フレデリック(Frederic)の徹底解説まとめ

フレデリック(Frederic)とは、2009年に神戸で結成された日本のロックバンド。二卵性双生児の三原兄弟を中心として4人のメンバーで成り立ち、兄の健司がボーカル、弟の康司がベース、コーラス作詞作曲、赤頭隆児がギター、高橋武がドラムを担当している。メンバーの様々な音楽背景によって生まれた、繰り返される独特なリズムとユーモアのある歌詞で、一度聞くと忘れられない中毒性が特徴。日本だけでなく、海外からも注目されていきている。

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フレデリックの概要

フレデリック(Frederic)とは、2009年に神戸で結成された日本のロックバンド。日本におけるインディーロックや、海外におけるロック、ダンスミュージックを組み合わせ、今までにない音楽を生み出してきた注目の若手アーティストである。特にライブ・シーンでの評価が高い。三原兄弟はフォークロックを代表する「たま」の曲を聴いて衝撃を受け、音楽の概念を覆されたところから音楽への興味を持ち始める。弟の康司がベースを始めると兄の健司は歌うことを始め、高校では軽音部で一緒にバンドを組むほど音楽にはまっていった。大学進学後にまた音楽をやりたいと思った健司が康司に呼びかけ、フレデリックとして活動を始めた。その後ネットでのバンドメンバー募集の書き込みにより、ギターの赤頭隆児、ドラムのkaz.をメンバーに迎え入れた。そして2015年にkaz.が脱退し、2017年に同じドラムの高橋武が加入する。
それぞれのメンバーの音楽の方向性や、趣味などもバラバラであったものの、お互いに趣味や音楽を共有し、話し合うことで様々な音楽要素を取り入れた結果今の楽曲が生まれていった。今ではイントロを聞くとすぐにフレデリックだとわかるくらいに独自性のあるバンドとなっている。
2012年に、“NEW ROCK NEW STANDARD”をテーマとした、「MUSICA」をはじめとする4社が合同で行ったオーディション「MASH FIGHT Vol.1」で特別賞を獲得。その後、ライブで経験を積み、2014年にA-Sketchという事務所に所属した。
バンド名の由来は、レオ・レオニの絵本「フレデリック」の主人公のねずみ、フレデリックからである。冬眠中に食料がつきた仲間たちにフレデリックが言葉で仲間を満腹にしたように、自分たちの音楽を聞く人々が、満腹になってくれるようにという思いを込めている。
独特な三原健司のボーカルに、一度聴いたらなかなか忘れさせてくれないキャッチーなフレーズとサウンドで支持を集めるフレデリック。
メジャーデビュー後、様々なフェスで入場規制がかかるなどライブでも盛り上がりを見せている。
これからの活動としては、いかに「変わった曲」を生み出し行くのか。注目のバンドである。

フレデリックの活動経歴

フレデリックの結成からメジャーデビューまで

2009年6月、神戸市で三原兄弟を中心として、前任のドラマーのkaz.を加えた4人でバンド・フレデリックを結成。同年8月26日に大阪のライブハウス中津Vi-codeにおいて、紙芝居を用いて初ライブを開催する。
2012年12月26日、「MUSICA」「A-Sketch」「SPACE SHOWER TV」「HIP LAND MUSIC」の4社合同オーディション「MASH FIGHT Vol.1」にて特別賞を受賞。特別賞を受賞後、音源はライブ会場限定やアナログ盤など特殊な販売方法で流通することになる。
2014年3月には、初の全国流通盤であり1stアルバムである『うちゅうにむちゅう』をリリース。同年9月24日、A-Sketchからメジャーデビューし、ミニアルバム『oddloop』をリリースした。

精力的な音楽活動

2015年5月6日、メジャー2ndミニアルバム『OWARASE NIGHT』をリリース。オリコン週間チャート16位にランクインする。7月には活動拠点を東京に移し、メンバーで共同生活を開始。
同年9月、大阪城野外音楽堂にて行われたイベント「KANSAI LOVERS2015」を最後に、kaz.が脱退。ドラムはサポートメンバーを迎え活動する。
同年11月25日、4thアルバム『OTOTUNE』をリリース。2016年10月19日、5thアルバム『フレデリズム』をリリース。同作品を引っさげ行われた全国11箇所ワンマンツアー「フレデリズムツアー2016-2017」は、全公演のチケットがソールドアウトした。
2017年5月7日にサポートメンバーだった高橋武が正式メンバーとして加入する。同年10月18日、6thアルバム『TOGENKYO』をリリース。
2018年4月30日に、バンド初のアリーナワンマンライブ「FREDERHYTHM ARENA2018 〜KOKYOのTOGENKYO〜」を兵庫県・ワールド記念ホールで開催。
2019年2月20日、7thアルバム「フレデリズム2」をリリースした。

バンド初の日本武道館公演

2020年2月24日には、横浜アリーナでアリーナ公演「FREDERHYTHM ARENA 2020 〜終わらないMUSIC〜」を開催。同年7月18日には、初めての有料オンラインLIVE「FABO!!〜Frederic Acoustic Band Online〜」を開催し、アコースティック形態でのライブを行った。
2021年2月23日、バンド初となる日本武道館公演「FREDERHYTHM ARENA 2021〜ぼくらのASOVIVA〜」を開催する。
2022年3月30日、アルバム『フレデリズム3』をリリース。
2023年8月に三原健司が声帯ポリープの手術のために一ヶ月活動を休止したが、2023年11月から2024年1月にかけては全国ワンマンツアー「FREDERHYTHM TOUR 2023-2024 "WELL 噛 ONE"」を実施した。

フレデリックのメンバー

現メンバー

出典: twitter.com

三原健司(みはらけんじ)

出典: spice.eplus.jp

三原健司 Mihara kenji 1990年2月20日生まれ 担当:ギター、ボーカル
甘い歌声で人々を魅了するフレデリックのボーカル。カラオケでは「ココロオドル」を歌って100点をとったことがある。中学は陸上部であったが、高校から軽音部に入部し、音楽の世界へ入り浸っていく。専門学校ESPエンタテインメント卒業後、バンドを結成。
するめが好物。夢は「コテツ」というパグを飼うこと。兄であるのに、よく弟と勘違いされることに困っている。弟の康司が曲を持ってきた際は、「俺がもっといいメロディーで歌って返す」ようにして曲を高めあっていくかっこいい心の持ち主。

三原康司(みはらこうじ)

出典: spice.eplus.jp

三原康司 Mihara Kouji 1990年2月28日生まれ 担当:ベース、ボーカル
ベースのほかにボーカルのコーラスをやっている、双子の弟。大阪芸術大学短期大学部「ビジュアルデザインコース」に通っていたが、健司に誘われたことで再び音楽の世界へと足を踏み入れた。新曲を作るときは、康司が作詞作曲したものをメンバーで聴いて話し合い、また作り直していくようにしているので、曲を生み出すのに欠かせない存在。血液型がA型rhーと珍しい。喘息持ちで、以前入院したことがある。誕生日には甘いケーキより肉ケーキを食べたい派。
昆虫が好きすぎて机の中で卵を孵化させたことがあるらしい。その奇妙な行動には周りの人間も苦笑い。
美術系に関しては自信があるようで、彼の技術がPVに如実に表れている。

赤頭隆児(あかがしらりゅうじ)

出典: spice.eplus.jp

赤頭隆児 Akagashira Ryuji 誕生日 1989年6月26日 担当:ギター
日本に40人ほどしか存在しない名字「赤頭」の21代目。ギターは高校二年に友達のバンドの人数合わせのために呼ばれたことがきっかけで始める。専門学校ESPエンタテインメント卒業、本格的に音楽活動を開始。
曲の間奏に存在するギターのソロパートで魅せていくスタイル。ギター技術の高さや独自性が感じられる。しかし「ソロがもっと欲しい」等の主張をあまりしない、落ち着いた方。独自性については、康司から影響をうけたと明言している。また車の運転担当でもあり、とても運転がうまい。ライブではTシャツを脱ぐのがおなじみに。
インパクトの強い名前なだけに、番組に出演するといつもいじられている。

高橋武(たかはしたける)

出典: spice.eplus.jp

高橋武 Takahashi Takeru 誕生日 1989年6月13日 担当:ドラム
以前は「Any」および改名後の「the sea falls asleep」というロックバンドのメンバーであり、その時のレコーディングエンジニアがフレデリックを担当していた。その縁でフレデリックの実質的なサポートメンバーとしても活動していた。2016年の冬にthe sea falls asleepを脱退すると、2017年の夏に正式にフレデリックのメンバーとして加入した。現在も他のアーティストのサポートメンバーとしての活動もあり、幅広いジャンルでの活動を行っている。

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@chisa410j9

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