この素晴らしい世界に祝福を!(このすば)のネタバレ解説・考察まとめ

『この素晴らしい世界に祝福を!』(このすば、KonoSuba)とは文・暁なつめ、絵・三嶋くろねによる小説。もとはWEB小説であり、文庫化に際してはリメイクが行われている。またアニメ作品も2016年1月~3月に第1期、2017年1月~3月に第2期としてそれぞれ10話ずつ放送された。不慮の事故で命を落とした和真が異世界に転生、そこで繰り広げる賑やかな日常を描いたコメディ作品。

『この素晴らしい世界に祝福を!』の概要

もともとはウェブサイト「小説家になろう」にて連載されていたオンライン小説。
ただし現在では削除されているため、閲覧することはできない。
現在は角川スニーカー文庫より刊行されている。
またコミカライズもされている。

2015年3月には、ドラマCDが販売されている。
なおその時の主要キャラクターのキャストは、アニメ版のキャストとは異なる。

2016年1月から3月までは原作文庫1~2巻の内容をもとに制作されたアニメが放送された。
現世で生きていた主人公が異世界へと転生し冒険を繰り広げる、と言う作品は数多あり、アニメファンの間では少々、食傷気味な雰囲気も漂っていた。
そのため今作品も、放送前にはそれほど注目は集めていなかった。

しかし第1話が放送されるや否や、息をもつかせぬテンポが良すぎる展開、声優陣のはっちゃけた演技、いい意味で予想を裏切る、シリアスが長続きしない、どこまでもバカバカしくて明るく、賑やかなストーリーが大きな反響を集めた。
その後、その反響はますます大きくなっていき、そのクールにおけるダークホースとして高い人気を博した。
そして第10話、つまり最終話のラストには、第2期製作決定が発表された。

通常、アニメの続編製作決定が発表されるのは、アニメが終了してからしばらく経過してからであることが多い。
本作品のように作品が終了したと同時に続編製作決定が発表されるのは異例中の異例である。
なおこれに関しては、製作スタッフにより、続編製作が決定したのは視聴者から大きな反響があったためであると言うことが明らかにされている。

後に作中の人気キャラクター「めぐみん」を主人公にしたスピンオフ作品『この素晴らしい世界に爆焔を!』が製作された。

2017年4月9日にて開催されたイベントにおいては、イベント前から、そこで第3期の発表があるのでは、とファンの期待は高まった。
しかし、残念ながらそれが行われることはなかった。
しかし2017年4月からは、アニメの第1期の再放送が行われている。
ちなみに9話のサキュバス回は、その内容の過激さから放送が自粛され、代わりに福島と高橋による番組が急遽製作、放送されたと言うのも、また今作らしいアクシデントである。
それ以外にも、ゲーム化が発表されたり、今作の盛り上がりは未だ冷めることなく続いている。
また原作に関しても十分にストックがあることから、3期、それ以降の展開も余裕との意見も多い。

とにかく1期終了から2期開始までのスパンが異様に短かったため、ファンの3期への期待が盛り上がってしまうのも仕方ないと言える。
だが、その後も盛り上がりが冷めることなく、ついにアニメ第3期の製作が発表。合わせてスピンオフ作品『この素晴らしい世界に爆焔を!』のアニメ化も発表され、大きな話題となった。

renote.net

作品の見どころ

声優たちの熱演

今作の魅力を語る上で欠かせないのが、個性豊かすぎるキャラクターたちを熱演した声優陣の演技である。
まず主人公、カズマを演じた福山は、時にゲスマ、クズマと呼ばれるような所業を見せる一方で、仲間のために渋々、しかし熱く、敵に立ち向かうカズマのキャラクターを見事に演じている。
また随所にアドリブも採用されており、たとえば「カズマさん、カズマさん」とアクアに泣きつかれた時などに「はいはい、カズマですよ」と答えるのはアドリブだと言われている。

それからどうしようもなく駄女神、けれどどこか憎めないアクアを演じた雨宮の演技も見事である。
雨宮は、それまではどちらかと言えばお嬢様キャラ、おとなしく、真面目なキャラクターを演じることが多い声優だった。
しかし本作で、宴会大好き、思慮なく行動を起こし痛い目に遭い泣きわめき、しかも懲りずに同じようなことを繰り返すと言うアクアを演じたことでコメディーの演技も開花したと言える。特にアクアは、「プークスクス」と、馬鹿にしたような笑い方をするのだが、その可愛らしくも、心底、人を馬鹿にしたような、見下したような笑い声は必聴である。

まためぐみんを演じた高橋は、本作の出演を機に人気が本格的にブレイクしたとも言える。
パーティの中の最年少でありながら、真面目で、カズマに対しても好意を寄せている。
その一方で、紅魔族特有の中二病的言動は捨てきることができないと言う、そのギャップを見事に演じきっている。
また爆裂魔法を放つ際の詠唱は回ごとに違うのだが、その中には高橋自らが考えた詠唱も含まれていると言う。

そしてダクネス演じた茅野の怪演である。
普段は頼りになる、誇り高き女騎士としての威厳を感じさせておいて、その実、真性のマゾヒスト、暴走する妄想に悦び打ち震えると言うギャップを、どちらかと言えば清純キャラを多く演じてきた茅野が見事に演じきったことに、視聴者からは称賛の声が相次いだ。
演技力には定評がある茅野だったか、ダクネスの演技ではまさに、新たな一面を見せてくれたと言うことができる。
その演技を堪能したいと言う人は、やはり2期の4話、「この貴族の令嬢に良縁を」がおすすめである。

テンポの良さ

今作はとにかくテンポが良い。
たとえば第1話、カズマが死に、アクアと出会い、共にアクセルの街に転生を遂げるまではAパート、つまり10分程度で終了している。
本来であれば、この流れだけで1話、費やしてもおかしくない。

それからめぐみんがデュラハンの根城に爆裂魔法を連日、放ち続けるシーン。
最初はしっかりと詠唱しているのだが、それがじょじょに短縮されていき、最後は「ん!」の一言で終了してしまっている。
魔法を撃ち続けると言うシーンひとつとっても、視聴者が飽きないよう、テンポをどんどん良くしていく工夫がとられている。

ダクネスがバニルに乗っ取られ、あれやこれやと言い争いを繰り広げるシーンも、まるで漫才を思わせるようなテンポの良さ。
本来であれば敵方に乗っ取られてしまったので、絶望感、悲壮感が漂ってもおかしくないシーンなのに、そのテンポの良さ、そしてダクネスのキャラクター、バニルのキャラクターもあり、笑いが止まらないシーンとなっている。

それ以外も、とにかく小気味よく、まるでリズムを刻み続けるようにして物語は進行していく。
そのテンポの良さが最初から最後まで続くため、全10話と言うこともあり、一気見するのも苦痛にならない仕上がりになっている。

カズマたちパーティの絆の深さ

引きニート、駄女神、中二病、マゾヒスト。
カズマたちパーティは、字面にしてみると散々なメンツの集まりである。
しかしそれでも、苦労しつつも楽しそうに、日々の生活を送っている。

カズマ自身も、どうしようもないダメパーティだと自覚しつつ、しかし、冬将軍に倒され2度目の死を経験した際には、アクアたちのことを思い涙を浮かべている。そしてもう少し、あいつらと冒険したかった、と本音を吐露している。

どうしようもないパーティだが、その絆はとても強い。
だからこそ、カズマは渋々ながらも、時には仲間のために熱くなり、命の危険を冒してまでも敵に立ち向かっていくのだ。
シリアスシーンがほとんどない(あっても長続きしない)今作において、時折、垣間見えるカズマのこうした思いの熱さ、あるいはカズマたちパーティの絆、仲の良さと言うのは、見る者の心を強く打つ。

『この素晴らしい世界に祝福を!』のあらすじ・ストーリー

第1期

カズマの「持っていくもの」に指定され、一緒に転送されることになってしまったアクア。

引きこもりのニート=引きニートの佐藤和真が目を覚ますと、そこには美しい一人の少女、アクアがいた。
彼女は、カズマが死んでしまったことを告げる。
そこでカズマは、ゲームの発売日だと言うことで久しぶりに外出したこと。そして帰宅時、車に轢かれそうになっていた少女を助けたことを思い出す。

ところがアクアは、衝撃的な事実を告げるのだった。
それは少女を轢きかけていたのはトラクターで、カズマが助けなくても少女の命には何の支障も発生しなかったこと。
そしてカズマの死の原因は、トラックに轢かれたと勘違いしたことによるショック死でその際に、失禁していたことを知らされ、アクアに散々も罵倒された。

ところで若くして亡くなったカズマには、天国に行くほかに、魔王討伐のために異世界に転生すると言う機会が与えられるという。
ただそのまま、いきなり異世界に転生されられても困ると言うことで、神々の親切サポートにより、カズマが望むものをひとつだけ、転生時に持っていくことができるとアクアは話す。
そこでカズマは、散々自分のことを罵倒した報復として、アクアを持っていくものに指定する。
そしてカズマとアクアは、駆け出し冒険者の街、アクセルへと転生を果たしたのだった。

転生したカズマとアクア。
未だカズマに強制的に連れられて来てしまったことを悲しむアクアだが、ゲームで異世界に慣れているカズマは、あっと言う間にこの世界を受け入れる。

まずはふたりは冒険者が集う冒険者ギルドへと足を向ける。
だが冒険者としてクエスト、つまり任務のようなものを受けるためには登録が必要で、登録のためには手数料が必要だと言うことを知る。
どうにか、そこに居合わせた冒険者からお金を借りることに成功したふたりは、めでたく登録を済ませることに。
そこでは、アクアは知力が平均よりも低く、更に幸運値も最低レベルと言うことが明らかになる。カズマは冒険者、アクアはアークプリーストといった職業に就いて異世界生活の幕が開けた。
とにもかくにも「ようやく冒険の始まりだ!」と意気込んだカズマだったが、何故かそこからは、労働に勤しむ毎日がスタートする。
日々、土建の仕事に身を費やし、仕事が終われば同僚たちと宴会を繰り広げ、飲み過ぎたアクアは路地裏で嘔吐。
それを介抱しつつ、当座の家として利用している馬小屋の一角で眠り、そして朝が来ればまた元気に働きに出かけるという日々。

そんな生活に満足感を抱いていたカズマだったが、ふと気が付く。
「これではまったく、冒険とはかけ離れた日々ではないか!」

と言うことで、ジャイアント・トードという巨大な蛙のモンスターを5匹、討伐せよ、と言うクエストを受けることにしたふたり。
ゲームのように簡単に行けるだろう、とタカをくくっていたカズマだが、装備無し、金無しの現実は、そう甘くはなかった。
どうにか、カズマの奮闘でジャイアント・トードを2匹、討伐することに成功したが、このままではパーティとしても立ち行かない、とパーティメンバーを集うことにする。ところが、上級職のみに限るという厳しい条件だったからか全く募集が来なかった。

そこに名乗りを上げてきたのが、高い知力と魔力を持ちながら、変な人間が多いことで有名な紅魔族の少女、上級職アークウィザードのめぐみんだった。
見るからに中二病的全開の、大げさな言動と怪しげな雰囲気を漂わせているめぐみんだったが、彼女が使うことができる魔法が、非常に強力なものだと言うのを知り、カズマは彼女を引き連れ、再度、ジャイアント・トード討伐に向かう。

ジャイアント・トードの群れを前に、魔法の詠唱に入るめぐみん。
そして放たれた魔法、エクスプロージョンは、巨大な力でジャイアント・トードを圧倒していく。

だが、魔法を放ち終えためぐみんは、その場に倒れてしまう。
そして残りのジャイアント・トードに飲み込まれ、粘液まみれになってしまった。

めぐみんは、爆裂魔法を深く愛するあまり、それ以外の魔法は一切、唱えないと言う少女だった。
そして爆裂魔法は1日1度しか放つことができず、放った後にはその反動で身動きをとることができなくなってしまうと言うおまけ付き。

かくして駄女神と中二病を抱えた引きニート、カズマ。
失望いっぱいの彼の前に、パーティに入りたいと声をかけてくる一人の女性が現れる。

金髪碧眼、防具に身を包んでいてもはっきりとわかるナイスバディ。
美しきその女性に視線を奪われるカズマだったが、その女性、上級職であるクルセイダーのダクネスはカズマに対して熱弁をふるう。
しかし、アクアやめぐみんが粘液まみれになっているのを見て、自分も粘液まみれになるような辱めを受けたい、と話すダクネスを、カズマは強く拒否する。

パーティ入りをあきらめないダクネス。
どうにかして彼女のパーティ入りを阻止したいカズマ。
だが、ダクネスの友人、クリスがカズマに新たなスキルを教えた際に、そのスキルでクリスのパンツを盗むというカズマの下劣さに心惹かれてしまい一層、パーティ入りを強く願う。

そんな折、冒険者ギルドから緊急クエストが街中の冒険者に知らされる。
それはキャベツの襲撃に対応すると言う内容だった。

非常に頑強、しかも次々にやってくるキャベツに、冒険者たちは苦戦する。
これに対抗できる有効手段として、めぐみんは爆裂魔法をぶっ放すことに。
そしてその詠唱の間、彼女の盾となるべくダクネスは、キャベツの襲撃をその体で受け止める。
頑強なキャベツの襲撃に、ダクネスの防具は破壊されていく。
しかしそれでもダクネスは、愉悦の表情と歓喜の声を上げるのだった。
(キャベツ…普通の野菜のように扱われているものもある一方、動き回るものもあり、それらはモンスターとして扱われている。それらを捕獲すると高値で取引できるため、冒険者たちは収穫をする。だが、その体当たりはそれなりに強烈)

街近くに魔王幹部が住み着いたせいで、弱いモンスターがいなくなってしまった。
これではレベル上げができないと困るカズマを尻目に、めぐみんは魔王城に向けて、特訓と称し爆裂魔法をぶっ放し続ける。
そんなある日、緊急クエストが街中に鳴り響く。
街の正門にあらわれたのは、魔王軍の幹部のひとり、デュラハンの姿だった。

来る日も来る日もめぐみんの爆裂魔法にさらされ続けていたデュラハンは、とうとう怒りに駆られ、それを阻止すべく街へとやってきたのだ。
デュラハンはめぐみんに対し、解けなければ一週間後に死が訪れる呪いをかけようとする。

しかしそれをダクネスが身を挺してかばう。
当然、ダクネスはその呪い、そしてそれを解くために魔王城に足を向ければどんな仕打ちを受けるのかと、胸を躍らせる。
その姿にデュラハンは困るも、とにかく解除して欲しくば城まで来い、と言葉を残してその場を去る。

だがダクネスにかけられた呪いも、アクアがあっさりと浄化して解除してしまう。
かくしてカズマたちはとりあえずではあるが、デュラハン撃退に成功したのだった。
しかしアクアには、膨大な金額の借金があった。
その借金返済のため、カズマたちは高難易度のクエストでありながら、敵を討伐する要素がない、湖浄化クエストを請けることにする。

水の女神で、浄化を得意とするアクアであれば、それは楽勝なはずのクエストだった。
かくして檻に入れられ、湖へと沈められるアクア。
だが結局は、そこに生息するワニのようなモンスターにアクアはさらされ、泣き、喚き、叫びながらもどうにか、浄化を終える。

クエスト帰り、死んだ魚のような眼をしたアクアの前に、ミツルギキョウヤが駆けつける。
彼はアクアを心から崇拝していた。しかし当のアクアは、彼のことなど少しも覚えてはいなかった。
アクアの姿を目にしたキョウヤは、アクアに無体なことを強いている、とカズマを責め、対決を申し込む。
それを了承したカズマは、隙をついてキョウヤを襲撃。
そして彼が所持していた魔剣を強奪し、それを売りに出し金を得ると言うゲス行為に走る。

一方、カズマたちが城へやって来るのを、内心では心待ちにしていたデュラハン。
しかし待てども待てども、カズマたちは城にやって来ない。
それどころか、あれ以降、大きくて硬いものに爆裂魔法をぶっ放す快感に目覚めてしまっためぐみんは、デュラハンの城に爆裂魔法を撃ち続けていた。
怒りに駆られたデュラハンは、再度、アクセルの街を襲撃しにかかる。

街中の冒険者とデュラハンとの戦闘が始まる。
魔王軍の幹部であるデュラハンの力は相当なもので、苦戦を強いられるカズマたち。
だが珍しく、アクアが水の女神としての活躍を見せ、見事デュラハン撃退に成功する。
だが、その際にアクアが大洪水を引き起こしたお陰で街は壊滅的被害を受ける。
結果、借金額はますます膨れ上がってしまった。

アクアが作り上げた借金のお陰で、生活すらままならないカズマたち。
仕方なく、雪精討伐クエストを請けることに。
雪山へと向かったカズマたちのまえにあらわれたのは、見眼可愛らしい雪精。
逃げ回るばかりで楽勝とタカをくくっていたカズマたちだが、その前に雪精の主である冬将軍があらわれる。
カズマは目を付けられてしまい、あっさり、雪将軍によって殺されてしまう。

死んだカズマの前には、女神エリスの姿が。
アクアとは違い、いかにも女神らしい雰囲気を漂わせた彼女を前に、カズマは自分のパーティメンバーを嘆く。
駄女神、中二病+爆裂魔法しか打てない魔法少女、そして真性のマゾヒスト。
しかしそれでも、そんなメンバーとの日々をまんざらでもないと感じているカズマ。
そしてアクアの蘇生魔法の甲斐もあって、カズマは無事、生還を果たすのだった。

感動的な生還を果たしたものの、借金で首が回らない現実は変わらない。
そこでカズマは、少しでも有益なスキルを教えてもらうため、ウィズが営む店を訪れることに。
だが、浄化の女神であるアクアと、命亡き者を司るウィズの相性は最悪だった。

アクアがウィズに対して、あれやこれやのちょっかいをかけ続け、一向にスキル伝授に至らない中、ウィズにある屋敷の除霊の依頼が舞い込む。
それを肩代わりしたカズマたちは、除霊を成功させる。
更に、その屋敷を生活の拠点として入手することには成功したのだった。

ある日、散歩中だったカズマは知り合いの冒険者に誘われ、サキュバスの店に足を踏み入れる。
サキュバスは、淫靡で魅惑的な夢を見せてくれる存在だ。
色気たっぷりのサキュバスのお姉さんに興奮しつつ、カズマはサービス依頼のアンケート用紙に欲望を書き殴る。

館に戻ると、ダクネスの実家から送られてきたカニにアクアたちが盛り上がっていた。
繰り広げられるカニと酒の宴。
しかし酒を飲み熟睡してしまっては、サキュバスによる淫靡な夢が見られなくなってしまう、とカズマは酒を飲まないように警戒する。
そしてさっさとその場を後にし、入浴するカズマ。
(サキュバス…夢魔、淫魔とも呼ばれる悪魔。夢の中にあらわれて淫らな行為をするとされている)

入浴中のカズマの前に、裸のダクネスがあらわれる。
果たしてこれは現実なのか、サキュバスの力による夢なのか。
判別がつかないまま、カズマは後者の可能性に賭け、ダクネスにあらゆることを命じる。
そして風呂場を後にしたカズマが目にしたのは、アクアとめぐみんに捕えられているサキュバスの少女だった。

サキュバスの少女により全てが明るみにさらされれば、自分の立場がない。
そして何より、サキュバスの少女がここで捕えられていると言うことは、ダクネスとの出来事は夢ではなく現実であった。
そう思い至ったカズマは、サキュバスの少女を守ることを決意。
だが、アクアたちの反撃にあっさりと撃退されてしまう。

後日。風呂場での出来事を、サキュバスに操られていたカズマの仕業、と思い込んでいるダクネス。
その思い込みに救われた思いでいっぱいのカズマが、ぎこちない会話を交わしている中。
緊急クエストが響き渡る。
それは機動要塞デストロイヤーの襲撃から街を守れと言うものだった。

暴走した古代兵器。通過した後には草の根一本、残らない。それが機動兵器デストロイヤー。
それに対抗する手段を街中の冒険者たちと相談するカズマたち。
その結果、デストロイヤーの防御結界をアクアに破らせて、めぐみんとウィズの爆裂魔法で撃退すると言う作戦をとることになった。

迫るデストロイヤー。
アクア、めぐみん、ウィズは全力を尽くし、デストロイヤーの動きを止めることに成功する。
しかしデストロイヤーには、時限式の自爆装置がつけられていた。
それを止めなければ、デストロイヤーは爆発し、多大な被害が発生してしまう。
それが始動したことを知ったダクネスは、単身、デストロイヤーに挑む。
勿論、強力な敵に挑みながらも最後は負けてしまう、その快感を味わいたいためにであるが、それを街を思っての行為だと思った他の冒険者たちも、ダクネスに続きデストロイヤーに挑んでいく。

デストロイヤーの自爆を止め、その被害を最小限のものにするためには、そのコアごとデストロイヤーをどこかに移転させるしかない。
そのためウィズがその任を担い、見事、移転に成功させる。
それでも熱を持ち、その熱を炎として放出しまくるデストロイヤー。
しかし最後は、アクアの魔力を借りためぐみんの爆裂魔法により、今度こそ、デストロイヤーを止めることに成功する。

街に平和が戻り、カズマはデストロイヤー撃退の報酬を期待する。
だが、そんなカズマは国家転覆の容疑により犯罪者としてとらえられてしまう。
カズマの指示でデストロイヤーをテレポートさせた際、大領主の屋敷を吹き飛ばしてしまったのがその原因だった。
かくして第1期の最後は、主人公が罪人としてとらえられたところで幕を閉じる。

第2期

国家転覆容疑により、牢獄に収監されてしまったカズマ。
最初は彼を擁護してくれていた他の冒険者、更にアクアたちも、国家転覆容疑が主犯以外に及ぶこともあると聞かされるや否や、カズマひとりで済むのであれば、と口を閉ざしてしまう。

そして王都から派遣されてきた監察官、セナによる尋問が始まる。
ウソ発見器の使用により、本音しか口に出すことが許されないカズマ。
それでも、街を救うためにあのような手段を選択したこと、そこに街を、国家を傷つける意志など微塵もなかった思いには、ウソ発見器は反応しなかった。
その言葉にセナの心象も良くなっていく。
しかし魔王軍幹部であるウィズとの交流が明らかになり、カズマは裁判にかけられることに。

カズマの、ゲスマ、クズマとしてのこれまでの所業が、その被害者たちによって告白される一方で、ダクネスはカズマの身の潔白を証明してみせる、そのためになら何でもひとつ、言うことを聞く、と領主に訴える。そしてそれを機に、裁判に立ち会っていた冒険者たちの多くが、再びカズマへの支持を叫ぶ。

裁判の結果は処分保留。
ダクネスは、何でも言うことを聞くために、領主のもとへと向かうことに。
残されたアクア、めぐみんと共に、生活の場である屋敷に足を踏み入れたカズマだったが、領主の館弁済のために、屋敷やそこにあった物品が差し押さえられてしまった。

差し押さえられた屋敷内で、極貧生活を送るカズマたち。
そこにセナが訪れる。
収監されたカズマを逃亡させようと企んだ際、混乱を起こした方が逃げやすいだろうと、めぐみんは爆裂魔法を放っていた。
そのせいで、冬眠中だったジャイアント・トードが目を覚ましてしまったのだ。
その撃退を、セナはカズマたちに依頼してきたのだった。

ジャイアント・トードに苦戦するカズマたち。
万事休すのその時、閃光がジャイアント・トードを貫き、カズマたちはピンチを脱する。

それはめぐみんの古くからの知り合い、紅魔族のゆんゆんの魔法だった。
何故か、必死になってめぐみんにライバル意識を剥き出しにし、決闘を申し込むゆんゆん。
その後も、街中で出会うたびにゆんゆんはめぐみんに勝負を持ちかける。
しかし言葉巧みにそれをかわすめぐみんの前に、真面目で純情なゆんゆんは勝負以前にうまくやり込められてしまう。

増え続ける借金。そして支払わなければならない賠償金。
カズマはダンジョン未踏ポイント探索クエストを受けることに。

目的のダンジョンへと到着したカズマは、まずはひとりでダンジョンに足を踏み入れる。
だがいつの間にか、アクアがその後ろについてきており、カズマは嫌な予感を覚える。
しかし意に反して、ダンジョン内にはアンデッド系のモンスターがはびこっており、それを浄化することができるアクアは大活躍を見せる。

ダンジョンの奥には、自らの妻を死後も守り抜くためにリッチーとなった魔法使いの姿があった。
彼からの頼みで、アクアは彼を妻と共に天界と浄化させる。

がらんどうになった屋敷で、寒さに耐えつつ生活を送るカズマたち。
そんな彼らの前に、いつもとは違う、いかにも豪奢な衣装に身を包んだダクネスが姿を見せる。
実はダクネスには、領主の息子との見合い話が持ち上がっていた。
ダクネスは強く拒否するのだが、ダクネスの父親は、領主はともかくその息子には一目置いており、見合い話にも乗り気とのこと。
どうにか、父を説得して欲しいとダクネスはカズマに強く頼む。
説得するのは難しい、ならば見合いの席をぶち壊すのが最適だ、とカズマはそれを快諾する。だが、その裏には、マゾヒストのダクネスを、結婚と言う形でパーティから追い出そうとする策略があった。
セナからうけたモンスター討伐の依頼をめぐみんに託し、カズマはアクアと共に、ダクネスの見合いに臨む。

かくして見合いを本気でぶち壊したいダクネスは、見合い相手である領主の息子に決闘を申し込む。
両者の戦いは、何故か、カズマとアクアによってダクネスが水浸しのあられもない姿になることで幕を閉じる。
そしてダクネスは、自分のお腹にはカズマとの間に授かった新しい命が宿っている、と嘘を吐き、見合いは破談に終わったのだった。

そこにセナとめぐみんが乱入。
セナは、街の周囲に溢れかえっているモンスターの出どころを調べた結果、先ごろ、カズマとアクアが立ち入ったダンジョンに突き当たったと言う。
アクアが浄化したことで、ダンジョンに立ち入れなくなったモンスターが街周辺に溢れてしまっていたのだ。
仕方なく、浄化の魔方陣を消すために、再度、ダンジョンへと向かうカズマ、アクア、めぐみん、そしてダクネス。

ダンジョンの奥には魔王軍幹部のひとり、バニルの姿があった。
人の命は傷つけない。しかし期待に溢れた人間を絶望と失望に突き落とし、その表情を見るのが大好きだと言うバニル。
だが、普段はあたらないダクネスの攻撃が、運よくヒットし、バニルは倒されてしまう。

しかしバニルの本体はその仮面にあった。
仮面に支配されたダクネスは敵に操られると言うシチュエーションに大興奮。それはバニルをも混乱させるくらいであった。
支配されたダクネスと支配したバニルが漫才のような会話を繰り広げている隙に、カズマは魔方陣を消す。
そしてどうにか、ダクネスを引き連れダンジョンを後にする。

だが、ダクネスに取りついたバニルの仮面は外れない。
どうすれば良いのかと迷うカズマたちに対し、ダクネスはめぐみんに爆裂魔法を撃つよう命じる。
かくしてめぐみんは爆裂魔法を放つ。

ダクネスは重傷を負ったものの、命に別状はなかった。
バニルの仮面は外れ、そして一連の騒動を目にしていたセナにより、カズマにかけられていた国家転覆容疑は晴らされる。
ようやく無罪確定となったカズマの借金はゼロになり、それどころかバニル討伐により多額の報酬を得ることに成功した。

カズマは、本体となる仮面を複数持つため生きていたバニルと手を組み、商売を画策することにする。
これがうまくいけば億万長者。ならばもう、冒険なんてする必要はない、と言うカズマに意外にも、実は魔王討伐に前向きだっためぐみんは怒りをあらわにする。
その怒りを前にしてごねるカズマ、アクアにたいし、めぐみんは唐突に、水と温泉の都、アルカンレティアでの湯治を提案する。
水の都と言うことで、水の女神であるアクアはノリノリでそれに賛成。
ダクネスも賛成し、どう言うわけかウィズも同行して、一行はアクセルの街から馬車でアルカンレティアの街を目指すことにする。

アクセルの街を後にし、初めての旅路。
それに興奮を抑えきれないカズマだが、出発そうそう、カズマたちの乗る乗合馬車が、硬いものをめがけてチキンレースを行う習性を持つモンスター、走り鷹鳶の標的になる。
ダクネスの頑強さに気がついたため、走り鷹鳶は狙ってきたのだ。

だがそこはダクネスである。
縛られた状態で走り鷹鳶の標的になることを、むしろ喜ぶ。
そのダクネスを囮に、カズマは走り鷹鳶を洞窟に誘い込む。
そして最後はめぐみんが爆裂魔法をぶっ放し、見事、撃退に成功する。
その後、ようやく、目的の街、アルカンレティアへと到着する。
(走り鷹鳶…鷹と鳶の交配の末に生まれた鳥類の王者。繁殖期に見せるチキンレースは求愛行動のひとつでもある)

しかしその街にいるアクシズ教徒たちは、皆、狂信的なまでにアクシズ教を信頼しきっていた。
次々と襲い掛かる、その街人たちによるアクシズ教への入信勧誘。
大人だけでなく、子供までもがだまし討ちと言う手を利用して、アクシズ教への入信書類に名前を書かせようとするのを目の当たりにし、カズマはげんなりしてしまう。

そんなカズマ、めぐみん、ダクネスに、ウィズは温泉への入浴を勧める。
温泉にも浸り、ようやくながら旅気分を満喫できたカズマ。
そこでカズマは自分たちと同じ、冒険者の男女に出会う。

アクアは、街の名物である温泉の質が下がっていると言う話を耳にする。
アクシズ教に恐れをなした魔王軍が、直接、勝負を挑むのを避け、温泉を狙ったのだとアクアは推測。
そんなまどろこしいことをするだろうか、とめぐみんは訝しるが、アクアは街を救うために力を貸してほしい、とカズマたちにお願いをする。

翌朝。
街中の人間を集め、魔王軍の温泉の質を低下させると言う攻撃から、街の人を守ってみせる、とアクアは高々と告げる。
しかしその前に、アクアは入った温泉をただのお湯に浄化してしまうと言う所業をやってのけてしまっていた。
そのことを街の人間から指摘されたアクアは、とうとう、自分がアクシズ教の信仰の対象である水の女神、アクアであると街の人間に明かす。
だが、それを信じてもらえず、むしろお前こそが魔王軍の手先だと疑われる。
そしてその夜、カズマたちが利用している宿の周囲を、アクアを魔王軍の手先だと思い込んだ街の人間たちが、松明を手に取り囲む。

とりあえず、宿をどうにか脱出したカズマたちは、山の中にある街の温泉の源泉に向かう。
すると何故かそこには、カズマが温泉で出会った冒険者の男がいた。
その冒険者の手からは毒が出ており、それは源泉を汚染していた。
その男に、ウィズはどこかで見覚えがある、と首を傾げる。
そしてその正体に思い至ったウィズの口から明かされた男の正体は、ハンス。
なんとデッドリーポイズンスライムの変異種で、魔王軍の幹部のひとりだった。
(デッドリーポイズンスライム…毒を有したスライム。スライムは、ファンタジー世界においては比較的ポピュラーなモンスター。ゲル状をしたモンスターで、ほとんどは小型。ただ巨大になるとその性質上、物理攻撃はあたらず、また人を飲みこんだりするため非常に強力)

ゲームのイメージで、スライムは弱いと思い込んだカズマは、アクアと共にハンスに勝負をけしかける。
しかしハンスは、スライムは物理攻撃が効かないから強いと聞かされ、一気に尻込み。
しかも退路は、アクアを追いかけてきた街の人間たちに塞がれてしまう。
仕方なく、ハンスと対峙するカズマたちに、ハンスは、本物の源泉管理人は食ってしまったと明かす。

その瞬間、ウィズが氷の魔法を放つ。
何の罪もない人が犠牲になったことが許せない、その彼女の行動を機に戦闘がスタート。
だがそんな中にあっても、アクアは必死に源泉を浄化しようとする。
その行動に、街の人間たちはようやく、アクアが水の女神であると思い直し、カズマたちに加勢する。

だが物理攻撃が一切通用しないハンスは強力だった。
そこでまずはカズマが、ハンスを引き付けるための囮となる。
計画通り、カズマがハンスの中に取り込まれた瞬間に、めぐみんが爆裂魔法を、ウィズが氷の魔法を放つ。
その結果、巨大だったデッドリーポイスンスライムは非常にコンパクトなサイズへと変貌を遂げる。
そこへアクアが渾身の一撃を見舞い、見事、ハンスの撃退を成功させたのだった。

アクアの力でカズマは蘇生し、一行はアクセルへと帰還。
そこには一行の帰りを連日、待ちわびていたゆんゆんの姿もあり、カズマたちの賑やかな日常はこれからも続いていくのだった。

『この素晴らしい世界に祝福を!』の登場人物・キャラクター

カズマ/佐藤 和真(さとう かずま)

出典: dic.nicovideo.jp

CV:福島潤(アニメ版)/逢坂遼太(ドラマCD版)

高校生だが引きこもりのニート=引きニート。
楽しみにしていたゲーム発売日当日、庇わなくても助かっていた少女を庇ったことで死亡。
そして異世界へと転生してしまう。

基本的には怠惰で、気まぐれな性格の持ち主。
その一方で仲間思いで、これと決めた時の行動力は凄まじいものがある。
またなんだかんだ言いつつ、アクアやめぐみん、ダクネスの窮地を救っていることから、周囲の人間からは素直じゃない、ツンデレと評されることもしばしば。

ただ大義名分さえ得れば、その行動力に歯止めが効かないことも多く、女性に対してえげつないセクハラ言動を見せることも多い。
魔王軍や魔物相手に卑劣な行動も平気でとることから、ゲスマ、クズマ、カスマと呼ばれることもある。

職業は冒険者で、高めの知力と極端に突出した運の良さが最大の武器。
知略を張り巡らせて、敵を翻弄しての戦いには優れているが、真っ向勝負となると弱い。
そのため異世界に転生してからも、何度か死亡し、その度、アクアに転生魔法をかけてもらっている。

アクア

出典: matomame.jp

CV:雨宮天(アニメ版)/福原香織(ドラマCD版)

狂信的な信者が多いアクシズ教の御神体にして水を司る女神。
日本で歳若くして亡くなった人を案内する役割を担った女神で、本人は自分のことをエリートだと思い込んでいる。

黙って何もしないでいれば美少女。
しかしその実態は、お調子者で能天気、面倒くさがりで空気を読まず、威勢の良い啖呵を切る割に打たれ弱く、泣き虫でかまってちゃんと言うとんでもない性格の持ち主。加えて酒と宴の席が大好きで、その際に見せる品性の欠片もない姿は到底、女神のものとは思えないほど酷いものである。

時折、女神らし過ぎる振る舞いを見せ、カズマたちに見直されることもあるが、基本的には考えなしに行動することが多い。
そしてそれが原因でとんでもない事態が発生することもある。しかも本人は反省することなく、同じようなことを繰り返すので、カズマのパーティの中でも、最も手を焼かせる存在。カズマ曰く、駄女神。

職業はアークプリーストで、ヒーラー、つまり回復、蘇生、状態異常解除と言った役割を担っている。
加えて宴会芸や近接格闘スキルまで取得しているので、戦力にはなる。更に触れただけで水を浄化すると言う、女神らしい体質も持っている。
ただし知力、幸運値は最低値。しかも冒険者としての能力は最初からカンスト、つまり最高レベルであるため、経験を積んでもそれ以上、上昇することはない。
そのため、カズマからは心底、憐れまれている。

めぐみん

BullDof7
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@BullDof7

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