マルコ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

故郷を出て海賊としての名を上げ始めていたスペード海賊団船長ポートガス・D・エースは、海賊としての格を上げるため白ひげの首を狙う。だが結果的には白ひげ本人に追い詰められ完敗。エースはその際「仲間達は逃がして貰う…！！！そのかわり…俺が逃げねェ…！！！」と言い、スペード海賊団の仲間を悪魔の実の能力で白ひげから遠ざけた。白ひげは何度倒しても起き上がり仲間を守ろうとするエースを気に入り白ひげ海賊団の船に乗せた。白ひげはエースに「息子になれ！！！」と言い、信頼して船の中で自由に過ごさせた。しかしエースは白ひげのことが信頼できず、船内で考えた白ひげの暗殺計画を何度も実行した。
暗殺はことごとく失敗し、ついに100回目を迎えた頃、エースはマルコに「お前らなんであいつ（白ひげ）の事“オヤジ”って呼んでんだ…？」と聞いた。するとマルコは笑顔で「あの人が──…“息子”と呼んでくれるからだ」と答え、世の中の嫌われ者の自分たちを息子と呼び可愛がってくれることが嬉しいと続けた。エースはマルコとの会話の中で、正式に白ひげ海賊団に入団する気持ちを固めた。

頂上戦争

2番隊隊長エースを海軍から奪還するためにはじまった頂上戦争。白ひげが海軍大将黄猿ボルサリーノの攻撃を受けそうになった時マルコが黄猿を牽制し「いきなり “キング” は取れねェだろうよい」と言いながら覇気と能力で互角に戦った。また別の場面では海軍大将青キジ・クザンによって絶体絶命の状況にあったルフィのことを救った。
戦闘中、持病が悪化し吐血した白ひげに気を取られたことによって、マルコは隙を狙われ海楼石の手錠をかけられるなど窮地に追い込まれる。
海軍大将赤犬サカズキによってエースが致命傷を負った直後、Mr.3ギャルディーノの悪魔の実の能力によって手錠は外され、そのまま仲間達と共に赤犬と戦う。
その後、赤犬の攻撃によりエースは命絶え、海賊たちは悲しみに打ちひしがれた。そして何より自分をかばったことによって兄の死を目の当たりにしたルフィは赤犬を前に動けなくなってしまう。しかしここでマルコは「その命こそ…！！生けるエースの“意志”だ！！！ エースに代わっておれ達が必ず守り抜く！！！もし死なせたら“白ひげ海賊団”の恥と思え！！！」と仲間を奮い立たせ、残った者たちでルフィを戦場から逃がそうと奮闘する。
戦いの終盤、突然現れた黒ひげマーシャル・D・ティーチの手によって、白ひげも息絶える。その直後、黒ひげは自らの特殊能力で白ひげが生前持っていたグラグラの実の能力を自らの体に取り込み奪った。悪魔の実の能力は1人の人間が1つしか持つことができないため、すでに能力者の黒ひげがなぜグラグラの実の能力を手に入れることができたのかは不明である。
その不可解な現象を目の当たりにし、周りの海軍と海賊たちが困惑する中、マルコだけは落ち着いた様子で「体の構造が…“異形”なんだよい！！」と意味深な言葉を残している。
黒ひげの乱入後も海軍による追撃は続くが、せめてルフィだけでも戦場から逃がそうという海賊たちの思いが繋がり、海賊団の垣根を超えて逃げ道を確保した。マルコは船長と大切な仲間を失った直後だったが、戦いに集中し冷静に海賊たちをまとめた。
終戦直前に現れた赤髪のシャンクスの取り計らいにより、白ひげとエース、その他戦死した仲間達は、戦いのあと海賊の元に回収されることになった。全ての亡骸は白ひげの故郷の近くに墓を作り供養された。
船長と隊長、多くの仲間を失った白ひげ海賊団の残党はマルコが指揮をとりその後も海賊を続けることになった。

落とし前戦争

マルコを筆頭に白ひげとエースの遺志を継いで海賊を続けていた白ひげ海賊団の残党たち。
頂上戦争から1年経った頃に、白ひげ海賊団の縄張りを侵した黒ひげ海賊団と衝突し、のちに「落とし前戦争」と呼ばれる戦いを起こす。
生前の白ひげが世界に及ぼしていた影響力は凄まじく、白ひげが縄張りだと宣言した島にはその後一切誰も手にかけてくることがなかった。白ひげはその力を利用して、島民や国を荒らす海賊たちから弱い国々を守っていたのだ。
しかし、白ひげが死んだことによって、白ひげの縄張りという名の守りの包囲網はなくなり、世界中の安全だった島や海が荒らされるようになった。
白ひげのグラグラの実の能力を手に入れ、勢いに乗って世界各地の侵略を続けていた黒ひげ海賊団も、ここぞとばかりに元白ひげの縄張りを荒らし、自分の縄張りへと変えていった。
その様子に耐えきれなかったマルコたち白ひげ海賊団残党は、白ひげの遺志を守り抜くため黒ひげ海賊団に戦いを挑んだのだった。戦いには2つの海賊団だけでなく、お互いを支援する海賊たちも集まり大きな戦いになった。
結果は、マルコたち白ひげ海賊団残党の惨敗。特殊な能力よって悪魔の実を複数有することができる黒ひげには歯が立たなかった。
そしてそのままマルコたちは消息不明となってしまう。

世界会議編

一時消息不明になっていたマルコは落とし前戦争で死んではいなかった。戦争後は白ひげの故郷の地で白ひげが残した故郷を守り、残すため、島の医者として穏やかに生活をしていた。
四皇百獣のカイドウと戦うために仲間を集めていた、かつての仲間ネコマムシの来訪でこれまでの経緯を語り、ネコマムシの勧誘にも真剣に耳を傾けた。
しかし時を同じくして、自分が白ひげの息子だと名乗るウィーブルという海賊が、遺産目当てに白ひげの関係者を襲うという事件を次々に起こしていた。そしてウィーブルが近々この白ひげの故郷の地にたどり着くことを危惧していたマルコは、ここを離れられないとネコマムシに説明した。
今回の勧誘は受けることができないが、かつては一緒に旅をしたおでんやエースの弟であるルフィのためにも、打倒カイドウの気持ちはあるという事をルフィへの伝言としてネコマムシに託した。

ワノ国編

一度は打倒カイドウの勧誘を断ったマルコだったが、突如として討ち入り当日にワノ国に出現。決戦の鬼ヶ島では、麦わらの一味と百獣海賊団の戦いがすでに始まっていた。島の入り口にある滝でビッグ・マム海賊団と対峙し、マルコは海賊戦ごと滝の下へと蹴落とし、ビッグ・マム海賊団の応戦を阻んだ。
その後、島の中へ進み、ネコマムシらと合流した。その仲間たちの中には、かつて白ひげ海賊団16番隊隊長を務めたイゾウがいた。イゾウは元々はワノ国の生まれであり、おでんの家臣であった。おでんが白ひげ海賊団に入った時に一緒に船に乗り、おでんと共に白ひげ海賊団の一員として仲間と旅をした。イゾウは旅の中で白ひげや仲間のことを気に入り、おでんが船を降りてからも海賊団に残留した。落とし前戦争後マルコ同様消息不明となっていたが、マルコは密かにイゾウの居所を把握しており、今回のおでんの無念を晴らすための戦いに誘っていたのだった。
戦いの中でネコマムシの提案により、敵の本拠地である鬼ヶ島の裏門に、空から向かうことになったマルコ、イゾウ、ネコマムシの3人。空を飛ぶことができるマルコがイゾウとネコマムシを抱えて飛び裏門へ向かった。飛んでいる途中に海上に怪しい影を見つけたマルコは、2人を送り届けた後そのまま影のところまで戻っていった。
マルコが見つけた怪しい影の正体はビッグ・マム海賊団のシャーロット・ペロスペローだった。ペロスペローが、ビッグ・マムとカイドウの同盟をよく思っていないことを知ったマルコは共闘してカイドウを倒すことを提案した。
そしてマルコとペロスペローは一緒に鬼ヶ島の中に進んでいく。しかしビッグ・マムが現れ、ペロスペローが言いくるめられてしまいカイドウとの同盟を許してしまう。その後ビッグ・マムはマルコを倒そうと迫るが、ミンク族のキャロットとワンダが現れマルコ側で応戦。2人が戦いに加わったことによってビッグ・マムはその場を退散し、マルコは先に進むことができた。
進んだ先では、クイーンが作り出した氷鬼という感染型の疫病ウイルスがばらまかれていた。マルコは、ウイルスで体が凍り戦うことが絶望的となっていた麦わらの一味や侍たちを、自分の悪魔の実の能力で回復させ治癒させた。また上の階に進みたいゾロに手を貸し、その行く手を阻もうとしたキングとクイーンを足止め、戦った。

マルコの関連人物・キャラクター

エドワード・ニューゲート

CV：有本欽隆（151話〜567話）→大友龍三郎（962話〜 ）

白ひげ海賊団の船長。通称「白ひげ」。頂上戦争で戦死するまでは四皇の1人であった。「世界最強の男」と呼ばれ、生前の実力と影響力はまさに世界一だった。海賊王ゴール・D・ロジャーと同じ時代を生き、時には戦い時には酒を酌み交わした戦友。悪魔の実グラグラの実の能力者。白ひげの強さは怪物級で海軍本部からも恐れられてた。エースが海軍に捕らえられインペルダウンに収監された際には、いつ白ひげが襲来してもいいように監獄の周りにおびただしい数の軍艦が用意された。
頂上戦争と呼ばれるエース奪還作戦の中で戦死することになるが「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）は実在する！」と言い放ち仁王立のまま生き絶えたその姿は、彼が残した数多くの伝説の締めくくりにふさわしいものであった。
マルコやエースなど船員から厚い信頼を寄せられていて、自身の仲間を「家族」「息子」と呼んでいる。またその仲間たちは白ひげのことを「オヤジ」と呼び、海賊の仲間として以上の絆で結ばれていた。

白ひげ／エドワード・ニューゲート（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

白ひげ（本名：エドワード・ニューゲート）とは、『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。
海賊王ゴール・D・ロジャーと渡り合った大海賊。新世界に皇帝のように君臨する4人の海賊四皇の1人。悪魔の実「グラグラの実」の能力者で「世界最強の男」と称されていた。
ロジャー、エース、おでんといった重要人物と大きく関わっている。マリンフォード頂上戦争の戦いで死亡した。

ポートガス・D・エース

CV：古川 登志夫

頂上戦争で戦死するまで白ひげ海賊団2番隊隊長を務めた。メラメラの実の能力者で火拳のエースと呼ばれている。実の父親は海賊王ゴール・D・ロジャーである。17歳で海に出てスペード海賊団の船長として海賊の名をあげる。海賊としての格を更に上げるため白ひげの首を狙うが、返り討ちにあい仲間共々殺されそうになる。せめて仲間は逃がそうと自身の持つメラメラの実の能力で仲間を白ひげから遠ざけ、自分1人で立ち向かう。その後何度倒しても起き上がり仲間を守ろうとする姿を白ひげに気に入られ「息子になれ！！！」と白ひげ海賊団に誘われる。マルコは白ひげの首を狙ったこともある新参者のエースを快く仲間内に招き、よそ者扱いせずに優しく受け入れた。そしてマルコから白ひげの懐の深さや優しさの話を聞いたエースは、白ひげの息子として本気で海賊団に入団する覚悟を決めた。その後は白ひげのシンボルのタトゥーを背中に背負い、白ひげをオヤジと呼んで海賊団のために尽くした。

ポートガス・D・エース（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]

renote.net

ポートガス・D・エースとは尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する海賊。白ひげ海賊団2番隊隊長。悪魔の実メラメラの実の能力者で「火拳のエース」と呼ばれている。海賊王ゴール・D・ロジャーの実の息子。自分の所属する白ひげ海賊団の船長エドワード・ニューゲートを父親のように慕っている。ルフィとサボと3人で兄弟盃を交わし義兄弟になった。部下であるマーシャル・D・ティーチの手によって海軍のもとに捕まり、白ひげ海賊団がエース奪還のために引き起こした頂上戦争の中で戦死した。

マーシャル・D・ティーチ