PSYREN（サイレン）のネタバレ解説・考察まとめ

控えめで優しい性格をしており、フレデリカに子分のように扱われているそばかす顔の少女。テレキネシスの使い手であり、精密なプログラムを用いて皿洗いなどの家事に応用している。プログラムの技術をアゲハに教えた。アゲハに想いを寄せており、いつも彼と一緒にいる雨宮のことはライバル視している。
サイレン世界ではそばかすがなくなり、長い髪をポニーテールにした巨乳の美少女に変貌する。テレキネシスもより強力になっており、巨大な岩を軽々と操る、地形を変貌させるなどの力を見せつける。アゲハに対する好意は変わっておらず、再会の際には涙ながらに抱きついて喜びを見せている。W.I.S.Eによる「根」襲撃の際に、ヴィーゴに拉致された。

天樹院 シャオ（てんじゅいん シャオ）

中国風の服を着た、マリーに想いを寄せる少年。周囲を取り巻くPSIの流れを感じ取り、相手の思考を読み取る「心羅万招（しんらばんしょう）」や、白い蛇を具現化し、遺留品の残留思念から持ち主の居場所を特定する「風導八卦白蛇（ホワイトフーチ）」、相手のPSIを無効化する「陰陽心羅（おんみょうしんら）」など、幅広い技を駆使することができる。
サイレン世界では、背の高い美少年へと変貌。マリーへの想いを抱き続けているが、未だに告げられずに過ごしている。4回目のゲームで登場し、シャイナの襲撃によって窮地に陥った雨宮を救っている。

イアン

祭の知人であるサイキッカーの青年。気難しく不愛想だが優秀なキュア使いで、医学では治せない怪我も治療することができる。祭のことを深く愛しており、12回にわたってプロポーズしたもののすべて断られた。雨宮や影虎とは犬猿の仲。
サイレン世界では、4回目のゲームにおいて転生の日を「根」で迎える。その後、祭たちと共に生存者の救出に向かったものの、彼女と影虎が消息不明となった後は自棄になり、休憩もとらずに生存者を治療し続け、力尽きて死亡した。しかし5回目のゲームでは未来が改変されたことで生存しており、フブキとの間に息子のマルコをもうけている。

雹堂 影虎（ひょうどう かげとら）

祭の知人であるサイキッカーの男性。暴力団間の抗争で致命傷を負ったところを救助されて以来、祭を「姐さん」と呼んで慕っている。イアン同様に彼女を深く愛しており、のべ22回のプロポーズをしているが、すべて断られている。猫とモンブランが好きで、子供好きでもある。
「関東最強のライズ使い」を自称し、裏の世界でサイキッカーが絡んだ事件を中心に解決するトラブルバスターを請け負っている。頑丈な身体を持つことから「不死身の影虎」と呼ばれている。元々はサイレンドリフトではなかったが、雨宮から未使用の赤いテレホンカードを受け取って、サイレンドリフトとなる。
サイレン世界では4回目のゲームにおいて、嵐や晴彦と3人で天戯弥勒を追っていたが、手掛かりを得ることができなかった。祭が倒れたためにエルモアを頼り、転生の日を「根」で迎える。生存者の救出に向かったところをグラナとシャイナに遭遇し、その後は祭と共に行方不明になった。

東雲 嵐（しののめ らん）

通称「ラン」。サイキッカーの青年。黒髪と白髪が混ざった短髪で、黒縁の眼鏡をかけている。冷静で落ち着きがある性格をしており、子供好きの優しい一面も持つ。晴彦とは高校時代からの腐れ縁。
交通事故で入院した妹の治療費のため、犬居と共に闇金融から金を盗んで影虎に追われていたが、事件が一応の解決を見た後、真犯人である天戯弥勒を追うために彼に身柄を引き受けられる。
空間操作系PSI「トリック・ルーム」を使用する。任意の座標に別次元で繋がった2つのボックスを作り出し、「ダウンロード」または「アップロード」の合図で、箱の中身を片方からもう片方へ転送する。このボックスは、盾のようにして防御に使うこともできる。
サイレン世界では髭が伸び、主に白衣を着用した渋みのある姿に変貌。自身の能力で「根」の内外を行き来する連絡路の役目を担っている。10年後の未来では小児科医となり、「天の樹」で働いて絶大な人気を博している。なかでも、女児達の間では彼を巡る壮絶な闘いが繰り広げられているという。

夢路 晴彦（ゆめじ はるひこ）

通称「ハルヒコ」。サイキッカーの青年。金色の長髪で、髪を髷のように結い、ゴーグルを着用している。犬居とは以前から知り合いで、高校時代からの腐れ縁である嵐と共に組んで3人で窃盗を繰り返していた。嵐とともに影虎に身柄を引き受けられ、彼に協力するようになる。
電気を発生させる「電磁'n（ショッカー）」というPSIを持っており、電撃を受けた相手のPSIを強制解除させる「ショットガン・ボルト」や、強い電光をさせて相手の目を眩ませる「ホワイト・ショック」などの応用技としても活用している。。
サイレン世界では、髪がさらに伸びたところ以外は特に変わったところはみられない。上半身裸でいることが多い。電磁'nに改良を重ねて電気の貯蔵ができるようになっており、「根」全体に電気を供給する役割を担っている。

真名 辰央（まな たつお）

通称「タツオ」。飛龍の後輩。生まれつき病弱な体で入退院を繰り返していたが、飛龍に何度も励まされ、彼を英雄視していた。サイレンドリフトになって行方がわからなくなっており、これが飛龍をサイレンドリフトの道へ巻き込む原因となった。
禁人種に拉致されて自らも禁人種に改造されてしまい、その後はドルキの命令に従って、サイレン世界で遭遇した人間を抹殺する役割を担っていた。2度目のゲームでアゲハや飛龍と交戦し、アゲハの放った暴王の月によって核の機能が停止したことで自我を取り戻す。
カードを紛失していたため現代に帰ることができず、カード無しで現代の世界に帰る方法と、禁人種の核無しで生き延びる方法を見つけるためにサイレン世界に残ることを決めた。
その後は日下部に助けられ行動を共にする。禁人種に改造されたことによってPSIの力に目覚め、バーストを溜め込み強力な弾丸として撃ち出す銃と、同地区にいる巨大な禁人種である蟲（ワーム）が嫌う音波を発するマスクを装備していた。その後はバーストで具現化した2丁拳銃や、ライフルなどの銃火器を使用して戦うこともできるようになっていく。

日下部 雄介（くさかべ ゆうすけ）

通称「クサカベさん」。ゴーグルと長いアゴ、大阪弁が特徴の大男。サイレン世界でのみ登場す人物で、廃棄された神経制御塔に住み着き、そこで音楽や映画を楽しみながら悠々自適な生活を送っている。正体はイルミナス・フォージを受けた禁人種だが、運良く精神に影響を受けていない状態。サイレン世界で彷徨っていた辰央を保護し、その後は彼が連れてきた飛龍のことも匿ってくれた。元はW.I.S.Eの研究員だったが、昔のように自堕落な生活に戻りたい、という一心で脱走している。
ありとあらゆるシステムにハッキングできるPSIを持っており、この能力を活かして世界を崩壊させたW.I.S.Eへの復讐と元の身体に戻ることを決意。飛龍や辰央と3人で神経制御塔への潜入を試みた。アストラル・ナーヴァの神経制御塔を狂わせて空中の膜に穴を開け、太陽光でW.I.S.Eを攻撃するという計画を実行していたものの、クァト ネヴァスにイルミナの力を奪われて灰となり、消滅してしまう。

夜科 朱鳥（よしな あすか）