60歳を越えても今なお健在!ナイル・ロジャースについて

2013年にリリースされ、世界的に大ヒットとなったDaft Punk「Get Lucky」でのギタープレイが記憶に新しいナイル・ロジャース。かつては、バンド "シック" を結成し、70年代のファンクシーンで華々しい活躍をし、その後はプロデューサーとしても大成功を収めたナイル。現在60歳を越えてもなお精力的に活動を続けている彼についてご紹介したいと思います。

Profile

ナイル・ロジャースは、アメリカ出身のギタリスト、プロデューサーである。1977年にベーシスト、バーナード・エドワーズと共にファンクバンド・シックを結成。演奏技術の高さもあり、当時のディスコ界で人気を博すバンドとなる。80年代に入ると、プロデューサーとしての活動がメインとなり、マドンナ「ライク・ア・ヴァージン」、デヴィッド・ボウイ「レッツ・ダンス」が世界中で大ヒットを記録し、一躍、80年代を代表する名プロデューサーとしての地位を築き上げる。その後もコンスタントに活動を続けるが、特に記憶に新しいのは、2013年のDaft Punk「Get Lucky」での共演である。ナイル・ロジャースと言えば、何と言ってもギターのカッティング技術が有名であり、様々なミュージシャンにも影響を与えた。

シック時代のナイル・ロジャース

Chic「Le Freak」
シックの代表曲の一つです。ナイル・ロジャースと言えば、なんといってもギターのカッティングが有名です。この曲でもその上手さを存分に聴く事ができます。当時からシックと言えば、女性ボーカルのイメージがありますが、何よりも両サイドを固めるナイル・ロジャース、そして、バーナード・エドワーズの演奏技術の上手さが評価されていました。

プロデューサーとしてのナイル・ロジャース

David Bowie「Let's Dance」
70年代のシックでの活躍は、80年代を迎える前に、世のディスコブームの翳りとともに停滞へと向かいます。
すると、80年代のナイルはプロデューサーとして大成功を収めます。その代表曲と言えば、まさしくこのDavid Bowieの「Let's Dance」でしょう。80年代に入り、ボウイは英国から米国へと進出を計ります。そのタイミングでプロデューサーとして迎えられたのがナイル・ロジャースです。この成功により、以後、マドンナなど数々の有名アーティストのプロデューサーとして名を馳せるようになりました。

近年のナイル・ロジャース

Daft Punk「Get Lucky」
90年代に入りシックを再結成するなど活動をしていたナイル・ロジャースですが、彼がもう一度、全世界にその存在感を魅せる時が2013年に訪れます。このDaft Punk「Get Lucky」でギターで共演を果たします。60歳を越えてもなお彼のカッティングギターは健在でした。そして、今、時の人とも言っても過言ではない、Pharrell Willamsとの共演も果たします。この楽曲は瞬く間に全世界でヒットを飛ばし、結果的には2014年のグラミー賞を獲得します。グラミー賞のステージで生で披露したパフォーマンスは記憶に新しいです。(※この時のゲストミュージシャンは、Stevie Wonder)

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents