重面春太(呪術廻戦)の徹底解説・考察まとめ
重面春太(しげも はるた)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』の登場人物。呪術を悪用し、世の理を乱す呪詛師という人間の一人である。
偽夏油/加茂憲倫/羂索に与する呪詛師であり、金髪の長い髪の毛を左上でまとめたサイドテールが特徴。男性のわりに華奢な体をしており、卑怯に姑息に立ち回り戦う。自分よりも弱いものを一方的にいたぶることを至上の喜びとしており、『呪術廻戦』の中でもクズに分類される人格を持つ。渋谷事変にて両面宿儺に殺される。
重面春太のプロフィール・人物像
性別:男
所属:偽夏油一派
術式:奇跡を貯める
武器:持ち手が人間の手になっている剣
最速!キャラクター人気投票:未登場のため順位なし
第1回キャラクター人気投票:第61位(69票 / 163,066票)
第2回キャラクター人気投票:第49位(26票 / 97,860票)
CV;羽多野渉
重面春太(しげも はるた)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』の登場人物。呪術を悪用し、世の理を乱す呪詛師という人間の一人である。
偽夏油に与する呪詛師であり、金髪の長い髪の毛を左上でまとめたサイドテールが特徴。上半身の露出した肩の薄さなどから、男性のわりに華奢な体をしていることがわかる。
見た目通りパワーで押し切るようなタイプの術師ではなく、卑怯に姑息に立ち回り戦う。自分よりも弱いものを一方的にいたぶることを至上の喜びとしており、強者と戦う場面はほとんどない。また男性よりも女性をいたぶるほうが好きであるとみられる言動をしている。自分が楽しければそれでよく、それに至る細かい理由や動機を持ち合わせない。渋谷事変の際に「テメェらは何がしてぇんだよ」と呪術高等専門学校(以下、呪術高専)東京校の1年生・釘崎野薔薇(くぎさき のばら)に尋ねられ、「あーなんか五条悟封印したいんだって」と渋谷事変に加担していることをまるで他人事のように話していた。
「奇跡を貯める」という術式/生得術式を持っている。なお、この「奇跡を貯める」という名称は『呪術廻戦』本編で記載されているが、これが術式の正式名称であるかは不明である。
「奇跡を貯める」は、術師である重面に起こった日常の些細な奇跡、幸運を重面の記憶から抹消する代わりに、その奇跡を蓄積していくというものだ。蓄積された奇跡は重面の命に関わる場面で放出され重面の命を守る。奇跡の蓄積量は重面の目元にある入れ墨のような紋様でわかるのだが、重面本人はこれを自覚していない。というより、自分の「奇跡を貯める」という術式自体をきちんと理解していない節がある。重面の「奇跡を貯める」という術式は、多くの術師が使用する術式とは異なり、自らの意志で発動するものではなく、術師の意志に関係なく、自動で発動するものになっている。『呪術廻戦』の作品内で自動で発動する術式はあまり登場していない。
重面の術式は攻撃タイプではないので、戦闘は主に呪具・持ち手が人間の手になっている剣を使用している。これは呪詛師・組屋鞣造(くみや じゅうぞう)の作品であり、組屋本人からもらったと重面は語っている。その際に「オマエは非力だから刀からも握ってもらえ」と言われた。刃の部分が付け替え可能で呪具化する仕様になっており、姉妹校交流会の時と渋谷事変の時では刃が異なっている。この持ち手が人間の手になっている剣は、手が地面や壁を這い回って単体で動き回ることができる。剣自体に意志や自我があるのかは不明だが、剣が見ている景色を重面に共有できているような描写が本編では見られた。呪力を篭めて自立する呪骸(じゅがい)のような性質を持っている可能性が高い呪具である。
組屋とはもとから面識があったのか、それとも偽夏油(にせげとう)/加茂憲倫(かも のりとし)/羂索(けんじゃく)に協力する過程で知り合ったのかは不明だ。しかし重面は組屋のことを「鞣造(じゅうぞう)」と呼び親しげであり、組屋のほうも重面に呪具を贈っていることからそれなりに仲は良かったのではないかと推察される。
組屋から重面に対してどれほどの情があったかはわからないが、重面のほうは姉妹校姉妹校で組屋を置いてさっさと逃げるなどしており、少なくとも重面から組屋への情は薄かったと思われる。重面が偽夏油に与するようになった経緯は明かされておらず、そもそも偽夏油と面識があったかもわからない。組屋には裏梅(うらうめ)という中性的な顔立ちをした儚い雰囲気を持つ呪詛師が接触しているようなので、重面もまた裏梅を通して偽夏油一派に加わったものとみられる。
渋谷事変では自身よりも弱い立場にある補助監督や釘崎や補助監督の新田明(にった あかり)をいたぶって読者からのヘイトを集めた。そこに現れた補助監督を殺されて激昂している1級呪術師・七海建人(ななみ けんと)に重面がボコボコにされて胸がスッとした読者も多かったようだ。しかしその後疲弊している呪術高専東京校1年生・伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)を背後から襲うなどして再び読者のヘイトを集める。最後には呪いの王・両面宿儺(りょうめんすくな)にズルっと真っ二つにされて死亡したが、それを悲しむ読者はあまり見られなかった。
重面春太の呪術・能力
呪具:持ち手が人間の手になっている剣
重面春太の武器である呪具。持ち手が人の手になっているというなんとも不気味なデザインの剣だ。呪詛師・組屋鞣造の作品であり、組屋曰く、「オマエは非力だから刀からも握ってもらえ」ということらしい。持ち手の手は、華奢ではあるが男性である重面春太と同じか少し大きいぐらいの手であり、男性のものだと思われる。組屋鞣造が人間の体を素材として呪具を作成するクレイジーな一面を持つ職人なので、この剣の手も模造品などではなく、人間の手である可能性が高い。重面は気に入っているようで、姉妹校交流会、渋谷事変と登場の際は必ず持っている。
呪具としての能力の詳細は明かされていない。ただ渋谷事変では、持ち手の手が床や壁を這い回るというホラー映画のような不気味な動きを見せており、使用者が呪力を篭めて操作していると思われる。その証拠に重面は渋谷事変での対釘崎野薔薇戦で、剣の持ち手が作る拳を顔面に食らわせたり、呪具に補助監督の新田明を追わせたりとしている。また建物に入ったはずの新田の行動について、「なんだ 隠れたんじゃなかったの」と呟いていることから、目はついていないが呪具と視覚を共有できているようなセリフを放っている。
ただ操作していると前述したが、呪具自体が意思を持って動いている可能性も捨てきれない。重面は自分のもとへぴょんぴょんと戻ってきた呪具に対して、「おかえり」と言っており、その表情やセリフから自身で操作しているというよりは、呪具自身が自らの意思で動いているように読み取れる。
剣の刃には先端に穴が空いているのか、初登場時は輪っかのようなものが2個描かれていた。しかし渋谷事変では輪っかはなく、普通の刃になっている。これは " 刃は付け替え可能で呪具化する " という仕様があるからである。
術式:奇跡を貯める
重面春太の術式/生得術式「奇跡を貯める」。術式名称自体が「奇跡を貯める」というものなのか、それとも正式名称が別にあるが作品内でこのように表現しただけなのかは不明である。
術師である重面の身に起きた些細な奇跡、幸運を重面の記憶から抹消し蓄積する。蓄積された奇跡は術師である重面の命に関わる場面で放出されて重面を守る。本人は自身のこの術式について詳しくは理解していないようで、目元の紋様で奇跡の蓄積量が判断できることを自覚していない。説明したとおり、自らの意志で発動できる類の術式ではなく、自動で発動するタイプの術式。『呪術廻戦』の中でも珍しいタイプの術式になっている。
奇跡が充分蓄積されていると目元の紋様は黒く色づいている(アニメでは薄ピンクのようなカラー)。だが七海建人に徹底的にのされた時に蓄積していた奇跡は全て使い果たしており、両面宿儺と対峙した時は目元の紋様は縁取りだけになっていた。
重面春太の来歴・活躍
初登場・第52話「規格外」
重面春太が登場したのは、原作漫画第52話「規格外」、TVアニメでは第20話「規格外」である。
その日は年に一度呪術高専東京校と京都校の代表生徒が集まり、「殺す以外なら何をしてもいい呪術合戦」、通称・姉妹校交流会の一日目のプログラムが行われていた。一日目に行われていたのは両校の全代表生徒が参加する団体戦。区画に放たれた二級呪霊をどちらの学校が早く祓除できるかという「チキチキ呪霊討伐猛レース」の真っ最中であった。
東京校、京都校、両校の生徒はそれぞれの思惑を抱きながら区画内に散開。それぞれ対峙した相手と戦闘を繰り広げていた。しかしそこに人々の森への恐れから生まれた特級呪霊・花御(はなみ)が突然乱入してきて、団体戦が行われている区画を覆う " 帳(とばり) " が降ろされた。その " 帳 " は、「 " 五条悟(ごじょう さとる) " の侵入を拒む代わりに、その他 " 全ての者 " が出入り可能」な " 帳 " であり、最強の呪術師である五条以外は中からも外からも出入りが自由である。呪術高専京都校の楽巌寺嘉伸(がくがんじ よしのぶ)学長と教員・庵歌姫(いおり うたひめ)は、五条を " 帳 " の外に残し、学生の救助へと向かうべく " 帳 " に侵入する。
" 帳 " に入るとすぐに現れたのは呪詛師である組屋鞣造だった。組屋は五条が来ることを期待していたが、その場に五条がいないことに激昂していた。楽巌寺は組屋の相手を引き受け、歌姫に先を急ぐように促す。歌姫はその場に楽巌寺と組屋を残して学生を救出すべく走り出すのだった。
呪術高専3年生の西宮桃(にしみや もも)とスマートフォンで学生の避難状況について連絡を取り合い歌姫がそのまま走っていると、不意に後ろに気配を感じる。歌姫の背後では呪詛師の重面春太が剣を振りかざして歌姫に襲いかかろうとしていた。歌姫はそのまま姿勢を低くして、重面の剣をかわす。重面はそれが意外だったのか、「あれっ?」と不思議そうな声を上げた。完全に不意をついて歌姫を斬ったつもりだったのに、あっさりと避けられて重面は軽くため息をつく。
自分に攻撃した人間の重面を歌姫は呪詛師だと確信し、そのまま何も言わずにらみ合う。しかし警戒している歌姫をよそに、重面は話をし始めた。どうしたって目がいく不気味な形状をした呪具を持つ重面。歌姫がその呪具が気になっているように感じた重面は勝手に呪具に関する話を始めた。「いいでしょ、コレ。鞣造が作ってくれたんだ」から始まり、重面は「ねえ、お姉さんは俺に何をくれるの?」と歌姫に不気味に笑いかける。
緊迫した空気の中、「オマエ、モテないだろ」とその場に似つかわしくないセリフが放たれた。花御が乱入してくる前は敵同士として戦っていた東京校1年生の釘崎野薔薇と京都校2年生の禪院真依(ぜんいん まい)が歌姫のもとに加勢に現れたのだ。何も聞いていないのにぺちゃくちゃと自分の話ばかりする重面に辟易する釘崎と、今はもう味方同士なのに何故か釘崎を煽る真依。そんな二人の女子学生を見て、重面は「わあ~ 女の子がいっぱい モテモテだぁ~」と嬉々とした声を上げる。釘崎の話なんて聞いちゃいない。それにまた呆れる釘崎らと重面の戦闘がいざ始まろうとした時だった。突然区画を覆っていた " 帳 " が上がった。 " 帳 " が破壊されたのを見た重面は仲間の組屋を気にかけることもなく一目散に逃げ出し、結局釘崎らとの戦闘は行われなかった。
呪術高専から無事に脱出した重面。「結局俺なんもしてないよ。怒られちゃうかなぁ」なんて思ってもいなさそうな表情を浮かべる。するとそこへ五条の術式「無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)」の大技「虚式(茈/むらさき)」を食らって上半身の半分を失った花御がようよう帰還して倒れ込む。満身創痍でボロボロの花御を見て、重面は「かわいそっ」と舌なめずりをして剣を手に取る。「楽にしてあげようか」と花御に歩み寄るが、それは特級呪霊・真人(まひと)によって阻まれた。花御を殺そう(祓おう)とした重面に真人は「人間のくせに勝手すんなよ。殺すぞ」と笑顔で牽制する。重面はというとそれに対して臆する様子も、悪びれる様子もなく、「嫌だなぁ、優しさじゃんか。呪いにこの機微は分かんないか」と息をはくのだった。
渋谷事変
2018年10月31日。ハロウィンの渋谷で事件が起きた。「一般人のみが閉じ込められる " 帳 " 」が渋谷駅周辺に降ろされ、たくさんの非術師がその " 帳 " の中に閉じ込められたのだ。これは五条を封印したい偽夏油/加茂憲倫/羂索や真人達が五条をおびき出すために起こしたことだった。この渋谷駅を中心に発生した一連の呪術テロを渋谷事変と呼ぶ。
補助監督を殺して回る重面春太
渋谷駅に降ろされた「一般人のみが閉じ込められる " 帳 " 」の中の電波は断たれており、一度 " 帳 " に入るとスマートフォンを使用しての連絡ができなくなる。そのため呪術師達をサポートする補助監督達がそれぞれ伝書鳩になって呪術師達の通信網を構築するため奔走していた。補助監督をまとめる立場にある伊地知潔高(いじち きよたか)は補助監督を総動員してすぐさまネットワークを構築。現場で戦う呪術師達への円滑な連絡を維持するために " 帳 " の外で奮闘していた。
" 帳 " の外で伊地知が補助監督の新田明と電話連絡を取っていると、不意に腹を何かで貫かれる。驚いた様子で伊地知が振り返ると、重面春太が立っていた。重面はそのまま剣で伊地知をめった刺しにし重症を負わせる。「やっぱり俺には弱い者イジメが向いているなー」と身じろぎもしなくなった伊地知を見下ろしてしみじみする重面。そんな重面に偽夏油に与する呪詛師の一人・裏梅が「貴方はこのまま " 帳 " の外でスーツの人間を狩り続けてください」と笑うのだった。
釘崎野薔薇と交戦
釘崎と新田は呪術界のエリート家系・御三家の一つ禪院家の当主、禪院直毘人(ぜんいん なおびと)が率いるチームにいた。しかし通話中突然反応がなくなった伊地知のことを心配した新田とそれを聞いた釘崎は、同じチームにいた呪術高専2年の禪院真希(ぜんいん まき)に伊地知に何かあったのかもと報告をした。真希は釘崎達に伊地知の様子を見に行くようにと指示を出す。二人はすぐに " 帳 " の外を目指して行動を開始した。
その道すがら、釘崎達は重面に遭遇した。黒いスーツを着た新田を見て重面は喜びの声を上げる。渋谷に来ていた補助監督がたまたま男ばかりだったのか、それとも補助監督という役目を担う女性自体が少ないのか、ともかく女性の補助監督に遭遇できたことが嬉しそうである。「うれしいなぁ。男ばっかで飽き飽きしてたんだ」という重面の口ぶりから、伊地知が重面にやられたのかもしれないと判断した釘崎は、新田に建物内に隠れるフリをしてそのまま伊地知のもとへ向かうようにと小声で指示を出し、重面との戦闘を開始した。
重面は釘崎に自らの武器、持ち手が人間の手になっている剣を投げ飛ばす。しかしその剣は呆気なく釘崎の金槌ではたき落とされた。重面を呪具頼りの中距離タイプの術師と分析した釘崎はそのまま重面との間合いを詰める。重面は釘崎の金槌を避けながら、「あ、君。前会ったね」と姉妹校交流会の時を思い出す。釘崎は相手をするのが面倒なのか、それとも相手を煽って冷静さを失わせる作戦なのか、重面のことを覚えているのに「どちら様ですかね!?」と笑いながら返す。すると突然、重面が「!!アレェ?」と声を上げ、その声に釘崎は思わず止めた。仕掛けはわからないが、重面には建物に入った新田の動きを把握しているようだった。「なんだ、隠れたんじゃなかったの」という重面。その場からは釘崎が金槌ではたき落としたはずの重面の呪具が消えていた。
重面は釘崎に構わず新田が逃げ込んだ建物に入る。するとそこには新田が血を流し、苦しそうにうめき声をあげながら倒れていた。重面はそのまま新田に駆け寄って、倒れている新田の腹を思い切り蹴り上げる。釘崎はそれに怒り、金槌を振り上げた。しかし目の前の重面の手にいつの間にか握られている持ち手が人間の手になっている剣を見て、状況が飲み込めず一瞬の隙を生んでしまう。そしてその隙を突かれて釘崎は左足太ももを重面に剣で斬りつけられてしまう。傷が浅いと感じた釘崎が次の動きを取ろうとした瞬間、突然顎に衝撃を感じ、釘崎は膝をついた。釘崎の顎を殴ったのは重面の剣の持ち手部分の手が作り出した拳であり、下顎を強打した釘崎は軽い脳震盪(のうしんとう)を起こし立っていられなくなったのだ。
身動きできなくなった釘崎を見て重面は喜ぶ。そして釘崎と新田、どちらを先に殺そうかと楽しげに考えはじめた。釘崎はこのままでは自分も新田も殺されると考え、少しでも時間を稼ごうと重面に話かける。「テメェらは何がしてぇんだよ」と釘崎が問うと、重面はまるで他人事のように「あーなんか五条悟封印したいんだって」と答えた。あまりに自分というものがないその答えに、釘崎は聞き方を変える。「!!……テメェに聞いてんだよ」と釘崎に問われた重面はようやく " 何故 " を考えた。「サッカーが大好きで大得意の人がさ、サッカーのない世界に生まれたらどうするかな?…ダメだ、上手くいえないなぁ」と重面なりに答えようとしたらしいが、うまく言葉にできず、投げやりに言う。「っていうか、理由ってそんなに大事?」と重面は言った後、最高にイイゲス顔を浮かべて、「いーじゃんいーじゃん楽しいじゃん 俺が楽しければそれでいいじゃん!!」と言い放った。重面は弱い者イジメが好きで、それが楽しい。それ以外の理由は存在しないのだ。動けなくなっている新田を剣で軽く刺しいたぶる重面に釘崎は「やめろ!!」と怒りを顕にする。まだうまく立てない釘崎は必死に立ち上がり重面に向かっていった。
重面が釘崎を返り討ちにしようと剣を振り上げたその時。建物のガラスが音を立てて割れ、一人の男が入ってきた。1級呪術師の七海建人だ。七海も渋谷事変の平定のために渋谷に来ていた。つるなしサングラスをかけていて、何があっても普段からポーカーフェイスを崩さない七海だが、重面を見るその顔には怒りが滲み出ている。重面は七海を見て、「いいんだっけ。黒じゃないスーツも殺して。」と余裕の笑みを浮かべた。
激昂した七海建人との戦闘
七海は「十劃呪法(とおかくじゅほう)」と呼ばれる術式/生得術式を持っている。対象の長さを線分し、7:3のポイントに攻撃を当てることができれば、それがクリーンヒットとなる。相手に強制的に弱点を作り出すことができるのだ。そして七海は普段呪符を巻いた鉈を武器として使用する。しかし今回の七海は鉈を取り出すことはせず。右手の拳にただネクタイを静かに巻きつけていた。
重面は新田を人質に取っており、自分が七海より優位だと感じていた。七海も一目見ただけで自分が不利であるとわかっていたはずだ。それでも七海は構わずズンズンと重面に近づく。それを見て重面は側にいた新田を刺そうと剣を動かしたが空振り。新田は側にいたエスカレーターを這い登り逃げ出していた。「逃げちゃった」と残念がる重面の背後に七海が立ち、「仲間の数と配置は?」と問う。重面はそれに答えず振り向きざまに七海を斬りつけ、そしてその腹に蹴りを入れた。しかし蹴りを入れた瞬間の違和感に動きを止める。斬ったはずの場所は斬れていないし、まるで岩を蹴ったように七海はビクともしないのだ。
七海は再び重面に「仲間の数と配置は?」と問うた。重面はその七海の迫力に底しれぬ恐怖を抱くも、答える気はさらさらない。額に冷や汗を浮かべながら重面が知らない、と言おうとしたその時。重面は顔面に凄まじい衝撃を喰らい吹っ飛ばされた。「十劃呪法」を発動させた七海に、7:3のポイントを殴られたのだ。吹き飛ばされた衝撃で壁に叩きつけられた重面は両足をガクガクと震わせながら何とか立っている状態を維持する。自身の術式「奇跡を貯める」がなければ死んでいた(本編のこの時点では重面の術式の詳細はわかっていない)。重面はすぐさま逃げるという判断をし、足を動かそうとするが七海が詰め寄り、「仲間の数と配置は?」と再度問う。「だから知ら」ないと重面が答える前に七海は重面の腹に再び思い一撃を喰らわせた。
重面は朦朧とする意識の中、七海の背後を持ち手が人間の手になっている剣に襲わせる。しかしそれは釘崎によって阻まれてしまった。七海の不意がつけると思っていただけに、重面は動揺し釘崎に「空気読めよぉ!!」と叫ぶ。その直後、重面は首元を七海に掴まれて身動きが取れなくなった。恐れおののく重面に七海はゆっくりと拳を振り上げて、「ここに来るまで何人もの補助監督が殺されていました。アナタですね?」と怒りに満ちた表情を浮かべて問う。重面は観念したのか、その胸中はわからないが、「くっ…ははっ」と笑った後、目に涙を浮かべて七海に謝罪の言葉を告げようとした。しかし言葉は、「ご ごめんなさ」までしか言えず、次の瞬間七海の術式「十劃呪法」で定めたクリティカルポイントに拳が炸裂。重面は建物のガラス戸を突き破り、道路を挟んで向かいにある建物もまで吹き飛ばされて意識を失った。
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呪術廻戦の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話まとめ
『呪術廻戦』は集英社の『週刊少年ジャンプ』の人気漫画であり、漫画家・芥見下々が描くダークファンタジーバトル漫画だ。MAPPAによりTVアニメ化され、劇場版も公開される。 呪霊という人の負の感情から生まれた化け物と、それを祓う力を持つ呪術師とのバトルがメインの漫画であるが、ストーリーの各所に伏線が見え隠れする。ファンの間ではこれに関する考察が盛り上がりを見せている。また単行本の空きページや『呪術廻戦 公式ファンブック』では作者の芥見下々が裏話やトリビア、小ネタ、エピソードや逸話などを語っている。
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呪術廻戦の御三家・五条家まとめ
五条家(ごじょうけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。相伝の術式「無下限呪術」と特異体質「六眼」を代々継承しており、「日本三大怨霊」の1人・菅原道真を祖先に持つ。同じ御三家の禪院家とは犬猿の仲。 『呪術廻戦』の重要人物・五条悟の生家であり、それ以外の五条家の人間は登場していない。最強の呪術師である五条悟を当主とし、物語軸現代においては五条悟のワンマンチームとなっている。
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呪術廻戦の御三家・加茂家まとめ
加茂家(かもけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。平安時代に華々しく活躍した”陰陽師”と呼ばれる呪術師を祖先に持ち、伝統と格式、血統と名を重んじる家柄である。呪力で強化した血液を操る相伝の術式「赤血操術」を代々受け継いできた。 『呪術廻戦』本編では次期当主として呪術高専京都校3年生・加茂憲紀が登場している他、歴史上最悪の術師として悪名高い、加茂憲倫が登場している。
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呪術廻戦の回収済み・未回収の伏線・謎まとめ
『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、日本の漫画家・芥見下々の描くダークファンタジーバトル漫画。2018年に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。”呪い”というネガティブでディープなテーマを持ちながら、王道である熱いバトルや個性豊かなキャラクターなどが支持を得て人気を集めている。緻密に練り上げられたストーリーには伏線や謎が散りばめられており、作中で既に回収された伏線もあるが、未だ謎として残っているものも多々ある。
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呪術廻戦の衝撃的な死を遂げたキャラクターまとめ
人を呪う術と、それを用いて戦い人々を描いた『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)には、「人を呪わば穴2つ」という言葉を体現したかのごとく衝撃的な死を遂げるキャラクターが多数登場する。 呪霊に騙され、弄ばれるようにして殺害された吉野順平。主人公虎杖悠仁に後を託し、その目の前で散った七海建人。生きる希望を手に入れた直後に射殺された天内理子。最強最悪の呪霊両面宿儺に挑んで敗死した漏瑚。ここでは、『呪術廻戦』において衝撃的な死を遂げたキャラクターを紹介する。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. 伏黒甚爾(禪院甚爾)」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. 伏黒甚爾(禪院甚爾)」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。主人公の師である五条の学生時代が舞台となる『懐玉・玉折編』のメインエピソードである。 高校生にして最強クラスの呪術師である五条は、星漿体と呼ばれる特殊な定めを背負った少女天内理子の護衛を命じられる。一方、呪術師殺しとして名を馳せる甚爾は理子の暗殺を依頼され、その護衛である五条を排除するべく十全に策を練っていく。消耗した五条に、準備万端整えた甚爾が襲い掛かる。
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呪術廻戦名勝負「両面宿儺 vs. 漏瑚」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「両面宿儺 vs. 漏瑚」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。主人公虎杖悠仁の内に潜む“最強最悪の呪霊”両面宿儺と、虎杖の師を封じた自然呪霊一味の中心人物である漏瑚の対決で、いわゆる「敵 vs. 敵」の構図となった。 漏瑚たちによる五条の封印と、その奪還を目指す術師たちの抗争である「渋谷事変」の最中、“最強最悪の呪霊”宿儺が覚醒。宿儺が漏瑚に「一撃入れられれば仲間になる」と提案し、漏瑚がこれを受け入れたことで、両者は華々しく激突する。
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呪術廻戦名勝負「両面宿儺 vs. 八握剣異戒神将魔虚羅」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「両面宿儺 vs. 八握剣異戒神将魔虚羅」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。主人公虎杖悠仁の内に潜む“最強最悪の呪霊”両面宿儺と、歴代の術師の誰もが調伏に失敗した最強の式神魔虚羅が、すさまじい力をぶつけ合う壮絶な内容となった。 渋谷事変と呼ばれる人と呪霊の抗争の中、“最強最悪の呪霊”たる両面宿儺は一時の自由を得る。この時、人間の術師である伏黒恵は追い詰められた末に魔虚羅を召喚。魔虚羅の暴走による相打ちを狙うも、ここに宿儺が駆け付ける。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁 vs. 脹相」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁 vs. 脹相」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語中盤の大きな山場である渋谷事変で描かれたもので、両者の一進一退の激しい攻防と予想だにしない結末で話題となった。 恩師でもある“最強の術師”五条悟が封印されたことを知った虎杖は、彼を救うため仲間たちと共に呪霊が待ち構える渋谷の結界内部に突入。脹相はその虎杖を“弟たちの仇”と付け狙い、仲間とはぐれた彼を襲撃。互いに技と力を尽くした末に、脹相は自分と虎杖の縁に気付いて混乱する。
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呪術廻戦名勝負「伏黒恵・禪院真希・七海建人・禪院直毘人 vs. 陀艮・漏瑚 vs. 伏黒甚爾」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「伏黒恵・禪院真希・七海建人・禪院直毘人 vs. 陀艮・漏瑚 vs. 伏黒甚爾」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語中盤の大きな山場である渋谷事変で描かれたもので、目まぐるしく優劣が引っ繰り返る展開と乱入に次ぐ乱入で手に汗握る内容となった。 師でもある“最強の術師”五条悟が封印されたことを知った伏黒は、彼を救うため仲間たちと共に呪霊が待ち構える渋谷の結界に突入。強大な呪霊である陀艮に苦戦する真希たちを援護するも、予想外の新手が現れる。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. 漏瑚・花御・真人・脹相・羂索」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. 漏瑚・花御・真人・脹相・羂索」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。最強の名をほしいままにする男に、これまで主人公を苦しめてきた強敵たちが団結して挑むというもので、物語中盤の山場である渋谷事変の大きなきっかけとなった。 渋谷駅一帯が結界に覆われ、内部の一般人が脱出できない状況となる。相手側の要求もあり、“最強の術師”五条がこの状況を打破すべく出撃するが、犯人の自然呪霊たちは彼を封じる必勝の策を用意していた。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・釘崎野薔薇・東堂葵 vs. 真人」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・釘崎野薔薇・東堂葵 vs. 真人」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語中盤の山場である「渋谷事変」を彩る、最後にして壮絶な対決となった。 “最強の術師”五条悟の封印を巡り、渋谷駅一帯は人間の術師と呪霊たちの戦場と化していた。呪霊の真人は、挑発を兼ねて虎杖の目の前で彼の尊敬する術師を殺害。さらに仲間を惨殺されたことで、虎杖はついに心折れるも、彼を救うべくさらなる増援が到着する。虎杖と真人の因縁に、決着の時が近づいていた。
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呪術廻戦名勝負「髙羽史彦 vs. 羂索」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「髙羽史彦 vs. 羂索」とは、呪い呪われつつ悪を討つ呪術師たちの活躍を描く芥見下々の漫画『呪術廻戦』で行われた戦いの1つ。「おもしろい」と感じたことを実現する超人と、己の好奇心のために日本を滅ぼそうとする魔人による異色の対決である。 新宿で現代の術師たちが史上最強の呪霊両面宿儺と死闘を繰り広げていた頃、羂索は岩手で「日本人全てを使った呪霊」を生み出す準備を進めていた。自分を倒しに現れた髙羽を「取るに足らない雑魚」と断じる羂索だったが、あまりに異質な彼の術式にがぜん興味を掻き立てられる。
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呪術廻戦名勝負「乙骨憂太 vs. 夏油傑」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「乙骨憂太 vs. 夏油傑」とは、強大な呪霊と化した幼馴染に憑かれた少年の成長と活躍を描いた『呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)』で繰り広げられた戦いの1つ。同作最後の戦いであり、『呪術廻戦』本編にも大きな影響を与えている。 強大な怨霊と化した幼馴染の祈本里香に呪われた乙骨は、東京都立呪術高等専門学校に入学して里香を御する術を学び始める。呪術師の楽園を作ることを目論む夏油は、里香を自身の使い魔とするため乙骨の抹殺を画策。幼馴染への愛と呪術師の未来を懸けて、両者は激突する。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・七海建人 vs. 真人」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。主人公である虎杖、ベテラン術師である七海の両名と凶悪な呪霊である真人との間に最初の因縁が生まれた戦いである。 映画館で呪霊による死者が発生し、虎杖は七海と共にこの調査に赴く。その犯人は真人という強大な呪霊で、なぜか吉野順平という学生と行動を共にしていた。真人を追う七海から順平のことを調べるよう命じられた虎杖は、彼に接触して次第に友人になっていく。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. 漏瑚」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. 漏瑚」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。漏瑚の高い実力と、それを遥かに上回る五条の恐るべき強さが明らかになった戦いである。 人類殲滅を掲げる自然呪霊の1員たる漏瑚は、協力者である羂索の誘いに乗って“最強の術師”の異名を持つ五条悟を自ら討ち取ろうとする。五条はこれを迎え撃ち、そのすさまじい力を見た上で「弱い」と断言。わざわざ教え子の虎杖悠仁を連れ出して見学させつつ、漏瑚に圧倒的な実力の差を見せつける。
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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. ミゲル」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「五条悟 vs. ミゲル」とは、強大な呪霊と化した幼馴染に憑かれた少年の成長と活躍を描いた『呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)』で繰り広げられた戦いの1つ。ぽっと出の外人キャラクターが“最強の術師”を相手にひたすら圧倒されて振り回されるという内容だが、五条の恐るべき実力が明らかになるに従い注目度が劇的に上がっていった。 「術師の楽園を作る」と語る夏油傑を気に入ったミゲルは、彼のために教え子たちの下へと急ぐ五条の足止めを買って出る。“最強の術師”を相手に、ミゲルの決死の奮闘が始まる。
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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ
「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。
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呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。
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呪術廻戦の歴代OP・ED主題歌・挿入歌・サウンドトラックまとめ
『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)とは、芥見下々によるダークファンタジーバトル漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。この記事では、『呪術廻戦』を彩るオープニング・エンディング主題歌、挿入歌、そして本作の前日譚である『呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校』を原作とする劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌を紹介していく。
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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ
禪院家(ぜんいんけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。
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目次 - Contents
- 重面春太のプロフィール・人物像
- 重面春太の呪術・能力
- 呪具:持ち手が人間の手になっている剣
- 術式:奇跡を貯める
- 重面春太の来歴・活躍
- 初登場・第52話「規格外」
- 渋谷事変
- 補助監督を殺して回る重面春太
- 釘崎野薔薇と交戦
- 激昂した七海建人との戦闘
- 伏黒恵と調伏の儀
- 重面春太の関連人物・キャラクター
- 組屋鞣造(くみや じゅうぞう)
- 釘崎野薔薇(くぎさき のばら)
- 伊地知潔高(いじち きよたか)
- 七海建人(ななみ けんと)
- 伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)
- 両面宿儺(りょうめんすくな)
- 重面春太の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「いーじゃんいーじゃん楽しいじゃん 俺が楽しければそれでいいじゃん!!」
- 重面春太の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 読者に「握力弱男」とあだ名をつけられる
- 作者・芥見下々が描くのがしんどくて呪具の設定を後付け