くもりときどきミートボール

くもりときどきミートボール

『くもりときどきミートボール』とは、ジュディ・バレット作の絵本、およびそれを原作とする3DCGアニメーション映画作品。
発明家を夢見る主人公のフリント・ロックウッドが水を食べ物に変える画期的なマシンを開発する。以降、町には大量のチーズバーガーやドーナツ、ステーキなどの食べ物が大量に降ってくるようになり、そこから巻き起こる騒動を描いている。主人公のフリントが自身の発明を通して、町の人々や家族と心を通わせる物語である。空から降ってくる様々な食べ物を3DCGで見事に表現している。

cocotigerのレビュー・評価・感想

くもりときどきミートボール
8

食べ物がてんきとなって降ってくる

子どもの頃から発明が好きな男性が、イワシしかたべるもののない故郷の島のためにつくった水を食べ物に変える機械が起こす大騒動。最初、食べ物の雨が降るようになって、みんなハッピー、観光地化しようてなるんだけど、だんだん食べ物ハリケーンになってきて…て話。
空から食べ物が降るとか、アイスに埋もれるとか、子どもの頃、よく妄想していたから、それが現実におきた世界を見るのは楽しかった。空から降ってくる食べ物は、なんかみんなに喜ばれているころから、多すぎ、衛生的なの?て疑問符のとこもあるけど、軒並み美味しそうだし、ハリケーン化した食べ物は怖い。ミートスパゲティなんか、ほんと竜巻みたいだった。
キャラもたってて、主人公は変人だし、お父さんも不器用な感じでいい。特にいいのはヒロインで、一見キャピキャピギャルだけど、ほんとは頭がよく、メガネ女子だけど、それだと世間でうまくいかないからそれを隠しているていう。日本だとなんか画一的美人が重宝されるけど、外国でもそういう感覚があるんだなと思った。話も、負け犬が成功したと思ったら大騒動になって、それを仲間と回収するというわかりやすい話だし、日本人は食に興味があるので、日本人に馴染みやすい話だと思う。