オレたちひょうきん族（Oretachi Hyokin Zoku）のネタバレ解説・考察まとめ

ブラックデビル（明石家さんま）

ブラック一色に染まった「悪魔の子」。最初は高田純次が演じたが、おたふく風邪にかかって降板したため、さんまが演じることとなった。
悪魔の帝王を夢見ており、さんまが『タケちゃんマン』の中で演じた役の中では正統派の悪役然としたところが多かった。テーマソング「好きさブラックデビル」も特撮調の歌になっている。

正体を隠して様々な悪事を働くが、タケちゃんマンに毎回正体を見破られてしまう。鶏への餌巻きの真似や、答えが「クワ」となる質問で、「クワックワックワッ!!」と鳴いてしまうことで「よく見破ったな、タケちゃんマン！」のセリフとともに変身する。
タケちゃんマン同様の「業界光線」や、頭部の「ゴールデンポールアンテナ」からの電磁波攻撃が得意だが、タケちゃんマンには及ばず「見事な攻撃だ、タケちゃんマン！」のセリフの後に様々な姿に変身して勝負するも、毎回敗れるのがパターン。

ブラックデビル編の最終回では、その前回の放送で死を宣告されたために、華々しい散り方を試すもすべてギャグにされてしまう。最終的にはタケちゃんマンと一騎打ちの真剣勝負を行い、最期を迎える。その死を悼むように東京には黒い雪が降った。
しかし、その後もたびたび復活している。

ブラックデビル編が終了した後、その息子として、角が三本に増え、尻尾をつけた「ブラックデビルJr.」が登場したものの、ホタテマンやアミダばばあが視聴者にウケたことから、3か月ほどで自然消滅した。

ホタテマン（力也）

たけしやさんまが、「ホタテ」もしくはそれに似た言葉を言うたびに、ジョーズのテーマに乗って登場し、大暴れするキャラクター。
テーマソング「ホタテのロックンロール」は内田裕也が作詞にかかわっており、ヒットを飛ばした。

アミダばばあ（明石家さんま）

金庫をあしらった衣装のデザインはコシノジュンコという、バラエティー番組きっての予算がかけられたといわれるキャラクター。初期はエプロンをつけた普通の婆さん風の衣装であった。「見ぃたなぁ～!!」のセリフとともに変身する。

セットの中に仕掛けられていたり、パソコンのゲームだったりと、様々な形でタケちゃんマンにあみだくじをさせ、出たものにちなんだ攻撃やゲームをする。そのたびに「死んでも知らんぞ！」と脅すが、攻撃は毎回せこい。

テーマソング「アミダばばあの唄」は桑田佳祐作詞・作曲（同レコードB面は関口和之の作詞・作曲）。桑田のソロシングル「白い恋人達」に桑田バージョンが収録されている。
サザンオールスターズ25周年ライブでは、桑田とさんまのデュエットが実現した。

お待ち娘（明石家さんま）

たけしが酒などを注文すると、「お待ち」と言って登場する全身金色のバニーガール。
アミダばばあ編後期では、この姿から「ビックリ箱ビックリ箱驚いた」と歌いつつ、アミダばばあに変身するのがパターンとなった。

ナンデスカマン（明石家さんま）

「WHAT DO YOU SAY?」と書かれたコスチューム、クエスチョンマークが描かれた被り物、紫のマフラー、耳をあしらった両手が特徴のキャラクター。さんまの「なんですか？」というギャグから生まれた。初期は三波春夫「世界の国からこんにちは」の替え歌でダンサーを引き連れつつ「何ですか～」と歌いながら登場していた。

当初は「何ですか？」とさんまが尋ねたり、「何ですか」に響きが似た言葉を誘導させたりすることで変身していたが、途中からは、布団の中でたけしの愛人に扮して痴話喧嘩をした末に「帰ってよ！」とさんまが言うパターンから変身するようになった。

ビックリ箱「ナンデスカボックス」の中に仕込まれたものを利用してタケちゃんマンを攻撃する。タケちゃんマンロボに対抗して、より機動力の高いナンデスカマンロボに変身したこともあった。

コウモリ星人（島田紳助）

地球を侵略するためにやってきたインベーダーで、アミダばばあ編やナンデスカマン編で数回登場した。初登場した際には出番の半分は逆さ吊りにされている。「キーッ！」という鳴き声が特徴で、アミダばばあやナンデスカマンよりも性悪である。

たけし、さんま、紳助がそれぞれ変身してからは3つどもえの戦いになることが多い。
ほぼ同じメイクで着ぐるみだけ変えた「地底人モグリン」「水中人ガッピー」というキャラクターが登場し、いずれも紳助が演じた。

サラリーマン（明石家さんま）

ナンデスカマン編終了後に4回だけ登場したキャラクター。電飾がついたマントで「宇宙から派遣された悪の使者」と名乗って登場するが、実際は背広を着た普通のサラリーマン。
登場のきっかけはさんまの「世の中で最も怖いのは出世を諦めたサラリーマン」というアイディア。
視聴者からの受けはよくなかったものの、たけしとさんまにとっての印象は非常に強かったらしく、2012年の『27時間テレビ』でのトークでもかなり盛り上がっていた。
甲斐よしひろなど、隠れファンが意外と多い。

妖怪人間知っとるケ（明石家さんま）