↑THE HIGH-LOWS↓(ザ・ハイロウズ)の徹底解説まとめ

「↑THE HIGH-LOWS↓」(ザ・ハイロウズ)とは、1995年に結成された日本のロックバンドである。メンバーのVo. 甲本ヒロトとGt. 真島昌利は、元「THE BLUE HEARTS」(ザ・ブルーハーツ)のメンバー。ブルーハーツが解散したわずか半年後にハイロウズが結成された。2005年に活動休止を発表するまでの約10年間で、「日曜日よりの使者」、「青春」など数々の名曲を残した。

↑THE HIGH-LOWS↓の概要

「↑THE HIGH-LOWWS↓」(ザ・ハイロウズ)とは、1995年、「THE BLUE HEARTS」(ザ・ブルーハーツ)が解散した半年後、Gt. 真島昌利が、ブルーハーツ時代から親交のあったBa. 調先人、Dr. 大島賢治を誘って結成された日本のロックバンドである。ブルーハーツでサポートメンバーとしてキーボードを担当していた白井幹夫を正規メンバーとして迎え、ボーカルは、「暇そうにしていた」という甲本ヒロトを誘ったという。
シングル『ミサイルマン』とアルバム『THE HIGH-LOWS』の同時リリースでデビュー。1996年には日本武道館で行われた「セックス・ピストルズ」の来日初公演でオープニングアクトを務めるなど、精力的に活動するも、2003年7月を以て、Key. 白井幹夫が脱退。その後は4人で活動を続けていたが、2005年に突如活動休止を発表。以降、メンバー各々で新たな活動を始めたことなどから、事実上解散状態となった。
2020年には、結成25周年を記念して、オリジナルアルバム等のリマスター版の紙ジャケットCDとアナログ盤を発売。
2022年、公式YouTubeチャンネル開設。全26本のミュージックビデオが公開された。

ハイロウズの楽曲は、シュールなものが多く、ブルーハーツの延長のような感覚で聴き始めると衝撃を受けることも少なくないだろう。シュールの中にあるメッセージ性も、ハイロウズのおもしろさである。
そのシュールさが特に顕著に出ているのが、1stアルバム~3rdアルバムである。4thアルバムでは、ブルーハーツを彷彿させるような楽曲も盛り込まれるようになり、活動停止を発表するまでの約10年間で、計8枚のオリジナルアルバムをリリースした。どのアルバムを聴いても、そこにあるはハイロウズにしかない、唯一無二のサウンドなのだ。

↑THE HIGH-LOWS↓の活動経歴

出典: www.high-lows.net

結成からデビューまで

1995年、真島昌利が中心となってハイロウズが結成された。メンバーは、Vo. 甲本ヒロト、Gt. 真島昌利、Ba. 調先人、Dr. 大島賢治、Key. 白井幹夫。結成当初は、学園祭などに出演していた。
1995年10月25日、シングル『ミサイルマン』とアルバム『THE HIGH-LOWS』の同時リリースでデビュー。

デビュー後から白井幹生の脱退まで

次々とシングルやアルバムをリリースし、ライブコンサートや全国ツアーも精力的に行う。
1996年11月16日、日本武道館で行われた「セックス・ピストルズ」の来日初公演のオープニングアクトを務める。
1996年12月06日、2ndアルバム『Tigermobile』リリース。
1997年3月22日~07月21日、「Tigermobile Tour」敢行。
1998年5月08日、3rdアルバム『ロブスター』リリース。
1998年5月28日~10月30日、「THE HIGH-LOWS TOUR メイン☆ロブスター '98」敢行。
1998年11月2日~22日、「THE HIGH-LOWS TOUR メイン☆ロブスター合コン '98」敢行。
1999年4月1日~12月24日、「THE HIGH-LOWS TOUR BAUMKUCHEN '99」敢行。
1999年6月9日、アルバム『バームクーヘン』リリース。
2000年5月9日~、「THE HIGH-LOWS TOUR 2000 Steamin'」敢行。
2000月6月9日、アルバム『Relaxin' WITH THE HIGH-LOWS』リリース。
2000年6月9日~12月24日、「THE HIGH-LOWS TOUR 2000 Relaxin'」敢行。
2001年1月24日、アルバム『flip flop』リリース。
2001年9月5日、アルバム『HOTEL TIKI-POTO』リリース。
2001年9月6日~2002年4/月5日、「THE HIGH-LOWS TOUR 2001-2002 WELCOME TO THE HOTEL TIKI-POTO」敢行。
2002年11月27日、アルバム『angel beetle』リリース。
2002年11月26日~2003年7月13日、「THE HIGH-LOWS TOUR 2002-2003 angel beetle 」敢行。最終日の大阪野外音楽堂でのライブを以て、Key. 白井幹夫が脱退。体調面が原因であると言われている。なお白井は、ハイロウズ脱退後、元ブルーハーツのDr. 梶原徹也とともに「THE BIG HIP」を結成した。

白井幹生の脱退から活動休止発表まで

白井の脱退後も、4人はCDのリリースや全国ツアーなど、活動を続ける。
2003年11月13日、アルバム『flip flop 2』リリース。
2004年9月1日~2005年5月22日、「The★MUSTANG 04-05」敢行。
2005年11月11日、突如活動休止を発表。理由は明確になっておらず、関係者でさえも活動休止を事前に知らされていた者はほとんどいなかった。

結成から活動休止までの10年間でシングル26作品、オリジナルアルバム8作品、ミニアルバム2作品、編集盤2 作品、ベスト盤1作品、映像8作品をリリースした。

活動休止発表後

2006年01月01日、『FLASH~BEST~』リリース。

甲本と真島は「ザ・クロマニヨンズ」、調と大島も「セルキー」を結成。それぞれが新たなバンド活動を始めたことから、ハイロウズは事実上解散。

2020年10月28日、ハイロウズ結成25周年を記念して、オリジナルアルバム8作品と編集盤2作品のリマスター盤が紙ジャケットCDとアナログ盤で発売。
2022年6月9日、公式YouTubeチャンネルが開設され、全26本のミュージックビデオが公開された。

↑THE HIGH-LOWS↓のメンバー

メンバー

甲本ヒロト

出典: www.oricon.co.jp

ボーカル、ギター、ブルースハープ、作詞作曲
愛称:ヒロト
1963年3月17日生まれ

手がけた代表曲は、「日曜日よりの使者」、「十四才」など。ステージ上で暴れ回る彼自身が、誰よりもロックを楽しんでいるのだろう。

ハイロウズ解散後は、「ザ・クロマニヨンズ」のボーカリストとして活動。

真島昌利

出典: www.oricon.co.jp

ギター、ボーカル、コーラス、作詞作曲
愛称:マーシー
1962年2月20日生まれ

頭に巻いたバンダナがトレードマーク。これは、「ローリング・ストーンズ」のキース・リチャーズに影響を受けたもの。汗が垂れてこないようにと巻き始めた。
手がけた代表曲は、「青春」など。ライブでは、ギターとコーラスを担当することがほとんどだが、メインボーカルが真島の楽曲も数曲ある。その際は、甲本がコーラスを務める。

ハイロウズ解散後は、「ザ・クロマニヨンズ」のギタリストとして活動。

調先人

出典: twitter.com

ベース、コーラス
愛称:べっちゃん
1963年9月14日生まれ

長髪を振り乱して弾く高速ダウンピッキングは圧巻そのもの。

ハイロウズ解散後は、大島とともに「セルキー」を結成するが、1年後には脱退している。

大島賢治

J0407C2
J0407C2
@J0407C2

目次 - Contents