ぬらりひょんの孫(ぬら孫)のネタバレ解説・考察まとめ

『ぬらりひょんの孫』とは、椎橋寛によって、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で2008年から2012年まで連載されていた、妖怪任侠漫画である。妖怪の総大将・ぬらりひょんの血を継ぐ奴良リクオは、一見普通の男の子だが、祖父のような立派な妖怪の首領(ドン)になることに憧れを抱いている。現代の日本を舞台に、各地の妖怪同士が死闘を繰り広げる妖怪任侠活劇となっている。

主を筆頭に集まった妖怪の団体。しもべとなる妖怪は盃を交わし主に忠誠を誓う。主の力が大きければ大きいほど、しもべたちも力が発揮でき、逆に主の力が弱まれば消滅してしまう。

畏れ(おそれ)

未知なるものへの感情で「妖怪」そのものを表す。人々に畏敬の念を抱かせる真の畏れをまとう者を闇の世界の主と呼ぶ。元々は人をおどかしたり怖がらせたりすることで力を得ていた妖怪たちが発揮する妖怪の力の総称。相手の妖怪を「怖い」と感じたり心を奪われたりすることで生じる力。妖怪同士の戦いでは、この畏れの奪い合いであり、気圧されれば敗北となる。畏れにはそれぞれ発揮する段階や技がある。

鬼發(はつ)

自身の能力を発揮し、畏れを発動すること。畏れの発動により気圧された方は相手に畏れを感じさせることができなくなる。

鬼憑(ひょうい)

自身の畏れを具現化すること。リクオの場合は相手が自分を認識できなくなる。その他、畏れを武器に乗せることが多い。

鬼纏(まとい)

元々は半妖である鯉伴があみだした技。人間の部分にしもべの妖怪を畏れを乗せて攻撃する。

盃事(さかずきごと)

妖怪同士で忠誠を誓いあう際に用いられる儀式。

代紋(だいもん)

各団体が掲げる紋章。奴良組で言えば「畏」。

総会(そうかい)

組の幹部が集まる会合。

奴良組(ぬらぐみ)

初代総大将はぬらりひょん。2代目鯉伴亡き後、リクオが3代目を襲名するまではぬらりひょんが総大将を務め上げた。傘下には「牛鬼組」「薬師一派」「化猫組」「関東大猿会」など、72団体、構成妖怪一万匹。本家の下には様々な貸元がおり、日本に古来よりいる闇にひっそりと生きる弱い妖怪たちを守っている。ぬらりひょんがまとめあげていた全盛期はその名の通り、100組の団体を従えていたという。

牛鬼組(ぎゅうきぐみ)

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