【ベラルーシなど】ハロウィンシーズンに読みたい!ヘタリアに登場した怪談の元ネタまとめ【キタユメ】
人気漫画「ヘタリア」の作中や作者が運営する創作ウェブサイト「キタユメ」に登場した怪談の元ネタをまとめました。ベラルーシのミール城のりんごの精や、デンマークのホテルに出るゴーストなど、元ネタとなった怪談の詳細や資料などを紹介していきます。
※続き
ウクライナ・リヒテンシュタイン・オランダ・アイスランド特定。ハンガリー(多分)特定。ブルガリアオタク事情ネタ補足。
https://renote.net/articles/69480
カナダ・キューバ
https://renote.net/articles/56312
■ベラルーシ
出典: www.mirzamak.by
しかし王子は考えを変えるのも時間を無駄にするのも嫌い、伐採を強行。
穴掘りを始めるが、たくさんの人が死んだと言われる。死者の中には土地の魔女の息子もおり、魔女は湖に「花の盛りに切られた木の数だけ、湖に人が沈むがいい」と呪いをかけた。
王子は若くして死んでおり、行いの罰を受けたと言われている。その後も、近年まで毎年湖では人が(主に若い男性)溺れ死んでいる。
(ミール城のオフィシャルサイトより)
(写真はイメージです)
■デンマーク
出典: www.gadling.com
Dragsholm Castleには3人の幽霊が出るという。「灰色のレディ(The Grey Lady)」「白いレディ(The White Lady)」そして「ボスウェル伯(the Earl of Bothwell)」。
灰色のレディは滅多に見られない。かつて城に仕えていた、歯痛を抱えていた女性の幽霊だと考えられている。お城のあれこれをきちんとしつらえるため、そして歯痛を直してもらったお礼にお城に戻ってきたらしい。
白いレディは割と頻繁に見られる。廊下を歩いているらしい。Dragsholm Castleのかつての所有者の娘で、この城で死んだと考えられている。
この娘は庶民の男と恋をし、それに激昂した父親が彼女を城の分厚い壁の中に幽閉してしまった。(幽閉、と婉曲表現している記述が多いが、多分生き埋め)1930年代に入り、城の古い壁が壊されたとき、白いドレスを着た骸骨が発見された。
ボスウェル伯は馬と馬車と一緒に中庭に出没するとのこと。スコットランド女王メアリの三番目の夫で、5年に渡りこの城に幽閉される。1578年、独房の中で発狂、44歳で死亡。
■スウェーデン
出典: www.booking.com
■ノルウェー
この教会では、幾世代にも渡り「血みどろの修道士」が目撃されてきた。
その中で最も信頼に足るものとして知られているのが、1930年、ノルウェーの大手新聞「Afterposten」に載せられた以下のエピソード。
…
司教の妻Marie Gleditschは、1924年、礼拝中、尋常でないものを目撃した。
僧が讃美歌を歌っている最中、アーチの下に「中世の僧侶の亡霊」が立っていた。「絶望的な輝く青い瞳」に目を奪われた。
『彼は剃髪していて、修道士のローブを纏っていました。その顔は美しく、すっとした顔立ちで燃えるように光る目をしていました。僧侶が祭壇の前にいる間、彼はその後ろをついて歩いていました。』
Marieはその修道士の亡霊が、僧侶の首に手をかけ、絞め始めるのを見た。教会にいた他の人も、(手以外の部分は見えなかったようだが)僧侶の首を絞める手を目撃している。
『亡霊が顔を上げたとき、Marieはその喉が血で赤く縞模様になっているのを見ました』
Marieはその修道士の切り裂かれた喉から滴る血にぞっとし、目を背けて下を向いた。わずかその間に、亡霊はもといた場所(アーチ下あたり)に戻っていたという。血みどろだったにもかかわらず、Marieはこの亡霊について「若く、とても容姿が整っていた」と述べている。
『顔を上げたら、修道士は腕を組んで立っていて、そしてそのまま消えてしまいました』
このとき礼拝を取り行っていた司教は、後に「絶望的な気持ちに駆られ、それから喉に何か詰まっているような感じがした」と述べている。
…
このエピソード以外にも目撃談がいくつかあるが、総じて「容貌の整った若い男性」と証言されている。「頭を身体から取り離して見せる」こともあるらしい。
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