キューティーハニー(CUTIE HONEY)のネタバレ解説・考察まとめ
『キューティーハニー』は、漫画、テレビアニメ、オリジナルビデオアニメ、数回にわたる実写映画など、様々な媒体で製作されている、永井豪の代表作の一つである。セクシーシーンと臨場感あふれるアクションシーンが満載の、キューティーハニーと悪の組織・パンサークローとの戦いは、少年少女のみならず、幅広いファンを獲得した。
第1作では聖チロベル学園に通う女学生で、ハニーのルームメイトにして親友。ハニーに対して同性愛のような感情を抱いている。
学園を襲ったパンサークローの大攻勢の中で、ハニーを逃がすために囮となって、身体の一部も残らぬ灰に焼き尽くされた。彼女を失ったハニーの怒りは最終決戦に臨む原動力となる。
『Re:キューティーハニー』では、キャラクターデザインや設定が大きく異なるようになり、警察庁に所属する女刑事。正義感は強く、さらに何物も恐れず、ハニーと共に最終決戦に臨むほどの女傑。
轟わたる
『激闘伝説』におけるハニーのパートナーで、警視庁に所属する刑事。
各所で活躍するほか、射撃の腕は特に優れており、一撃でパンサー怪人「ホワイトクロー」を撃ち殺したほか、最終決戦ではハニーが形成した特殊銃で数々のパンサー怪人を撃ち倒した。他の男性登場人物同様かなりのスケベである。
『天女伝説』では、彼の甥である轟兵太警部補が登場したが、ほぼギャグメーカーで終始していた。
パンサークロー
「豹の爪」の名のように、強盗、殺人、誘拐、薬物、あらゆる悪事で人の幸せを引き裂いていく秘密結社。世界各地の戦争やテロにも裏から介入している、とも言われている。
戦闘員(第1作ではサイボーグ、『激闘伝説』『天女伝説』ではほぼ生身の人間と思しい)以外の、怪人や大幹部はほぼ、魔性の能力を身につけた女で構成されている。
『激闘伝説』では異次元から襲来した生命体と設定され、『天女伝説』では現代の科学が生み出す可能性がある1つの未来(一種の並行世界)から時空を超えて襲来する「悪魔人類」と設定が加えられた。
シスター・ジル
パンサークローの大幹部(『激闘伝説』では首領との表記もある)で、ハニーの最大の宿敵。
腰に装備した鞭や催眠術、火炎放射、鋭い爪などの様々な能力を持ち、戦闘力は非常に高い。
自らの異次元細胞を健康な女性に埋め込むことによって、パンサー怪人に変貌させる。
その正体は豹の化身といえ、『激闘伝説』ではたびたび豹の姿となってハニーを襲った。魔力が増大することで巨大化や分裂といった特殊能力を発揮することもある。
『天女伝説』ではマーメドゥーサやケツアルコカトルなどの大幹部と鎬を削り、彼女らの作戦を妨害する一面も見られた。
ハニーを獲物として狙っているだけではなく、「美しいぞ」「私のハニー」などと呼び、異常なまでの執着心を持つ(『激闘伝説』では特にそれが顕著)。
パンサーゾラ
パンサークローを陰から操る邪神。その実態は、人類が争いの末に生み出す可能性がある未来の一つを掌る「悪魔人類」の長、と『天女伝説』で描写されている。
時空を超え、様々な戦争のタネをばらまいていたと豪語し、その中でも21世紀が戦いの末に自らに連なる「悪魔人類」を生み出す最重要な分岐点であり、決定打となるのがハニーの中に埋め込まれた空中元素固定装置として、配下に指示を下している。
3作を通じて、パンサーゾラとの決着の場面は描写されていない。
シスター・マーメドゥーサ
『天女伝説』で登場したパンサーの大幹部で、髪はウツボ、状況に応じて人魚形態になるなど、水棲生物の特徴をもっている。
ジルがハニー奪取の任務から外された後に、パンサーゾラの命を受け、ハニーの宿敵となった。ジル以上に過激なテロや人心掌握を行う。
最終決戦において、新興過激宗教の祖を演じて青子らを人質とし、ついにハニーを捕らえるが、それを妨害しに現れたジルと互いに巨大な獣となっての激戦の末に首を取られた。
キラークロウ/黒球西彦
『天女伝説』に登場。普段は「黒キュー」の愛称をもつ男装の女性として青子の探偵事務所で働いているが、実態はジルがハニーの正体を掴むために送り込んだスパイ。
最終決戦でマーメドゥーサの手勢を一掃し、ハニーを捕まえる好機を得るものの、人間社会で暮らしているうちに愛着が芽生えたか、もしくはジルの中に眠る良心を象徴するものだったのか、彼女を逃げさせた(作中で理由は明言されていない)。
その後は黒キューとして青子一同と合流している。
エスカレートしていくハニーのセクシーシーン
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