SAKAMOTO DAYSの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『SAKAMOTO DAYS』(サカモトデイズ)とは、元伝説の殺し屋、坂本太郎が日常を守るために戦う日々を描いた鈴木祐斗による漫画作品。かつて最強の殺し屋として名を馳せ、恐れられていた男・坂本太郎はある女性に一目惚れしたことであっさりと現役を引退する。その後結婚して一児の父親となった坂本は商店を営んで平穏な日々を過ごしていた。だが、そんな坂本のもとに次々と刺客が現われる。多種多様な殺し屋たちが登場するため、各々の生き様から滲み出る名言が多く登場する。

「...でも あなたみたいな人がいるから 私 今日も生きる意味がある」

死刑囚のダンプと神社で戦いを繰り広げた大佛が言ったセリフ。
殺し屋集団・オーダーの一員である大佛は神社でお参り中、ダンプから奇襲攻撃を受ける。ダンプは手から棘のような鋭い武器を出して大佛の体を貫こうとするが、大佛はお賽銭の5円玉で攻撃を防いだ。そして反撃を開始した大佛は、戦いの最中も表情を変えずにダンプに対してダメージを与え続ける。するとダンプが、周りと同じように愛されたいという願望を見せたことを受けて、大佛は「私たちは人殺しだよ?」と強調した。続けて「...でも あなたみたいな人がいるから 私 今日も生きる意味がある」と言い、巨大な電動丸ノコギリでダンプを真っ二つにするのだった。一般人とは異なる強さを持って生まれ、殺し屋としての生活を続けてきた自身を肯定する救いのセリフである。

「神々廻さん...どうして置いていったの...?」

サービスエリアで買い物中の大佛を置いてきてしまった神々廻と南雲。神々廻は大佛がいないことに焦る様子を見せたが、南雲は大丈夫だよと笑顔を崩さない。しばらくして大佛は2人に追いつき、「神々廻さん...どうして置いていったの...?」と神々廻に迫る。いつもクールな感情を見せる大佛の普通の人間らしさが垣間見えた。また、先輩である神々廻に迫り来る大佛の様子から、神々廻に相当懐いていることが伝わってくる。

「普通の人は幸せに生きていく権利があるから 私たちの世界に巻き込んじゃだめなの」

芸妓との戦いで大佛が放った一言。
京都の町で戦いを繰り広げた大佛は、人力車に乗って電動丸ノコギリを芸妓に向けて投げつけた。すると乗っていたバスごと芸妓が吹き飛ばされ、バスの窓ガラスが割れる。そのとき大佛は、過去に神々廻から街を壊しすぎだと注意を受けたことを思い出した。「また神々廻さんに怒られちゃう...」と大佛は呟き、芸妓が「は?」と言う。大佛は「普通の人は幸せに生きていく権利があるから 私たちの世界に巻き込んじゃだめなの」と返した。殺し屋の世界で生きることの現実とはそういうものなのだ。

豹の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「テメェも道連れだ」

スラーの一派である熊埜御との戦いで豹(ひょう)は平助と共にバトルを続けていた。磁力使いの熊埜御からの攻撃で片目を負傷しながらも、豹は熊埜御に鉄拳を打ち込む。しかし、隙をついて反撃され、豹は吹っ飛んだ。その後平助が熊埜御に殺されそうになったところで、豹が熊埜御を掴んで自分もろとも海に落ちていく。すると水中で熊埜御はすかさず磁力を使って船のスクリューを引き寄せたため、スクリューの刃が豹を貫いた。だが豹は咄嗟に熊埜御の手を掴み、「テメェも道連れだ」と水中で言い放つ。そのまま豹は息絶えるまで手を離さなかった。豹の悪を倒すという執念が窺える一言である。

篁(たかむら)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ハエを切る篁

オーダーのメンバーは大佛の運転する車で高速道路を走っていた。助手席には神々廻がおり、隣で「大佛 ウィンカーだそか」などと指示を出している。一方、後ろの席には南雲、豹、そして篁(たかむら)がいる。しばらくすると眠っている篁の前にハエが飛んできた。その瞬間、空気が張り詰めて篁以外の4人は警戒態勢に入り、すぐさま頭を低くする。篁はとんでもないスピードで持っていた刀を抜くと、ハエを殺すために車や周囲の看板まで真っ二つにした。オーダーのメンバーは篁の戦い方とその強さを熟知しているのである。篁は初登場でかなりのインパクトを残した。

殺連にて楽と戦う篁

スラーと楽が殺連の関東支部を襲撃に来たため、篁はオーダーとして楽と戦った。篁を一目見た楽は、「やべ~ジジイが来た」と言い、篁のオーラに気圧されぬよう気を引き締める。一方の篁はブツブツと何かを呟いて、次の瞬間刀を抜いた。すると周辺のものがすべて真っ二つになり、楽の指も数本切れる。楽は咄嗟に鈍器を振りかざすが、篁を前にしては何の意味もなさなかった。篁は十分な強さを持つ楽をも圧倒する殺しの技術がある。すべてが真っ二つになった場面を見せることで動きのあるシーンになっており、篁の攻撃威力と迫力が一コマで十分に伝わってくる。

赤尾晶(あかおあきら)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

銃弾の受け取りを拒否する晶

JCC編入試験の一次試験で、飛行機内で銃弾を奪い合うことになった晶たち。各自にはランダムに武器が与えられ、上空で早速殺し合いが始まった。すると晶は受験生の1人に狙われてしまう。銃で攻撃を受けそうになったところで、晶は坂本に助けられた。そして坂本は銃弾を3つも手に入れると、その1つを晶に手渡す。しかし晶は「こんなのダメですっ!!受け取れませんっ!」と受け取りを拒否するのだった。自力で手に入れようとする気概が感じられ、晶という正直で真面目な人となりがすぐに伝わってくるシーンである。

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