少女革命ウテナ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『少女革命ウテナ』とは幾原邦彦率いるビーパパスが、漫画家さいとうちほと組んで制作した1990年代を代表するアニメ作品。1997年4月2日から12月24日まで全39話が放送された。1999年には完全新作の長編アニメーション映画が公開されている。
幼少期に王子様に助けられ、自身も王子様になりたいと思った天上ウテナは入学した鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーに出会い、彼女をかけた決闘ゲームに巻き込まれていく。

声:子安武人
6月4日生まれ、A型

鳳学園高等部二年生で生徒会長。桐生七実の兄でかなりのプレイボーイである。
西園寺莢一と幼馴染であり同じ剣道部に所属している。
目的のために他人を利用することを厭わない利己主義者である。生徒会メンバーの中では唯一、世界の果てと接触をしている人物。
子供の頃、西園寺と共に「棺の中の少女」に出会った経験がありその経験が「永遠」を求める原因となる。
後に棺の中の少女がウテナであることを知り、それからウテナに恋心を抱くようになる。

西園寺莢一(さいおんじきょういち)

鳳学園高等部生徒会副会長で剣道部の主将。
ウテナの前に姫宮アンシーとエンゲージしていた。
冬芽とは幼馴染で、同じ剣道部に所属している。
粗暴な性格で、女性に対しても乱暴な面と純真な面がある。
アンシーを手に入れるため決闘ゲームに参加する。
冬芽とは古い友人であると同時にライバル視していたが、だんだん彼の表裏が激しい人間性を信頼しきれなくなり、何度も彼の謀略によって利用され関係が悪化した。
後半以降はお互いに歩み寄り関係を修復しかつての少年時代の信頼関係を取り戻す。

有栖川樹璃(ありすがわじゅり)

声:三石琴乃
12月1日生まれ、A型

生徒会のメンバーでフェンシング部の部長。
ブランドモデルに抜擢されるほどの美貌を持ち、男性的で毅然とした佇まいで女子生徒からの人気も高い。
彼女に逆らうと教師でさえも学園にいられなくなるという恐ろしい一面を持つ。
幼馴染の高槻枝織のことが好きで、密かに彼女の写真をペンダントに入れている。
枝織に告白する事は奇跡のような所業であり、奇跡の力を信じながら否定する葛藤の中で決闘ゲームに参加する。

薫幹(かおるみき)

5月28日生まれ、O型

生徒会メンバーで、13歳で大学の授業を受ける天才少年。
樹璃と同じフェンシング部に所属していて有名なピアニストでもある。
双子の妹である梢との過去の思い出を”輝くもの”と呼び、”輝くもの”を取り戻すため決闘ゲームに参加する。

桐生七実(きりゅうななみ)

8月8日生まれ、B型

冬芽の妹で13歳の中等部の一年。
典型的な女王様タイプでプライドがとても高く、気が強く高飛車な性格。
重度のブラコンで自分にとって絶対的な存在の冬芽に近づく女は絶対に許さず、ウテナとアンシーを目の敵にしている。
兄の冬芽に唆され決闘ゲームに参加する。
冬芽と七海は幼少期に同じ両親の元から二人一緒に今の両親に引き取られた養子で、それを知らなかった七実は家族の血液型が合わないことに気づき、自分と冬芽は血の繋がりがない兄妹であると勘違いする。

鳳暁生(おおとりあきお)

声:小杉十郎太
9月15日生まれ、A型

アンシーの兄で鳳学園の理事長代理。
アニメ中盤から登場し、ウテナを唆すように接近してくる。
決闘ゲームを仕組んだ「世界の果て」の正体であり、王子様の現在の姿である。
自身の目的のため自らウテナに近付き、彼女と恋愛関係に発展させようとする。
最終的に再び決闘を行おうとしていたが、生徒会メンバーに断られ、ウテナがアンシーの意識革命を起こした事にも気付かず、最終的にアンシーに見限られてしまう。

ディオス

声:結城比呂

決闘の時どちらか一方の決闘者に舞い降り力を与える。
正体は鳳暁生の過去の姿で、世界のお姫様を救おうとした「王子様」。
人々の願いを叶えすぎ傷つき、妹のアンシーに封印された。
そのため現在では無力な存在となってしまった。
幼いウテナに「薔薇の花嫁」を見せていて、その時「薔薇の刻印」の指輪を贈った。

黒薔薇会関係者

御影草時(みかげそうじ)

声:緑川光
11月30日生まれ、AB型

高等部3年で、黒薔薇会を主宰する天才。
根室記念館にカウンセリングに来た人物の心の闇を開放させ、黒薔薇のデュエリストに仕立てウテナと決闘させていた。
かつて根室記念館で100人の生徒と永遠を手に入れるための研究をしており、研究を完成させ空に浮かぶ城を出現させることに成功したが、御影の想い人と暁生がキスするところを目撃してしまい「永遠」に対する執着を失い「世界の果て」と契約する。
その後根室記念館に放火し100人の少年たちを殺害する。

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