歴代文豪達の異能力バトルは痺れます。
文豪たちが漫画で美男美女で描かれている異能力ファンタジー作品です。
主人公である中島敦から太宰治、国木田独歩、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、宮沢賢治など有名な文豪が出てきます。
異能力名はそれぞれの文豪に関係のあるものであり、読書好きにはたまらない作品です。
能力名を出すなら、中島敦は月下獸、太宰治は人間失格、国木田独歩は独歩吟客(どっぽぎんかく)、江戸川乱歩は超推理、谷崎潤一郎は細雪、宮沢賢治は雨ニモマケズとなってます。
中島敦の月下獸はは自身をトラの姿に変えるという能力で、この能力は中島敦さんの山月記がモデルとなったものだと思います。
太宰治の人間失格は異能は他の異能力を触れただけで無効にするものといった能力。これは作品人間失格がモデルです。
国木田独歩の独歩吟客は手帳に書いたものを具現化させる能力。これは国木田さんのペンネームのひとつです。
このように何かしら文豪に関係のあるものが異能になってます。
その異能を使ったバトルはとても痺れます。異能力にもそれぞれ弱点もあるのでそれをカバーしたり頭を使って回避したりという描写もあります。
また、キャラクターたちもとても個性的で実際の文豪さんたちの生活態度が出てきているものもあります。
キャラクターたちの繋がりも見物です。
アニメ化もした作品であり、とても面白いのでオススメです。
この漫画を読んだ後に文豪達の小説も読んでみたくなる作品です。