文豪ストレイドッグス(文スト)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『文豪ストレイドッグス(文スト)』原作・朝霧カフカ、作画・春河35の異能力バトルアクション漫画及びそれを元にしたアニメ。太宰治や宮沢賢治など教科書でもお馴染みの文豪をキャラクターモデルにし、それぞれの作品名に基づいた異能力を用いて戦うアクション漫画。2016年にはアニメ放送もされるほどの人気作品。

芥川龍之介の異能『羅生門』。服を黒獣に変化させ、あらゆるものを喰らい切り裂く異能。黒獣を格子状に変形させた『羅生門・顎(あぎと)』や伸縮自在の手『羅生門・叢(むらくも)』などがある。空間そのものを食らうこともできるが、通常攻撃より時間がかかる。能力名は文豪・芥川龍之介の短編小説『羅生門』から。

中原中也・汚れつちまつた悲しみに(よごれつちまつたかなしみに)

中原中也の異能『汚れつちまつた悲しみに』。触れたものの重力のベクトルと強さを操ることができる異能。これを利用してさまざまな場所に立つことができる他、人物の自由を奪ったり相手の攻撃を交わすなど多彩な使い方ができる。異能を完全に開放した形態「汚濁(おぢょく)」になると時間経過とともに身体が黒く染まっていく。強力な形態ゆえに理性をなくし死ぬまで暴走する代償付き。能力名は文豪・中原中也の詩から。

梶井基次郎・檸檬爆弾(レモネード)

梶井基次郎の異能『檸檬爆弾』。爆弾魔の異名を持つように、レモンの形をした爆弾の爆破ダメージを受けないという異能。当初はレモン形の爆弾を作る能力とされていたが、後に前述である能力ということがわかった。爆弾はすべて基次郎の手作りで爆薬成分が検知されない特別製になっている。能力名は文豪・梶井基次郎の代表短編小説『檸檬』から。

尾崎紅葉・金色夜叉(こんじきやしゃ)

尾崎紅葉の異能『金色夜叉』。和装にマント姿の異形・金色夜叉を操る異能。自分の石で操り攻撃する。能力名は文豪・尾崎紅葉の代表作であり、作者死亡のため未完となった『金色夜叉』から。

夢野久作・ドグラ・マグラ

夢野久作の異能『ドグラ・マグラ』。精神操作系の異能で、自身を傷つけたものを呪う。呪われた者は手形の痣が浮かび幻覚によって精神を破壊される。久作が所持している人形を破壊すると発動し、一度発動してしまうと無差別に襲いかかる諸刃の剣でもある。止めるには太宰の異能のみ。能力名は文豪・夢野久作の代表作『ドグラ・マグラ』から。

森鴎外・ヰタ・セクスアリス(ウィタ・セクスアリス)

森鴎外の異能『ヰタ・セクスアリス』。鴎外と共に行動しているエリスを意のままに操れる異能。それ以外は詳細不明。能力名は文豪・森鴎外の小説『ヰタ・セクスアリス』から。

フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド・華麗なるフィッツジェラルド

フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドの異能『華麗なるフィッツジェラルド』。消費した金額に応じて自身の身体能力を向上させる異能。能力名はアメリカの文豪・フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルドの代表作である長編小説『華麗なるギャツビー』から。

ルーシー・モード・モンゴメリ・深淵の赤毛のアン

ルーシー・モード・モンゴメリの異能『深淵の赤毛のアン』。相手を異空間に引きずり込む能力。そこでアンと名付けた人形に襲わせる。アンとの鬼ごっこに負けてしまうと二度と出ることができない。脱出方法はルーシーに異能を解除させるか、2つある扉の正解から出ること。間違った扉は鬼ごっこに負けたものを閉じ込めるための扉。能力名はカナダの文豪・ルーシー・モード・モンゴメリの長編小説『赤毛のアン』から。

ジョン・スタインベック・怒りの葡萄

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