『魔境伝説アクロバンチ』とは、日本テレビと国際映画社が共同制作したSFロボットアニメである。1982年に日本テレビ系列で全24話が放送された。巨大合体ロボ「アクロバンチ」を駆るアマチュア考古学者とその家族が、地底人の軍団「ゴブリン結社」と古代の大秘宝「クワスチカ」を巡り、争奪戦を繰り広げる痛快冒険劇として描かれた。後に『プラレス3四郎』や『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』など、数多くの作品でキャラクターデザインを手掛け人気を博す「いのまたむつみ」のデビュー作となった。
ダライ・ラマ
ダライ・ラマ
CV:宮内幸平
第21話で登場。ポタラ山の寺院で僧侶を率いる、チベット仏教の大僧正。寺院に踏み込んできたブルゾムにシャンバラへの道を詰問されるも、あらゆる脅迫にも攻撃にも一切動じること無く黙秘を貫く。テレパシーでモリヤに蘭堂ファミリーをシャンバラに導くように指示を送る。僧の念力を集中させてシャンバラにアクロバンチを送り込んだ。
ラプネ
ラプネ
CV:加藤正之
第22話で登場。メキシコの遺跡調査隊を率いる隊長。エジプトで古代の破片を1片発見した。かつて学会の雰囲気に流されてタツヤを笑いものにしてしまったことを詫び、改めてクワスチカ探求に協力することを誓う。タツヤから全面協力を確約され、集めた古代の破片を預かることになる。のちに彼の解析で古代の破片は復元され本来の姿を取り戻す。
所長
所長
CV:石森達幸
第22話で登場。ナスカの地上絵を調査している研究所の所長。地上絵の発光現象を発見して、タツヤを呼び寄せる。その後研究所が強襲され致命傷を受ける。タツヤに生きてクワスチカを発見するように言い残すと、自らの研究資料を託して事切れた。しかしタツヤは思うところがあったのか、研究資料を彼の腕の中に残したまま脱出した。
大秘宝クワスチカ
大秘宝クワスチカ
CV:池田勝
第24話で登場したクワスチカの人格。別宇宙の地球から飛来し、人類の祖を創造して文明を授け、その子らに自らの魂を分け与えた事を語る。太陽系に「悪しき波長」が満ちて、宇宙の彼方から「滅亡の波長」を集めているとして地球と人類の滅亡は避けられないと語った。収容した「善き魂」とともに新たな宇宙へ旅立つために、5本のエネルギーポールを要求した。
蘭堂ローラ
蘭堂ローラ
CV:不明
第24話で登場。タツヤの亡き妻であり蘭堂兄弟の実母。末っ子のジュンを出産してすぐに他界している。クワスチカの内部で「善き魂」のひとりとしてタツヤの元に現れ、彼の手を取って共に新世界の地球を目指す。
『魔境伝説アクロバンチ』の登場メカ
蘭堂ファミリーのメカ
主人公サイドである蘭堂ファミリーが保有するメカは、基本的に主人公メカであるアクロバンチのみであるが、自在に合体・分離してゴブリン結社の大軍とも互角に戦い抜く。
アクロバンチ
アクロバンチ
番組タイトルにもなっている本作の主役ロボット。身長15.2m、体重50.0tとなっているが、作中ではそれよりもはるかに大きく描かれる場合がある。タツヤがランドー海洋牧場の経営で蓄えた私財を投入し、特注パーツから組み上げた自家製ロボットである。「あらゆる危険を伴う冒険・探検を乗り越え、太古の秘宝クワスチカを発見する」事を目的としており、結果としてゴブリン結社の攻撃をもはね除ける驚異的な頑強さを獲得している。
冒険旅行の移動拠点としての役割も持ち、アクロバンチの胴体内に設けられた居住スペースには会議室やベッド、さらにはシャワーも完備している。8畳間の居住空間や寝室などは「原子磁力」により、衝撃や振動はおろか逆さまになろうが宇宙の無重力空間に行こうが常に内部を一定の状態に保つ機能がある。しかしコクピットには原子磁力が及ばないようで、第2話での合体訓練の際はジュンが加速度に顔を歪ませるシーンがある。
顔面はマスクをしたような目元と人間を模した鼻筋と唇を備え、手指は親指が角形で他の4指が丸型という特徴を備える。第2話の透過図では、頭部パーツの名称の横に放送当時のJISマークが描かれており、少なくとも頭部パーツには「日本工業規格」に適合した部品が使われている模様。
固定武装としては、額のハートマークから発射する「セラービーム」。背部ウイングを使った攻撃である「ウイングカッター」や「ウイングサーベル」。指先から発射する「フィンガービーム」。さらに手首から先を格納して入れ替わりに出現する「バンチャードリル」や「アトミックアンカー」、「バンチャー・カッター」がある。手持ち武器としては瞬時に手元に出現する「ランチャーカノン(サブマシンガン型)」や「バンチャーカノン(拳銃型)」、さらに第9・10話では名称不明のビーム剣を使用している。これらの武装と防御力が相まって、ゴブリン結社の大部隊を蹴散らすほどの戦闘力を発揮する。しかし本機の装備は、本来いかなる困難な状況においても遺跡発掘作業を完遂するための装備である。言い換えるとタツヤが想定していた遺跡発掘作業は、ゴブリン結社との死闘を上回る過酷なものであるようだ。
第12話の舞台である「クノッソス神殿」遺跡での攻防では、巨大化したデーロスを相手に苦戦するアクロバンチの手に、突如として炎の聖剣「エクスキサーチ」が現れる。当初は謎の武器としてアクロバンチにより振るわれていたが、その正体はクワスチカが蘭堂ファミリーに授けた「第5のエネルギーポール」だった。つまり第12話の時点ですでに蘭堂ファミリーは、クワスチカを起動するための使者として指名されていた事になる。
アクロバンチの最大の特徴は、「アタック・バンチ・アウト」のかけ声と共に、胴体と両腕両脚が分離してそれぞれ強力な戦闘メカ「バンチャーマシン」に変形する点である。胴体部が変形した母機「ファルコン・バンチャー」には主にタツヤとジュンが搭乗、腕部が変形した「バンチャー・アロー」にはミキとレイカが、脚部が変形した「バンチャー・ホーネット」にはヒロとリョウがそれぞれ搭乗して戦う。作中では分離することで窮地を脱したり多勢に対抗してみせたりする。ちなみに第2話での解説図では両腕両脚に加えて頭部が分離するような描写があるが、実際にはアクロバンチの頭部が分離することは無かった。逆に合体するときのかけ声は「アタック・ブロー・バンチ」である。分離・合体時には各バンチャーマシンに操縦者が必要だが、第17話では行方不明のヒロに代わってR・Cが操縦を担当し、問題無く合体を完成させている。
ファルコン・バンチャー
ファルコン・バンチャー
アクロバンチの胴体部が変形したバンチャーマシンの母機。全長11.29m、重量18t。主にタツヤとジュンが搭乗し、バンチャーマシンの司令塔として機能する。武器は機首のイオンビーム銃と翼の付け根から発射するマイクロミサイル、さらに水中戦闘に備えて海中煙幕弾を装備している。
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目次 - Contents
- 『魔境伝説アクロバンチ』の概要
- 『魔境伝説アクロバンチ』のあらすじ・ストーリー
- 冒険への出発
- 遺跡を巡る旅
- エネルギーポール争奪戦
- クワスチカ出現
- 『魔境伝説アクロバンチ』の登場人物・キャラクター
- 蘭堂ファミリー
- 蘭堂 タツヤ(らんどう タツヤ)
- 蘭堂 ヒロ(らんどう ヒロ)
- 蘭堂 リョウ(らんどう リョウ)
- 蘭堂 ミキ(らんどう ミキ)
- 蘭堂 レイカ(らんどう レイカ)
- 蘭堂 ジュン(らんどう ジュン)
- R・C
- D・B
- ゴブリン結社
- ゴブリン王・デーロス
- 黒軍鬼・グロイジ
- 青軍鬼・ブルゾム
- 赤軍鬼・アガイル
- 白軍鬼・シーラ
- ガルモ
- 大神官・ゲペウ
- 赤軍鬼・アガラス
- ゲスト・その他
- ブラッキー
- ドクター時田(ドクターときた)
- 議長
- アタワ
- パチャクティ
- ダランベール博士
- 探検家A
- アルフォンツ
- キャサリン
- トム
- マイティ
- カフラー博士
- エリーナ皇女
- サリカ
- アルタ
- エルシー
- リム
- 妖精
- 邪妖精
- サバの王女・シルビア
- 中年
- イサク
- コト
- ミゲール
- マリア
- ゴメル伯爵
- カナン伯爵
- エベル伯爵
- ラリィ
- エコマ
- ヘンリー中尉
- 総司令
- ジムニー大尉
- モリヤ
- ダライ・ラマ
- ラプネ
- 所長
- 大秘宝クワスチカ
- 蘭堂ローラ
- 『魔境伝説アクロバンチ』の登場メカ
- 蘭堂ファミリーのメカ
- アクロバンチ
- ファルコン・バンチャー
- バンチャー・ホーネット
- バンチャー・アロー
- 量産型アクロバンチ
- ゴブリン結社の戦闘メカ
- 戦闘円盤
- 戦闘司令艇
- アンドロデムス
- アミンガ
- ディラノス
- ゴブンガ
- フォリングス
- バルード
- ケラドウス
- シラミック
- アドラム
- 陸上用車両
- 砂漠用戦車
- 移民船
- デーロス専用円盤
- 海底防衛用蟹状メカ
- クワスチカ関連
- 双頭のグリフォン
- 御神体
- 『魔境伝説アクロバンチ』の用語
- クワスチカ関連
- 大秘宝クワスチカ
- 古代の破片
- VQ波長
- エネルギーポール
- ゴブリン結社
- ゴブリン一族
- 地球連邦
- 地球連邦軍
- 『魔境伝説アクロバンチ』の地名
- ランドー海洋牧場
- シャスタ山
- アンデス山脈
- 南太平洋の海底火山
- マニコンゴの丘
- アゾレス諸島
- ストーンヘンジ
- エジプトのピラミッド
- ペルセポリス
- 北スコットランド
- サバ王宮遺跡
- デロス島
- グリーンランド
- カッパドキア
- アンコール・ワット
- シャーリ山
- ゴビ砂漠
- バーミヤン地方
- ポタラ山
- ナスカ
- イースター島
- 南太平洋
- 『魔境伝説アクロバンチ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 蘭堂タツヤ「今ひとりの男として、このロマンに賭ける!」
- デーロス「我々ゴブリンは一瞬にして地上の人類に取って代わるのだ!」
- 蘭堂ヒロ「女!?」
- ラリィ「夢の狩人の味方です!」
- 蘭堂ジュン「あれは俺たちの星だ!」
- 『魔境伝説アクロバンチ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 記念すべき第1話オープニングで起こった誤植
- 制作遅延が生んだスタイリッシュな合体シーン
- スポンサーの影響で突然赤く染まった翼
- 『魔境伝説アクロバンチ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):山形ユキオ「夢の狩人」
- ED(エンディング):たいらいさお「渚にひとり」
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