SAKAMOTO DAYSの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『SAKAMOTO DAYS』(サカモトデイズ)とは、元伝説の殺し屋、坂本太郎が日常を守るために戦う日々を描いた鈴木祐斗による漫画作品。かつて最強の殺し屋として名を馳せ、恐れられていた男・坂本太郎はある女性に一目惚れしたことであっさりと現役を引退する。その後結婚して一児の父親となった坂本は商店を営んで平穏な日々を過ごしていた。だが、そんな坂本のもとに次々と刺客が現われる。多種多様な殺し屋たちが登場するため、各々の生き様から滲み出る名言が多く登場する。

「裁縫はちょっと得意なんです私!」

JCC編入試験の一次試験の終盤に、オーダーに所属する京が現れて突然銃弾を撃ち込んだ。放たれた銃弾は一直線にパイロットの頭を撃ち抜いてしまう。パイロットが即死したせいで飛行機は急降下し、さらに機体が破壊されて受験生と試験監督たちは上空に投げ出されてしまう。この事態を作り出した京は「殺し屋たちよ!これが映画だあああ!!」と叫んでいた。一方、なんとか命が助かる方法がないかと思案していた晶は、「今すぐ服を脱いでください!」と他の受験生たちに言う。するとシンや坂本を始めとする受験生たちは上空で次々と衣服を脱いで晶に手渡した。晶は針と糸を取り出し、「裁縫はちょっと得意なんです私!」と言いながら衣服をつなぎ合わせて大きなパラシュートを作り出した。そのおかげで落下速度が落ち、受験生たちは命を落とさず海に着水することに成功する。晶は絶体絶命の事態に対処し、見事みんなの命を救ってみせた。「ちょっと得意」と謙遜する必要がないほどの特技であり、晶のはかりきれない能力の高さが窺える。

虎丸尚の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「私の推し活馬鹿にする奴は殺す」

JCC編入試験の三次試験で真冬とシンからタグを奪い取ろうとした虎丸は、推しである坂本のことを話し始めた。そして虎丸は攻撃を避ける際に、大事にしていた坂本のキーホルダーを壊してしまう。壊れたキーホルダーを手に「手作りなのにっ」と泣きわめく虎丸に対して、真冬が「ってかさー...そうやって誰かにハマんのって 自分の人生生きられない奴の現実逃避じゃね?」と馬鹿にする。それを聞いた虎丸は「それって 私の生き方否定してるってこと...?」と急激に態度を変え、「私の推し活馬鹿にする奴は殺す」と真冬に対して鋭い眼光を向けた。それほど虎丸は推し活を人生の1部にしており、推し活こそが虎丸の生き方なのである。

勢羽真冬の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「俺って綺麗好きだから 自分の手は汚さねータイプなんだ」

JCC編入試験の一次試験で戦うことになった真冬は、シンに銃弾を撃ち込もうとする。すると銃弾がシンの肩を掠め、シンの血しぶきが真冬の頬に付着した。真冬はすぐに頬を手でこすり、「ハラスメントだろこんなん」と喚いた。そして消毒液で手を清める。その光景を見たシンは「ならこんなとこくんなよ!潔癖かよオメー!」と怒りを見せた。真冬は「俺って綺麗好きだから 自分の手は汚さねータイプなんだ」と言いながら靴に仕込まれているナイフを出し、シンに襲いかかった。真冬は仕込み武器を使用するという潔癖なりの戦い方をする殺し屋なのである。

「年上のくせに大人気ね~~だろ普通に考えてよ~~~...」

JCC編入試験の一次試験でシンと戦った真冬は、シンが心を読めることを知らずに戦い続け、攻撃の手を読まれてこめかみに銃を当てられてしまう。すると真冬はさっさと降参し、「殺せよおっさん」とシンを煽った。しかしシンは「たかが試験で殺すかよ!」と一蹴し、「ガキ殺す趣味はねーからな」と続けた。真冬は「年上のくせに大人気ね~~だろ普通に考えてよ~~~...」と泣き出し始める。普段の生意気な様子とは打って変わって、14歳の子供らしい一面が見えた。

「風呂入らず寝ちまった~...」

スラーのアジトで一夜を過ごし、虎丸と挨拶を交わした真冬は昨夜うなされていたことを虎丸から聞く。虎丸が「つーかあんためっちゃ寝るね」と言うと、真冬は「あー...終わった...」と頭を抱える。続けて「風呂入らず寝ちまった~...」と後悔の言葉を口にした。真冬にとってはうなされたことよりも風呂に入らなかったことの方が重大なのだ。この言動から真冬の潔癖加減がよく分かる。

勢羽夏生(せばなつき)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「一流になる一番の近道って まず自分が三流だって認めることじゃねえの?」

データバンクの情報を手に入れるため、JCCの教師を倒すことになった勢羽とシンと晶。武器製造科に所属している勢羽は、シンのために武器を作ることを宣言する。するとシンは「武器に頼る奴は三流だ」と坂本から言われたことを思い出し、「あまり武器に頼りたくない」と呟いた。それを聞いた勢羽は「自分が坂本太郎と同じ一流だと思うの?」とシンに尋ね、「一流になる一番の近道って まず自分が三流だって認めることじゃねえの?」と続けた。自分のレベルを客観視できていないと言えないセリフである。

「エスパーもたまには役にたつな」

スラー一派との戦いで、敵に弟の真冬の居場所を尋ねた夏生。敵はもちろん答えることはしなかったが、シンの心を読む能力のおかげで真冬がどこにいるのかを突き止めることができた。夏生は「エスパーもたまには役にたつな」とシンを褒める。夏生はシンの能力を認めていて、友情が芽生え始めたことが分かる。

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