クズの本懐(横槍メンゴ)のネタバレ解説・考察まとめ
横槍メンゴによる漫画作品、及びそこから派生したアニメ、ドラマ作品である。「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で2012年Vol.10から2017年Vol.04まで連載された。 報われない恋に悲しむ男女や、誰もが持ちうる孤独に苦しむ人間の姿、そしてその寂しさから抜け出し、未来を歩んでいく人々の強さを描いた作品である。
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横槍メンゴによる漫画作品、及びそこから派生したアニメ、ドラマ作品である。「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で2012年Vol.10から2017年Vol.04まで連載された。
報われない恋に悲しむ男女や、誰もが持ちうる孤独に苦しむ人間の姿、そしてその寂しさから抜け出し、未来を歩んでいく人々の強さを描いた作品である。
横槍メンゴによる漫画作品、及びそこから派生したアニメ、ドラマ作品である。「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で2012年Vol.10から2017年Vol.04まで連載された。 報われない恋に悲しむ男女や、誰もが持ちうる孤独に苦しむ人間の姿、そしてその寂しさから抜け出し、未来を歩んでいく人々の強さを描いた作品である。
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さユり(酸欠少女)とは、「平行線」などの楽曲で知られる女性シンガーソングライターである。2015年に、アニメ『乱歩奇譚 Game of Laplace』のタイアップ曲「ミカヅキ」でメジャーデビュー。アルバム『ミカヅキの航海』は、オリコン デイリーアルバムランキングで初日1位を獲得している。2019年には、「航海の歌」が『僕のヒーローアカデミア』のエンディングに起用されるなど、有名アニメとのタイアップも数多い。「2.5次元パラレルシンガーソングライター」として、独自の世界観でファンを魅了している。
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【推しの子】(おしのこ)とは、原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴによる漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』にて、2020年4月より連載を開始した。芸能界やインターネットの闇を現在の視点から描く切り口が魅力である。2023年にアニメ化され、主題歌が世界的にヒットするなど大きな反響を呼んだ。 自身の「推し」のアイドルの子供に転生した主人公は、母を殺害され、事件の黒幕である今の自分の父親への復讐を誓う。一方彼の妹は、「母の夢を継ぐ」ためにアイドルを目指す。それぞれの目的から、2人は芸能界で活躍していく。
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『【推しの子】』は赤坂アカ原作、横槍メンゴ作画による漫画およびアニメである。2020年から漫画雑誌『週刊ヤングジャンプ』に連載されされた。田舎で産婦人科医をしている主人公のゴローのもとに、推しアイドルである星野アイが双子を妊娠してやってくる。ゴローはアイの出産を全力でサポートするが、アイのストーカーに殺害され、アイの息子アクアとして生まれ変わる「転生もの」である。アクアを中心とした恋愛模様も作品の人気の1つ。
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「B小町」(ビーこまち)とは、芸能界の裏側と1人のアイドルの死を巡る復讐劇を描いた【推しの子】に登場するアイドルグループの名称。かつて物語の主要人物である星野アイが所属し、彼女の死をきっかけに1度解散。10数年後にアイの娘である星野ルビーらが中心となって再結成され、新進気鋭のアイドルグループとして活躍する。 アイがセンターを務めていた頃は、彼女の絶対的な人気によって成立するグループだった。再起動後はメンバーの人数こそ半分以下に減ったが、それぞれに個性的なアイドルが協力し合う体制となった。
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「劇団ララライ」(げきだんララライ)とは、芸能界の裏側と1人のアイドルの死を巡る復讐劇を描いた【推しの子】に登場する劇団の名称。日本屈指の演技力を持つとされる劇団であり、主人公の母、父にして母の仇である人物、ヒロインの1人など、作中の重要人物が多く所属している。 「2.5次元舞台編」で初登場し、このエピソードでのメインのテーマとなった作中作「東京ブレイド」を熱演。観客と外部からの出演者たちにその実力を見せつけた。その後も何人かのキャラクターが物語に関わり続け、終盤で再び大きな出番を得る。
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『【推しの子】』とは、2020年に漫画雑誌『週刊ヤングジャンプ』で連載が始まった青年漫画である。赤坂アカが原作を、横槍メンゴが作画を担当している。主人公であるゴローは産婦人科医として妊娠した推し・星野アイの主治医となるが、アイのストーカーに殺される。アイの息子・アクアとして生まれ変わったが、アイもまたストーカーに殺害され、アクアは復讐を誓う。サスペンス的要素が多く、作中にはたくさんの伏線がちりばめられている。
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2024年7月期に放送される夏アニメを50音順に紹介する。2024年7月夏アニメは、人気シリーズの続編が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
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『【推しの子】』とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載している赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)による漫画、およびアニメ作品。主人公の医師・雨宮吾郎は推しであるアイドル「星野アイ」の双子の子供の片割れ・アクアに転生するも、ストーカーにアイを殺害される。アクアはアイ殺害の黒幕と思われる自身の父親を捜すため、芸能界に切り込んでいく。転生やアイドルなどの要素を持ちながら、芸能界の闇へと斬りこむリアルさが魅力の作品となっている。
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【推しの子】(おしのこ)とは、原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴによる漫画作品。伝説のアイドルの子供たちが、「復讐」と「母の夢を継ぐ」というそれぞれの目的から芸能界に挑んでいく様を描いている。 母が殺された事件の黒幕を探す星野アクア。母の夢を継ぐことを望む星野ルビー。2人はそれぞれに芸能界を目指し、様々な困難に直面してはそれを乗り越えていく。 芸能界の華やかさと闇深さ、その中で活躍する少年たちを丁寧に描いた作品。生き残りをかけて足掻く彼らの言葉は、胸に突き刺さる熱さと鋭さを備えている。
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【新編集版を見逃した方必見!!】サイコパス1期に無かったシーンが「新編集版」に追加されているのをご存知ですか?本編の補足を兼ねた追加シーンでは、分かりづらかったキャラクターの心理が細かく描かれています。狡噛と対峙する直前の槙島は何を考えていたのか?狡噛はどんな思いで事件捜査にあたっていたのか?などなど…。見れば見るだけ、本編の面白さが濃密に感じられる新規カットについて迫ります!
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ノイタミナの大人気アニメ「サイコパス」「サイコパス2」を支える登場人物とは?主人公・狡噛慎也を筆頭に、公安局刑事課1係の監視官や執行官たちをご紹介。cvを担当する人気声優情報にも迫る。
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自らの正義を貫いた男は、殺人犯となり姿をくらました。彼は今何を思い、何を成そうとしているのか?一人前の刑事として成長した常守朱は、新たにシビュラシステムが導入された「シーアン」に足を踏み入れる。そして銃弾が飛び交う危険地帯で、1人の男と再開するのだった。
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フジテレビ「ノイタミナ」にて2015年1月に放送されたアニメ。このアニメはもともと丸戸史明によるライトノベルが原作。主人公がヒロインに囲まれ取り合いになるよくあるパターンのアニメかと思いきや...!
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自らを「酸欠少女」と称し、生き辛さや息苦しさを吐露する楽曲が、他の女性ギターヴォーカリストとは一線を画す若きシンガーソングライター、さユり。アニメのエンディングテーマとなった「ミカヅキ」で更に注目を集める彼女についてまとめてみました。
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2007年に放映された「モノノ怪」。この和製ホラーアニメは今でも人気が根強く人気があり、2016年3月には主人公の薬売りがフィギア化します。なぜこんなにも人気があるのか!?「モノノ怪」の魅力を今回ご紹介します!!
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平和なはずの社会に突如現れた凶悪な殺人犯たち。彼らは一様に「マキシマ」という男の名を口にする。しかしマキシマは、人工知能でも裁くことができないイレギュラーな存在だった…。人工知能が絶対正義となった社会で、刑事は葛藤する。コンセプトは「近未来SF・警察もの・群像劇」。ノイタミナの大人気アニメ『サイコパス』のあらすじや見所をご紹介。
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蒸気鍛冶師で顕金駅に住むただの青年、生駒 密かに収集したカバネの死体を用いて研究を行っており、顕金駅に侵撃したカバネと戦うも、その最中、人でもないカバネでもない存在になってしまう生駒。そんな彼の生い立ちや戦い方等、生駒の魅力をまとめてみました
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一人前の刑事に成長した常守朱のみが知るシビュラシステムの秘密。人工知能と思われていたシビュラの正体は、凶悪犯罪者の脳だったのだ。恐ろしい事実を知りながら、それでも現状世界を維持することを決めた常守朱。しかし彼女の前に、新たな謎と事件が立ちふさがる。
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フジテレビ系列でドラマ化もされた「すべてがFになる」が今度は、同じくフジテレビ系列のノイタミナ枠でアニメ化されます。 ドラマではいまいち、と思った方も、ぜひアニメの方を見てみてください。 今回はアニメ放映に先駆けて、その魅力をご紹介したいと思います。
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実験的でクオリティーの高いアニメ作品を生み出してきたフジテレビ「ノイタミナ」枠にて2015年7月から放送されるアニメ「乱歩奇譚」がかなり面白そうなのでまとめました。
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2015年10月より放送開始の「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」。放送まであと1カ月を切って事前情報も出揃ってきた事ですし、可能な範囲で作品の情報をまとめてみました。 今回は登場キャラクターが多いので前後編でそれぞれの魅力をご紹介。まずは前編からどうぞ!
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2015年10月より放送開始の「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」。放送まであと1カ月を切って事前情報も出揃ってきた事ですし、可能な範囲で作品の情報をまとめてみました。 後編では研究所や大学の関係者など、事件に関わる周辺人物についてご紹介していきます。
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漫画「クズの本懐」について紹介します。
クズの本懐は横槍メンゴ先生による恋愛漫画です。
「私たちはまっすぐに、歪んでいく」という言葉で紹介され、アニメ化もされています。
高校生の主人公「花火」が「麦」と付き合い、二人の恋愛模様が描かれています。
一見、美男美女で理想的なカップルですが実は二人とも報われない恋をしており、
その寂しさを埋めるために互いに別の好きな人がいるのを了承の上、付き合います。
花火は幼い頃から仲良くしている担当教師「鐘井」に恋をし、麦は元家庭教師で現在は高校の音楽教師をしている「茜」を想っています。
鐘井は花火の恋心には気づいておらず、茜に好意を抱いています。
茜は男性に好意を寄せられることに快感を抱いており、寄せられる想いも数ほど自分の評価だと思っています。
そんな二人に報われない恋心を抱いている花火と麦は共感することも多く、次第に一緒にいることが多くなり、良き共感者兼恋人になります。
しかし花火に想いを寄せている「早苗」、麦に想いを寄せている「モカ」はその偽りの関係を見抜きます。
この漫画ににはたくさんの報われない恋、片思い、人を想う気持ちの重さなどが表現されています。
どのキャラも自分の感情に正直で、まっすぐで、それでもだれかのことを傷つけてしまう恋愛に惹かれました。
自分は経験したことのない関係ですが、「人間そういう感情になることもあるよね」と共感してしまうシーンも多く、
漫画を読み進める手が止まりません。
人間のドロドロとした汚い感情まで描かれており、とても面白いです。
花火と麦の行く末に注目してぜひ読んでみて欲しい作品です。
この作品はとにかく賛否両論あります。
まず見ているうちに気分が悪くなって見るのをやめてしまう人。どんどん引き込まれて、登場キャラクターに感情移入をして一気に読んでしまう人。
勿論私は後者でした。
確かに、途中で読むのをやめてしまう人の心境も分かります。恋愛に正解などないと思っていますが、それでも本作に出てくるキャラクターの恋愛は…タイトル通り、クズです。
しかしその中にも輝く物が見出せる人はハマって一気読みしてしまうのではないかと思います。
私は個人的に作中で最もクズだと思う茜先生のファンです。
正直読者の8割は彼女の事が嫌いだと思います。とてつもないクズです。
私も作中では大好きですが、絶対に現実世界ではお近づきになりたくない、そんな人物。
ただ、人間って酷いやつ!と思いつつもそこに憧れを持ってしまったりするものではないでしょうか。
茜先生には、女の子の夢やロマンが詰まっていると思っています。
なれるものなら茜先生になりたい。
茜先生アンチでも、心の奥底ではそう思っていると私は断言できます。
そんなこんなで、茜先生の話が長くなってしまいましたが、主要登場人物、誰もかれもクズだけど…可愛いんです。
憎めないんです。
読み終わったら是非、貴方の推しを聞かせてほしいです。
誰推しかで深層心理がなんとなく分かる気がします。
2012年から連載の始まったこの漫画、クズの本懐。2017年にはテレビアニメとしても放送され、漫画も2017年に最終回を迎えました。
主人公の花火は、同級生の麦と付き合っており、一見仲の良いカップルに見えます。ですが、実は二人にはお互い別に好きな人がおり、どちらかの恋が実れば別れる、という条件のもと付き合うカップルなのです。
主人公二人の恋の行方も見所ではありますが、その周りのキャラクターも見所の一つです。同性の花火に密かに恋するえっちゃん、幼い頃から麦と結ばれることを夢見るモカ、そして、麦の恋心に気づきながらももてあそぶ音楽教師、茜。
最終的には、花火の好きな相手である鐘井先生と麦の好きな相手である茜は付き合い、結婚することとなるのですが、そこに至るまでの花火と麦の心の動きが切なく苦しくて、読んでいて胸を締め付けられました。
花火の言葉で、「まるでその人に否定されただけで世界が終わるようなそんな気持ちにさせるのが恋だから」というものがあります。誰かに恋したことのある人であれば、共感できるのではないでしょうか。
そして最終巻で花火は麦に「麦に出会えてよかったなぁ」とつぶやきます。
花火は長年想い続けた相手を結ばれることなく終わってしまいましたが、その恋はけして無駄ではなく、大切な一つの青春であったのだと、私はそう思いました。
叶わぬ恋を経験した方ならきっとこの漫画のキャラクターの誰かしらに感情移入できてしまうと思います。甘酸っぱくはないけれど、どこにでもいる高校生のラブストーリーを楽しんでほしいです。
この物語は、高校生の男女が恋人のフリをするという、なんともありがちな話だが、その中身は人間の見にくい部分に焦点を当ててグチャグチャでどろどろした内容。この物語にハマるかどうかは個人的に登場人物たちに共感できるかできないかだと思う。
際どいシーンが多いためそこに注目されがちだが、私にはその際どさにもちゃんと意味があるように思え、もしそれで読まないでおこうとしている人がいるのなら少しもったいないと思う。
絵柄も作者が女性であるためかふわふわとした髪の毛、長いまつげとかなり少女漫画的だ。しかしそんな中で描かれるのはドロドロとした人間関係であるため、その絵柄と話のミスマッチさがまたいい味を醸し出していると思う。
単行本すべて買っても、約10巻近くしかないので、手を出しやすいのも魅力の一つではないだろうか。こんな短い話の中で偽装の恋愛という難しいテーマをしっかりとまとめ上げ、漫画やアニメにありがちな与えられたハッピーエンドではなく、自分自身としっかりと向き合って自分自身の足でしっかりと歩き出す。そこも私には好感が持てた。最終回後の後日談も刊行されているのでもし本編を読んで気に入ったのなら、それも読んでみると良いと思う。
原作の漫画と同様に劣らない美しい作画だが、中身は少々捻くれた恋愛アニメ。
高校生の安楽岡花火と粟屋麦は、周囲から見ると誰もが羨むような理想のカップルであるが、実際にはその関係はただの慰め合いにしか過ぎないものであった。
2人はお互いに別々の人に想いを寄せているのに、その人たちに通じない想いをお互いで解消しあう姿は、何とも切なく悲しいものだと思いました。
花火は、幼少期から可愛がってもらっていたお兄さんのような存在の教師である鐘井鳴海を、麦は家庭教師をしてくれていた教師の皆川茜へ好きという恋愛感情を持っていたのにも関わらず、お互いに関係を持っている間に、互いへの気持ちにも変化が表れていく部分は驚きました。
タイトル通り、確かに2人がしていることは捻くれているけれど、こんな感じの恋愛もありなのかなとも思いました。ですが、逆により傷ついてしまうのではないかとも思いました。花火や麦を含めた登場人物たちの、好きな人に想いを寄せる強い感情が視聴している私にも強く襲い掛かってくる様な感じになり、思わず涙がこみ上げるシーンも多々ありました。最終話を見たときは、花火と麦がどうか幸せになって欲しいと願うばかりです。
主人公が高校生にも関わらず、人間が恋愛をするにおいて複雑な感情がたくさん含まれています。
二人高校生の男女が互いの好きな人と結ばれたい事をキッカケに、感情を満たすために体だけの関係になるという内容です。高校生の恋愛にしては最初から衝撃的になっています。
まっすぐに純粋な恋愛感情であったはずなのに、どんどん歪んでいってしまう、危険な恋愛漫画になっています。
しかし、ただのクズ漫画じゃないのがこの漫画のすごいところ。
大枠はこんな内容にも関わらず、主人公の切なさ、苦しさ、後悔など、言葉ではうまく表せないような感情が顕著に表現されています。
人の好意の重さや、好意をもてあそぶことの危険、自分の無力さなどもストーリーの中で上手く表現されていると思います。報われない恋ほど虚しいものはないですが、それによって壊れていく心ほど悲しいものはないと強く感じ、尋常じゃない切なさを感じること間違いなしです。とにかく主人公の心の声が自分の胸に突き刺さります。
自分が恋愛していく中で、一度は経験したことがあるけれど、言葉にしてはいけない、絶対に人に喋れないような危ない感情を、この漫画はとても上手く表現していると思います。
恋愛がうまくいっていない人にはかなりオススメです。