シュート!(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『シュート!』とは、1990年から2003年まで『週刊少年マガジン』で連載された大島司によるサッカー漫画、及びそれを原作としたアニメ、実写映画作品である。掛川高校サッカー部を舞台に、主人公の田仲俊彦たち「掛西中トリオ」や仲間たちが、様々な技や戦術を生み出しながら全国大会を目指す。憧れの先輩・久保嘉晴の急逝を乗り越え、その思いを受け継いで成長していくドラマや、リアルな試合描写、マネージャー遠藤一美との恋愛模様など、熱い友情と成長を描き多くのファンを魅了した。

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CV:古川 登志夫

1974年7月29日生まれ、身長179cm、体重65kg、血液型はAB型。掛川高校サッカー部のキャプテンであり、伝説的ミッドフィルダー。攻守のキーマンであった。「サッカー好きか?」の名言を残した選手。両親との3人家族で育つ。サッカーの才能を幼少期から発揮し、特に中学時代に旧西ドイツで過ごし、「天才」と称されるほどの選手だった。帰国後、神谷のいたヤマハFCに所属し、日本ジュニアユース代表に選出され、得点王にも輝いた。
高校進学時には「自由なサッカー」「トータルフットボール」を目指して、ヤマハFCから神谷・矢野・服部を誘い、新設校の掛川高校に進学。サッカー第一の姿勢は変わらず、エース加納の怪我で欠けていたものの、大塚や赤堀を熱烈に勧誘し、藤田東を破るなど、チームを全国レベルへと導いていった。
久保はサッカーに関しては周囲が驚くほど積極的な行動力を持っており、チームメイトを指導する姿が印象的であったが、サッカーを離れると存在感が薄れる一面もある。中学1年時に出会った北原美奈子(きたはら みなこ)に一目惚れし、彼女のことを話す際には顔を赤らめることもあった。
また、久保は早くから田仲俊彦(トシ)の左足の潜在能力に気づき、掛西中トリオに対して「待っている」と声をかけていた。そのため、トリオが入部したことを知った際には大変喜んだという。
インターハイ静岡県予選準決勝・掛北戦では、体に異変を感じながらもすべての選手を抜いてゴールする「奇跡の11人抜き」を成し遂げ、その後ピッチ上で倒れ込んだ。実は高校2年の初めに白血病を患っており、治療を受けた後も順調に回復していたが、完治には至らず、激しい運動が引き金となって心不全を発症し、病院で命を落とすこととなった。病気のことをチームメイトには隠していたが、1人きりの時には死への恐怖やサッカーをやめたくないという思いを口にしていたことが、磯貝監督から語られている。
久保の理想とサッカーへの情熱はその後、仲間たちに引き継がれ、掛川高校サッカー部は全国最強のチームへと成長していった。

神谷 篤司(かみや あつし/演:草彅 剛)

CV:森川 智之

1974年10月11日生まれ、身長175cm、体重63kg、血液型はAB型。掛川高校サッカー部の司令塔ミッドフィルダーであり、キャプテンであった。菊水町(アニメでは菊川市)出身で、両親と妹の4人家族に育つ。短気で口が悪い。特に自らの悪口には敏感に反応し、最も多くその被害を受けるのは白石健二である。妹・実花に対してはシスコンの一面を見せ、時折暴走することもあるが、粗暴な口調ながらもチームメイト思いの熱い性格をしている。アニメ版ではお祭り好きな一面も描かれている。
久保嘉晴の親友であり、久保が目指した「トータルフットボール」を受け継ぎ、掛川高校を冬夏の2冠へと導いた。久保亡き後はキャプテンとして、テクニック、パスセンス、戦術眼を開花させ、最終的には高校サッカー界最高の司令塔と称されるまでに成長した。試合中は闘志を剥き出しにし、絶対に諦めないスタイルで「闘将」と恐れられた。伝家の宝刀「スルーパス」を得意とする。
掛川北の斉木誠(さいき まこと)とは菊水東中学校のサッカー部の先輩後輩であるが、チームに求めるスタイルの違いから、当初は敵対心を剥き出しにしていた。しかし後に互いの実力を認め合うようになる。高校時代には膝の怪我で出場が制限され、チームはその度に苦戦を強いられたが、それでも神谷の存在は欠かせなかった。膝のテーピングを自身で行うことができず、妹の神谷実花(かみや みか)に任せっきりだった。
3年生時のインターハイ終了後に高校を中退し、ユベントスに加入。その年にプロデビューを果たし、その試合でのチームの勝利に貢献する。2010年W杯時点ではユベントスのエースとして活躍し続けている。

大塚 繁樹(おおつか しげき)

CV:江川 央生

1974年12月13日生まれ、身長189cm、体重85kg、血液型はB型。栄山中学校時代には決定力のあるフォワードとして活躍し、その実力は中学1年生の頃からすでに注目されていた。入学直後の掛北戦でディフェンスを掻き乱すほどの活躍を見せ、斉木誠もその危険な選手として認識していた。非常にがっしりとした体格でフィジカルも強く、乱暴な性格を持つ。大食漢でもあり、食べることが好きだが、その分トレーニングもこなしている。
掛川高校入学当初はサッカーを続けるつもりはなく、バスケットボール部を創設する予定であった。しかし、久保嘉晴と神谷篤司からの勧誘を受け、最初は神谷の自分勝手なプレーを嫌ってサッカー部への入部を拒否していたが、久保の一喝と神谷の土下座でその気持ちを改め、サッカー部に入部することを決意する。入部後、神谷がキャプテンに就任すると、副キャプテンとなり、神谷をサポートする役割が増える。
試合においては、攻撃に上がる機会が多い神谷と久保(あるいは馬堀)をカバーするため、中盤で相手のキーマンと対峙することが多く、そのボール奪取率は赤堀と並んでチームのトップを誇る。青南対掛川の試合を観戦していた鶴ヶ崎の大葉からは、神谷や馬堀とともに技量のあるミッドフィールダーとして高く評価されている。

赤堀 強(あかほり つよし)

CV:太田 真一郎

1974年9月22日生まれ、身長192cm、体重78kg、血液型はO型。192cmの長身を持ち、栄山中学校時代は大塚とともに危険な選手として斉木誠に認識されていた。中学1年生の時にはゴールキーパーをサポートし、ゴールを守る役割もこなしており、ゴールキーパーの経験もある。セットプレイではその長身を活かし、空中戦からゴールを奪うことが得意で、逆に相手チームの空中戦でのボールをクリアする場面でも活躍。松下によれば、静岡では十指に入るスイーパーとして知られている。物腰は非常に柔らかいが、試合では冷静であり、神谷がオフサイドトラップに引っかかり審判に突っかかる場面では宥め役となり、対帝光戦の延長戦前には岩上との接触プレイで負傷しながらも出場しようとする神谷に対し、激しく怒鳴りつけてその行動を制止する場面もあった。

矢野 利己(やの としき)

CV:風間 信彦

1974年7月21日生まれ、身長171cm、体重58kg、血液型はA型。安定したプレーで掛川の守備を担当する右サイドバック。中学時代は久保嘉晴や神谷篤司とともにヤマハFCに所属しており、久保の誘いを受けて掛川高校に入学。対九里浜戦前日には神谷から服部正二とともにプロ入りを勧められるが、家業を継ぐために高校でサッカーを終えることを決断。プロ入りを断念したが、その守備の安定感がチームに貢献している。

服部 正二(はっとり しょうじ)

CV:佐藤 佑暉

1974年5月2日生まれ、身長169cm、体重60kg、血液型はB型。中学時代は久保嘉晴や神谷篤司とともにヤマハFCに所属しており、掛川高校でも守備の一翼を担っていた。神谷から矢野利己とともにプロ入りを勧められるが、家業を継ぐために高校でサッカーを終わりにすることを決意。アニメと原作ではキャラクターの顔が異なるが、チームプレイの中で重要な役割を果たしている。

石橋 保(いしばし たもつ)

CV:塩屋 浩三

1974年6月19日生まれ、身長167cm、体重57kg、血液型はA型。ポジションはサイドバック。掛川高校において、当初はレギュラーとしてプレーしていたが、新田の台頭により補欠に回されるようになった。原作では登場機会が少なかったが、アニメでは試合以外にも登場し、出番が増えている。チームでは控え選手としての役割を果たしつつ、試合でのプレーを通じてキャラクターの成長が描かれている。

小笠原 雄司(おがさわら ゆうじ)

ポジションはゴールキーパーで、背番号は1から15に変更された。実家はスポーツ用品店を営んでおり、掛川のユニフォームの製作にも関わった。健二の台頭により出場機会はほとんど無かったが、全国準々決勝の対豊川戦ではトラブルで試合に間に合わなかった健二に代わって出場する。試合終盤で接触プレイにより骨折の可能性があり、その後は交代し、再び出番が無くなった。単行本『久保嘉晴の伝説』では、アシスタントから作中での扱いについてネタにされている。

馬堀 圭吾(まほり けいご/演:稲垣吾郎)

CV:関 智一

1974年9月8日生まれ、身長172cm、体重63kg、血液型はA型。ポジションはミッドフィールダー(センターハーフ、ディフェンシブハーフ)。お調子者な性格で、1年生の全国大会では鶴ヶ崎のマネージャーをナンパする場面がある。ブラジルから帰国したテクニシャンで、久保の抜けたポジションを見事に埋めた。入部直後は久保にこだわるトシたちと確執があったが、神谷考案の紅白戦を通じて、久保のサッカーの上辺だけをなぞっていたことに気づき、和解を果たす。ブラジル仕込みのトリッキーなプレイを得意とし、マリーシアやノールックパスを得意とする。中盤の要として攻撃の起点となり、神谷に次ぐパサーとして活躍。2年時のインターハイ全国優勝後には久保の墓前で「掛川に来て良かった」と報告。2010年W杯時点ではブラジルのサントスFCに所属している。

佐々木 豊(ささき ゆたか/演:井ノ原快彦)

CV:千葉 一伸

1975年5月1日生まれ、身長173cm、体重61kg、血液型はO型。ポジションはフォワード(左ウィング)。チームで1・2を争う俊足の持ち主で、噂話を人に話さずにはいられない性格で、トシ曰く「歩くゴシップ雑誌」。バンドとサッカーを両立しており、2年生時の選手権決勝直前にバンド仲間からサッカーに専念することを後押しされる。新田とは須賀中学校時代からの親友であり、サッカーへの情熱を注いでいる。2010年W杯時点では地元のジュビロ磐田に所属。

新田 伸一(にった しんいち)

CV:沼田 祐介

1976年2月3日生まれ、身長166cm、体重56kg、血液型はA型。ポジションはディフェンダー(左サイドバック)。当初はベンチだったが、努力が認められてレギュラーに定着。無尽蔵のスタミナと強靭な足腰を持ち、果敢なオーバーラップで「炎のサイドバック」「左サイドのダイナモ」と評される。絶妙なオフサイドトラップを得意としており、チームを幾度となく救う場面がある。また、攻撃参加も得意。2010年W杯時点では地元のジュビロ磐田に所属。

小菅 宏俊(こすげ ひろとし)

ポジションはフォワード(センターフォワード、ウィング)。背番号は18。田仲のスペイン留学時には代役を務めていたが、活躍の機会をつかみきれなかった。少々プライドが高く、先輩相手でも自分の思ったことを口に出す傾向があり、これが原因で対清水中央戦では奥山のマリーシアによるファールと判定に抗議し、2枚のイエローカードで退場となる。

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