さんまの名探偵(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『さんまの名探偵』とは、1987年にナムコから発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。明石家さんまの他、吉本興業の芸人が登場するコマンド選択式アドベンチャーゲームである。「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」の第24弾。プレイヤーはさんまの助手となり、聞き込みや捜査を行いながら犯人を追う。本作は『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてゴールド殿堂入りを獲得し、「アドベンチャーゲームに新風を吹き込んだ」と高く評価された。

その他登場人物

金田七耕助(きんだしち こうすけ)

有名探偵の親戚筋に当たる人物で幽霊。「そうさめも」を手に入れるための試練を課す。

エミ、エミコ

吉本興業所属アイドル「ポピンズ」のメンバーである金子恵実・芳賀絵己子。クラブポピーに勤めている。

ラン、スー

スタジオカメダに通っている女性たち。

ビートたけし

ゲーム中の隠しメッセージに名前が登場する。

トントン

あやこの部屋に置いてあるパンダのぬいぐるみ。モデルは上野動物園のジャイアントパンダのトントン。

カニ

ゲームセンター「キャロット」のゲーム「ギャラクシガニ」で勝利するとヒントをくれる。

うらべくねこ

シローの家にあったポスターの人物。浦辺粂子のもじり。

まりこ

しんすけが逃げる際にさんまの気を逸らすために口走る名前。

『さんまの名探偵』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

作中に多数含まれるナムコ作品のセルフパロディ

『さんまの名探偵』にはさまざまなパロディが含まれている。例えば、ミニゲーム「ギャラクシガニ」はナムコのゲーム『ギャラクシアン』(1979年)のセルフパロディである。
また、BGMの一部や効果音などに、『ディグダグ』(1982年)、『ゼビウス』(1983年)、『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』(1986年)といったナムコ作品で用いられたフレーズが含まれており、セルフパロディ的な要素が多数含まれている。

吉本興業に「香典が欲しい」と催促して出演料を獲得した被害者の桂文珍

タイトルの明石家さんまをはじめ、出演者の中には自分がゲームに出演していることを知らなかった者もいた。ゲーム内で殺害された桂文珍はまともに掛け合ってもいなされると思いつつ、吉本興業に「死んでるみたいやけどお香典もらえませんやろか」と催促してみたところ、出演料を得ることができたのだという。

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