ONE PIECE（ワンピース）の伏線・考察徹底検証！

何故、黒ひげが「ドラム王国」を襲撃したのか、様々な理由や憶測が語られています。

「ドラム王国」はチョッパーの故郷であり、グランドライン有数の医大国。その「ドラム王国」を治めていたのが、「バクバクの実」の能力者「ワポル」でした。

実は黒ひげは元々三つ子で、ワポルの能力で一人の人間にしてもらい、また「ドラム王国」は医療大国であるがために「悪魔の実の研究」をしていたのではないか？そのために「ドラム王国」を襲撃したのでは？と言われています。
つまり黒ひげは、「悪魔の実の伝達条件の研究」をしていた「ドラム王国」を、その研究内容を奪うために襲撃したとも言われています。
現在黒ひげは、「四皇」に数えられる実力者であり、次々と「白ひげ」の縄張りを抑え、「白ひげ海賊団残党」を率いるマルコでさえも歯が立たない最強の海賊の一人。その「四皇」についても後お話しします。
その黒ひげが次に狙っているのが、自分より強力な能力者を襲う“能力者狩り”に奮起しているとジンベエが証言しています。どんな方法で行っているかはわかっていませんが、「ドラム王国」を襲った最大の理由として「悪魔の実の研究内容」だとしたら、「悪魔の実の伝達条件」を知ることができたということです。

ここで独自の見解として、「ケルベロスの能力」（？）である「死者の魂を食べる」能力も、その研究内容に記されているのではないかと思います。この能力の研究内容以外にも、他の「悪魔の実」の研究内容は記されていると思います。上記の通り、黒ひげの“能力者狩り”の噂が本当だとすれば裏付けができます。
しかし一つ疑問なのが、元々三つ子だとしてもなぜわざわざワポルに1人の人間にしてもらう必要があるのか？ということです。ワポルの「バクバクの実」の能力の一つである「能力者を食べれば能力を得ることができる」ので、「イヌイヌの実」以前に、悪魔の実の制約を根底から覆すことになります。そうとなれば、エースの「人の倍の人生を歩んでいる」という証言から、黒ひげがワポルに1人の人間にしてもらう理由はないはずです。

というのも、他の海賊などに自分が三つ子だと悟られないようにしてるのであればまだわかりますが、ケルベロスの特徴の一つといえる“3つの頭”みたいに“3人に分身”することはできないと思います。ジンベエの証言にもある通りです。「自分より強力な能力者を襲う」いわゆる“能力者狩り”はしないはず。「悪魔の実の研究内容」を奪うなら、敵であるワポルに一つの体にしてくれとは言いません。

これはあくまで個人の見解ですが、「黒ひげ三つ子説」の可能性は低いと思います。

[伏線・考察③悪魔の実と「宝樹アダム」と「陽樹イヴ」]

ここまでの話の中ででてきた「悪魔の実」。「悪魔の実」は「海の悪魔の化身」ともいわれる果実で、“ゴムゴムの実”や“モクモクの実”など、食べた者は特殊な能力が得られます。ただし、1人に対し2つの能力を持つことはできません。
※「バクバクの実」や「イヌイヌの実」（モデル ケルベロス？）などは例外です。
死んだ能力者の能力を奪うことができ、同じ悪魔の実が、同時期に世界に2つ存在することはないですが、また世界のどこかでその能力を秘めた悪魔の実が実ると言われています。

「悪魔の実」のデメリットとして2つあります。1つは「2種類以上の実を食べることができない」。そしてもう1つが「一生泳げない体になる」ことです。「海の悪魔の化身」と言われているように、悪魔の実を口にした者は海に嫌われ、また海と同じエネルギーを発する「海楼石」に触れた能力者の力を奪うエネルギーを持っています。武器や手錠などにも用いられています。一言に海っといっても、川や風呂も同様に「水が溜まっている場所」を指しています。ただし、雨やシャワーなどの流水は影響しません。あくまで「水が溜まっている場所」です。

そして、その「悪魔の実」がなる樹が「宝樹アダム」と「陽樹イヴ」と言われています。。「アダム」と「イヴ」は、旧約聖書の「創世記」に記されている最初の人間です。エデンの園に住むアダムとイヴが、蛇にそそのかされて神に禁じられた「禁断の果実」を口にしてしまい、神の怒りにふれ「人間界」に追放され寿命を与えられるというお話です。

「陽樹イヴ」は、海底1万mの位置にある魚人島に、太陽の光と酸素を届ける樹。地上で受けた光をその根に灯し、その樹の根の呼吸は空気をも海底へ供給する神秘の樹です。

そして、その「陽樹イヴ」は世界せ1本しかなく、魚人島の真上を通る「レッドライン」にある海軍本部や天竜人が住む「聖地マリージョア」まで続いています。

そして、「宝樹アダム」は世界に数本しかない樹で、たとえどんな激しい戦いに巻き込まれても倒れないと言われている、文字通り“最強の樹”と呼ばれています。

そのため「サウザンドサニー号」は、この「宝樹アダム」で造られています。だから「ONE PIECE FILM Z」でZ艦隊から砲撃されても一向に沈まなかったんですねぇ。ちょっと納得いくかも。

砲撃されたサウザンドサニー号

そして、「旧約聖書」の「創世記」に記されているように「アダムとイヴ」が人間を生んだように、この2つの樹が「悪魔の実」が実る樹じゃないかと言われています。

「悪魔の実」を食べた者が一生泳げない体になってしまう。まさに「アダムとイヴ」に出てくる「禁断の果実」そのものだと思います。

この世界に1本しかない「陽樹イヴ」と、世界に数本しかない「宝樹アダム」。この2つの樹が繋がっているのではないか？と推測されています。どのように生成されているか明らかになっていませんが、おそらく「光合成」によって「陽樹イヴ」に実るのではないかと思われます。

「ドレスローザー編」で、元王下七武海の1人だったドフラミンゴが、聖地マリージョアみある重大な「国宝」の存在について語っています。その「国宝」が「陽樹イヴ」、もしくは後にお話する「赤い石“ロードポーネグリフ”」、または古代兵器の1つ「ウラヌス」、そしてそれら全てなのではないかと思います。一言に「国宝」といえども、1つだけとは限りません。
ちなみに古代兵器「ウラヌス」とは、気候を操れる兵器と言われていて、グランドラインやカームベルトなどの特殊な気候条件を「聖地マリージョア」で操っているのではないか？と言われています。

さらに、魚人島の占い師「マダム・シャーリー」の予言で、「麦わらのルフィに魚人島を滅ぼされる」という台詞がありました。
これは、ルフィの手によって魚人島に太陽の恵みと酸素を届ける「陽樹イヴ」を破壊し、「聖地マリージョア」の壊滅、それらにより魚人達が普通の人間と同じ陸地で暮らすのではないかと考えられています。

ただ、一緒に暮らせるのならまだいい方ですが、人間にとって魚人は差別や偏見、虐待の対象になりますから、アーロンやホーディのように人間に反旗を翻す可能性があります。
しかし、マダム・シャーリーのこの台詞から「麦わらの一味」ではなく「麦わらのルフィ」と名指ししています。
もしかしたらですが、「Dの意志」を継ぐ者が滅ぼす…かもしれません。

[伏線・考察④悪魔の実の研究・分析]

[伏線・考察②]と[伏線・考察③]の内容で話した「悪魔の実」について考察していきます。「悪魔の実」は、海軍科学班トップで「世界最大の頭脳を持つ男」と言われている天才科学者・Dr.ベガパンクが発見し、「悪魔の実の伝達条件の解明」や無生物に悪魔の実を食べさせる新技術の開発、サイボーグ技術の研究と人間兵器「パシフィスタ」の製造などの功績を挙げた科学者です。なお本編にはシルエットと名前だけで登場。

バーソロミューくま曰く、「彼の科学技術は、これから人類が500年かけて到達する域にいる」という。彼の出身は未来国バルジモア。
ここで独自の見解として、黒ひげが「悪魔の実の研究内容」を奪うため「ドラム王国」を襲ったとありましたが、もしかしたらその国にベガパンクの研究所があったのではないかと思われます。そこに「悪魔の実の伝達条件の研究内容」が記された資料があったのではないかと思います。
かつて彼は、パンクハザードの研究所で「人造悪魔の実」を試作を試みようとしたところ失敗し、その失敗作はモモの助に食べられてしまいました。また、この人造悪魔の実は通常の悪魔の実同様のリスクがあります。

[伏線・考察⑤Dr.ベガパンク]