ママレード・ボーイの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ママレード・ボーイ』とは、吉住渉による少女漫画作品である。主人公の小石川光希は、ある日突然、両親から離婚を告げられる。そして光希の両親と、光希と同い年の松浦遊の両親と、パートナーを交換して再婚すると言われてしまうのだった。そして6人での共同生活が始まる。光希は遊の事を知るうちに、遊に惹かれていく。しかし同じクラスの須王銀太からも告白され、2人の間で揺れ動く。恋や友情に悩む光希や遊、銀太、親友の秋月茗子達の名言・名セリフは多くの女性達の心を掴み、共感を呼んだ。

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土屋蛍(つちやけい)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「あんなやつ、俺が忘れさせてやるから!」

左が光希、右が蛍

一緒に旅行に行く約束をしていた光希と遊だが、喧嘩したまま仲直りできず、遊は1人で旅行に行ってしまった。バイト先で光希は蛍に「メダイユ返して」と訴える。螢がなくした光希のメダイユを持っている事を、遊に聞いたのだ。蛍は遊に「あいつ(光希)がもういらないから捨ててくれってさ」と話したが、遊はそれが嘘だと見破っていた。なぜそんな嘘をついたのかと問い詰める光希。蛍はメダイユを光希に返した。光希は「見つかって良かった」と呟くが、「あたし遊と喧嘩しちゃった。メダイユも返されちゃって、あたし達もう終わりだよ」と泣き崩れる。そんな光希に蛍は、「あんなやつより俺を選べよ!俺なら絶対にあんたを泣かせたりしない!あんなやつ、俺が忘れさせてやるから!」と光希を抱きしめるが、光希は「やめて!」と蛍を突き飛ばす。そしてバイト先のお店から出て行ってしまうのだった。蛍が光希への思いを、初めて告白したセリフである。光希と距離を置いたことで、遊も自分の行動を反省するのだった。光希も遊の事を信じられなかった自分が悪いと思い、旅行から帰って来る遊を迎えに行く。そして2人は謝り、無事に仲直りした。

「才能があったら絶対それをやんなきゃなんないのかよ」

光希はバイト先で蛍に告白され、抱きしめられる。その現場を遊は見てしまった。光希に会わずに帰る遊。家に帰って来てからも遊の光希に対する態度は冷たく、光希は蛍に抱きしめられているところを遊に見られたのではと考える。次の日の朝も、遊は光希と顔を合わせる前に出て行ってしまった。光希はバイトから帰る途中で蛍に会う。光希は蛍に「茗子から聞いたんだけど、ピアノコンクールで何度も優勝してるって」と話しかける。蛍と茗子は以前、会ったことがある。蛍は茗子の父の取引先の社長令息で、優勝パーティーがあった時に蛍を紹介されたのだ。光希は蛍に「どうしてピアノ辞めちゃうの?」と問いかける。蛍は来る日も来る日もピアノ漬けの毎日に嫌気が差したこと、コンクールの曲目のことで先生と口論になり、ピアノを辞めたこと、親や先生の説得も聞かなかったこと、しばらく冷却期間を置き、学校を休学して家を出て一人暮らししていることを話した。そして「でもいくら待ったって俺の決心は変わらない。やっと自由な平穏な日々が手に入って心底ホッとしてるんだ。元の生活には戻りたくない」と続ける。そんな蛍に光希は、「でもやっぱりもったいないよ。せっかくすごい才能があるのに」と言うが、「才能?才能があったら絶対それをやんなきゃなんないのかよ!あんたに何が分かるんだ!先生や親と同じこと言うなよ!」と怒られてしまうのだった。蛍のたまっていた思いが爆発したセリフである。この後蛍はきつく言ってしまった事を光希に謝るのだった。

名村慎一(なむらしんいち)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「君を本当に…愛してた。だけど、おれでは君を幸せにしてやれない…その力がない」

名村に抱きつく茗子

茗子と名村が付き合っていたことが、学校にばれてしまった。茗子は謹慎処分となり、名村は学校に辞表を提出した。名村は茗子の両親と、茗子自身と話しをしようと、茗子の家を訪れる。しかし取り合ってもらえず、追い返されてしまう。茗子は名村が家に来た事を知らなかった。名村は広島に帰り、家業を継ぐ決心をする。そして広島へ発つ日に、茗子に電話し、守ってあげられなかった事を謝る。そして「君を本当に…愛していたた。だけど、おれでは君を幸せにしてやれない…その力がない」と告げる。「君はまだ高校生だし、いい家のお嬢さんだ。俺なんかより、ずっと相応しい相手がいくらでも現われる。君の幸せを祈っているよ。さようなら」と別れを告げ、電話を切ってしまうのだった。名村は茗子の幸せを思い、身を引いた。名村の悲しさが伝わるセリフ。茗子はショックを受け、呆然としてしまう。

「君は若いしきれいで頭もいい。何にだってなれる可能性を秘めている。俺のそばにただいるだけの人生なんかじゃなくもっと自分を生かせる道を見つけて」

左から名村、茗子、亮子

茗子は名村が広島へ行くために新幹線に乗る前に、ホームで会うことができた。茗子は名村に自分も連れて行ってと頼むが、名村に「連れて行っても不幸にするだけなんだよ」と言われてしまう。名村は「君は若いしきれいで頭もいい。何にだってなれる可能性を秘めている。俺のそばにただいるだけの人生なんかじゃなくもっと自分を生かせる道を見つけて」と茗子を説得しようとするが、茗子は「先生がいなくて幸せになんかなれない!」と聞かない。茗子は名村に「待っているのもだめなの?いつか迎えに来るって言ってくれないの?」と聞くが「そんな約束でお互いを縛るべきじゃないよ」と突き放されてしまうのだった。名村が茗子を愛しているからこそ、突き放したセリフである。

「許してくれとは言わない。憎んで…忘れてくれ。さよなら」

左が名村、右が茗子

茗子は広島に行く名村に「連れて行って!」と頼むが、拒否されてしまう。そして「許してくれとは言わない。憎んで…忘れてくれ。さよなら」と別れを告げられてしまうのだった。茗子は「待って!」と引き留め、名村にキスをする。しかし名村の冷たい目を見て、我に返る。そして名村はそっと茗子を放し、1人で新幹線に乗ってしまうのだった。茗子の姿が見えなくなると、名村は1人で静かに涙を流す。名村が心から茗子を愛していることが分かるシーンであり、茗子のためを思い、あえて憎まれるように仕向けたセリフである。この後茗子は駆けつけて来た光希と遊に会い、光希の胸で泣き崩れた。

「きみのためなんだぞきみの幸せを思うから…なのにどうして抑えきれなくさせるんだ」

茗子を抱きしめる名村

茗子は名村に会いに広島へやって来たが、名村は茗子の将来のことを思い、茗子を突き放す。しかし茗子が名村があげたメダイユとバレンタインのチョコを渡し忘れたと、再び名村に会いに来る。そこで亮子は茗子に自分と名村は付き合っていないこと、茗子を愛しているから突き放すために名村が嘘をついたことを打ち明ける。全てを知った茗子に名村は、それでも自分の考えは変わらないと話すと、茗子も名村の思いを受け入れた。しかし別れ際に「でも、あたしはきっと、一生先生のことが好きだから」と茗子に言われ、とうとう自分の気持ちを抑えられなくなり、茗子を抱きしめる。そして「どうしてそう、聞き分けがないんだ、君は。俺がどんな想いで君に嘘をついたか!どんな気持ちで抑え、断ち切ろうとしてきたか!すべては君のためなんだぞ。君の幸せを思うから…なのにどうして、抑えきれなくさせるんだ」と言って茗子にキスをする。茗子の幸せを思い、自分の気持ちを抑えていた名村が、ようやく本音をぶつけたセリフである。光希はようやく茗子の思いが名村に受け入れられたことを喜び、三輪と亮子と共に静かに去る。そして茗子は名村に付いて行く決心をするのだった。

六反田務(ろくたんだつとむ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「銀太、おまえに譲ってやる!」

銀太と亜梨実は両思いになった。六反田は亜梨実に正式に振られてしまう。銀太が亜梨実の学校の前で亜梨実を待っていると、六反田が現われた。六反田は銀太に「確かに俺は亜梨実に振られたよ!けどおまえとのこと、認めたわけじゃないんだからな!」と怒鳴る。「俺は小学生の時から亜梨実だけを想ってたんだ。なのにおまえときたら、惚れてた女に振られたからって、すぐ亜梨実に乗り換えやがって!亜梨実も亜梨実だよ。松浦がだめとなったらすぐ次の男と。しょせんあいつは、その程度の女だったんだ。あんな女に惚れた俺がバカだったんだ」と言う六反田の言葉に銀太は怒り、「亜梨実の悪口はよせ!来い!」と六反田の腕を掴み、裏山へ連れて行く。銀太の「今日という今日は決着をつけてやる!」という言葉に、六反田も「望むところだ!」と2人は殴り合いの喧嘩を始める。亜梨実は友人から銀太が六反田を裏山の方へ連れて行った事を聞き、駆けつける。殴り合っている2人を見て亜梨実は泣き出し、止めようとするが、我に返った銀太と六反田はお互いのボロボロの顔を見て笑い合う。そして肩を組み、銀太は「俺は亜梨実が好きだー!」と叫ぶ。六反田も「俺も亜梨実が好きだー!」と叫ぶが、「だけど…銀太、おまえに譲ってやる!」と涙を堪えて言うのだった。そんな2人を見て、亜梨実も微笑む。六反田が本当に亜梨実を諦めたシーンとセリフである。そしていつも喧嘩ばかりしている銀太と六反田だが、心の中ではお互いの事を認め合っているのが分かるシーン。

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