文豪ストレイドッグス(文スト)のネタバレ解説・考察まとめ
『文豪ストレイドッグス(文スト)』原作・朝霧カフカ、作画・春河35の異能力バトルアクション漫画及びそれを元にしたアニメ。太宰治や宮沢賢治など教科書でもお馴染みの文豪をキャラクターモデルにし、それぞれの作品名に基づいた異能力を用いて戦うアクション漫画。2016年にはアニメ放送もされるほどの人気作品。
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『文豪ストレイドッグス』とは、原作:朝霧カフカ、作画:春河35の青年漫画作品。『ヤングエース』にて2012年から連載中である。略称は『文スト』。2014年に出版社の角川から小説版が発表され、2015年には『文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS.京極夏彦』において文壇で活躍している京極夏彦、綾辻行人、辻村深月などの著名な作家が「異能力」を持つキャラクターとして登場した。2016年にアニメ製作会社ボンズによってアニメ化され、同年に第2期、2019年に第3期が放映され、2021年に第4期の製作決定が発表された。2018年には劇場アニメ『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』が全国上映され、興行収入5億5000万円をあげた。
文豪を原作にしたキャラクターが「異能力」という人間離れした魔法のような力を武器に戦うアクションストーリー。「異能力」には文豪らが手がけた「小説の題名」または「小説の一節」が使われている。
主人公は明治から昭和初期にかけての文豪「中島淳」であり、異能力は「月下獣」。「月下獣」という名前は高校生の教科書にも掲載されている「山月記」からアイデアを得ているものである。「中島淳」が孤児院を追い出され、飢餓に苦しんでいたところ、日本で最も有名な文豪「太宰治」に出会い、そこから物語が始まっていく。
『文豪ストレイドッグス(文スト)』原作・朝霧カフカ、作画・春河35の異能力バトルアクション漫画及びそれを元にしたアニメ。太宰治や宮沢賢治など教科書でもお馴染みの文豪をキャラクターモデルにし、それぞれの作品名に基づいた異能力を用いて戦うアクション漫画。2016年にはアニメ放送もされるほどの人気作品。
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国木田独歩(くにきだ どっぽ)とは『ヤングエース』で連載中の漫画およびアニメ作品『文豪ストレイドッグス』の登場人物で、異能力集団「武装探偵社」の一員にして妥協を許さない堅物な男。いつも持ち歩いている手帳の表紙には"理想”と大きく書かれており、秒刻みのスケジュール管理をしている。このこだわり抜いた「人生の道標」ともいわれるスケジュールが狂うことを大いに嫌うが、奇妙奇天烈な言動をする探偵社員たちに振り回されている。
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文豪たちの名を冠したキャラクターたちが、それぞれ作家に由来した能力で戦う異能アクション・バトル『文豪ストレイドッグス』。漫画は220万部を売り上げノベライズやアニメ化と様々なメディアミックスがされましたが、今度は「角川文庫」の文庫表紙と“コラボ”をしました。
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「実在の日本の文豪」をモチーフとしていることで話題のマンガ、「文豪ストレイドッグス」。 太宰治や芥川龍之介など数々の文豪たちが異能力バトルを繰り広げるというストーリーが話題となり、コミックスはすでに2015年秋の時点で170万部を突破しています。 2016年にはアニメ化も決定し、ますます注目度アップの本作。さて、この作品の主人公である中島敦の作品を、皆さんは今まで読んだことがありますか?
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「文豪ストレイドッグス」というタイトル、何処かしらで聞き覚えはないでしょうか。漫画、アニメ、アニメ映画、実写映画、舞台など数多くのメディアで引っ張りだこの人気コンテンツです。
ジャンルで言うと異能バトルものでしょうか。私はアニメから知りましたが、どの分野から入っても楽しめると思います。実在したと思われる文豪と同姓同名のキャラクターたちがそれぞれの著書名をモチーフにした異能(能力)を武器に戦う物語です。なので、物語に沼れば沼るほど文豪に強くなり、そこが利点の1つだと思います。学校推薦図書にして欲しいくらいです(笑)ちなみに「ストレイドック」とは「野犬」という意味合いがあり、常識や秩序に関係なく暴れ回る姿はまさにピッタリだなと思います。
バトルものといっても常時、攻撃戦ばかりではなく、知能戦を主に繰り広げるキャラクターも数多くいるので、ミステリー小説のごとく楽しめます。キャラクター達それぞれの個性がとても魅力的に創られており、そこも魅力の1つだと思います。物語の魅力に気付いた頃には推しキャラが1人〜2人は出来ているのではないでしょうか。
「異能力」という特別な力を持った人間たちが生きる現代の横浜が、この物語の舞台だ。作品に登場するキャラクターは、すべてが私たちの生きている世界に実際にいた文豪たちの名を冠している。
主人公である「中島敦」が自分がいた孤児院から抜け出し、川でお腹を空かしているシーンから物語が始まる。これからの状況を考える主人公の目の前に、わざと川で溺れる男「太宰治」が登場する。見かねた敦が太宰を助け、物語は進んでいくのだが、この「中島敦」と「太宰治」の出会いが物語の大きな歯車を動かし、辛く苦しい出来事へと発展してしまうこともある。
この作品の魅力は「ダメな人こそ強くなれる」ところ、そして「国語のテストに強くなれる」という点だと考えている。
まず最初の「ダメな人こそ強くなれる」という点。
主人公の中島敦は圧倒的な劣等感を抱いて、物語最初のトラウマなどから自分は何もできない情けない人間だという感情をもってしまう。よくある少年漫画ではここから主人公が努力して強くなり、そのトラウマが克服され、さらに強くなるというような展開が多いと思う。しかしこの作品は一味違い、主人公の敦は努力し自分なりに強くなっていくだが、敵を含めた彼の周りの圧倒的な力の差を見せつけられることが多いのだ。敵との戦闘にたとえ勝ったとしても自分だけの力の勝利ではなかったり、自分の非力さを痛感するようなことが起こる。敵組織にいるライバル的存在には圧倒的戦闘センスの違いによって、雑魚扱いされることは少なくない。王道のヒーローというよりかは、地べたを這いながら辛いことも苦しいこともすべてを受け入れて強くなる。そんな成長の仕方を描いている作品だと感じる。
主人公だけではなく、ほとんどのキャラクターに辛く苦しい過去があり最初はみんなダメな人間だった、だからこそ全部を経験して強くなる。そんなダメな人だからこその強さを教えてもらえる。
次の魅力は「国語のテストに強くなる」というところ。
まずは登場人物が実際にいた文豪の名前で登場するところ。名前を覚えられるだけでなく、物語の異能力の名前も、太宰治は「人間失格」、芥川龍之介は「羅生門」というようにそれぞれ彼らの代表作の名前になっている。ほかにも学校の教科書に載っている作者も多く出ており、私自身もこの作品のおかげで学生時代にテストで点数をとれたことがある。
その他にも文学的な言い回しや近代小説で見かけるような旧字体の漢字なども登場するため、知らないうちに読めるようになっていた漢字がある、なんてこともあるだろう。
王道のストレートなヒーロー物語ではなく、たくさんの酸いも甘いも経験して強くなる、そんな人間味あふれた作品だと私は感じている。思えば、人間である文豪たちが生み出した物語から生まれたのだから、人間味があって当然なのかもしれない。
横浜を舞台に、太宰治や芥川龍之介などの実在した文豪がイケメンキャラクター化した異能力バトル物語。
主人公の中島敦は幼少期から過ごした孤児院を追い出され、餓死寸前で川べりを歩いていると入水自殺を試みていた武装探偵社の太宰治と出会います。この奇怪な出会いから中島敦は武装探偵社の一員となります。
原作は未完結でアニメは第5シーズンまであります。
武装探偵社のほかに、政府の秘密機関である内務省異能特務課や横浜で最も恐れられている非合法組織のポートマフィア、欧州の秘密結社の組合(ギルド)など、魅力的なキャラクターがたくさん登場するこの作品。
主人公の中島敦は孤児院で苛烈極まる虐待を受けており、過去の自分のように弱い立場にある人を見過ごすことができない心優しい青年です。虐待のトラウマを抱えながら人を救い、悲惨な過去を乗り越えるべくもがく姿は、まさに溝底を当てもなく走る迷い犬(ストレイドッグ)。
物語が進むにつれ、冷酷非道だと思われていた敵サイドの登場人物にも何かを守るための行動だったり、悲しい過去を持っていたりすることが明らかになっていきます。各キャラクターの成長は、涙なしには見られません。
この作品では文豪が迷い犬(ストレイドッグス)で、生きる理由を探し続ける姿が描かれています。
勇気や感動をもらいたいという方必見の作品です。
・概要
『文豪ストレイドッグス』は、文豪と異能力が交錯する独創的な世界を描いたアニメ。主人公・中島敦の成長と、彼を取り巻く文豪たちの戦いが見どころだ。
season 1:出会い~VSポートマフィア
season 2:武装探偵社VSポートマフィアVSギルド~三つ巴の戦い~
season 3:15歳編(太宰の過去)~VSフョードル
season 4:福沢と乱歩の出会い~武装探偵社設立へ
season 5:狂犬との最終決戦&太宰VSフョードル決着へ
・メインキャラ紹介
中島敦:物語の主人公。異能力は「月下獣」。孤児院からも追放された彼は、太宰・国木田との出会いをきっかけに武装探偵社へ入社。様々な事件を通して成長していく。
太宰治:自殺マニアの武装探偵社員。異能力の「人間失格」は触れるだけで、すべての異能力を無効化する。元ポートマフィアで最年少幹部の過去を持つ。
芥川龍之介:ポートマフィア幹部。異能力は「羅生門」。ポーマフィアの中でも、特に残虐で恐れられている。
フョードル・ドストエフスキー:地下を拠点とする盗賊団「死の家の鼠」頭目。また殺人結社「天人五衰」の構成員。異能力「罪と罰」の詳細は不明。
・まとめ・見どころ
シリアスなストーリーにも関わらず、キャラクターたちの掛け合いやユーモアも見逃せない。感情移入しやすい登場人物たちの心情や過去に沼ってしまうこと間違いなし!
このアニメは、中島敦、太宰治、芥川龍之介、中原中也など、実際に存在した文豪をモデルにしたキャラクターが、それぞれの文豪の作品やペンネームにまつわる「異能力」で戦うというもの。
実際の文豪の有名なエピソードなどが漫画・アニメの中に組み込まれているため、純文学が好きな人はわくわくしながら楽しめて飽きない作品だと思う。また、普段読書をしなくて、純文学なんか読んだこともないし興味がないという人や文豪についての知識をもたない人でも、単純にストーリーとして楽しめる作品でもある。この作品で文豪や文学作品に興味を持って学びを深めるきっかけになるということも、とても良いことだと思う。
思わず「そうなる?!」と言ってしまいそうなほど先の読めない展開や独特の世界観は多くの人を虜にすること間違いなしだ。漫画に関しては、ラフな雰囲気の作画でありながら、臨場感の伝わってくる作画で一気に引き込まれる。一方でアニメに関しても、舞台であるヨコハマ、キャラクターの作画が本当に美しい。アニメのワンシーンを切り取った画像を持って、横浜へ聖地巡礼に出かけてみてほしい。ストーリーを追っていなくても絵だけで楽しめるほどクオリティの高い作品だ。
主人公の中島敦は、巨大な虎に化けてしまう特殊な能力の持ち主で敦がいた孤児院を追い出された。原因は無意識に巨大な虎になってしまうこと。何度も巨大な虎に追いかけてられていると思い込んでいた。
ある日、自殺未遂をしている太宰治と出会う。何も食べていなかった敦は、太宰と国木田独歩と共にご飯を食べ、街を騒がしている虎の話になる。敦は虎に追いかけられていることを伝える。太宰によって自らが虎であることを知り、特殊能力をもつ武装探偵社で働くこととなる。
登場人物たちの名前は全て有名な作家たちであり、特殊能力の名前は作品名となっている。このアニメを観ていると、文豪たちにも興味がもてて、作品の中の言葉も登場してくるため、文学にあまり興味が無くてもアニメを観ているだけで、知識が少し増える。
探偵社には敵対するポートマフィアの存在。芥川龍之介は虎の賞金を目当てに敦をねらう。そして太宰が敦を気に入っていることを知り、更に敵対心剥き出しで敦に襲いかかる。そこに現れるのはギルド。ヨコハマを廃墟にして、敦と願いを叶える本を手に入れようとする。ヨコハマを守るために武装探偵社とポートマフィアは協力関係を築く。ギルドのフィッツジェラルドに対抗するために敦と芥川が2人で協力して闘いに挑んでいく。
アニメ「文豪ストレイドッグス」は神奈川県横浜市が舞台で、実在する文豪が作品の登場人物となっており、それぞれの異能力を用いて闘うアクションアニメとなっている。
この物語は、主人公である中島敦が武装探偵社という組織に入り、武装探偵社の仲間と共に敵となる組織に立ち向かっていくことで、自身の過去のトラウマや弱さを克服し、成長をしていく場面が描かれている。
例えば、敵の組織であるポートマフィアと闘う場面では、賞金首となった主人公が敵に捕らわれてしまう。そこで、仲間達が主人公を助けるために組織同士で闘うことになる。その中で主人公は、敵の幹部である芥川龍之介と闘うことになり、自身より格上の人物を相手にした闘いではあるが、仲間を守るために必死に相手に立ち向かい、勝利する。主人公の仲間を守るために闘うことを通して、精神面の成長が感じられた。
また、ギルドという敵の組織との闘いでは、主人公が過去に闘った芥川龍之介との共闘も描かれており、ライバル同士が協力して強力な敵を倒していく展開が非常に興味深く感じられた。
このアニメの魅力は、キャラクターと派手なバトルシーンだ。芥川龍之介の『羅生門』や太宰治の『人間失格』などキャラクターと異能力が実在する文豪をモデルにして作られていることから、それぞれが魅力的で派手なバトルシーンを見ることができる。そのため、アクション系のアニメが好きな方には非常にオススメしたい作品である。
中島敦、太宰治、芥川龍之介、中原中也、江戸川乱歩、泉鏡花など、かつて実在した文豪たちが繰り広げる異能力バトル漫画である。異能力とは特殊な力であり、文豪ストレイドッグスでは、キャラクター各々が実際に執筆した作品名が異能力の名前となっている。異能力は多種多様で、それぞれ個性が現れている。
舞台は横浜、孤児院を追い出された中島敦が餓死寸前の中歩いていた時、入水で川を流れていた太宰治をたまたま助けたところから物語は進んでいく。その助けた彼、太宰治は「武装探偵社」の社員であり、途中から現れた国木田独歩という社員とともに町の田畑を荒らす厄介な虎捜しをしている最中だと知る。そこから様々な体験をしていき、武装探偵社の仲間となった中島敦は、彼らとともに数多の凶悪事件に立ち向かっていく。
漫画でのキャラクター同士の関係性が、実際にはどうだったのかを見つけるのも面白い。例えば漫画では芥川龍之介は太宰治を敬愛しているが、実際には太宰治か芥川龍之介を敬愛していた。
この文豪ストレイドッグスはアニメ化もされており、漫画とは違った作風ではあるが、美しい作画で評判がとても良い。
以上、ざっくりではあるがこれを知っていればこの作品を楽しむことができる。文豪に興味があってもなくても、惹き込まれる作品だ。
「文豪ストレイドッグス」というアニメをご存知ですか?
このアニメは探偵社とマフィアの戦いがメインとなっているのですが、面白いのが登場人物の名前が有名な文豪なのです。
例えば、探偵社側ですと太宰治や与謝野晶子、マフィア側ですと芥川龍之介や森鴎外などがいます。
更に彼らが戦いの時に使う技の名前は彼らの代表作が付けられてます。
その為、アニメを見ながら文豪の代表作を覚える事ができるのです。
私はあまり文豪に詳しく無かったので、本当にこの人物の作品があるのかなと調べてしまいました。
文豪と代表作を楽しく覚えるにはとても良いアニメかと思います。
メインは戦いなので、アクションが激しい場面が多いですが、イラストや背景など細かい所までとても綺麗に描かれております。
アクションシーンの多いアニメは背景が雑になる事が多く少し残念に感じる事もありましたが、こちらは本当に繊細な色使いをしてます。
1つ1つの戦いシーンは短めに完結されており、何話も見ないと終わらないという事ではないので、どんどん次に進めたい方にはおすすめです。
戦闘が多いアニメで人が傷つく場面も多々ありますが、人が死ぬまで痛めつける訳ではないので見ていて気分が悪くなる事は無いかと思います。
ただ、血の表現があるので、それが苦手な方にはおすすめしません。
横浜を舞台に誰でも聞いたことのある有名な
「太宰治」や「中島敦」、「芥川龍之介」などの文豪達をキャラクター化し、
漫画、アニメ、劇場版化
そして2.5次元の舞台化までされている作品です。
文豪というと難しそうと思う方もいるかも知れませんが
異能系のバトル作品で文学達の「人間失格」や「羅生門」等の
作品が異能名になっていて
その異能を使いキャラクター達が熱いバトルを繰り広げます。
キャラクター設定も文豪自身のエピソードや作品にに因んだものが多いです。
また、キャラクターの誕生日も
ほぼ全キャラクターが文豪と同じ誕生日となっています。
今まで純文学に興味がなかった方も
一度読んでみようかなという気持ちになると思います!
文豪を元にしたキャラクターのため
それぞれが過去に抱えてるものが深く
また作品内で語られるセリフが心に突き刺さるものが多いことも
特徴かと思います。
今、悩みがある方に見てもらいたい作品です。
きっと何か考え方が変わるキッカケになるのではないでしょうか。
また日本のキャラクターだけでなく話が進むごとに世界の文豪も
登場してきます。
色んな言葉に出会い助けられる作品であると思います。
さまざまな形で作品化されていますがどの方にから入っても
楽しめると思います!
ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか!
実在する文豪をモデルにした作品ですが、事前情報がなくても楽しめる作品になっています。次々に起こる事態に対し、探偵の組織やマフィアの組織などが異能力を使って立ち向かう話なので、文学というよりはアクションファンタジーがメインのストーリーになっています。ただ、能力名が各作家の著書になっているので、原作を知っているとより彼らの能力が楽しめます。
また、男性の顔立ちのキャラが多いのでそれぞれに根強いファンが多いのも特徴です。アニメグッズなどはもちろん、製菓商品とコラボしたこともある長年愛されているアニメです。もとは漫画が原作ですが、それを丁寧かつより臨場感のある演出で仕上げたのが人気のポイントでしょう。アニメでは原作の設定はそのままに、戦闘シーンなどの躍動感や効果音が加わっています。
さらに、キャラに合わせて声優陣も豪華なので、紙の上のキャラに息が吹き込まれた質の高いアニメになっています。特に、主演の上村祐翔は舞台で子役を務めていたこともあり何処か純粋であどけない主人公の成長をリアルに演じています。さらに、演技派としたら有名な宮野真守・谷山紀章をはじめ、演劇の世界で長年活躍している宮本充さんなども出演しています。
私がこの作品を初めて読んだのは友達に勧められてでした。
主人公は中島敦という実際に存在した文豪です。
中島敦は今まで孤児院にいましたが経営が厳しくなったとの事で追い出されてしまいました。孤児院ではひどい扱いを受けていたのでやっと解放されたと思うと同時に仕事もなく、餓死しそうになっていたところ、川で自殺をしようとしていた太宰治を発見し、助けます。
それから自分が孤児院を追い出された本当の理由を太宰治から知らされ、実はこの世には特殊な異能力を持っている人が少なからず存在するというのを教えてもらいました。
もちろん、そんなこと信じられない中島敦ですが自身の力が暴走して発動してしまいます。
中島敦の異能力『月下獣』は白虎になり、自身の意思に関係なく、本能の赴くままに暴れてしまうというものでした。暴れ回る白虎になった中島敦を見た太宰治は焦ることなく自身の異能力『人間失格』を発動し、中島敦を止めす。
その後『武装探偵社』という昼と夜の間を取り仕切る探偵集団であり、社員のほとんどが異能力者という組織に中島敦は入ることになりました。
そんな中、懸賞首になっていた中島敦を狙う組織『ポートマフィア』と出会ってしまった中島敦は命を狙われてしまいます。ですが、武装探偵社の社員の助けがあり、1度は諦めたポートマフィア。
この後も武装探偵社とポートマフィアとの敵対は続き、外国をも巻き込んだ抗争が広がっていきます。
出てくるキャラクターは日本の文豪だけでなく、外国の文豪も出てきて、更に異能力は実際の作品なのでセットで覚えられます。アニメやマンガを見ると同時に国語の勉強にもなります。中高生にオススメの作品です!
この作品は、実在する文豪たちの名前を持つキャラクターが、その文豪たちの作品にちなんだ異能力を使い戦う異能力アクションアニメです。
横浜の街を舞台に異能を使う探偵社と、同じく異能を使い裏の世界で生きるポートマフィア達のそれぞれの想い、しがらみが絡み合いとても見応えのある作品に仕上がっていると思います。
作中に出てくるキャラクターの名前が実在する文豪から取っていることもあり、それぞれの名前もとても覚えやすく違和感なく観ることができるのでは無いでしょうか。
また、キャラクターの使う異能力がそれぞれの文豪たちの作品名であり、少なからずキャラクター像も作品名に寄せている所も評価が高いです。
キャラクター同士の確執や過去の話もしっかりと描かれており、特にこの物語の中心人物である中島敦、芥川龍之介、太宰治の3人の関係性が物語をより面白くしていきます。
そしてなんといっても外せないのが、異能力を使ったド派手なアクションシーンです。
少し魔法を彷彿とさせる異能力を使うシーンは、美しくもあり大胆な動きで見ていて気持ちが良くなります。
それぞれの異能力にも得手不得手があり、異能力の弱点をどう戦いの中で乗り越えて行くのかも是非注目して見て欲しいと思います。
作品自体の話数は長いのですが、一度見始めると気にならなくなる程素敵な作品なのでとってもおススメです。
虎に変身する異能を持つ中島敦、「人間失格」という名の異能無効化の異能を持つ太宰治など、かつての文豪たちとその作品の名に基づいた能力が描かれている。そのため、関連付けて覚えることが容易である。「人は救済するために生きている」「人は生きてていいと言われなくちゃ生きていけないんだ」とたくさんの心に響く名言が出てくる。ただの異能力バトルではなく、登場人物1人1人がつらい過去を持っていて、非常に生き方に敏感な考えを持っているためぶつかりやすい。強い異能力者でも過去に何かあったり、「ボスの命令は絶対」とヒトラーのような独裁権力を持っている組織の長でもここぞというときの決断は絶対に間違わない、部下の能力をしっかり見抜く洞察力をしっかり持っている面が格好良かったりする。コメディ要素も満載である。なにか事件があると全て先読みし動き、強力な異能を持つため敵にやっかいだと思われる太宰治でも、実は自殺マニアで普段は自殺のことばかり考えている変人であるところのギャップがまた面白い。そんなおちゃらけた太宰とバディを組み、お話の構成上突っ込み役となっている国木田独歩との掛け合いがまた良い。
漫画もアニメも作画が素敵である。だが、私が特に勧めるのはアニメのほうだ。漫画ももちろん良いが、「僕」と書いて「やつがれ」と読んだり、振り仮名は振ってあるものの、読みにくかったりする。また、心に響く名言がたくさん出てくるので、豪華声優陣の力強い声で聴くとよりずんとくるのですごく良い。そして何よりアニメの方が登場人物が格好良く見える。
「文豪ストレイドッグス」は、実在の文豪から名前を取ったキャラクター達が異能力で戦う「異能力バトル」漫画です。
主人公の中島敦が、太宰治・国木田独歩に助けられられる所から物語が始まります。太宰・国木田は横浜に居を構える「探偵社」の社員で、夜な夜な人を襲う「人食い虎」について敦に調査へ同行するように言います。そこからとある事件を経て探偵社へ加入することになるのですが...そこから先の展開がとても面白いです。
この漫画には様々な文豪達が登場します(芥川龍之介や中原中也、泉鏡花など)。彼らはそれぞれ個性的な異能力を持っていて、その異能力名がその文豪の有名作品です。例えば太宰治は「人間失格」、谷崎潤一郎は「細雪」などです。
漫画を読んでいればかなりの数の文豪とその作品を覚えることができます。学校のテストで出てきた時にはキャラの自己紹介みたいにサクサク答えられるようになるので、特に中高生にオススメです。
ただ文豪の名前を借りてバトルしている訳ではなく、ちゃんとその人が生きた人生や考え方をしっかり深読みして漫画のキャラクターに落とし込んでいるところが「文豪ストレイドッグス」の魅力です。
そして、声優さんが豪華です。漫画化、小説化、映画化、舞台化もしているメディアミックス作品のため、色々な形でこの作品を楽しめるところも良いです。作者がしっかり関わっていますし、かなり世界観が構築されていますので考察のしがいもあります。男女問わず人気作品なので、ぜひ読んでみて「文豪ストレイドッグス」の世界を楽しんで下さい!
孤児院を追い出された中島敦。自殺マニアの太宰治と出会い、異能力者集団・武装探偵社へ入社します。探偵社の仕事をこなすうちに、ポートマフィアや北米の異能力集団・ギルドとの争いに巻き込まれていく。ヘタレな主人公が仲間と共に成長し、奮闘する姿に注目です。
武装探偵社という名のとおり、ミステリー要素がしっかりしています。キャラクターの掛け合いにクスッとしたり、アクションシーンでハラハラしたりして楽しみは盛りだくさんです。
作品の一番の魅力は、文豪のキャラクター化。イケメンばかりの擬人化ではなく、文豪のイメージが反映されているので感情移入しやすいです。メモ魔の国木田独歩、俺様探偵の江戸川乱歩など個性的な人物ばかり。異能力も文豪のペンネームや作品名にちなんだものになっているので、キャラクターが増えてきても覚えやすいです。
文豪のエピソードを踏まえたネタも数多くあるので、文豪好きな人もしっかり楽しめます。私は、太宰治を慕う芥川龍之介や、女性キャラクターとして登場する泉鏡花などのオリジナルの世界観に面白さを感じました。大正らしい雰囲気がありつつも携帯電話のような現代の要素もあるので、歴史が苦手な人でも気軽に読みやすい作品です。
実在の文豪たちをキャラクター化して展開するストーリーですが、文豪の伝記のようなものではなく、別物として楽しめます。
名前を見ると、学校や、どこかで見聞きしている文豪たちの名前が出てくるので、なんとなく乗っかりやすい上に、堅苦しくないのが良いと思います。
それぞれが持つ「異能」という特殊能力に、実際の文豪の作品名などが付けられているのも面白く、それぞれのキャラクターの言葉遣いが、個性を出しているのも面白いです。
作者が巧みに登場人物の関係性や、難しそうでいてきれいな言葉をちりばめているところに、アニメ作品でありながら、文学的な品や価値を見ることが出来ると思います。
ストーリーとしては、武装探偵社とマフィア、そして他組織のバトルで進行するのですが、根底に流れる横浜愛を感じるところが、洒落た作品になっているところなのでは、と感じます。
キャラクターそれぞれの内面がきちんとあり、作中の何気ない言葉や動作に表れているところも好きですし、お互いの関係性も面白いところです。
また、師弟関係やライバル関係も細やかに描かれていて、お互いが思い合う内面が感じられる行動の描写も文学的価値、というもののように感じます。
ただ戦うだけではなく、協力したり、理解したりという共存を見せるのも、この作品の好きなところです。
アニメの音楽なども、とても素敵だと思います。
『文スト』で知られるこの作品は、コミックス、アニメ、映画、舞台、書籍と様々に楽しめるコンテンツのそれぞれに魅力が詰まっています。
どちらから手を付けてもハマれると思うので、気になる物からぜひ文豪ストレイドッグスの魅力を感じてほしいと思います。
登場人物は歴史上に実在した文豪たちなので名前は知っている人たちです。文豪たちへのイメージがピッタリ合うか違っているかなども面白いところです。
男女の違いも意外だったりしますし、この作品の特徴でもある「異能力」が見どころです。また横浜という地へのキャラクターたちの思い入れなども感じることができて、非現実というだけではないのが面白いところでもあり、惹かれるところでもあります。
描かれるキャラクターそれぞれが異能力以外の魅力を持っていて、自分のお気に入りを見つけることができると思います。
また、文中の会話などでは私たちの日常ではあまり使わない単語や言い回しが出てきて、見た目の字面としても音の響きにも日本語の魅力を感じることができます。
戦闘シーンも多く血が流れるのですが、ストーリーやキャラクターがしっかりしているので作品に入り込むことができるし、時折、入るおふざけシーンに笑みがこぼれます。
アニメ化もされ、文庫化もされている大人気漫画ですが、何より面白いのは「過去の文豪たちが異能力をもって互いに戦う」という設定ですね!
誰もが知っている太宰治から宮沢賢治、夏目漱石、芥川龍之介、与謝野晶子、さらには海外の赤毛のアン作者のモンゴメリまで、登場人物は年代関係なく幅広いです!しかも、きちんと文豪たちの作品を活かした異能力っていうところが素晴らしいですね!
太宰治は自殺願望者としても知られていますが、作中の彼も実際自殺願望者、なのに飄々として頭の回転の早さに舌を巻いてしまいます。それぞれのキャラクターが魅力的な上に、異能力も幅広く読んでいて飽きないです。「瀕死状態から全回復させる能力」や「自分の血を使って戦う能力」「手帳に文字を書くと書いたものが具現化できる能力」さらには「異能力を無効化する異能力」など多種多様です!是非是非この作品を機に文豪の魅力に気付いて欲しいですね!
この漫画を読めば思わずかつての文豪たちの作品を読みたくなってしまう事間違いなしです!実際、それを証明するかのように書店では彼らの作品が店頭に多く並んでいますから、この漫画の面白さは折り紙つきと言っていいでしょう!緻密に考えられたストーリーとキャラクターの面白さが合わさった良作だと思います!
とにかくはまる!
まず、キャラクターの名前が全員文学の巨匠たちであること、そしてその有名な作品名が技名として出てくるので、一度は耳にしたことや呼んだことがある作品や名前が出てくるのがまず楽しいです(笑)
キャラクターも巨匠たちの性格を少しだけ似せてあるところもあったりと、キャラクターの個性が光る作品。次々起こる事件を解決していくうちに見える、それぞれの生い立ちや過去。共感できるもの、心を揺さぶられるシーンがたくさんあり、回を追うごとにやめられなくなります。
それぞれが「生きる」をテーマに自分の考えを探し求めていく物語だと思います。
生きる理由、意味、そして死とはなにであるのか。
それぞれがそれぞれの「生きる」を人を通して自分を見つめなおし答えを出していくという作品で重い内容に聞こえますが、心が引き裂かれるようなラストではないので安心して楽しんでいただければと思います。
自身でも「生きる」を考えるきっかけになる作品でした。
「今」と「過去」と「生きる」こと。
難しく考える必要はなく灯台下暗しという言葉がしっくりくるほど一番近くに答えがあった気がします。
自身も作中のキャラクターたちも未来を見すぎたり、目標を高く持ちすぎたり、一人で考えすぎたりして一番近くにある答えになかなかたどりつけなかったんだと最後までみたあとに思った一番の収穫でした。
楽しみながら自身の答えを探せる作品だと思いますので、まずは一話から観てみてはいかがでしょうか。
文豪ストレイドッグスは、文豪達がキャラクター化され、その作品も異能力という力となって登場する作品である。例えば、太宰治の異能力「人間失格」は、あらゆる異能力を無効化することができる。芥川龍之介の異能力「羅生門」は、自身の黒外套を黒獣に変化させることが出来、様々な形へと変化させ、それらを自由自在に操る。時として、空間をも喰らうことが出来る異能である。
2018年には映画が上映され、スマホアプリ、コラボカフェなど、多くの盛り上がりを見せている。映画は、4Dも上映された。コラボカフェやグッズ販売は都心の方で多く行われている、様々なアニメ雑誌の表紙を飾ったり、ピンナップも飾っている。4月からはアニメが開始するので、是非この機会に見てもらいたい。現漫画16巻、小説5冊、また、それぞれのキャラが表紙の小説や、ファンブックなど。原作朝霧カフカ先生と、作画春河35先生の綺麗な絵と魅力的な文豪達の世界を是非ご堪能あれ。
文豪たちが漫画で美男美女で描かれている異能力ファンタジー作品です。
主人公である中島敦から太宰治、国木田独歩、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、宮沢賢治など有名な文豪が出てきます。
異能力名はそれぞれの文豪に関係のあるものであり、読書好きにはたまらない作品です。
能力名を出すなら、中島敦は月下獸、太宰治は人間失格、国木田独歩は独歩吟客(どっぽぎんかく)、江戸川乱歩は超推理、谷崎潤一郎は細雪、宮沢賢治は雨ニモマケズとなってます。
中島敦の月下獸はは自身をトラの姿に変えるという能力で、この能力は中島敦さんの山月記がモデルとなったものだと思います。
太宰治の人間失格は異能は他の異能力を触れただけで無効にするものといった能力。これは作品人間失格がモデルです。
国木田独歩の独歩吟客は手帳に書いたものを具現化させる能力。これは国木田さんのペンネームのひとつです。
このように何かしら文豪に関係のあるものが異能になってます。
その異能を使ったバトルはとても痺れます。異能力にもそれぞれ弱点もあるのでそれをカバーしたり頭を使って回避したりという描写もあります。
また、キャラクターたちもとても個性的で実際の文豪さんたちの生活態度が出てきているものもあります。
キャラクターたちの繋がりも見物です。
アニメ化もした作品であり、とても面白いのでオススメです。
この漫画を読んだ後に文豪達の小説も読んでみたくなる作品です。
原作:朝霧カフカ、漫画:春日35
主人公は中島敦、異能力の名前は【月下獣】
太宰治、芥川龍之介、福沢諭吉、森鴎外、江戸川乱歩、与謝野晶子など教科書にも載ってる文豪たちが架空都市ヨコハマで繰り広げる異能バトル!
壮大な異能バトルありコメディ要素ありの文豪に詳しくない人でも読める書籍となっています。
主人公の成長と共感出来る心の叫び、魅力的なキャラクターが繰り広げるストーリーは必見です!
この文豪ストレイドッグスから文豪たちに興味を持つ方も増加中!
教科書に出ている文豪だけじゃなく初めて名前を聞く文豪もいるかもしれません。
日本だけではなく海外の文豪も登場します!
個性豊かなキャラクターがたくさん出てくる作品です。
漫画のみならず小説、アニメ、映画と幅広くメディアに露出しています。
架空都市ヨコハマは横浜をモデルにしているので、聖地巡礼してる方々を多くお見受けします!
また横浜とコラボし様々なキャンペーンを毎年行っています。
横浜を知らない方でも文豪ストレイドッグスを見て知って、キャラクターがいたところを見て回るのはとっても楽しいですよ!
公式アンソロジーもあり、色々な文豪が楽しめます。
文豪をあまりよく知らない方にも是非オススメしたい作品です。
このアニメは歴代の「文豪」が主に活躍するアニメとなっている。略して「文スト」。
有名な登場人物でいうと「太宰治」、「芥川龍之介」、「福沢諭吉」など、誰もが知っているような文豪たちが異能力を用いて戦うアクションアニメとなっている。原作の漫画は「全国書店員が選んだおすすめコミック2014」で第11位になり、単行本は500万部を突破している。
このアニメの大体な概要だが、文豪といっても全員がいい役になっている訳ではなく、アニメの中では主に2つの団体が対立している関係となっている。1つが「武装探偵社」、太宰治、福沢諭吉はこちらの団体に所属している。軍や警察で解決できない事件などを異能力を使って解決することを専門にした探偵集団で認知度はとても高い。福沢諭吉をトップとし、調査員、事務員で構成されており、事務員は普通の人間だが調査員は太宰治を筆頭とした異能力者となっている。
もう1つの組織が「ポートマフィア」。ヨコハマの港を縄張りにする名前の通りのマフィア。こちらのボスは森鴎外をトップとし幹部、構成員、専属情報員で構成されている。芥川龍之介はこちらに属している。第1期ではこの二つの団体がカギを握っている。第二期以降では海外の文豪も登場しとてもおもしろいアニメとなっている。