【ウクライナなど】ハロウィンシーズンに読みたい!ヘタリアに登場した怪談の元ネタまとめ【キタユメ】

人気漫画「ヘタリア」の作中や作者が運営する創作ウェブサイト「キタユメ」に登場した怪談の元ネタをまとめました。ウクライナの幽霊列車やリヒテンシュタ廃城に現れる村娘の幽霊、オランダの頭のおかしい錬金術師など、元ネタとなった怪談の詳細や資料などを紹介していきます。

Nederlandse legendes: Faust van Waardenburg

■アイスランド

クリスマスイブに迎えに来た助祭

”溺死しても 愛する人を迎えに行った助祭

クリスマスイヴの夜に迎えに行って
一緒に馬に乗ってる最中
死んでいることがばれて
追い払われてしまった。

花はアネモネだ”
http://www.geocities.jp/himaruya/2013hal_3.html

本編漫画でアイスランド君が詳細を語ってくれていますね。
http://www.geocities.jp/himaruya/2013hal_3.html

アイスランドの民話「Djákninn á Myrká (The Deacon of Dark River)」が元ネタと思われます。

出典: svak.is

ただしアイスランド君がだいぶはしょっている上に、キタユメ漫画では怖い部分が割と省かれてますね。

「クリスマスイブの日に恋人を迎えに行くと約束した助祭が、帰り道に川で溺れて死んでしまう」
「でもクリスマスイブの日、迎えに来た」

ここまでは一緒。ここから先がちょっと怖い。

(写真は助祭が溺れたとされるHörgá川)

助祭が来たとき、恋人は身だしなみを整えている真っ最中だった。恋人はまだコートの片方の袖にしか腕を入れていなかったのだが、二人は馬に乗って出発する。

助祭の顔は帽子とスカーフで隠れていた。Hörgá川にたどりついた時、馬が突然躓いて、助祭は帽子を落としてしまう。恋人は、助祭の頭に恐ろしくひどい傷跡(髪の中に頭蓋骨が見えた)を見た。
月が二人を照らし、助祭は「月が輝く、死者が行く。私の頭の後ろに白い部分が見えたりしてないよね、ガールーン(恋人の名前)?ガールーン?」と言った。「見えたわ、何なの?」と恋人は答えた。
その後は無言のまま、二人は助祭の農地へ辿りつく。助祭は再び口を開き、「ここで待っていて、ガールーン、ガールーン。私は馬を柵の向こうにやってくるから」といった。

恋人は墓地に、開いた墓があるのに気がついた。助祭は彼女をそこへ引っ張りこもうとする。運よく彼女はコートの袖に片腕しか通していなかったので、空っぽの袖を助祭が引っ張ったとき、彼女はコートを脱いで逃げ出した。助祭が消え、墓が閉じたとき、彼女は、助祭が既に死んでいて、自分は助祭の幽霊に出会ったのだと気がついた。彼女は夜ごと助祭の幽霊に脅かされ、村中が眠れなくなった。
この悪霊の前では僧侶も無力だったが、エクソシストが最終的に助祭の幽霊を鎮めた。

あと、アネモネの花ことばって
(赤)「君を愛す」
(白)「真実」「真心」
(紫)「あなたを信じて待つ」
らしいんだけど関係あるのかな。

■ブルガリア

出典: otakei.otakuma.net

進撃の巨人

疑う余地もなく調査兵団のジャケットでしたね。

見事な駆逐顔も披露してくれました。
http://www.geocities.jp/himaruya/2013hal_3.html

「やめろよ、服が破けちゃうだろ!」とは言わなかったところにブルガリア・イェーガーさんのぎりぎりの自重を見ました。

しかしなぜ「めんどくて日本で既製品を買ってきた」のか。ブルガリアでも、webでぽちればコスプレ衣装を買える。

というか、結構オタク汚染の進んだ国の一つである。
せっかくなのでブルガリアのコスプレイベントにおける進撃の巨人コス動画を紹介。

On-Fest - "Shingeki no Kyojin" group

ついでにDeviantArtのブルガリア人レイヤー達のページも紹介。

bulgaria-cosplay.deviantart.com

直後にルーマニアさんが「節約家だね」と言っているが、節約するのであればそもそもわざわざ来日してコスプレ衣装を買う必要はない。「めんどくて」ならなおのこと来日する必要はない。

ブルガリアさんは「別件で偶然来日していたとき、ついでにハロウィン用の衣装を買った」のか。
それとも、「オタク的理由で日本に行くことがあるけど、それは隠しておきたい隠れオタ」なのか。

ブルガリアのオタク現状と、後の「ルーマニアさんに止められても是が非でも調査兵団コスをしようとする」行動(http://www.geocities.jp/himaruya/2013hal_3.html)からは、むしろ後者ではないかとまとめ主は勝手に思っている。

参考

【リヒテンシュタイン(スイス)の幽霊話】

■この農夫の娘の話、割と有名だった
Tourists meet Zurich's legendary ghosts on walking tour. - swissinfo.ch
http://www.swissinfo.ch/eng/archive/Ghosts_haunt_Zurich_streets.html?cid=1023444

Ghosts in Switzerland
http://www.allexplore.com/id711.htm

Haunted Vacation in Switzerland
http://www.hauntedworldlocations.com/haunted-vacation-in-switzerland/

■ユトリベルグの丘
Googleマップを活用した「スイスのオカルトスポット」地図。
Haunted Switzerland
http://www.zeemaps.com/view?group=428412

■Manegg城について
Burg Manegg – Wikipedia
http://de.wikipedia.org/wiki/Burg_Manegg

【オランダの錬金術師話】

■Waardenburg のファウスト伝説

Dokter Faust van Waardenburg - Wikipedia
http://nl.wikipedia.org/wiki/Dokter_Faust_van_Waardenburg

Faust in Waardenburg
http://www.beleven.org/verhaal/faust_in_waardenburg

■Waardenburg 城
Waardenburg Castle in Waardenburg - Netherlands - A Netherlands Attraction
http://www.anetherlandsattraction.com/netherlands-attractions-uz/waardenburg-castle.htm

■オカルトスポットとしてのWaardenburg 城
Shadowlands Haunted Places Index - Netherlands
http://www.theshadowlands.net/places/netherlands.htm

Castles
http://www.enctype.de/castles/castles.htm

【アイスランドの幽霊話】

■民話について
Djákninn á Myrká - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Dj%C3%A1kninn_%C3%A1_Myrk%C3%A1

Ghost story | Day Tours from Akureyri - The Traveling Viking - North Iceland Travel Guide
http://www.ttv.is/en/iceland/folktales/ghost-story

【ウクライナの幽霊列車】

■幽霊列車の噂
On Ukraines railways wandering ghost train | Encyclopedia of safety
http://survincity.com/2013/05/on-ukraines-railways-wandering-ghost-train/

A ghost train makes trips over the Poltava region
http://welcome-to-poltava.com.ua/read/a_ghost_train_makes_trips_over_the_poltava

NONONO
NONONO
@NONONO

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