四畳半神話大系 / The Tatami Galaxy

四畳半神話大系 / The Tatami Galaxy

『四畳半神話大系』とは、森見登美彦による日本小説、及びそれを原作として制作、放送されたアニメ作品。
小説は単行本では2005年に太田出版から、文庫本では2008年に角川書店から刊行されている。
アニメは2010年に放送された。
そして森見登美彦原作の「夜は短し歩けよ乙女」の映画化を受け、2017年1月から特別放送が開始された。

四畳半神話大系 / The Tatami Galaxyの関連記事

四畳半神話大系(小説・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

四畳半神話大系(小説・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『四畳半神話大系』とは、森見登美彦による日本小説、及びそれを原作として制作、放送されたアニメ作品。 小説は単行本では2005年に太田出版から、文庫本では2008年に角川書店から刊行されている。 アニメは2010年に放送された。 そして森見登美彦原作の「夜は短し歩けよ乙女」の映画化を受け、2017年1月から特別放送が開始された。

Read Article

ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)の徹底解説まとめ

ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)の徹底解説まとめ

「アジカン」の略称で知られる4人組ロックバンド2002年11月、ミニアルバム『崩壊アンプリファー』でデビュー後、2004年10月アルバム『ソルファ』がオリコン初登場1位を記録。一躍有名バンドの仲間入りをする。 『鋼の錬金術師』OPとなった「リライト」や、浅野いにおによる漫画を原作とする映画『ソラニン』の主題歌である「ソラニン」を発表するなど活動の幅を広げ、2016年に結成20周年を迎えた。

Read Article

ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)の名言・発言まとめ

ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)の名言・発言まとめ

ASIAN KUNG-FU GENERATIONは後藤正文(Vo&G)、喜多建介(G&Vo)、山田貴洋(B&Vo)、伊地知潔(Dr)からなる4人組ロックバンド。 フロントマンである後藤正文がほとんどの楽曲の作詞作曲を担当、歌詞は比喩的な表現を多様し、曲作りに込められた発言から、音楽のみならず、社会的、政治的発言も数多く残している。

Read Article

有頂天家族2(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

有頂天家族2(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

「有頂天家族2」とは、「森見登美彦」による小説作品「有頂天家族」シリーズ2作目をアニメ化した作品。2007年に小説「有頂天家族」が発売、2013年に第一期がアニメ化。2015年に小説「有頂天家族 二代目の帰朝」が発売、2017年に「有頂天家族2」としてアニメ化。主人公で狸の「下鴨矢三郎」は、天狗の息子「二代目」と出会う。二代目はヒロイン「弁天」と険悪な仲になり、矢三郎たち狸も巻き込まれていく。

Read Article

有頂天家族(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

有頂天家族(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

2013年に放映されたアニメ。 原作は『四畳半神話大系』、『夜は短し歩けよ乙女』の森見登美彦。3部作となる予定の「たぬきシリーズ」である。キャラクターデザインは『さよなら絶望先生』の久米田康治。 2013年には漫画化、2014年には舞台化された。 豪華なキャストと丁寧な描写で根強いファンがついており、2017年4月9日より第2期である『有頂天家族2』が放送開始する。

Read Article

ペンギン・ハイウェイ(小説・アニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ペンギン・ハイウェイ(小説・アニメ映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ペンギン・ハイウェイ』とは、突如街に現れたペンギンの謎を突き止めようとする少年の恋と成長を描いた、森見登美彦のSF小説。2018年にアニメ映画化され、Netflixで公開された。 小学生のアオヤマの暮らす町に、突如大量のペンギンが現れる。淡い思いを寄せるお姉さんから「この謎を解いてごらん」と焚きつけられたアオヤマは、ペンギンについて独自に調査を開始する。アオヤマの研究は、やがて町の奥に眠っていた壮大な秘密と、お姉さん自身がその謎と深く結びついていることを明らかにしていく。

Read Article

【四畳半神話大系】絶対に観たい10のおすすめ名作アニメ【電脳コイル など】

【四畳半神話大系】絶対に観たい10のおすすめ名作アニメ【電脳コイル など】

世界に誇れる文化なのに、アニメというだけで敬遠するのは勿体無い!!大人が楽しめる考え抜かれたストーリー展開を軸に、死ぬまでに観ておきたい良質のアニメを厳選して紹介。質の高さは折り紙つき。四畳半神話大系や電脳コイルなど、名作だらけですのでぜひ最後までご覧ください!

Read Article

隠れた名作アニメをまとめて紹介!もっと評価されるべき傑作揃い!

隠れた名作アニメをまとめて紹介!もっと評価されるべき傑作揃い!

人気作ほど名が知られてはいないものの、名作と呼ぶにふさわしいアニメ作品をまとめてみました。『四畳半神話大系』や『妄想代理人』など、作画が良く独特な世界観に惹き込まれる作品を多く紹介しています。気になった作品は、レンタルや配信サービスなどでぜひ視聴してみてください。

Read Article

『PSYCHO-PASS(サイコパス)新編集版』追加シーンまとめ

『PSYCHO-PASS(サイコパス)新編集版』追加シーンまとめ

【新編集版を見逃した方必見!!】サイコパス1期に無かったシーンが「新編集版」に追加されているのをご存知ですか?本編の補足を兼ねた追加シーンでは、分かりづらかったキャラクターの心理が細かく描かれています。狡噛と対峙する直前の槙島は何を考えていたのか?狡噛はどんな思いで事件捜査にあたっていたのか?などなど…。見れば見るだけ、本編の面白さが濃密に感じられる新規カットについて迫ります!

Read Article

アニメ『PSYCHO‐PASS』とは?人工知能が支配する近未来…凶悪犯罪を追う刑事達の物語をご紹介

アニメ『PSYCHO‐PASS』とは?人工知能が支配する近未来…凶悪犯罪を追う刑事達の物語をご紹介

平和なはずの社会に突如現れた凶悪な殺人犯たち。彼らは一様に「マキシマ」という男の名を口にする。しかしマキシマは、人工知能でも裁くことができないイレギュラーな存在だった…。人工知能が絶対正義となった社会で、刑事は葛藤する。コンセプトは「近未来SF・警察もの・群像劇」。ノイタミナの大人気アニメ『サイコパス』のあらすじや見所をご紹介。

Read Article

人工知能の支配は終わらない。シビュラの支配下で葛藤する刑事の物語『PSYCHO-PASS2』とは

人工知能の支配は終わらない。シビュラの支配下で葛藤する刑事の物語『PSYCHO-PASS2』とは

一人前の刑事に成長した常守朱のみが知るシビュラシステムの秘密。人工知能と思われていたシビュラの正体は、凶悪犯罪者の脳だったのだ。恐ろしい事実を知りながら、それでも現状世界を維持することを決めた常守朱。しかし彼女の前に、新たな謎と事件が立ちふさがる。

Read Article

四畳半神話大系 / The Tatami Galaxyのレビュー・評価・感想

四畳半神話大系 / The Tatami Galaxy
9

阿呆な大学生たちの青春が秀逸

アジカンのアルバムジャケットを手掛けるイラストレーター・中村佑介さんが原画を手掛け、色彩豊かで、アニメ好きだけでなく、イラストや芸術が好きな人も楽しめます。内容は、阿保な大学生たちが引き起こすトラブルと青春がテーマであり、学生生活を無碍にしてきた人ほど、彼らの阿保さの魅力にハマると思います。堅苦しい表現や聞き馴染みのない言葉が多く出てきますが、内容自体は「阿保」そのものであり、登場人物のセリフの堅苦しさと、内容の陳腐さとのギャップが魅力です。本作の主人公である「私」はバラ色のキャンパスにあこがれて大学に入学するものの、「小津」という奇妙な男と友人になることで、間抜けで堕落した大学生活を送る羽目になります。あらゆる人の恋路を邪魔したり、新歓イベントをめちゃくちゃにしたり、人気者のサークルのリーダーの醜態を暴いたり…。どれもバラ色のキャンパスライフを送る学生達への腹いせで、実に阿保くさく、不毛なのですが、これが面白い!ほかにも、黒髪でクールな「明石さん」というヒロインや、美人歯科助手で酒豪の「羽貫さん」、留年しつづける謎の存在「樋口師匠」、ラブドールを溺愛する「城ケ崎先輩」などの個性的なキャラクターが加わり、回を増すごとに面白くなっていきます。主人公とヒロインの恋の行方も見逃せません。

四畳半神話大系 / The Tatami Galaxy
8

アニメ四畳半神話大系の異質さについて

このアニメの原作は著森見登美彦さんの小説である。
森見登美彦さんの豊かな表現力とこのアニメの監督である湯浅政明の美しくも独特な世界観がタッグを組んだ、
まさに他の人には絶対に生み出せない、ゆったりとしているがどこか不安を感じるといった唯一無二の雰囲気が醸し出されている。
注目すべきはその作画である。絵のイメージとしては、背景は人間をリアルに描くものでは無い。
本作品の作画は非常に抽象的で色彩溢れた映像が続く。
さらに特徴があり、それは作中での感情の表し方についてである。
人が動くというよりは背景の移り変わりによって人物の感情の動きを感じることができる。
また、非常に分かりやすく顔を赤らめたり、青ざめたりする事で、画面に明るい時と暗い時のメリハリを付けている。
このように、作画に特徴をつける事でインパクトを作りそれだけで興味を引くものとなっている。
もちろんそのストーリーの面白さもある訳なので、このアニメの深さはとんでもないものになっている。
このアニメは、基本的に1話完結である。物語の主軸は主人公の語りで進んでいくので感情移入がとてもしやすい。
また、1話完結だと述べたが、物語の最後まで見ると点と点が繋がる仕様になっているので気になる人はぜひ見て欲しい。

四畳半神話大系 / The Tatami Galaxy
9

芸術寄りの青春アニメ

森見登美彦による同名の小説のアニメ化作品です。物語の舞台は京都、大学生である主人公の「私」が悪友の「小津」と時に共闘し時に振り回されながら送る波乱万丈のキャンパスライフがコメディを交えつつ終始軽妙なテンポで描かれます。
この作品でまず特徴的な事は本編開始とともに流れ始める主人公の怒涛のモノローグです。森見作品に特徴的なかなりクセのある台詞回しであり、原作を知らない人にとって最初はかなり驚きますが、二話三話と見進めていくうちにその軽妙な言い回しと声優さんの迫真の演技がクセになり、独特の世界観へと引き込まれていきます。
この演出を用い、全11話という短さの中でこれでもかというくらい主人公の内面を濃く描写していきます。主人公の内面は、自意識が肥大しがちなまさに多くの人がこの年頃に大なり小なり通過するものであり、それらをコメディ化して描くことで、特に大学生の年頃以降の人にとっては、俯瞰しながら見守れる様な視点で楽しめる要素に仕上がっています。
若者あるあるのお悩みの娯楽化がこの作品の一番の醍醐味でもあります。また、物語の背景には京都に実在するスポットが有名な場所から知る人ぞ知るディープな場所まで数多く登場し、住んでいた経験がある人にとっては思わずニヤリとしてしまうお楽しみ要素になっています。
視聴してから京都を訪れて楽しむもまた良し、さらっと軽く楽しめて日常に味わいを落としてくれる一冊の小説の様なアニメです。

四畳半神話大系 / The Tatami Galaxy
10

森見登美彦作品はどこをとっても最高

四畳半神話大系は森見登美彦先生の作品です。アニメ映画化された「夜は短し歩けよ乙女」の作者の作品であり、「夜は短し歩けよ乙女」と「四畳半神話大系」、それと同作者の「有頂天家族」は同じ京都の世界観を生きています。各作品とリンクする場所場面があり、通して見てみると、とても楽しいです。
四畳半神話大系は、主人公である「私」が、人生を無駄に消費しているダメ大学生のダメ大学生っぷりはすべて、不気味な宇宙人のような友人「小津」のせいだと主張し、このダメっぷりをどうにかして抜け出そうとする話です。しかしその望みはすべて砕かれ、小津に人生を全力でダメにされてしまいます。ジャンルとしては青春友情物語ではありますが…どのへんが友情にむかうのか、というところはぜひご視聴ください。
森見登美彦ならではの難しくも情緒のある熟語の織り成す小説本文を、声優の浅沼晋太郎が小気味よくリズミカルにそしてダメっぷりをペラペラと喋ります。とても聞き心地がよいです。
宇宙人のような小津は声優の吉野裕行が気味悪く、そして謎のキュート感を醸し出します。
原作:森見登美彦、キャラクターデザイン:中村祐介、監督:湯浅政明という豪華最強布陣で制作された最強アニメです。なんとなく違った魅力、刺激が欲しい方には大変お勧めです!中二心を持った人は好きだと思いますよ!

親タグ

兄弟タグ