SAKAMOTO DAYSの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『SAKAMOTO DAYS』(サカモトデイズ)とは、元伝説の殺し屋、坂本太郎が日常を守るために戦う日々を描いた鈴木祐斗による漫画作品。かつて最強の殺し屋として名を馳せ、恐れられていた男・坂本太郎はある女性に一目惚れしたことであっさりと現役を引退する。その後結婚して一児の父親となった坂本は商店を営んで平穏な日々を過ごしていた。だが、そんな坂本のもとに次々と刺客が現われる。多種多様な殺し屋たちが登場するため、各々の生き様から滲み出る名言が多く登場する。

『SAKAMOTO DAYS』の概要

『SAKAMOTO DAYS』(サカモトデイズ)とは、鈴木祐斗による漫画作品。2020年から『週刊少年ジャンプ』にて連載がスタートした。2025年1月にはテレビアニメが放送。本作の前身には『SAKAMOTOー坂本ー』があり、『ジャンプGIGA』2020 WINTERに掲載されている。

本作は伝説の元殺し屋・坂本太郎が家族の平穏と日常を守るために、迫り来る様々な刺客と戦いを繰り広げていくアクションコメディ漫画作品。殺し屋の世界を描いていながらもコミカルなタッチが徐々に人気を集め、2021年には「次にくるマンガ大賞 2021」のコミックス部門で9位にランクインし、特別賞U-NEXT賞を受賞した。そして、2022年には「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」にて6位にランクイン。累計発行部数は500万部を突破するという人気作品である。
2024年の『最強ジャンプ』8月号では、平和な商店街を目指すために町おこしをする坂本太郎を描いた『SAKAMOTO HOLIDAYS』なるスピンオフ作品が連載を開始した。漫画は大川哲が担当している。

かつて最強の殺し屋として名を馳せ、恐れられていた男・坂本太郎(さかもとたろう)は、コンビニ店員の女性・葵(あおい)に一目惚れしたことであっさりと殺し屋を引退をする。葵と結婚後、娘の花(はな)が生まれて一児の父親になった坂本は、ふくよかな中年男となって「坂本商店」を営み始めた。そこで平穏な日々を過ごしていたのだが、自身に懸賞金が掛けられたことで次々と坂本の命を狙う刺客が現われ、坂本は相棒となった朝倉シン(あさくらシン)とともに家族と日常を守るために戦うことになる。多種多様な殺し屋たちが登場し、軽快なバトルアクションを繰り広げたり、コミカルなやり取りをする様子が読者から人気を集めた。本作ではそんな殺し屋たち各々の生き様から滲み出る信念や名言が多く登場し、見る者を惹きつけるものになっている。

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坂本太郎の名言・名セリフ/名シーン・名場面

引退した殺し屋とは思えない、坂本の敵を捌くシーン

第1話で主人公の坂本太郎(さかもと たろう)が華麗に敵を捌くシーン。伝説の殺し屋と呼ばれていた時代は痩せていてクールな容姿をしていた坂本は、引退して太ったおじさんになってしまった。しかしそれでもなお、殺しの腕は健在。次々と華麗に相手に傷を負わせていく坂本の姿は、坂本が本作の主人公で絶対的な強さを持っていることを印象付けた。

「何が大切かなんて 他人が決めることじゃない」

亡くなった両親から受け継いだ金庫の鍵を守る陸少糖(ルーシャオタン)を手助けすることにした坂本とシン。その大切な鍵を狙う弾商会の殺し屋が少糖に「命よりも物に執着するとは...」と発言したことを受けて、坂本は「何が大切かなんて 他人が決めることじゃない」と少糖を擁護するように呟く。そして見事な身のこなしで殺し屋と戦った。
他人に惑わされることなく、自分の大切なものを大切にして良いという少糖に向けた力強いメッセージになっている。また、坂本太郎という人物の人間性が表れているセリフであり、少糖の両親に対する想いも肯定している。読者に共感を得られるような主人公らしさ全開の一言。

「俺の娘がほしいと言った それ以上の理由はない」

娘の花が小学校に入学するにあたって、「シュガーランドセル」という限定のランドセルが欲しいと聞いた坂本。シュガーランドセルは、シュガーちゃんというウサギの人気キャラクターがモチーフのランドセルのことである。
すぐにスマートフォンで売り場を調べ、坂本はシンと共にデパートを訪れた。だが売り場はシュガーランドセルを求めた多くの保護者たちが鬼の形相で奪い合いをする戦場と化しており、覚悟を決める2人。限定20個のランドセルを手に入れるため、早速シンがランドセルに手を伸ばしたのだが、隣のおばさんから肘打ちを喰らってしまう。倒れたシンに変わって、坂本は周囲から揉まれながらも残り1つとなったランドセルを掴み取った。しかし坂本は負傷で頭から血を流しており、会計をする店員が「ギャー」と叫んでランドセルを投げ飛ばしてしまう。吹っ飛んでいったランドセルを必死に追いかける坂本は、「たかがランドセルに何であそこまで...」と周囲の客から呟かれる。坂本は無事にランドセルを手に入れ、「俺の娘がほしいと言った それ以上の理由はない」と答えた。ランドセルに対する執念から娘の溺愛っぷりが伝わってくる。

「生き方は自分次第でこれから変えられる だから この糸は離さないでやる」

死刑囚のアパートと東京タワーで戦った坂本が言った言葉。
アパートは坂本との戦いの中で自身の過去について語り始める。誰とも馴染めず周囲から馬鹿にされてきた経験を嘆き、アパートは生きづらさを叫んだ。その後、坂本とアパートは東京タワーの骨組みで不安定な足場の中、戦いを続けた。ここで決着を付けると決めた坂本はアパートを追い詰める。そしてタワーから落下しそうになったアパートを掴み、「生き方は自分次第でこれから変えられる だから この糸は離さないでやる」と言ってアパートの武器である糸を振り回してタワーに巻き付けるのだった。人生を変えるチャンスは待つのではなく、自分で掴み取る事が出来るというメッセージを送る坂本は優しさに溢れている。

坂本葵の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「当たり前じゃない!だって...必ずあの人が助けてくれるもの!」

買い物帰りに乗ったバスでバスジャックに巻き込まれてしまった葵。犯人たちは目出し帽を被って乗客に銃を突きつけ、乗客は恐怖に怯えていた。そんな中、葵はのんきに今日の夕飯が遅れてしまうことを心配しているのだった。するとその様子を見た犯人の一人が「これから死ぬのにやけに落ち着いているな」と言い、葵は「当たり前じゃない!だって...必ずあの人が助けてくれるもの!」と返す。葵の返答を聞いて「恐怖でイカれてんのさ」と別の犯人が呟いたが、次の瞬間シンが窓を割ってバス内に入ってきて犯人を制圧。続いて坂本が通行止めの標識をへし折ってバスの前に行き、バスを止めることに成功した。自分の夫が必ず助けにやってきてくれると思っていることから、葵が坂本をいかに信頼しているかが伝わってくる。

「あなたが私を助けたいって思ったように...どんな人も誰かにとって大切な人なの...!!」

殺し屋時代の坂本に伝えた言葉。
坂本は人殺しをして得たお金で葵にプレゼントを買って渡したのだが、血塗られたプレゼントは要らないと言われてしまう。そして葵は愛想を尽かして崖から飛び降りたため、坂本もすぐさま葵を助けに飛ぶ。葵は坂本に助けられた後、「あなたが私を助けたいって思ったように...どんな人も誰かにとって大切な人なの...!!」と叫び、誰であっても大切な人がいるというメッセージを体を張って伝えた。
崖から飛び降りるという豪快な行動を見せることで説得力が増した言葉である。

朝倉シンの名言・名セリフ/名シーン・名場面

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