再燃するバンドブームを盛り上げる邦楽バンド(後半)
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最近流行りの邦楽ロックバンドを紹介していきます。 愛のあるツンデレレビューをお届け。
THE BAWDIES
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UKロックンロールの猿真似野郎。本物のR&Rはもっとソウルフルで、底の方から熱くて、聴いてると顔が火照ってくるようなもんなのだが、こいつらの軽~い感じはなんなんだ一体??!!
とまあ本物のUKロックにリアルタイムで触れてきた親父さん連中ならそう思うんだろうけど、こいつらはけっしてロックンロールをバカにしてるわけではない
モノマネはモノマネだが、こいつらは心の底からロックンロールを愛している。自分たちのオリジナリティーで世界を変えてやる!と言うよりは、
ロックンロールバンドに憧れて憧れて「自分もああなりたい」っていう思いで必死に伝説のロッカーたちが残した轍を追いかけてる。
そういう少年心そのままの姿を微笑ましく羨ましく見るってのがこいつらを聴く上での楽しみ方。
1曲聴き終わっても脳内にはダンシンとベイベとドゥルッとアウッwしか残らないクソ音楽。
こいつら何かろくなこと歌ってたっけ?いや、何も歌ってない。まあ楽しい。
HOT DOG
KEEP YOU HAPPY
赤い公園
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東京・立川出身のガールズバンド。椎名林檎のコピーバンドをやってただけあって基本的に曲から演奏からボーカルからすべて椎名林檎である。
五線譜上だけではポップなはずの曲なのだが、演奏は轟音、パフォーマンスは攻撃的で超アバンギャルドな感じになっている。
曲の内容が女から強烈な支持を受けてこんなに無駄に有名になってしまった。
絶対的な関係
NOW ON AIR
爆弾ジョニー
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何を間違えたか、日本の青春系パンクロックの後継者と呼ばれ出した。
銀杏とかブルーハーツとかあのへんのクッッッッッソ熱い音楽を、クッッッッソダサく改変して、彼ら先輩たちの情熱的な汗臭さや泥臭さをなにか惜しい感じの鈍臭さに変えたようなバンド。
「世界平和の第一歩はみんながふざけるコト」という理念をもち、バンドメンバーがそれを率先して実行。
PVもライブもバカなやつらがバカ騒ぎして場をめちゃくちゃにしまくるんである。
札幌発のこのバカバンド、超ふざけてるのに超超本気
唯一人
なあ~んにも
SAKANAMON
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完全にサカナクションにサカナ枠とられてバンド名かぶりでどうしようもなくなってしまったバンド。昔は「サカナ」とか略して呼ばれてたのにな。
こねくり回すようなスクラップ&ビルドなリリックがひたすらキモい。奔放だけど統率の取れたポップなメロディラインは耳に心地いいからもう一皮剥けたら大化けしそうではあるけど。
町の人混みに飲まれながら、自分の中でもんもんと俺はここにいるんだぞ!と主張し続けてるぼっち拗らせたコミュ障が聴いてそうな音楽。
ミュージックプランクトン
カタハマリズム
tricot
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京都発の3人組ガールズバンド。変拍子使いまくるメンヘラ臭100%のきな臭いバンド。
コアで緻密なアレンジ力はいいがこいつらはちょっと一人で気持ちよくなり過ぎなんだよな。
こういうの好きな男はだいたいメンヘラ女が好きだしこういうの好きな女はだいたいメンヘラだし、
そういう奴らはこういう系の深夜暗闇の中でボウーっと光る自販機みたいな怪しいバンドにつられて集まってくるわけで
そいつらの交尾を手伝ってメンヘラを引き取らせることがこういうバンドの存在意義なのかもしれんわ
爆裂パニエさん
おちゃせんすぅす
a flood of circle
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骨太ロックンロールに獰猛でひねりのきいた声のボーカルを合わせたバンド。
メンバーが失踪したり脱退したりとなかなか忙しいバンドだが、最近ようやく落ち着いたようだ。
真性ロックンローラーだがブルースやカントリー調も好んで取り入れる。
切り裂くような、突き刺すようなボーカルの声はなかなか強烈。こいつらが好きな奴に何がいいのか聞くと、他にはない「土臭さ」がいいらしい。
なるほど。おれ小学校の野外活動で掘り出したばかりのじゃがいも丸かじりしたことあるけどクソまずいぞ。
素材はいいんだから水洗いしてちゃんと調理すれば美味しくなりそうなんだが
Golden Time
理由なき反抗
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