文豪ストレイドッグス(文スト)のネタバレ解説・考察まとめ

『文豪ストレイドッグス(文スト)』原作・朝霧カフカ、作画・春河35の異能力バトルアクション漫画及びそれを元にしたアニメ。太宰治や宮沢賢治など教科書でもお馴染みの文豪をキャラクターモデルにし、それぞれの作品名に基づいた異能力を用いて戦うアクション漫画。2016年にはアニメ放送もされるほどの人気作品。

ジョン・スタインベックの異能『怒りの葡萄』。葡萄の種を植え付けて人体と樹木を融合させる異能。融合したあとは視覚や痛覚などの感覚が共有される。自身に種を植え付けることで枝や根の操作もできる。能力名はアメリカの文豪・ジョン・スタインベックの小説『怒りの葡萄』から。

ハワード・フィリップス・ラヴクラフト・旧支配者(グレート・オールド・ワン)

ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの異能『旧支配者』。腕を複数の触手に変化させ自在に操る異能。しかし太宰の異能が効かないので異能と言い難いものがある。能力名はアメリカの文豪・ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作者をもとに体系化したクトゥルフ神話やその設定を引き継いだ作家の作品群に登場するかつて太古の地上を支配していた架空の神々から。

ナサニエル・ホーソーン・緋文字(ひもんじ)

ナサニエル・ホーソーンの異能『緋文字』。自身の血を使い、操ることができる異能。弾丸のように飛ばしたり鞭のような攻撃も可能。攻撃だけでなく捕縛、血溜まりから文字を出すなどもできる。緋文字を虚空に固定すれば空中歩行も。能力名はアメリカの文豪・ナサニエル・ホーソーン代表作である『緋文字』から。

マーガレット・ミッチェル・風と共に去りぬ

マーガレット・ミッチェルの異能『風と共に去りぬ』。風を操り、物体を風化させる異能。能力名はアメリカの文豪・マーガレット・ミッチェルの長編時代小説『風と共に去りぬ』から。

マーク・トウェイン・ハック・フィン&トム・ソーヤ

マーク・トウェインの異能『ハック・フィン&トム・ソーヤ』。ハックとトムという2人の小人を召喚する異能。この小人に狙撃を手伝わせ精度の高い狙撃が可能になる。ハックとトムは個性を持ち、トウェインとも会話できる。能力名はアメリカの文豪・マーク・トウェインの小説『ハックルベリー・フィンの冒険』『トム・ソーヤの冒険』から。

エドガー・アラン・ポオ・モルグ街の黒猫

エドガー・アラン・ポオの異能『モルグ街の黒猫』。自身が執筆した推理小説の世界に読者を引き込み閉じ込めてしまう異能。ここに入ってしまうと異能を使うことができない。脱出するには小説の犯人を見つけるしかない。能力名はアメリカの文豪・エドガー・アラン・ポーの小説『モルグ街の殺人』『黒猫』から。

『文豪ストレイドッグス』の用語解説

異能力

非常識な現象を起こす特殊な力。異能力以外に「異能」や「能力」などと呼ばれる。国木田曰く、その能力をどのようにして行うかは合理的に説明できない、なんだそう。異能力は戦闘系から非戦闘系、操作系などさまざま。血の繋がりがあるものには異能を譲渡することも可能。

武装探偵社

軍や警察などが介入できない危険な依頼を専門とする探偵集団。知名度が高く、福沢諭吉をトップに調査員や事務員などで構成されている。調査員のほとんどが異能の持ち主。調査員になるには裏審査である入社試験が課せられ、これをクリアしないことには社員と認められない。

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