サザンオールスターズ（Southern All Stars）の徹底解説まとめ

1956年12月12日岡山県岡山市生まれ。
1978年「サザン」の結成当初からのメンバーで、リードギターを担当していた。リーダーの桑田は“デビューのきっかけをつくったのは大森”とも公言している。
“ター坊”と呼ばれていた大森は、ライブでは“イェーイ、ノッてるかーい！”のMCで盛り上げ、『いなせなロコモーション』c/w曲『LOVE SICK CHICKEN』では初のメインボーカルも務めていた。
そんな大森は、2001年8月にソロ活動に集中するためという理由で独立を発表。現在はソロアーティストとして活動をしている。

サザンオールスターズの代表曲

勝手にシンドバッド

『勝手にシンドバッド』は、1978年6月に発売された、サザンオールスターズの記念すべきデビューシングルである。
アサヒ「三ツ矢サイダー」CMソングとしても起用されたこの曲は、歌詞に“砂まじりの茅ヶ崎～”のような桑田の地元である茅ヶ崎や湘南などの地名が入っていることから「サザン＝湘南」といったイメージが強くついた。

いとしのエリー

1979年3月発売の3枚目のシングル。1983年に放送されたTBS系列のテレビドラマ『ふぞろいの林檎たち』の主題歌にも起用された。
この曲には様々なエピソードがあり、そのひとつに桑田が結婚前に原由子に対して“ごめんなさい”の気持ちを込めて作られた曲であり、結婚式の時には“俺にしてみりゃ これで最後のlady エリー my love so sweet”の“エリー”の部分を“ユウコ”に変えて歌うなど、今でも新郎が新婦に捧げる、結婚式の定番のバラードである。

チャコの海岸物語

1982年1月に発売された14枚目のシングル。曲の最初と最後が波の音だけという、「サザン」のシングルの中では実質演奏時間が最も短い曲として知られている。
また歌いだしの“抱きしめたい”や“愛してるよ”というセリフなども歌詞カードには記載されていないが、カラオケなどでは当たり前のように歌詞の一部となっている曲である。

涙のキッス

1992年7月に発売された31枚目のシングル。「サザン」のシングルで初めてミリオンセラーを達成したこの曲は、TBS系ドラマ『ずっとあなたが好きだった』の主題歌にもなった。
この後発売された「サザン」の全てのベスト・アルバムに必ず収録されている名曲のひとつである。

エロティカ・セブン

1993年7月に発売された32枚目のシングル。
フジテレビ系列で放送されたドラマ『悪魔のKISS』の主題歌でもあった、何ともエロティックな世界を描いたこの曲は、180万枚以上を売り上げるという、2番目のセールス記録を残した曲である。

クリスマス・ラブ （涙のあとには白い雪が降る）

1993年11月に発売された34枚目のシングル。「サザン」の代表するクリスマスソングである。
この曲を最後にサザンオールスターズとしてのグループ活動は一時休止となり、1995年5月発売の35枚目シングル『マンピーのG★SPOT』までの約1年半は、桑田佳祐のソロ活動となる。

愛の言霊 ～Spiritual Message

1996年5月に発売された37枚目のシングル。日本テレビ系ドラマ『透明人間』の主題歌である。
この曲の歌詞には、“ヤーレンソーラン”や“エンヤコーラ”などの日本民謡を上手く取り入れたり、間奏時にはインドネシア語も用いるなど、独創的な桑田佳祐らしい曲である。

TSUNAMI