ワイルドアームズ(WA)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワイルドアームズ(WILD ARMS)』とはメディア・ビジョンが開発したPlayStation用のゲーム作品。1996年12月20日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)より発売。略称は「WA」。ジャンルはロールプレイングゲーム(RPG)。荒廃した大地が広がる惑星「ファルガイア」を舞台に、荒野を冒険する「渡り鳥」と呼ばれる3人の主人公達と、異世界からの侵略者「魔族」との戦いの物語を描いた作品で、壮大な世界観と個性溢れるキャラクター、深く練り込まれたストーリーが魅力となっている。

ザックはある夢を見ていた。それはザックがかつて「ギャレット・スタンピード」という名前だった頃の過去の夢であった。ギャレットは今は滅んでしまったアークティカの王国に仕える「フェンリルナイツ」という騎士団の騎士を務めていた。ある日ギャレットは同じフェンリルナイツの仲間であり早撃ちの師匠でもあるエルミナと共に騎士叙勲式を抜け出してアークティカ城の屋上へ来ていたが、そこへ2人を探しに来たフェンリルナイツの騎士団長「ゴルドバード」が現れ叙勲式を抜けだしたことを叱られ始める。エルミナは「ギャレットを誘ったのはあたしです」「城下の町を一望できるこの場所に来ればギャレットにとって大切な何かが見つかるのではと思いまして」と言い、騎士としてはまだ半人前であるギャレットのために連れてきたと語る。それを聞いたゴルドバードは「騎士にとって大切なのは守るべき大切な何かを見つけることだ」「フェンリルナイツの7人が守りの象徴たる騎士の武具になぞらえられているのもそのためだ」と語る。
フェンリルナイツの騎士はそれぞれ騎士の武具になぞらえた通り名を持っており、ゴルドバードは「アーマー(鎧)」と呼ばれ、エルミナは「ソード(剣)」と呼ばれていたが、エルミナ曰く最近では「斬り姫」の方が通りがいいとのこと。ギャレットは新しくフェンリルナイツの一員になった自分は何て呼ばれるのかと聞くと、ゴルドバードは「お前はヴァンブレイス(篭手)だ」と告げる。ギャレットはヴァンブレイスという呼ばれ方に不満を言うが、ゴルドバードに「迎撃の任につくソードは、外敵から身を守るための牙といえよう。ならばお前はソードを操る腕。エルミナを守るヴァンブレイスなのだ。篭手じゃ不服か?」と言われると、ギャレットはヴァンブレイスを気に入り「守ってみせるぜ、大切なもの、皆まとめてなッ!」と宣言するのだった。
それからしばらく経ったある日、アークティカは蘇った魔族の襲撃を受けて一夜にして滅び去った。フェンリルナイツは全滅し、ただ1人生き延びたギャレットは、以降自身を「ザック・ヴァンブレイス」と名乗るようになり、魔族に復讐するために「絶対たる力」を求めるようになるのだった。

目を覚ましたザックは、アーデルハイド城の一室で眠っていたことに気付き、目の前には彼を心配そうに見ていたロディ、セシリア、ハンペンの姿があった。ザックは自分が本当に果たしたかったことを思い出し、皆に自分の本当の名前を告げようとするが、セシリアは「ザック・ヴァン・ブレイス…今は、私たちの仲間よね」と彼の言葉を遮った。彼女が気遣ってくれたことにお礼を言ったザックは、「仲間として皆に頼みを聞いてほしい」と言う。今は廃城となったアークティカ城に「俺を待っている、あいつがいるんだ、これ以上、罪に黒く…血に赤く染めるわけにはいかないんだ」と語る。「初めて、復讐以外にあなたの剣を振るってもらえるのですね」と言うセシリアに「大切な何かを守るための剣、それが俺達の剣だったんだ」と言ったザックは、仲間達と共にアークティカ城へと向かった。

アークティカ城に着くと、そこにはエルミナとして生きていた頃の記憶を取り戻したレディ・ハーケンが待っていた。ザックはロディとセシリアに「ここは、俺1人で行かせてくれ」と頼み、ハーケンに一騎打ちを挑む。「できることなら、こんな形で再会したくなかった」と言うザックに「あたしの手は地に汚れ既に引き返すことは…できない」と言うハーケン。「俺の胸には今でもあいつが…エルミナがいる…そのエルミナのためにもハーケン、お前はこの俺が…斬るッ!」「あたしの戦いは、何も生み出さない代わりに何も失わせやしない戦いなんだ…たとえ魔に身をやつそうとも、な。来い、ザック…全てを捨てたあの日からお前が掴んできた『力』と共にッ!」とそれぞれの想いを告げ、2人の最後の戦いが始まった。

激闘の末、勝利したのはザックだった。エルミナの姿に戻った彼女に駆け寄るザック。その時、エルミナの身体から光が生まれた。それはザックの心が放つ輝きであり不可能も可能とする「絶対たる力」。大切なものを守るために今までの自分を超える力が「勇気」の輝きとなって放っていたのだ。今にも息絶えそうなエルミナに「目を開けてくれッ!」と叫ぶザック。するとエルミナは「この城で散った騎士からお前あての言葉がある、聞いてくれるか?」と言う。ザックが頷くと「どんなに退屈で、つまらない世界でもここは、お前とあたしが出会った世界…だから、守って…」と告げ、エルミナは息絶えた。彼女の最期の言葉を聞いたザックは、過去や復讐に囚われず、大切なものを守るために剣を振るうことが本当の勇気であると知った。ザックの放つ勇気の輝きに応え、勇気の貴種守護獣「ジャスティーン」が覚醒するのだった。

希望の西風

アークティカ城から出ようとした時、セシリアは涙のかけらを通じて守護獣の想いを感じ取る。ダークネスティアの光で一時的に守護獣の力が弱まった影響で、1000年前に海の奥深くに封印された魔塔カ・ディンギルがジークフリードによって復活したのだ。最後の戦いが始まることを知った一行は、カ・ディンギルへ向かう前に最後の貴種守護獣を復活させるためバスカー集落にある「ゼファーの祭壇」へと向かった。そこは「希望の西風」と呼称される希望を司る貴種守護獣「ゼファー」の名前を呼べば応えてくれるという言い伝えがあった。しかし2体の貴種守護獣ラフティーナとジャスティーンの助力を得てもゼファーは応えてくれなかった。現在のファルガイアからは希望が失われており、誰もが未来を諦めていたからだった。ただ1人、ロディだけは諦めようとしなかった。2体の貴種守護獣は、ロディに「造られた心で未来を支えることはできない、明日に吹く風の名を呼ぶことは無理だ」「あなたはこの世界にひとりぼっち、どこにも居場所のない、よそ者」と言うが、ザックとセシリアはロディを励まし続けた。仲間達の励ましを受けて、ロディはゼファーの名前を呼び続ける。そして最後まで諦めないロディの心に応えて、遂に希望の貴種守護獣ゼファーが覚醒するのだった。

最終決戦の地へ

カ・ディンギルへ向かうと、入口にはブーメランとルシエドが待ち構えていた。ブーメランはジークフリードが「新しい月」と呼ばれる宇宙のコロニー「マルドゥーク」を目指しており、カ・ディンギルがそのマルドゥークに通じる亜空間エレベーターであることを伝える。何故それを自分達に教えるのかと言うザックに「マルドゥークは対地攻撃能力を備えた1000年前のコロニーであり、ジークフリードがそれを手にして何をしようとしているのかは考えるまでもない」「そしてそれを知ったお前達は当然マルドゥークへ向かうだろう。だがその前に立ち塞がる者がいたら?…そう、この俺を倒さぬ限り先に進むことはできぬッ!」と語ったブーメラン。ブーメランとルシエドとの3度目の戦いが始まったが、戦いの最中、ジークフリードが放った魔獣の群れがブーメランを含めて一行に襲い掛かってきた。戦いの邪魔をされたブーメランはジークフリードに激怒し、襲い掛かる魔獣の相手を引き受けて一向に先へ進むよう促した。躊躇う一行だったが、「お前達を狩るのはこの俺だッ!そいつを忘れるなッ」と言うブーメランの言葉を聞き、カ・ディンギルの中へ進むのだった。

カ・ディンギルの内部を登っていくと、アルハザードが待っていた。人間の命をおもちゃのように扱うことに悦びを感じるアルハザードは、それを邪魔する一行を倒すために真の姿となって襲い掛かるが、これまでの戦いで強く成長した一行の敵ではなく、敗北すると断末魔を上げて消滅した。

アルハザードを倒した後、塔の最上階にあった亜空間エレベーターを使い、一行はマルドゥークに辿り着いた。マルドゥークの最深部にある中央制御室へ向かうと、そこにはジークフリードが待ち構えていた。マルドゥークに備わる対地攻撃能力を使い、ファルガイアに生きる全ての生命を滅ぼそうと企むジークフリードに一行は最後の戦いを挑む。激闘の末、一行に敗北したジークフリードはその場に倒れた。しかしザックは、ジークフリードの様子が変わったことに気付く。さらにマルドゥークから見えるファルガイアが暗闇に閉ざされていき、ジークフリードの姿が消えると、そこに現れたのはかつて倒されたはずのマザーだった。マザーはジークフリードを体内から食いつくして復活のための糧にしていたが、ジークフリードが倒されたことで、マザーはジークフリードを完全に取り込み「マザーフリード」として復活したのだ。復活したマザーフリードをどうにか倒した一行だったが、ファルガイアは暗闇に包まれたままだった。「自分達の戦いは無駄だったのか」と絶望しかける3人だったが、それでもまだ諦めないと叫ぶと、大切な何かを想う力に涙のかけらが応え強い輝きを放ち始める。すると3人の心に1000年前の力を取り戻した守護獣達の声が響いた。
守護獣達が「全ての守護獣の力をもって、世界を覆う闇を打ち払ってみせる」と告げると、ファルガイアに包まれた闇が祓われた。それは想いが生み出す力であり、「ファルガイア」を司る守護獣である「人間」のみが振るうことを許された不可能を可能とする意志の力「奇跡」であった。今はまだ全ての人間が奇跡を起こすほど強い想いを心の光として宿してはいないが、いつの日か全ての人間の心に光が宿ることを守護獣達は確信していた。
ここから始まったのだと感じたセシリアは、ロディとザックに「みんなが待つファルガイアへ帰りましょう」と言うのだった。

マルドゥークからカ・ディンギルへ向かうための亜空間エレベーターに乗って転移していると、突如亜空間にジークフリードが現れた。マザーに吸収されたはずのジークフリードの出現に驚くザックとセシリアに、ジークフリードは「ジークツヴァイ」となって「死にゆくマザーの肉塊を振りほどき地獄から舞い戻った」と言い、最後の戦いを挑む。しかし不安定な亜空間で激しい戦闘を行ったことで、亜空間は爆発し、ジークツヴァイは笑いながら爆発に飲まれていった。
一方、ジークツヴァイとの戦闘で亜空間エレベーターの転移座標がズレた結果、一行はカ・ディンギルの入口に転移していた。亜空間に与えられた負荷によってカ・ディンギルが爆発し、爆発による衝撃波が襲い掛かろうとした時、入口で待機していたアースガルズが、セシリアの命令無しで動き始めた。そして衝撃波を防ぐために対消滅バリアを展開させる。しかし巨大な衝撃波はアースガルズに負荷を掛け、右腕が吹き飛ばされてしまう。このままでは耐えられないとアースガルズを止めようとするセシリアだったが、それでもアースガルズはバリアを展開し続けた。その時セシリアには、はっきりとアースガルズの心が伝わっていた。やがて衝撃波は収まり一行は助かった。そして皆を守り切ったアースガルズは機能を停止した。

全てが終わった後、眠りについたアースガルズにセシリアは話しかけていた。「今度、アースガルズが目を覚ました時には争いのない平和なファルガイアを見せてあげるわ」「だから、いつかその日が来るまで…おやすみなさい…」そう別れを告げると、セシリアは前へ向かって歩き始めた。

荒野の渡り鳥

戦いから数日経ったある日、ロディとザックは再び渡り鳥として旅に出ていた。今でもあの大爆発から生還できたことが信じられないとロディに語っていたザックは、旅立つ前にセシリアから手紙を預かっていたことを思い出す。ザックはハンペンに手紙を読んでみろと言い、ハンペンは渋々読み上げることにした。その手紙にはこれまでの旅の思い出や、アースガルズへの気持ち、ずっと一緒だと思ってたロディとザックからまた旅に出ると聞いて驚いたこと、これからは17歳の女の子なりに自分の気持ちに正直に行動していくといったことなどが書かれており、最後に「アーデルハイドから2人の忘れ物が届く頃じゃないかしら、面倒くさがらずにちゃんと受け取ってくださいね」と締めくくられていた。

手紙の内容を聞いたザックは「セシリアならこれからアーデルハイドを良い国に治めてくれる」と言った後、手紙の最後に書いてあった忘れ物がロディの忘れ物のことだろうと指摘する。ロディがそれを否定しザックが「面倒くさいぜ」とぼやくと、2人の目の前にアーデルハイドにいるはずのセシリアが待ち伏せしていた。何故ここにいるのかと驚くロディ達にセシリアは「いけませんか?私、皆の忘れ物を届けに来たんですよ」と言う。「で、その忘れ物って…」とハンペンが聞くと、セシリアはクスクスと笑いながら「まだ分かりませんか?」と言った後、「では、今後ともよろしくお願いしますね」とロディ達に伝えた。当然驚くロディ達。「アーデルハイドはどうするつもりだよッ」とザックが聞くと、「アーデルハイドは大臣のヨハンに任せて、自分は胸の中の想いに正直に生きることにしたから、今日は偶然皆と一緒の方向を歩いているだけ」と言ってセシリアはロディの手を取って走り出した。しばらくして「俺達を置いて行くなッ!」と遅れてザックとハンペンも後を追う。

ロディ達は、ファルガイアの大地を一望できる崖の上から、自分達が守ってきた大地を眺めていた。「私達だけの力じゃない。エマ博士に、ジェーンとマクダレンさん、船長さん、そしてマリエル…ファルガイアに生きる全ての命の想いと、そして…」とセシリアが言うと、3人は空を見上げた。雲一つない青空を飛ぶ鳥達を見届けた後、3人は再び旅立つのだった。

『ワイルドアームズ』のゲームシステム

キャラクターチェンジ

パーティーが2人以上の時、操作する主人公キャラクターは町にいる「メモリーバード」というセーブができる鳥に話しかけて「チェンジ」を選択するか、フィールド上でスタートボタンを押すことで変更したいキャラクターを選択することができる。NPCへの会話は操作している主人公が代表して行うことになっており、ストーリーの進行上、特定の主人公が話をしなければならない場面などでは、キャラクターチェンジで操作する主人公を変えなければストーリーが進まないことがある。また、各キャラクターが別々に行動している時は、キャラクターチェンジで操作する主人公を切り替えることができる。

マルチオープニング

最初にニューゲームで始めると、各キャラクターのプロローグシナリオが開始される。ロディ、ザック、セシリアのシナリオの中から好きなキャラクターのシナリオを選択することができ、最終的に全員分のシナリオをクリアする必要がある。また、選んだ順番によってストーリーが変化することはない。オープニングシナリオの最中、他の主人公のシナリオを選択したい場合はメモリーバードからキャラクターチェンジをすることができる。

グッズ

3人のキャラクターがそれぞれ所持しているスペシャルアイテムのことで、使用すると特殊なアクションが可能となっている。主にダンジョンの仕掛けを突破したり、謎解きなどで必要になる。グッズはロディ、ザック、セシリアの3人にそれぞれ4種類ずつ存在しており、ストーリーを進行させると最大12種類のグッズが入手できる。3人が持つグッズをどう使っていくかが本作の謎解き要素を攻略するための大きなポイントとなっている。グッズはキャラクターチェンジ画面で使いたいグッズを選択することができ、移動中に□ボタンを押すことで使用することができる。

バトルシステム

本作の戦闘方法はオーソドックスなコマンド入力式のターン制バトルとなっている。バトルでは画面に表示されたコマンドを選択することで攻撃や防御などの任意の行動を取ることができ、毎ターン装備を変更することもできる。バトルは敵味方問わずRES(反応値)が高いキャラから順に行動するが、味方が先に行動する「先制攻撃」や敵が先に行動する「不意打ち」でバトルが始まった場合は、それぞれ味方と敵が全員行動し終わるまで、相手側は行動することはできない。

オリジナル

各キャラクターが持つ固有の技や術のこと。ロディは古代兵器ARM、ザックは高速剣技早撃ち、セシリアは紋章魔法とそれぞれ修得方法や強化方法が系統ごとに異なっているのが大きな特徴となっている。ARMはアイテムとして入手でき、早撃ちはヒントを入手した後に戦闘で閃くことで修得し、紋章魔法は町の「マジックギルド」という店で紋章を組み合わせることで作成できる。オリジナルは通常攻撃よりも威力の高い攻撃や、敵全体を対象とする攻撃が行うことができる他、HPの回復や能力の強化など、戦闘を有利に進める重要な要素となっている。

フォースアビリティ

各キャラクターが持つオリジナルとは異なる特殊技。戦闘中に攻撃を行ったり、相手の攻撃を受けるなど様々な行動を取ることで溜まっていくゲージ「フォース」を利用して発動することができる。フォースアビリティもキャラクター毎に違う技が存在しており、フォースが一定量溜まる毎に上昇する「フォースレベル」によって使用できる技が異なっている。溜まったフォースは一度戦闘が終了するたびに、都度0ポイントに戻る。フォースレベルが最高状態のレベル4になるとそのキャラクターの頭部に「KONDITION GREEN」と表示され、戦闘不能以外の全てのステータス異常を回復させることができる。ゲーム開始時はどのキャラクターもレベル1のものしか修得していないが、物語が進むにつれて徐々に修得していく。フォースアビリティにはオリジナルの効果を上昇させるものや、フォースアビリティ独自の攻撃を行うものなどがあり、強力な敵とのバトルでは重要な要素となっている。

『ワイルドアームズ』の登場人物・キャラクター

メインキャラクター

Reichama3n3
Reichama3n3
@Reichama3n3

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