大奥(よしながふみ)のネタバレ解説・考察まとめ

「大奥(おおおく)」はよしながふみによる日本の少女漫画。2004年より隔月刊誌「MELODY」にて連載。男子のみがかかる謎の疫病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」によって男が女の1/4以下になった空想の江戸時代を江戸城・大奥を中心に描く。2010年、二宮和也主演で実写映画化、2012年には堺雅人主演でテレビドラマと続編映画2作が制作された。ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞他、多数受賞。

綱吉の時代には珍しい男性の大名。
武家の血を尊び、家臣にも出来うる限りで男系を守ることを奨励した。
朝廷からの勅使を迎える馳走役を務めるにあたり、指南役の吉良上野介に馬鹿にされ、足元を見られたと感じ、松之廊下にて吉良に切りつける。
綱吉に切腹を命じられ果てる。

吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしひさ)

朝廷からの勅使を迎える大名たちに、朝廷に対し失礼のないよう指南をする役目を務める老女。
指南の際に大名たちから金品を受け取っていたために金持ちであった。
馳走役を務める浅野内匠頭が千2百両かかるところを7百両しか出さないと言い出し困っていたが、その態度を深読みした浅野内匠頭の遺恨を買い、松之廊下にて切りつけられる。
その後、浅野内匠頭の部下47人による屋敷への侵入を受け、討ち取られる。

『大奥』のあらすじ・ストーリー(家宣編)

寺の住職の息子・勝田左京は母親に無理に組み敷かれる日々を送っていた。
生活に疲れやさぐれ喧嘩をした日、左京は間部顕房に拾われる。
左京は間部に恋心を抱くが間部の思惑は左京を主人である徳川家宣の側室にすることであった。
左京の子を懐妊した家宣は第5代将軍・徳川綱吉の死を受けて第6代将軍として立つ。

家宣は病弱な肉体に鞭打って出産するが生まれた子・千代姫はいつ急逝するともわからぬ体であった。
千代姫を産んだ4年後、家宣は42歳で没する。
悲しみに狂い自死を選ぼうとする間部を止める左京は間部と肉体関係を持ってしまう。
その出来事が江戸中期最大の疑獄事件「江島生島事件」のきっかけとなる。

『大奥』の登場人物・キャラクター(家宣編)

勝田左京(かったさきょう)/左京の方(さきょうのかた)/月光院(げっこういん)

住職・勝田玄白の息子。
母親である玄白に14のときから抱かれており、母との間に1男1女をもうける。
母の意向で元服もさせてもらえず髪を長く伸ばしていた。
女性に愛想を尽かし、己を抱きたがる女性を賭けで食い物にしていたために暴力を奮われていたところを、徳川家宣と間部顕房に救われる。
徳川家宣に命をかけて仕える間部顕房の美しさに恋に落ちるが、その間部顕房の望みで家宣の側室となる。
家宣の身分を一切気にかけない、まじめで心優しい人柄に感服し、家宣にも好かれ、後に家宣との間に千代姫(後の第7 代将軍・徳川家継)をもうける。
家宣が病によって没した際、涙に暮れ自殺しようとした間部顕房を手篭めにした。
家宣の死後頭を丸め、月光院として第7代将軍となった我が子・徳川家継の後継人となるが、病弱な家継の後継を巡って家宣の正室であった天英院と対立。
間部顕房との関係を嗅ぎつけた天英院に利用され、身の回りの世話をしていた大奥総取締・江島が捕縛されることとなる。
第8代将軍として徳川吉宗が立ち、間部顕房が暇を与えられ江戸城を去って後は、過去の遺恨を流し、天英院や吉宗と花見をするほど良好な関係を築く。

徳川家宣(とくがわいえのぶ)

甲府宰相として見事な手腕を見せ、綱吉の養子として迎えられて将軍となる。
病弱な体を持ち、3人産んだ子のうち2人を生まれてすぐに亡くなり、1人は死産。
側室として迎えた左京に対し、自身の病弱さゆえに子を健康に生むことができず悲しい想いをさせてしまうだろうと頭を下げた。
母・綱重が下男との火遊びをした際に生まれた家宣は父親の身分が低いために母に疎まれ、長く徳川の姓を名乗ることもできなかった。
自身が身分で蔑まれたからか身分にこだわらず、一番の家来として猿楽師の間部顕房を傍に置いた。
左京とのあいだに千代姫を生む。
将軍になってからは生類憐れみの令を廃し、質の悪い貨幣を改めさせるなど綱吉の時代に離れた人心を取り戻した。
生来の病弱さが祟って正徳2年10月14日、42歳で没する。

間部顕房(まなべあきふさ)

徳川家宣の小姓。
「身震いするほど美しい」と家臣たちに噂される美女。
家宣への忠誠心厚く、家宣と性愛関係にあるのではといわれるほど男に興味がない。
暴力を奮われ刀で脅されていた勝田左京を家宣の命で助け、家宣の側室とするため武芸を教える。
もともとは猿楽師(能役者)で能好きの家宣に拾われた過去を持つ。
家宣の死後、悲しみのあまり死を選ぼうとするが、左京に家宣の娘・家継を守らなければならないと諭され、そのまま手篭めにされる。
左京との関係はその一夜限りであった。
家宣が病弱な我が子・家継のことを想い、尾張の徳川吉通を養子に迎えたいと言っていたことから、家継の次の将軍に徳川吉通の弟・継友を推し、吉宗派の老中と対立。吉宗が将軍になった際、豪華な着物を勧めたために罷免され江戸城を去る。

『大奥』のあらすじ・ストーリー(家継編)

家宣亡き後、家宣の正室であった國熙は天英院、側室の左京は月光院と名を改め、千代姫は徳川家継として第7代将軍となった。
家継は敏い子どもであったが非常に体が弱く、成人が危ぶまれたため、天英院は徳川吉宗を、間部と月光院は徳川継友をそれぞれ次期将軍に推して対立を始める。
そんな折、月光院に仕えていた大奥総取締の江島が捕らえられる。
人気役者の生島新五郎との密通を理由とする江島の捕縛は世の人々の間で驚きをもって迎えられ「江島生島事件」として広まるが、その捕縛の目的は間部と月光院の不義密通を明らかにし、引きずり下ろして次期将軍を徳川吉宗とするためのものであった。
拷問の中でそのことに気づいた江島は口を割らず死罪を申し渡されるが、月光院が黒幕である天明院に頭を下げ、流刑となる。
家継は7歳で病死、第8代将軍・徳川吉宗が立つこととなる。

『大奥』の登場人物・キャラクター(家継編)

徳川家継(とくがわいえつぐ)/千代姫(ちよひめ)

第7代将軍。幼名・千代姫。
聡明な子どもだったがたびたび高熱を出し、その病弱さゆえに周囲の大人が家継亡き後のを継ぐ人物を選定するのに躍起になり、跡目の筆頭として名の上がった尾張・徳川継友、紀州・徳川吉宗のどちらを推すかで大奥を巻き込んだ争いが繰り広げられる。
正徳6年4月30日、病没。

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@4zhisashi1961

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