【キタユメ】ハロウィンシーズンに読みたい!ヘタリアに登場した怪談の元ネタまとめ【カナダ・キューバなど】

人気漫画「ヘタリア」の作中や作者が運営する創作ウェブサイト「キタユメ」に登場した怪談の元ネタをまとめました。ここではカナダのホテルに出る幽霊や、キューバの血塗れの花嫁について記述しています。元ネタとなった怪談の詳細や資料などを、画像と共に紹介していきます。

この度、皆様に謝罪しなくてはならないことがあります…
キタユメハロウィンに登場した怪談についてせっせと元ネタをまとめてお送りして参りましたが、カナダさんのことを華麗に忘れていました。一応特定してはいたんですが、前回まとめ(https://renote.net/articles/69480)に入れるの忘れてました。
まとめ主の脳味噌がすっとこどっこいだったために起こった事故です。まことに申し訳ありませんでした。

カナダさんのことを思い出させて下さったお嬢様、ありがとうございます。
キューバさんとカナダさんのツーショットが公開されたこの機に、カナダ領の皆様とカナダさんへのお詫びを兼ねてまとめをお送りします。

■ キタユメ掲載の怪談

(14/11/08補足事項)

■ 「カナダらしい怪談?」

■ キタユメ掲載の怪談

カナダのホテルに出る幽霊

”カナダのホテルに出るっていう礼儀正しいホテルマンの幽霊。
そのホテルの古い従業員衣装で現れ、荷物を運んだりドアを開けたり
幽霊になってもホテルマンの業務をこなしているそう。

彼はホテルマンを引退するときに
「また戻ってくる」と言っていたとか。”

http://www.geocities.jp/himaruya/2013omake2.html

これは カナダ、アルバータ州バンフにあるFairmont Banff Springs Hotelの怪談です。

Fairmont Banff Springs Hotel

カナダ・アルバータ州、カナディアン・ロッキー山中の風光明媚な立地条件に建つホテル。
1888年開業。
「スコットランド男爵風」という様式で建てられた荘厳なお城っぽいホテル。カナダ国定史跡に指定されている。

"Sam the Bellman"

1967年(1976年説有り)、ホテルスタッフだったSam Macauleyはホテルを退職。
「戻ってくる」と約束していたが、その数年後に亡くなってしまう。しかしながら彼は実際戻ってきて、今日も働き続けている。特に、深夜になってから到着したお客さんや鍵を失くした人のために。

複数の客やホテルスタッフが、「1960年代の制服を着用し、あたかもずっとこの場にいたかのように働いている」サムの姿を目撃している。

なお、このホテルでは、他に「お客さん、飲み過ぎですよ、もうお休みになられてください」って言ってくるバーテンダーの幽霊や、「結婚式の前に首の骨折って死んじゃって、ドレスのままさまよう花嫁の幽霊」も目撃されています。

11/15更新のこの画像。
キューバさんはどうやら「カナダさんと一緒にいて」「怪我をした花嫁さんの格好をしている」ように見える。

おそらく、カナダさんと一緒にFairmont Banff Springs Hotelに出る幽霊のコスプレをしているのではないかと思われる。

詳細がまだ公開されていないので推測の域を出ませんが…、あえて隣に描いてあるので、多分同じホテルの幽霊さんかなと思います。

「カナダとキューバは割と仲良し」って設定の割にゃ、俺が「アメリカ野郎と間違えてカナダに喧嘩売る」って描写ばっかりだかんなぁ…

まぁ、仲いい証拠だと思ってくんな!

【参考】 カナダさんとキューバさんの仲良しっぷりが公式で描かれた貴重な例:

「おれさまのブログ」
http://p.tl/Zxek
加の「幸せになるメイプルシロップ」について玖がコメント。

2010-2011キタユメ。クリスマス
国が次々に行方不明に。玖、血相を変えて加に電話。
http://p.tl/YPMM
その後、リクエストに応えるべく妙なポーズで楽しく写真を撮りあって我に帰る。
http://p.tl/BrCV
で、「誰かの体についてるらしい印」を探すときに互いの身体になぜか食料品がついてるのを発見。

(URLはpixivの短縮サービスで短縮してあります)

…と、書いたのですが (ここから2014/11/08追記)↓

2014年11月8日の竹林ブログ更新により、キューバさんの仮装は幽霊ではないことが明言されました。

>キューバさんのは花嫁ドレスですか…?

そうです。キューバはキューバ映画のアレです。
幽霊じゃない!

出典: himaruya.blog61.fc2.com

キューバクラスタの皆様、まことに申し訳ありません。まとめ主、特定を誤りました。

キューバ映画で血みどろの何かが出てくるものというと、本家で2013⁄11⁄15に言及があった「フアン・オブ・ザ・デッド」ではないかと思われます。

参考:
ブログのような竹林2号機『リクエスト56』
http://himaruya.blog61.fc2.com/blog-entry-1509.html

出典: www.impawards.com

英語タイトル「Juan of the Dead」、スペイン語タイトル「Juan de los Muertos」。

この映画の中で、Senia Veigasという女優さんが演じているゾンビの花嫁さんが、キューバさんの仮装ネタ元かと思われます。

割とグロいメイクだったのであんまり閲覧おすすめしませんが、参考画像がこちら
https://s.yimg.com/ea/img/-/101206/mdf46305_16fodur-16fodut.jpg

頭に花を飾って、毛先のハネるまとめ髪をしているあたりが、キューバさんの仮装と似てるかも。

改めまして、「カナダさんとキューバさん、同じホテルの幽霊やってる!」と早とちりしてまとめを作成しましたこと、お詫び申し上げます。

…(ここまで2014/11/08追記)↑

■ 「カナダらしい怪談?」

さて、この「ホテルマンの幽霊」のお話、カナダさんが「かなり怖いから覚悟して…!」と前置きして語り出した割に、「怖くない」「いい話過ぎる」「カナダらしいけど(苦笑)」という評でしたね。
http://www.geocities.jp/himaruya/2013hal_2.html

しかし…
果たして、これは「カナダらしい怪談」なのか。
ちょっと検索してみたところ、カナダにだって「無害だけどぞっとする話」「身の毛がよだつような怪談」の類はちゃんとあります。

参考までにいくつか紹介しましょう。

旅館とバラバラ殺人の亡霊

アルバータ州、エドモントの「La Bohème Restaurant Bed and Breakfast」という旅館の幽霊。

女性従業員が殺され、地下室まで続く3つの階段を引きずり落とされた。彼女はバラバラにされ、地下室の炉に放り込まれた。その炉は今もまだ使われている。
そして今でも、常連客によれば、夜に階段を引きずられていく彼女の頭部が段にぶつかる音が聞こえるらしい。

セントジョンズ、クイーンズロードに出る首なし幽霊。

1745年、サミュエル・ペティハムは郊外に家を借りた。
ある夜、馬車で友人の家からの帰り道。馬が突然立ち止まり、歩こうともしない。ペティハムは仕方なく残りの道を歩くことにした。
まもなく自分の家が見えてきたこと、彼は自分の家の前で別の誰かがランタンを持っているのに気付く。彼は急いで駆けよったが、その姿が月光に照らされた途端、ペティハムは無我夢中で走って逃げ、「もう一日たりともこんな家にいられない」と叫んだ。
彼が見たもの背の高い、頭部をほとんど肩に近いところで切断された男だった。その男は、どうやら船乗りだったらしい。ペティハムの家にかつて住んでいた美しい女性と恋をしていたのだが、彼が海に出ている間にこの女性は別の男性と浮気してしまう。そしてこの恋敵は、嫉妬のあまり、船乗りを排除しようと考えた。ある夜、船乗りが家を出ようとしたとき、男は彼を襲撃し、首を切断した。
この殺人者は裁判にかけられなかった。そして首なし船乗りの亡霊は今でも、彼が殺されたあたりを彷徨って、自分を殺した男を探している。

探してみると、カナダにも「普通に怖い話」「いい話とは呼べない怖い話」ってたくさんありますね。

グロいので翻訳しませんが、もと開拓地だったためか「オノで殺害(axe-murder)」がやたら多いのも特徴の一つかと思われます。

あえてそういうのを選ばず、「怖くない話をかなり怖いと前置いて話し出す」あたり、ひょっとするとカナダさんって相当あざといメイプルなのかもしれまおや誰かきたようだ

参考

baristender
baristender
@baristender

Related Articles関連記事

ヘタリア(Hetalia Axis Powers)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ヘタリア(Hetalia Axis Powers)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2006年より日丸屋秀和の個人サイト「キタユメ。」にて公開されたWeb漫画およびそれを原作とするメディアミックス作品群。本作品は世界史を主軸とした、世界各国の国民性、歴史などをモチーフにしたキャラクターたちによる国擬人化歴史コメディである。イタリアを主人公とし、ドイツや枢軸国を中心に各国の国際関係などを史実とエスニックジョークを交えて描かれる。

Read Article

『ヘタリア』の登場人物・キャラクターまとめ!可愛く擬人化された国がいっぱい!

『ヘタリア』の登場人物・キャラクターまとめ!可愛く擬人化された国がいっぱい!

ここでは「国を擬人化する」というアイデアとかわいいキャラクターで一世を風靡した漫画・アニメ『ヘタリア』の登場人物・キャラクターを紹介する。国の数だけキャラクターがいるのでその数は60人以上に及ぶようだ。主人公のイタリアはもちろん、日本やドイツ、イギリスなども個性豊かな愛らしい姿になっているので、ぜひチェックしてみてほしい。

Read Article

【ヘタリア】「もちたりあ」について紹介!原作キャラクターが「おもち」のような可愛さに!【もちもちしい生き物】

【ヘタリア】「もちたりあ」について紹介!原作キャラクターが「おもち」のような可愛さに!【もちもちしい生き物】

『ヘタリア』の登場人物・キャラクターたちをもちもちとした可愛らしい姿で描いた「もちたりあ」をご存じでしょうか。「もちもちしい生き物」などとも呼ばれ、グッズ化もされるほど人気です!そんな「もちたりあ」について、原作の画像と共に紹介していきます。

Read Article

【ウクライナなど】ハロウィンシーズンに読みたい!ヘタリアに登場した怪談の元ネタまとめ【キタユメ】

【ウクライナなど】ハロウィンシーズンに読みたい!ヘタリアに登場した怪談の元ネタまとめ【キタユメ】

人気漫画「ヘタリア」の作中や作者が運営する創作ウェブサイト「キタユメ」に登場した怪談の元ネタをまとめました。ウクライナの幽霊列車やリヒテンシュタ廃城に現れる村娘の幽霊、オランダの頭のおかしい錬金術師など、元ネタとなった怪談の詳細や資料などを紹介していきます。

Read Article

【ベラルーシなど】ハロウィンシーズンに読みたい!ヘタリアに登場した怪談の元ネタまとめ【キタユメ】

【ベラルーシなど】ハロウィンシーズンに読みたい!ヘタリアに登場した怪談の元ネタまとめ【キタユメ】

人気漫画「ヘタリア」の作中や作者が運営する創作ウェブサイト「キタユメ」に登場した怪談の元ネタをまとめました。ベラルーシのミール城のりんごの精や、デンマークのホテルに出るゴーストなど、元ネタとなった怪談の詳細や資料などを紹介していきます。

Read Article

アニメ『Axis powers ヘタリア』をテーマにしたキャラクター弁当の画像まとめ!可愛すぎて食べられない!?

アニメ『Axis powers ヘタリア』をテーマにしたキャラクター弁当の画像まとめ!可愛すぎて食べられない!?

本記事ではアニメ『Axis powers ヘタリア』をテーマにしたキャラクター弁当の画像を、まとめて紹介している。どれも登場キャラクターたちをゆるっと可愛らしくデフォルメしており、食べるのを躊躇してしまうほどのクオリティの高さだ。キャラ弁づくりの参考としても、是非チェックしてみてはいかがだろうか。

Read Article

【ヘタリア】キタユメ ミステリアスハロウィンイベント・フランスと女優に関する情報まとめ【2013年】

【ヘタリア】キタユメ ミステリアスハロウィンイベント・フランスと女優に関する情報まとめ【2013年】

人気漫画「ヘタリア」の作者・日丸屋秀和が、2013年に自身のウェブサイト「キタユメ」に投稿したミステリアスハロウィンイベント。ここでは冒頭から登場したフランスと女優に関する謎についてまとめています。イベント内容やフランスたちの衣装の元ネタとなった映画や逸話を、画像付きで紹介していきます。

Read Article

目次 - Contents