして働き始める。個性豊かな同僚たちと会社の謎に迫っていくクリスマスファンタジーコメディである。
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『逃げるは恥だが役に立つ』とは、海野つなみによる同名コミックスを原作に作られ、2016年にTBS系「火曜ドラマ」枠で放送された恋愛ドラマである。星野源演じる津崎平匡と、新垣結衣演じる森山みくりが「契約結婚」という結婚生活のあり方を描いた社会派ラブコメディ。「逃げ恥」の愛称で親しまれ、最終回後も「逃げ恥ロス」など社会現象を引き起こした。また、2019年には朗読劇として舞台化されている。
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『荒川アンダーザブリッジ』とは、2004年から『ヤングガンガン』で連載された中村光原作の漫画。2010年にはテレビアニメ化、その翌年にはテレビドラマ化、さらにその翌年には豪華俳優陣により映画化された人気作品。市ノ宮カンパニーの御曹司・市ノ宮行はひょんなことから命を救ってくれた女の子ニノと恋人になり、河川敷に移住する。そこに住む個性的な住人たちに翻弄されながらも、ニノとの絆を深めていくギャグロマンスとなっている。
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『MIU404』とは、性格が全く違う二人の刑事が日本の社会問題に立ち向かいながら事件解決を目指す、警視庁機動捜査隊を舞台としたテレビドラマである。臨時部隊として新設された第4機捜に召集された刑事が志摩一未と伊吹藍だ。二人は相反する性格ながら、様々な事件に相棒として立ち向かうことになる。斬新なストーリーと共に、二人の刑事がバディとして絆を深めていく姿も目が離せない作品だ。
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LIFE!~人生に捧げるコント~とは、NHKが制作しているコントを中心としたバラエティ番組。『人生』をテーマにしており、ウッチャンナンチャンの内村光良が中心となっている。内村にとってはNHKでの初のレギュラー番組。一度見たら忘れられない個性的すぎるキャラクターたちや、多分野に渡る豪華ゲストが特徴。
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『罪の声(映画)』とは塩田武士の同名小説を2020年に土井裕泰監督、小栗旬主演で映画化されたサスペンス映画である。1984年に実際に起こった「グリコ森永事件」を題材にした、フィクションでありながらも限りなく事実に近い作品としてサスペンスフルに仕上がっている。実際の事件でも犯人が使用した「子供の声」を中心に、自分の声が使われていたことを知ってしまった人物と過去の大事件の犯人を追うジャーナリストの2人の視点から犯人を追い詰めていく物語である。
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『箱入り息子の恋』とは、2013年公開の日本の恋愛映画。この物語の主人公、天雫(あまのしずく)健太郎、35歳は市役所勤務で性格は内気。そして、彼女いない歴=年齢という持ち主。結婚願望がない健太郎を見て、心配した両親は代理見合いに出席する。代理見合いをきっかけに健太郎は奈穂子と出会うが、奈穂子は目が見えなかった。健太郎との恋愛を反対する奈穂子の父と、立ちはだかる障害という壁。もどかしい恋と2人の純粋な気持ちに胸を打たれた人が続出。日本映画監督協会新人賞を受賞した市井昌秀が送る感動のラブストーリー。
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『過保護のカホコ』とは、2017年夏に日本テレビ系水曜ドラマ枠で放送されていたテレビドラマ。主演は高畑充希。脚本は遊川和彦。主人公の根本加穂子は両親から超過保護に育てられた箱入り娘だったので自分で考えて行動するという概念がなかった。麦野初と奮闘しながらもカホコが毎回「こんなの初めて!」を経験する。気持ちを伝えることの大切さ、自分を愛してくれた家族の愛の大きさを学び、自分で切り開いていく力をつけて大切な人の遺言を守ろうと山積みの家族の問題を初と解決していく痛快ホームドラマである。
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『引っ越し大名!』とは、土橋章宏原作小説の『引っ越し大名三千里』をもとにした、2019年に公開された時代劇映画である。監督は犬童一心。姫路藩の書庫番・片桐春之介は、藩の国替えに伴い「引っ越し奉行」に任命されてしまう。しかし春之介には国替えの経験が全く、幼馴染の鷹村源右衛門や前引っ越し奉行の娘・於蘭の力を借りて引っ越しの成功へ向けて奔走する。この作品は、引っ込み思案な春之介が国替えという一大事に直面し、成長していく姿がコメディ調に描かれている。
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『大斬-オオギリ-』とは、2014年から集英社の複数の漫画雑誌をまたいで掲載された漫画。編集者が出したお題に沿ったネームを西尾維新が書き、それをさらに9人の漫画家が形にするという、他漫画でも類を見ない構成が人気を集めた。9編全てがまったく異なるテーマを採用しているため、アクションからミステリー、恋愛ものやSFなど幅広いジャンルのストーリーが展開されている点が特徴である。
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俳優や声優と比較するとなかなか表舞台に姿を見せない漫画家たち。特に女性漫画家が顔を出す機会は貴重であり、ネット上などでその姿を見た人々からは「すごい美人!」と驚かれることも多いのだ。本記事では「特に美人である」とファンから人気の高い女性漫画家と、その人が描いた有名作品をまとめて紹介する。
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ちょっとした秘密を抱えて生活してる主人公が、ピンチの時に力を発揮する! そんな作品をまとめました
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『進撃の巨人』のリヴァイ役などを務める人気声優・神谷浩史。『聖☆おにいさん』などで人気の漫画家・中村光。じつはこの二人が結婚していたことが、週刊誌の報道で明らかになりました。ファンが大騒ぎしたこの報道について、画像を交えて徹底解説します。
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世の中に無数に存在する恋愛ソング。その中には失恋を歌ったものが多く、恋に悩みを抱える人びとの間で大きな支持を得ています。aikoもそんな歌を作るのが上手な1人。実は、彼女の作った歌『透明ドロップ』は、かつての恋人・星野源との破局を歌ったものであるとしてファンの間で話題になりました。真偽はともかく、人の心に刺さる楽曲を制作できる才能って本当にすごいですよね。
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ここではミュージシャンの星野源のMVやライブに登場する謎の男性、通称「ニセ明」の正体や誕生秘話についてまとめた。黒い長髪にサングラスが特徴で、星野源の友人とも言われている。名前は「布施明」をもじっていると思われる。
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女子から圧倒的人気な塩顔男子ですが、あっさりとした顔つきの中でも、切れ長の目や美しいフェイスラインをもったクール系から、ほんわかした笑顔がステキな癒やし系まで様々ですよね。ここでは塩顔男子といわれるイケメン芸能人をまとめてみましたので、薄い顔が好きな方は是非お気に入りの人を探してみてください。
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アイドルや女優、俳優など芸能人の中で左利き・両利きの人を紹介する。普段から意識して見ていないと気づかない人も多いのではないだろうか。本記事では画像や動画を確認しながら、どんな人が該当するのか検証していく。星野源や森七菜、ゆきぽよなど「そうだったんだ!」と思う人ばかりである。
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最近はフジテレビ系4月クール水10ドラマ「心がポキっとね」の主題歌にもなった8枚目のシングル。いろんなところでかかっているので"なんか聞いたことある!"という人も多いのではないでしょうか?そんな「SUN」の誕生秘話を紹介しちゃいます!
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2016年の『NHK紅白歌合戦』に、「ガッキー」こと新垣結衣が登場したことをご存知でしょうか。同年に大ヒットしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主演だった彼女は、白の衣装に星のピアスという姿で登場。素敵な出で立ちに称賛の声が相次ぐとともに、「星の」ピアスは「星野」源からのプレゼントで、2人は付き合っているのではといった声もあったようです。この記事では、そんなネット民たちの反応をまとめてみました。
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2021年に女優の新垣結衣と結婚し、公私ともに絶好調の星野源。そんな売れっ子の今の彼からは想像もつかないですが、実は下積み時代を長く経験している苦労人でした。その間にもひっそりと芸能界の様々な人物やグループ、作品に楽曲提供をしていたとのこと。この記事では、そんな星野源が作曲した音楽についてまとめています。あなたの知っている楽曲もあるかもしれません。
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『聖☆おにいさん』は漫画家の中村光さんの作品であり、他にも『荒川アンダーザブリッジ』等を世に送り出されています。
私は『聖☆おにいさん』を友人から布教してもらいました。一応布教される前から本屋の棚で見かけてはいたのですが「イエスキリストと仏陀が現世で生活ってどう言うこと?」と興味より疑問が勝ってしまい手を付けずにいました。
しかしながら友人から1巻を借り実際に読んでみると、『荒川アンダーザブリッジ』の時と変わらぬ軽快な話運びに、真似したくなるセルフ回し(1巻ではないが、ワサビに対してイエスが「祝福せよ!」と言いウリエルが「実ってよし!」と言う掛け合いや仏陀の「南無三ッ!」など)や、漫画全体に散りばめられたキリスト教仏教の雑学が妙に小気味良く一気に読み終えることができ、その勢いで既刊全巻買い揃えました。
他にも仏陀の弟子が「仏様が乗る車」だからと霊柩車で送迎に来たりと見どころ満載です。
また、『聖☆おにいさん』はアニメ映画と実写ドラマにもなっており、映画は漫画の雰囲気を損なうことなくより一層『聖☆おにいさん』の世界観を満喫することが出来ます。
特に仏陀に悪戯を仕掛ける男の子3人集やイエスを極道の2代目と勘違いするサウナで出会した極道の方が出るシーンは見所です。
実写ドラマに関してはしっかり観れていないので語れませんが主演が松山ケンイチさんです。
最後になりますが『聖☆おにいさん」未読の方は是非読んでみてください!
神の子イエス・キリストと目覚めた人ブッダが無事に世紀末を越え外界(東京都立川)でバカンスを楽しむというゆるーい短編ストーリーの漫画です。
神様仏様が有給休暇をとり、外界でバカンスを楽しむという突拍子もない設定がまず面白いです。
まず、神様と仏様が友達で仲が良く、世紀末よく働いたから一緒にバカンスしよー、ルームシェアしよーっていう発想が奇抜すぎます。
聖人である2人と外界の人々の当たり前の生活が違いすぎて、色んな騒動(奇跡)が起きてしまい、バカンスでゆるーい漫画ですがテンポ良く話が展開していきます。
キャラクターが歴史や神話に登場する神々をモデルにしており、そのキャラクターのエピソードや設定が歴史や神話に忠実で勉強にもなります。そしてキャラクター各々の個性もかなり強烈です。
2人が出会っていく外界の住人も聖人達に負けず劣らず強い個性のキャラクターばかりで魅力的です。
まさか本物の神様仏様が立川のアパートでバカンスをしているなんて思いもしない外界の住人達と聖人2人のやりとりはちょっとずれててそこがまた面白いです。
作者の語彙力や言葉の選び方、時事ネタを織り交ぜたストーリーで毎度爆笑必至です。
立ち読みや公共の場で読む際は笑いを堪えるのでしんどいほどに面白いです。
とにかく面白いです。
『聖☆おにいさん』は中村光が作ったギャグ漫画です。
主人公はキリストとブッダの二人組で、休暇中の二人が日本の立川でバカンスをするというお話です。
宗教が関係してくるお話なのですが、重たい話などではなく、とてもコミカルなお話になっています。キリスト教や仏教にそこまで詳しくないという人でも十分楽しめる作品だと思います。
設定が一見ハチャメチャで内容が薄いのではないかと感じてしまうと思うのですが、全くそんなことはありません。もはや芸術の域で話がまとめてあります。よくもこれほど複雑な設定で話が書けるなと作者に感心するほどです。
キリストとブッダという異色の組み合わせなのですが、二人のキャラクター性が上手く描かれており、二人が日本で生活する上でおこる人間と神の常識の違いや、神ならではの力を面白おかしく描いています。
さらに、キリスト、ブッダだけでなく個性あふれる大天使たちやブッダの弟子たちも登場します。新しいキャラクターが登場するたびにどういった人物なのかとてもワクワクします。
この漫画の強みは、実際の宗教史に沿った内容とうまく組み合わせた笑いを楽しむことが出来ることです。この漫画はクスっと笑える場面が多く、そして気づくとキリスト教や仏教に少し詳しくなっています。面白いギャグ漫画を読みたい人、宗教について詳しくなりたい人におすすめの作品です。
ブッダとイエス、二人の主人公が立川で長期間バカンスを過ごす様子を漫画にした作品です。神と仏が一緒に過ごすという発想そのものが意外性を含んでいますが、それぞれの宗教観や伝説などが見事に融合している点が評価できます。それでいて、勉強マンガのようにならずコメディテイストの面白さがあり、軽く読める内容が高評価のポイントです。
主人公を取り巻く周囲の人々も、立川市の市民だけでなく、12使徒やブッダの弟子、悪魔や伝説上の生き物など様々で、歴史や哲学の授業で習うような固有名詞もバンバン飛び出します。子供はもちろんのこと、教養のある大人でも面白く読める本だと思います。
少し気になることといえば、本来のそれぞれの宗教の信者の方は受け入れられるのかという点ですが、私自身はクリスマスも初詣もお盆も何でもござれな無宗教のため気になりません。おそらく、多くの日本人がそうなのではないでしょうか。
近頃の青年漫画に多い、ちょっとした下ネタや下品な表現は全くなく、どこまでも純粋なイエスとどこまでもストイックなブッダの日常生活が垣間見える作品になっています。幅広い世代に親しまれる作品であることを自信をもって薦められる1冊ですので、ぜひ手に取ってみてください。
神の子イエス・キリスト、仏教の祖であるブッタが、バカンスを楽しみに下界に降り立ち生活するというとんでもないストーリーです。しかも降り立った場所は東京都立川市。ついでに風呂無しアパートのワンルームで二人暮らしです。
周囲の人達を巻き込みながら奇跡を起こしまくるイエスやブッタと、イエスの母マリアやブッタの弟子達、仏像からお地蔵様、更には神までもが個性的でユニークに描かれていて、とても親近感がわきます。
難しく考えがちな仏教やキリスト教が、思い切りギャグで表現されているので、笑いながら宗教の勉強ができます。もちろん、漫画なので真実とは異なる部分もあるのですが、作者の表現の仕方がおもしろく、毎回「そう来たか!」と笑いが止まりません。
宗教に関してユルイ日本だからこそ楽しめる漫画なのだろうな…と思います。
「仏教やキリスト教に関して全く知識がない・何一つ知らない」という方はあまり楽しめないかもしれませんが、「少しかじったことがある・社会の勉強で習った」程度の方は充分楽しめると思います。
神様や仏教の守護神、イエス・キリストやブッタなどで笑っていいのか…!?と思ってしまいますが、本当にうまく作られた漫画だと思います。
天界からバカンスだと、下界へ来たというブッタとイエス・キリスト。
普通はあり得ないけれど、なぜか普通に感じてしまう不思議な設定です。
そんな2人が日本で生活感のあるような、ないような?!
まったりのんびりした面白日常系ギャグ漫画です。
あるあるネタが、歴史の話だったり…辛い磔刑も…辛い滝行も…全てが笑い話に?!
ふたりの周りの人達(大天使や、アマンダ、ラーフラ、などなど)はもちろん天界人!!
キャラが濃くみんないい味出しています。
イエスとユダの微妙な関係性なんかも楽しく表現されています。
そんなこの漫画の舞台は 立川 。
地元では有名な鬼公園など実際にある場所も数々でてきます!
ローカルネタがつきません。笑
彼ら、某薬局や海水浴や行動パターンが普通の人間です。
神なのに、神らしくない。
しかし、たま〜にみせる神らしさ?!にもう虜。
歴史を大して知らずとも、特に興味がなくとも、一度なんとなくで読み始めてしまったら止まらないおもしろさ。そしてたまにみせる神の威力。笑ってしまうこと間違いなしです。
しっかり者であたたかく、無駄遣いに厳しいブッタと、のほほんと少し抜けてるけど人に優しいオンラインゲームが大好きなイエス。
そんな2人のほっこり日常系ギャグ漫画です。
神の子、イエス・キリストと目覚めた人、ブッダ。キリスト教と仏教において欠かせない2大聖人が共にバカンスを!しかも東京の安アパートで共同生活をしている、という西洋ではタブーともされそうな設定を「ギャグ漫画」というジャンルで描く作者の中村光のセンスが凄過ぎる作品である。
多くの人が知っている奇跡や逸話を実は水が嫌いなイエスとか、セレブ育ちのブッダはちょっとやそっとの金持ちには驚かない、などとクリスチャンや仏教徒の人が読んだらトンデモナイ現代的な突っ込みを自虐的に語ったり、弟子に突っ込まれたり。しかし、それは全く脚色をせずに聖書のままに聖典のまま、オリジナルがもうマンガ的で面白がっている作者のセンスには脱帽ものです。聖書を読んでいると確かに神様の気まぐれぶりに若干、引いてしまうことが度々あります。逆に悪魔たちが健気に見えたりするのは日本人的感覚かな、と思わせます。オリジナルを知れば知るほど作者のお笑いセンスに驚きを隠せませんが、聖書や聖典、他の宗教など知らなくても十分に笑えますし、何よりも不快な感じが無く、くだらなくもおもしろい!と思わせる作品です。世界のタブーをギャグ漫画というジャンルで軽やかに破りながらも決して、触れてはいけないイスラム教の事は一切出さない作者のセンスに尊敬の念を抱かずにはいらせません。
とにかく、この作者の仏教・キリスト教の専門的とも言える知識には脱帽します。
大学で専門的に勉強してきたか、手塚治虫作品・聖書を詳しく読んでいないと、どこが可笑しいのかがわからないほど専門的過ぎるマンガです。
仏教、とりわけゴータマ・シッタルダの生い立ちから弟子にいたるまで、様々な逸話を全て「笑い」に変えています。
そしてキリスト。
聖書も新約だけではなく旧約聖書まで読み込んでいないと出てこない人物や教え、そして新約聖書に出てくるキリストの起こした奇跡。石をパンに変えたり、逆にパンを石に変えてしまったりと、「知っている」人でないと笑えないことばかりが全てネタとなって出てきます。
大家さんやご近所さんにブッダやキリストであるということを隠して節約しながら生活していく様が描かれていますが、ブッダが非常に節約家であったり、キリストがジョニー・デップに似ているとまで描ききる作者の無謀さ。
これを読んだお坊さんや神父さん、牧師さん達はどう受け止めるのかがとても知りたいです。
「非常識だ!」と怒る聖職者もいるとは思うのですが、14巻まで単行本は出版されているし、映画化までされるというのだから、どこからもクレームは出ていないようです。
そして「知っている」人達は、「不謹慎かも」とちょっと背徳刊を抱えつつ、つい笑ってしまうのです。
一般の人たちは、本当におもしろいと思っているのか?とも思いますが、限定本まで出ているので人気はあるようです。
一度、本当にお坊さんや牧師さんではなく神父さんに感想を聞いてみたい作品です。