少女革命ウテナ(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『少女革命ウテナ』とは幾原邦彦率いるビーパパスが、漫画家さいとうちほと組んで制作した1990年代を代表するアニメ作品。1997年4月2日から12月24日まで全39話が放送された。1999年には完全新作の長編アニメーション映画が公開されている。
幼少期に王子様に助けられ、自身も王子様になりたいと思った天上ウテナは入学した鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーに出会い、彼女をかけた決闘ゲームに巻き込まれていく。

苑田茎子(そのだ けいこ)

声:中川玲

七実の取り巻きのリーダー格。ツインテールに前髪がカールした髪型。七実に忠実に従い、冬芽に近付くアンシーやウテナに嫌がらせをする。しかし本当は茎子自身も冬芽を思っており、七実の兄である冬芽に少しでも近付くために七実の忠臣として振舞っている。黒薔薇編では冬芽に傘を差し出したことをきっかけに、七実や他の取り巻きから「悪い虫」と見なされ仲間はずれにされてしまう。このことをきっかけに根室記念館を訪れ、自分も一人の少女として七実に恋路を譲るつもりはないという感情を利用され、黒薔薇のデュエリストとなった。決闘後は七実や他の取り巻きとの関係は改善するが、妹であるが故に冬芽に甘えられる七実のことを内心では嫌っている。
七実が「自分と冬芽は血の繋がった兄妹ではない」と勘違いした時には、優子や愛子と一緒に七実をいじめ始めるが、最終的には七実の暴力により再び屈服させられた。

大瀬優子(おおせ ゆうこ)

声:本井えみ

七実の取り巻きの一人。毛先が内側にカールしているショートカットの髪型。

脇谷藍子(わきや あいこ)

声:高野直子

七実の取り巻きの一人。毛先が外側にカールしているセミロングの髪型。

『少女革命ウテナ』の用語

薔薇の花嫁

姫宮アンシーのこと。薔薇の花嫁とエンゲージしたデュエリストは世界を革命する力を得ることができると言われ、デュエリストはその力を我が物とする為に決闘する。
しかし、真の薔薇の花嫁は決闘を最後まで勝ち残ったデュエリストであり、アンシーは真の薔薇の花嫁を見つけ出すための影武者である。

エンゲージ

婚約の意味。薔薇の花嫁・アンシーをかけた決闘の勝者はアンシーと「エンゲージした」と表現され、アンシーはその勝者へ従属することとなる。

世界の果て

薔薇の花嫁をかけた決闘ゲームを仕組んだ黒幕。その正体はかつて「王子様」だった者の成れの果てである。
誰と誰が決闘するか、などは世界の果てからの手紙により決まる。

世界を革命する力

薔薇の花嫁とエンゲージした者に与えられる力。
デュエリストたちは各々の理由により世界を革命する力を欲し決闘に参加する。

決闘広場

学園の裏にある森から薔薇の刻印を持つものだけが入れる円形の広場。
螺旋階段か中央のゴンドラを使用して最上階へ行ける。
広場の上には逆さまになった城が見え、勝者にはそこからディオス(王子様)が舞い降り力をくれる。

デュエリスト

「決闘者」の意味。
作中では、薔薇の刻印の指輪を持ち、世界を革命する力を手に入れるために薔薇の花嫁をめぐる決闘に挑戦する権利のある者のことをいう。

黒薔薇のデュエリスト

御影草時によって心の闇を解放させられ、決闘に参加することになったウテナや生徒会メンバーの関係者達。
根室記念館の面会室で心の闇を解放させられ、生徒会メンバーの体から剣をとりだしウテナに決闘を挑む。

根室記念館

昔この場所で根室教授が「永遠」についての研究を行っていたが、その研究に携わっていた生徒100人が火事で命を落とした。
黒薔薇会はこの校舎を使っており、ここに訪れたものは御影に心の闇を解放され黒薔薇のデュエリストとなる。

薔薇の刻印

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