ONE PIECE（ワンピース）の伏線・考察徹底検証！

“空白の100年”を調べることは重要犯罪に指定され、ロビンがその重要犯罪の指名手配にされています。また、「ポーネグリフ」の解読ができ政府から追手がかかっています。

“空白の100年”があけた100年後に、「東の海<イーストブルー>」橋の上の国“テキーラウルフ”が、島と島をつなぐ巨大な橋を建設しているのだとか。この橋を建設しているのが、「世界政府」への加盟を拒んだ国民たち。強制労働され、建設しているとのこと。ちなみに、世界政府非加盟国民は人身売買の対象となります。

そんな「世界政府」でも手出しできない国があります。そのうちの一つが「ワノ国」。

「ワノ国」は、よそ者を受け付けない鎖国国家で、「世界政府」にも加盟していません。そのため“侍”が強すぎるという理由で、海軍でさえも近寄れない国だそうです。

今の「世界政府」を創り上げた一大組織は、20人の王たちによって作られた組織で、その末裔が“天竜人”。

その“天竜人”が巨大な橋を非加盟国民に作らせているのではないかと思われます。何を目的に作らせているのかは明らかになっていませんが、おそらく世界を支配するためにも作らせていると思います。

このマークは、四つの海「東の海イーストブルー」、「西の海ウエストブルー」、「北の海ノースブルー」、「南の海サウスブルー」と、「グランドライン」にある170か国以上の加盟国と“結束”を示すマークです。

そして、冒頭にあった「世界政府」が恐れている2つの思想。この2つの思想こそが「世界政府」にとって脅威であり、それと同じように「D」の名を持つ者達も何らかの思想=意志を受け継がせており、「巨大な王国の思想」と「Dの意志」は共通している可能性が高いです。
もしそうであるならば、「Dの意志」は「世界政府」が誕生する以前にあったことになります。「D」の引き起こす“巨大な戦い”は、ただ単に革命軍の行動のような「世界政府の打倒」ではありません。よって、“巨大な戦い”には別の意味も込められているのではないでしょうか？

「D」が引き起こす“巨大な戦い”の本当の意味は、頂上戦争にヒントがあります。頂上戦争は大災害から始まり、それは白ひげのグラグラの実によって引き起こされた「海雷」とそれに伴う「津波」が起こりました。センゴクはこれらを「世界を滅ぼす力」と表現しています。（57巻・第552話）

さらに頂上戦争後、その「グラグラの実」を黒ひげが奪い、「この世の全てを思い通りにできそうだ」と発言しています。（59巻・第578話）

このように、頂上戦争は「グラグラの実」によって大災害が起こり始まり、「この世の全てを思い通り」にすることで終わる。そして「D」が引き起こす“巨大な戦い”は、「大災害」により始まり「世界を思い通りに作り替える」だろうということです。
「グラグラの実」=「世界を滅ぼす力」…そう、「古代兵器」を使うことによって…

「D」が引き起こす“巨大な戦い”が大災害を表している描写が作中にていくつかの伏線が存在します。59巻・第582話で、元アマゾン・リリー皇帝のグロリオーサは頂上戦争を「巨大な戦い」と表現せず「巨大な嵐」と表現したり、また60巻・第591話でトラファルガー・ローが「“D”はまた必ず嵐を呼ぶ」と、「Dの意志」が「嵐」を巻き起こすことを表しています。
簡単にまとめると
・ 頂上戦争：グラグラの実→この世の全てを思い通りにする
・ 巨大な戦い：古代兵器→世界を思い通りに作り替える

「古代兵器」を使い、海を4つに分け、「D」の意志が求める「自由」を阻んでいるレッドラインとグランドラインを破壊すること。
しかし、自由の為とはいえ、2つの大陸を破壊すれば大災害は免れません。世界政府が恐れていることは、世界中を巻き込む程の”巨大な戦い、即ち”巨大な災害”を恐れている可能性があります。

Dの思想が「この世界の破壊」=「グランドライン及びレッドラインの破壊」という思想であれば、第764話においてコラソンが「ある土地ではDの一族をこう呼ぶ…”神の天敵”と」という台詞から「神」が天竜人であると仮定した場合、Dの思想が天竜人の思想と相対すると言われています。

そして天竜人が「世界政府を創り上げた20人の王の末裔」であり、「この世界の創造主の末裔」（52巻・第503話）ともされており、「創造主」が旧約聖書創世記における「神」のような存在を指しているのならば、天竜人とはグランドライン及びレッドラインを作った天地創造の神である可能性が高いです。この天地創造が”空白の100年”より昔の出来事だと思います。また、天竜人の「聖地マリージョア」の五老星も第594話のワンシーンで「厄介なのはいつも”D”だ…」と語っています。

天竜人とDの一族の関係を以下のように表すと
天竜人：世界の創造主の末裔=世界を創造した神の血を引く者=今の「世界政府」？
↓↑”空白の100年”の当事者？
Dの一族：4つに分けられた世界の破壊と「世界政府」打倒の思想を受け継ぐ者

[伏線・考察⑧ゴール・D・ロジャーの不治の病]

「Dの意志」を受け継ぐルフィとロジャーには様々な共通点があります。「四皇」の一人であるシャンクスはルフィについて「ロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ」と言っています。

この言葉についてはまだ不明ですが、元々ロジャー海賊団の一人でもあったシャンクスは両者を知っているので、彼の言葉に嘘偽りはないと思います。
さらに魚人島において、2人とも海王類の声を聞いています。このことからも、ルフィとロジャーに共通点があり、同じ道を辿っているのかもしれません。

シャボンディ諸島でレイリーが、ロジャーが「不治の病」のにかかっていたことを告白しました。
ルフィも、ワンピース発見直前に不治の病にかかってしまうんじゃないかと言われています。

またシャボンディ諸島においてウソップが「ワンピースについて知ったら死ぬ病」と嘯いていましたが、過去の嘘ぶりを振り返ってみると、その嘘が実現していました。

例えば、「8千人の部下がいる」とウソをついていましたが、「ドレスローザ編」で数百人、数千人のウソップ信者が生まれています。

病に倒れた母「バンキーナ」を元気づけるため「なんでも治す伝説の薬がある」とウソをついています。

そして、その万能薬になるのが船医「チョッパー」ではないでしょうか？まさしく、ルフィの夢でる「海賊王になる」ためにチョッパーが万能薬となり、不治の病を治すかもしれません。

チョッパーが医術を覚える前に、病にかかった「Dr.ヒルルク」に猛毒を持つ「アミウダケ」を与えてしまい命を縮めてしまいます。そしてルフィが「不治の病」にかかった場合、この「アミウダケ」が鍵になるのかもしれません。

その「不治の病」とはレイリーの証言にあるように「ロジャーは“万物の声”が聞けた」と告白し、それこそが「不治の病」の一種ではないかと思います。

ゴール・D・ロジャーと言えば「ロジャー海賊団」の船長で、エースの実父、そして「海賊王」であり「Dの意志」を継ぐ者です。

元々の名前はゴール・D・ロジャーですが、政府が「D」の名を隠そうと「ゴールド・ロジャー」と呼んでいました。
このことから、レイリーが言っていた“万物の声”とは、麦わらの一味が魚人島に向かう際、何故かルフィだけが海王類の声が聞こえた時と同様に、ロジャーもこの声を聞き、政府は「Dの意志」を持つ者だけが“万物の声”を聞くことができると知ったうえで、「D」の名を隠していたと思われます。だとしたら、他の「Dの意志」を継ぐ者も…

[伏線・考察⑨ゴール・D・ロジャーの能力]

このロジャーの謎と考察についてはまだ様々な説があります。最も有力な説としてあるのが、「モジモジの実の能力者説」です。
この実の能力は、いろいろな物に文字を書けるという噂があります。後にお話しする「ポーネグリフ」には古代文字が記されており、このポーネグリフに文字を書こうとしても通常では書けない石で出来ているので、この実の能力を操れば可能性はなくはないかもしれません。