SAKAMOTO DAYSの名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

「自分の力を信じてんのは 自分一人で十分ってことだ」

サバイバルゲーム大会で出会った殺し屋の眞霜平助（ましもへいすけ）に言ったセリフ。
サバイバルゲーム大会で人数合わせのため平助と仲間になったシンと坂本だが、坂本の正体が平助にばれてゲームの途中で仲間割れする。坂本には懸賞金が掛けられているため、本物の銃で坂本を狙い始めた平助は、唐突に会社に所属して殺し屋をやっていた頃を回顧し始めた。射撃しかできない平助は同僚や上司から無能扱いされ、あげくにクビになったという。そして「俺はすげ～狙撃手ってことを証明してやる」と涙ながらに誓ったことを話す平助を、シンが遮った。シンは「自分の力を信じてんのは 自分一人で十分ってことだ」と平助に言うのだ。誰かに認められなくても、自分自身が信じられていればそれでいいというシンの熱いメッセージである。

「今戦えねーやつが 強くなる未来なんて見えねぇんだよ！」

腰に付けたタグを奪い合う、いわばしっぽ取りゲームが開始されたJCCの三次試験で、シンと勢羽真冬（せばまふゆ）、虎丸尚（とらまるなお）は行動を共にしていた。
しかし会場ではスラーの組織の一員である楽（がく）が「軟柔」という受験生になりすまして試験に潜入し、受験生たちを次々と殺しているのだった。だが、楽は腰にタグを付けていないことが試験官にばれたことで失格と言われる。すると楽は試験官の1人の首元を掴み、いともたやすく投げ飛ばす。そして他の試験官たちの息の根を止め始め、シンはその様子を見て顔をこわばらせた。ついに残りの試験官から「君たち、逃げなさい。若者には先があるからな」と言われ、勢羽たちは一目散に逃げようとするが、シンはその場に留まった。そして、「今戦えねーやつが 強くなる未来なんて見えねぇんだよ！」と叫び、楽に立ち向かう。すると勢羽と虎丸もシンの言葉を聞いて加勢した。シンの覚悟が人を動かした瞬間である。

陸少糖の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「世界で一番美味い酒って書いてあるヨ！」

亡くなった両親から受け継いだ金庫の鍵を守り抜き、坂本とシンと共に金庫の中身を見た少糖。そこにはお酒と一緒に「少糖が成人したら飲むお酒」と中国語でのメッセージが添えられていて少糖は涙ぐむ。
その様子を見たシンに「なんて書いてあんだよ？」と聞かれるが、少糖は「世界で一番美味い酒って書いてあるヨ！」と涙ながらに笑顔で答えるのだった。親からの大切なメッセージを見て明るく振る舞う様子を見せた少糖。笑顔だが、どこか切ない様子も見えてくる。

「ウチのファミリーに手ェ出したやつぁーぶち殺ース」

死刑囚のソウに言い放った言葉。
少糖とシンの命を狙いに来た死刑囚のソウは、その圧倒的な強さでシンたちに迫り来る。戦いに苦戦を強いられたその時、少糖はソウの背後に回って彼を突き飛ばした。そして髪を解いて「ウチのファミリーに手ェ出したやつぁーぶち殺ース」と伝える。少糖は無水エタノールを飲んで酔拳モードになり、人が変わったかのようにキレキレの動きを見せていた。その後少糖は疲れてその場に眠り込み、シンに揺さぶられて起こされたあと「あれ？どうしたの？」と普段の様子を見せる。アルコールを摂取したことで少糖のギャップが見られた。

眞霜平助の名言・名セリフ／名シーン・名場面

「なんてったって10億だぜェ～そんだけあったら...スシとか食えるんじゃねェか！？」

殺し屋の眞霜平助が期待を込めて呟いた言葉。
平助は相棒のピースケとともに殺し屋として行動しているスナイパーであり、ある日坂本に10億の懸賞金が掛けられていることを知る。ピースケのエサに1ヶ月2万円かかるため、生きていくためのお金が必要なのである。「もっとハラいっぱいくいてェーよなァ～」という理由で平助は坂本を殺すことを決意し、「なんてったって10億だぜェ～そんだけあったら...スシとか食えるんじゃねェか！？」と坂本の写真を見ながら屋上で呟く。10億円あればスシどころではなく、家を買うのだって夢ではない金額だ。10億円という数字を目の前にしてスシを思い浮かべる平助は金銭感覚が少しズレているが、平助らしさに溢れたセリフである。

「スコープ覗けばそっから先は 当てるか外すか...それだけだぜ」

サバイバルゲーム大会で同じチームになった坂本が、伝説の殺し屋・坂本太郎であることを知った平助は本物の銃を構えて坂本とシンを狙う。狙われた坂本たちは遠くに逃げるが、平助はピンポイントで坂本の頭部を狙い撃つ。それを坂本は寸前でかわし、シンは「殺る気満々じゃねーか」と平助に言った。すると平助は「スコープ覗けばそっから先は 当てるか外すか...それだけだぜ」と銃を構えて呟いた。そして容赦なく坂本とシンを狙う。凄腕スナイパーの片鱗が見えるセリフである。

ボイルの名言・名セリフ／名シーン・名場面

「標的以外の命は奪わねェ 俺のモットーだ」

「ハードボイルド」が口癖の男・ボイルは相棒の帯黒（おびぐろ）とともに遊園地にやってくる。目的はもちろん坂本の殺害である。ボイルはかつて殺し屋養成所のJCCで坂本と同期だった過去があるが、坂本が女の子にモテていることに逆恨みしていたため動機は十分であった。
そして遊園地でボイルは帯黒に対して突然声を荒げ、「足元に気を付けろ帯黒…アリさんだ」と言う。帯黒が足元を見るとすぐ近くにはアリの列が連なっていた。「標的以外の命は奪わねェ 俺のモットーだ」と煙草を咥えながら呟くボイル。ヒゲ面にサングラスという出で立ちからは想像のつかない一面が垣間見える。