マルコ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

マルコの概要

マルコとは尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する海賊。元白ひげ海賊団一番隊隊長兼船医。船長である白ひげエドワード・ニューゲートを「オヤジ」と呼び慕っている。白ひげ海賊団には、見習い期間を合わせると30年以上在籍している古株である。自然（ロギア）系の悪魔の実よりも珍しい動物（ゾオン）系幻獣種「トリトリの実 モデル“不死鳥（フェニックス）”」。悪魔の実を食べたことによって手に入れた飛行能力と再生能力から「不死鳥マルコ」という異名を持つ。
悪魔の実の能力だけでなく武装色と見聞色の覇気も使いこなし、白ひげ亡き後は白ひげ海賊団のまとめ役として奮闘した。

プロフィール・人物像

名前：マルコ
年齢：43歳（新世界編前）→45歳（新世界編後）
身長：203cm
誕生日：10月5日
出身：偉大なる航路「グランドライン」

CV： 森田成一

マルコとは尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE（ワンピース）』に登場する海賊で、元白ひげ海賊団一番隊隊長兼船医。
マルコの悪魔の実トリトリの実 モデル：フェニックスは動物（ゾオン）系の幻獣種という、とても珍しい種類の悪魔の実である。マルコはその珍しい飛行能力と再生能力を操る様から「不死鳥マルコ」という異名を持つ。
悪魔の実の能力に加えて、強力な覇気の使い手としても知られている。武装色と見聞色の覇気を巧みに使い熟し、海軍本部大将の攻撃をほぼ無傷で受け止める。
海賊としての戦闘能力が高いだけでなく、穏やかで仲間思いな性格を持っており、立場関係なく周りの仲間や人間から厚い信頼を寄せられている。
マルコが所属していた白ひげ海賊団は「世界最強の男」と呼ばれた白ひげエドワード・ニューゲートが船長を務めていた。白ひげはマルコのことを「息子」と呼び、マルコは白ひげのことを「オヤジ」と呼んだ。
白ひげ海賊団には30年以上在籍しており、たくさんいる団員の中でも古株の1人である。実力の高さと人望の厚さから「白ひげ海賊団No.2」と呼ばれている。
頂上戦争で白ひげと二番隊隊長ポートガス・D・エースが死亡したことによって、白ひげ海賊団は一旦解散となった。マルコは海賊団の残党を率いて海賊を続けた。頂上戦争で失った大切な仲間の仇を討つため、黒ひげに落とし前戦争を挑んだが、惨敗。その後、マルコ含め海賊団の残党たちは一時消息不明となる。

マルコの能力

悪魔の実：トリトリの実 モデル“不死鳥（フェニックス）”

悪魔の実トリトリの実の能力者はマルコの他にもアラバスタ王国のペルなど複数の存在が確認されている。しかしマルコが食べたのは幻獣種「モデル：フェニックス」というとても珍しい種類で、ほかとは別格の強さを持つトリトリの実の能力と言われている。動物（ゾオン）系幻獣種は、世界的に珍しいとされる自然（ロギア）系の悪魔の実よりも希少である。
この能力はその名の通り、不死鳥（フェニックス）に変身することができる。復活の青い炎を身に纏い、どんな攻撃を受けても体を再生させる不死鳥に変身することができる不死鳥人間。
海軍本部大将クラスの大物からの攻撃を受けても、体を再生して一瞬で回復してしまう。しかしいくら不死鳥がモデルだからといって、その能力にも限度がある。この能力を持っているからといって絶対に不死になるわけではない。
他の動物（ゾオン）系とは別格の強さを持っており、能力を他者のために使うこともできるため、復活の青い炎を他者に当て体を再生し傷を治すことも可能である。
また不死鳥のように翼を大きく広げ、仲間の前で攻撃を受け止め、自分自身は再生の能力で回復することによって仲間達を体を張って守るバリアのような戦い方もある。
身に纏う復活の青い炎は、物質を燃やす一般的な炎の性質を持っていない。そのため炎で戦闘相手や武器を焼き払うといった戦い方はしない。

マルコの必殺技

鳳凰印（ほうおういん）

変身した不死鳥の両足から繰り出される強烈な蹴り。
遠方から衝撃波として飛ばすことが可能で、その攻撃は巨大な海賊船をいとも簡単に蹴り飛ばしてしまう威力を持つ。

鳳梨礫（なしのつぶて）

不死鳥の復活の青い炎を広範囲に広げて、広げた範囲内にいる人の生命力を活性化させ怪我や病気を治す回復技。
青い炎を保つことができるのは、範囲内にいる人の体力が保つ限り。青い炎の能力自体で怪我や病気が治るのではなく、対象の人の自然治癒力が技によって上がるため治る。
鳳梨は漢字でパイナップルの意味。マルコの好物の名前が当てられている。

青炎雁（ブルーバード）

青い炎を勢いよく相手にぶつける技。指先から出した青い炎が渦を巻き、やがてそれが空中で巨大な火の玉となり、それをそのまま相手に叩きつける。
復活の青い炎を再生や回復ではなく、攻撃に利用している。フェニックスの能力は本来防御や再生に利用できるものばかりで、攻撃に使われることはない。そのためこの技はマルコ自身が覇気を利用して編み出したフェニックスの新しい力という説もある。しかし実際のところはマルコ自身からの詳しい説明がないため、この技の詳細は謎に包まれたままだ。

マルコの来歴・活躍

見習い時代

マルコは10代前半の頃から白ひげ海賊団に所属していた。その頃は隊長などの役職を持っておらず、海賊の見習いとして乗船。
ある日、白ひげ海賊団の船モビー・ディック号がワノ国九里伊達港に漂着した。そこに九里の大名だった光月おでんが現れた。おでんは出会うや否や覇気を纏った刀で白ひげに斬ってかかり「俺の名前は光月おでん！！！誰だか知らんが！！お前の船に！！乗せてくれ！！！」と懇願。その破天荒すぎる言動に海賊団を困惑させた。マルコはおでんに対して「お前 ウチの船長殺そうとしたよな！！？」と怒りをあらわにした。
自分の住むワノ国が窮屈であり外の世界に出て冒険がしたいと考えていたおでん。彼は何度も不法出国を試みたが失敗し、悩んでいたところだった。
そんな時に偶然現れた白ひげ海賊団に自分を海に連れ出すよう頼み込んだおでんだったが、結果的に白ひげたちには断られてしまう。出国を禁止されているワノ国の家臣たちにも諦めるように咎められる。
それでも諦めきれなかったおでんは、このチャンスを逃すまいとモビー・ディック号のマストに鎖を巻きつけその先に自分が掴まり白ひげ海賊団とともに出国を試みた。その姿を発見したマルコはマストに巻きついた鎖を外し、おでんをワノ国に戻そうとした。
しかしこの一連を見ていた白ひげは「3日！！その鎖を離さなかったら この船に乗せてやる！！！」という過酷すぎる乗船条件をおでんにつきだした。当初は白ひげに斬りかかったおでんに対して、怒りをあらわにしていたマルコだったが、鎖に掴まり懸命に耐えている姿を見ているうちに次第に応援するようになった。
頑張りが認められたおでんは3日後、白ひげ海賊団に迎え入れられた。

エースとの出会い