キング／アルベル（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ロロノア・ゾロ

CV：中井和哉

『ONE PIECE』の主人公、モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の副船長的立場であり、剣士。一番最初にルフィの仲間になったキャラクターであり、『ONE PIECE』の中でも最古参のキャラクターの一人である。三本の刀を操る三刀流の剣技の使い手であり、夢は「世界一の大剣豪」になること。自分の実力を上げるために常に強者との戦いを望んでいる。

鬼ヶ島の屋上でルフィ達と共にカイドウとビッグ・マムと戦い重症を負う。その後ミンク族の医者ミヤギに「超回復」ができるという薬を投与され復活する。キングと一騎打ちが始まり、両者互角の戦いを見せた。戦いの中でキングのマスクの一部を破壊し、素顔を見られることを恐れているキングの怒りを買う。戦いの中で覇王色の覇気に目覚め、覇気を食らう妖刀「閻魔」を使いこなし、見事キングを倒した。

ロロノア・ゾロ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

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ロロノア・ゾロとは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わら海賊団の剣士。三本の刀を操る三刀流剣技の使い手。「世界一の大剣豪になる」という夢を持っており、戦闘では積極的に強敵と戦う。黒い手ぬぐい、左目の傷、腹巻き、左耳の三連ピアスが特徴。最初に麦わら海賊団に加入したメンバーであり、副船長と度々間違われるが、公式では副船長という設定は明言されていない。武装色の覇気に優れ、ワノ国では覇王色の覇気にも目覚めた。

キング／アルベルの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「ええ 全く」

カイドウの実子ヤマトが鬼ヶ島城内で失踪した時、キングはカイドウの名前を使って飛び六砲を呼び出した。ヤマト捜索を飛び六砲にさせるためだ。しかしカイドウではなく、キングに呼び出されたことが気に入らない飛び六砲は、まるでキングに命令されて集まりヤマトを探させられることになったようで納得がいっていないようだった。そんな飛び六砲を納得させるために、カイドウはキング達大看板に了解も得ずに、ヤマトを見つけた飛び六砲に指名制で大看板への挑戦権を与えるという約束をする。百獣海賊団は実力主義であり、大看板の座を狙っている人間は多い。カイドウの言葉に飛び六砲達はやる気を出した。

それを前にしてカイドウはそばにいたキングとジャックに「構わねェよな？」と問う。するとキングとジャックは顔色一つ変えずに「ええ 全く」と答えた。キングが自分の力自負しており、誰が挑戦してきても負けないという圧倒的な自信を持っていることがうかがえるセリフだ。

「戦いに流派や型が必要か？」

キングはロロノア・ゾロとの戦闘で「戦いに流派や型が必要か？」とゾロに問うた。

キングはゾロとの戦闘で絡繰（からくり）のついた刀や全身の至るところから出る可動式のトゲを使った戦いを繰り広げる。その戦闘スタイルには一貫性がなく、流派や型は存在しない。刀を持っているが剣士というわけではなく、武器だけを使うかと思えば、拳などを使った肉弾戦もするし、悪魔の実の能力で獣型・プテラノドンに変身して技も使う。卑怯な真似をしているところは見られないが、敵を討つためにありとあらゆる手段を使うことは厭わない。このセリフからはキングがどんな手段を使っても相手を倒すという固い決意が見てとれる。

「調子に乗るな…カイドウさんこそ『海賊王』になる男！！」

キング／アルベルとロロノア・ゾロの戦いも佳境に入る。何度技でねじ伏せても立ち上がってくるゾロにキングは苛立ちを覚えていた。ゾロの実力を認め始めており、自分がゾロに対して危機感を抱いている自覚もあった。しかし「もう充分君臨したろ。席を空けろ、お前ら」というゾロの軽口には我慢できず、怒りを顕にして「調子に乗るな…カイドウさんこそ『海賊王』になる男！！」と言い放ちゾロを睨みつける。ゾロがルフィを「海賊王」にしたいように、キングもカイドウを「海賊王」にしたいのだ。キングはカイドウと出会った過去を思い出す。囚われの身だった自分を助け、側に置き、右腕としてくれたカイドウこそが「海賊王」にふさわしいと信じるキング。このセリフからはキングからカイドウへの絶対的な信頼と、同時にカイドウを「海賊王」にするという強い信念が読み取れる。

キング／アルベルの裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

謎の一族・ルナーリア族

四皇の一人ビッグ・マムは家族以外の誰のことも信用せずに、自分と子供達だけで海賊団を結成し国を作った。それがグランドラインにある万国（トットランド）である。ホールケーキアイランドと、周辺の34の島々からなる万国にはこの世に存在するありとあらゆる種族が住んでいるが、その中でも3種族だけ住んでいないという。その中の一つがルナーリア族。キング／アルベルはこのルナーリア族の人間であり、ビッグ・マムが鬼ヶ島に降り立ち対面した際に万国に来ないかと勧誘されている。

『週刊少年ジャンプ』2022年3・4合併号で掲載された本編でキングがルナーリア族と明かされる前、2021年9月3日に発売された『ONE PIECE』の公式キャラクター図鑑『VIVRECARD ONEPIECE図鑑』にてキングがルナーリア族であることが明言された。ルナーリア族には黒い羽根、白い髪、褐色の肌という外見的特徴があり、希少ゆえその存在を知らせるだけで政府から1億ベリーもの報奨金が出る。

それでもまだまだルナーリア族に関する謎は多い。その昔赤い壁の上に”発火”する種族が住んでいたことが白ひげ海賊団のマルコの口から語られており、その種族がルナーリア族だと思われる。”発火”というのはキングが常に背中にまとっている炎で、赤い壁は偉大なる航路（グランドライン）に対して直角に世界を一周する巨大な大陸・赤い土の大陸（レッドライン）だと推測できる。赤い土の大陸（レッドライン）には、聖地マリージョアがあるが、マリージョアができる前、そこには「神の国」があったとこれもマルコの口から語られている（マルコはこれらのことを過去白ひげに聞いていた。）ルナーリア族とは「神の国」にいた”発火”する種族であることがわかっている。

『ONE PIECE』では度々「月」が物語の重要事項に関わっているという考察が上がる。ルナーリア族の「ルナ」はラテン語で「月」を表す言葉であり、このルナーリア族も『ONE PIECE』の物語における重要な役割を担っているのではないかと話題になっている。