雛森桃(BLEACH)の徹底解説・考察まとめ

雛森桃(ひなもりもも)とは、『BLEACH』に登場するキャラクターである。『BLEACH』は『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載されていた漫画で、作者は久保帯人である。単行本は全74巻。尸魂界の護廷十三隊五番隊副隊長を務める死神の少女。小柄で幼い外見だが、戦闘能力は高く、副隊長に抜擢されるほどの実力者だ。西流魂街第一地区「潤林安」の出身で、同じ地区で暮らしていた十番隊隊長である日番谷冬獅郎(ひつがやとうしろう)とは幼馴染。性格は、感情豊かで素直。誰にでも礼儀正しく優しい心の持ち主である。

雛森桃のプロフィール・人物像

性別:女
所属:護廷十三隊五番隊
階級:副隊長
身長:151㎝
体重:39㎏
誕生日:6月3日
斬魄刀:飛梅
解号:弾け『飛梅』
趣味:読書
特技:絵を描くこと
休日の過ごし方:流魂街の祖母の家に行く、図書館で読書
好きな食べ物:桃
嫌いな食べ物:すもも
cv:佐久間紅美

雛森桃は、護廷十三隊五番隊副隊長を務める少女である。性格は、感情豊かで明るく真面目。少し気弱なところはあるが、皆に優しいこともあり、護廷十三隊の中でも人気が高く、好かれている。だが、五番隊隊長の愛染惣右介(あいぜんそうすけ)の一件で、暗く沈んだ表情を見せることが多くなった。絵を描くことが得意で、瀞霊廷通信の挿絵を担当するほど絵が上手い。趣味は読書で休日も図書館に行きよく本を読んでいる。八番隊副隊長の伊勢七緒とは読書友達で、一冊の本について熱く語り合えるほどの仲である。また、四番隊で行われる生け花教室にも参加するなど、女の子らしい趣味を多く持っている。外見は、小柄で童顔。髪は高い位置でお団子にし、布とひもでまとめている。千年血戦篇では、長かった髪を切りショートヘアになっている。六番隊副隊長の阿散井恋次(あばらいれんじ)、三番隊副隊長の吉良イヅル(きらいづる)、十三番隊所属の朽木ルキア(くちきるきあ)とは同期である。特に、阿散井と吉良は死神になる為の学校である霊術院時代から付き合いが深く、現在も仲が良い様子が窺える。戦闘時は鬼道を用いた戦術が主であり、その扱いは護廷十三隊五番隊の中でもトップクラスとされるほどの鬼道の達人。また傷の治癒専用の技、回道も使える為、負傷した隊員の手当てをすることも出来、前線でも後衛でも戦えるオールラウンダーである。

雛森桃の能力

斬魄刀:飛梅(とびうめ)

雛森桃の斬魄刀は『飛梅』である。解号は「弾け『飛梅』」。この解号とともに、斬魄刀は七支刀のような形に変化する。能力は炎熱系で、炎を凝縮させた玉を敵に向かって放つことが出来る。

鬼道

鬼道とは、死神が用いる霊術の一つであり、詠唱と術名をよむことにより術が発動する。相手に直接攻撃する際に用いる「破道」(はどう)、防御・束縛・伝達などを行う「縛道」(ばくどう)がある。それぞれに一番から九十九番までの術があり、数字が大きい術程扱いが難しく、その分強力であるとされている。他に、回復用の「回道」(かいどう)があり、他者を治療することが出来るだけでなく、術者にも使用可能なようだ。雛森はこの鬼道の扱いに長けており、鬼道の達人と称されている。いくつもの術を組み合わせ練りこみ、オリジナルの技を作り出したり、斬魄刀の能力と合わせて攻撃したりと、汎用性が高い。この技術や応用力の高さには、十番隊副隊長である松本乱菊(まつもとらんぎく)も驚いたほどだ。

縛道の三十七 吊星(ばくどうのさんじゅうしち つりぼし)

ネットのようなものを出す技である。落下した者の落下衝撃を和らげることが出来る。雛森は戦闘中、十番隊副隊長松本乱菊(まつもとらんぎく)を助ける際に使用した。

縛道の三十九 円閘扇(ばくどうのさんじゅうきゅう えんこうせん)

円形の盾を出現させ攻撃から身を護ることが出来る技である。

雛森桃の来歴・活躍

流魂街時代

流魂街では、西流魂街一地区「潤林安」という比較的治安のよい街で、血のつながりがない祖母と共に暮らしていた。日番谷とは幼馴染であり、「シロちゃん」という愛称で呼び可愛がっていた。隊長と副隊長になってからは「日番谷くん」と呼び、そのたびに隊長と呼ぶように咎められている。この頃の雛森は、短めの髪を二つ結びしており、今よりも幼い印象である。

霊術院時代

真央霊術院とは、死神を養成する為の学校で、約2000年前に総隊長である山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)によって設立された。流魂街出身の者でも、ある一定の霊力を持つ者は入学を許可される。流魂街出身の雛森も霊力を持ちあわせており、素質有りと判断された為、入学が許可された。同期には、阿散井、吉良、ルキアがおり、特に阿散井と吉良とは同じクラスであったこともあり仲が良い。雛森達三人が所属していたのは特進クラスと言い、将来有望とされ、見込みのある者だけが入れるクラスであり、その分授業内容も他クラスと比べて高度なものが多い。雛森はこの頃から鬼道に秀でており、阿散井は剣術に長け、吉良はなんでもそつなくこなす能力の高さを見せていた。ある日、ダミー虚を使った戦闘訓練が行われることとなり、雛森達は、先輩であり、後の九番隊副隊長である檜佐木修兵(ひさぎしゅうへい)の先導で現世に向かった。この戦闘訓練では雛森、阿散井、吉良は同じ組に分けられ、三人で協力し順調に課題をクリアした。後は、尸魂界に帰るだけのところで巨大な虚が現れ、その場にいた者たちが力及ばず次々に殺されてしまった。檜佐木は後輩達を逃がす為に一人立ち向かうが、檜佐木を見捨てることが出来ず、雛森達は戦闘に加勢する。この戦闘に終止符を打ったのは助けにきた愛染である。これをきっかけに雛森は愛染を敬愛するようになり、愛染の役に立ちたい、追いつきたい一心で、死に物狂いの努力の末、副隊長まで上り詰めた。

尸魂界篇

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