槇原敬之(マッキー)の徹底解説まとめ
槇原敬之(まきはらのりゆき)とは日本のシンガーソングライターである。「マッキー」の愛称で知られる。1969年5月18日大阪府生まれ。1990年にデビューし、翌年の1991年に発表したシングル「どんなときも。」でミリオンセラーを叩き出す。その後も「もう恋なんてしない」など多くのヒット曲を世に出している。2003年にSMAPに提供した「世界に一つだけの花」は記録的な大ヒットとなった。オリジナル曲に関してはほぼ全曲作詞、作曲、編曲を自身でこなし、編曲家、音楽プロデューサーとしても活動している。
ROLLYと槇原敬之はいとこ同士で、幼少期をよく共に過ごした。槇原は6歳年上のROLLYを兄のように慕い、ROLLYの2人の姉と一緒に4人でバンドごっこをして遊ぶなどした。バンドではROLLYはウクレレ、槇原はカスタネットやトライアングルを担当したとか。その後、槇原はピアノを始め、作曲の才能を開花させる。槇原がAXIAのオーディションに応募した「NG」でも、サポートギタリストを務めたのはROLLYだった。ROLLYが槇原の曲にギターを弾き、坂本龍一のラジオ番組に投稿したことが、彼のデビューにつながったという逸話もある。
才能が開花された中学時代
音楽と親しみながら育った槇原敬之は、中学生になると友人とポップス同好会を立ち上げ、周囲に一目置かれる存在となる。中学2年生から曲作りを始め、シンガーソングライターとしてのルーツを形成したと言える。多重録音が可能なマルチトラック・レコーダーを持つ沢田知久と共に、オリジナル楽曲を150本ほどカセットテープにダビングし、知り合いの店で販売すると即完売したという。テープを聞いた人から「曲を聴いて元気が出ました」と手紙をもらったり、隣町の高校生が「僕の気持ちをわかってくれるのはマッキーだけだ!」と泣きながら槇原の音楽を聴いていたという逸話もある。YMOに影響を受け、中学時代からシンセサイザーを始めるなど、音楽的才能が早くから光っていた。
「どんなときも。」作成秘話
槇原は映画「就職戦線異状なし」の主題歌の依頼を受けた際、実は自分自身の問題で頭がいっぱいだった。その時、彼は大学の合格発表を待つ三浪中の身であり、すでにプロの歌手としてデビューしていたものの、親に迷惑をかけていることを気にして、どうしても大学に合格しなければならないと感じていた。
曲の構想を考えていた喫茶店を出た瞬間に「どんなときも」という言葉が浮んだ。道を歩きながらすぐにメモし、同時に浮かんだメロディーも書き留めた。ありきたりな言葉だと思い、他の表現を考えたが、結局「どんなときも」に考えが戻ってくる。思い切ってこれで行くことに決意したころ、大学合格の通知が届いたという。
依頼された映画主題歌は「若者たちの応援歌」を求められていたが、槇原は「自分への応援歌」としてこの曲を作り上げた。彼は「大学受験がどんな結果になっても、自分らしく生きる」という思いを込めて、その曲を完成させた。この曲は多くの人々に励ましを与えるものとなったが、その背後には、槇原自身が抱えていた強い葛藤と決意が反映されている。
「世界で一つだけの花」作成秘話
槇原は最初渾身の楽曲案を提出したが却下され、楽曲提供の話がなくなると思った。しかし先方から「違うものを書いて欲しい」と依頼される。3~4日で新たな曲を作るという厳しい状況に追い込まれた槇原は、夢で見たら曲が書けるかもしれないと考え、とりあえず寝ることにした。翌朝目覚めた瞬間、まるで絵が浮かんだかのように感じ、その感覚を写し取るようにして10分で『世界に一つだけの花』を書き上げた。「神様からプレゼントをもらった」と感じるほど、後にも先にもない不思議な経験だったという。
あるインタビューで槇原は「世界に一つだけの花」について、「SMAPがいてこそできた曲」と発言。自身が作詞・作曲を手掛けた楽曲だが、「歌っていても借り物。SMAPの歌を僕が歌っている感じ」と話した。
「人と比べて幸せかどうかを決めるのではなく、自分の内側から幸せと感じられる時代になってほしい」という槇原が願いを込めた一曲だ。
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目次 - Contents
- 槇原敬之(マッキー)の概要
- 槇原敬之(マッキー)の活動経歴
- 幼少期
- 学生時代、デビュー前
- デビュー後
- 活動休止~復帰
- 槇原敬之(マッキー)のプロフィール・人物像
- 槇原敬之(マッキー)のディスコグラフィ
- シングル
- NG
- 彼女の恋人
- ズル休み
- 雪に願いを/Red Nose Reindeer
- 2つの願い
- SECRET HEAVEN
- COWBOY
- まだ生きてるよ
- 素直
- モンタージュ
- 足音
- HAPPY DANCE
- STRIPE!
- 桃
- Are You OK?
- 雨ニモ負ケズ
- 花火の夜
- これはただの例え話じゃない
- Wow
- 君の名前を呼んだ後に
- Good Morning
- 優しい歌が歌えない
- 僕が一番欲しかったもの
- 明けない夜が来ることはない
- ココロノコンパス
- ほんの少しだけ
- GREEN DAYS
- 赤いマフラー/お元気で!
- Firefly〜僕は生きていく
- WE LOVE YOU.
- ムゲンノカナタヘ〜To infinity and beyond〜
- 林檎の花
- 恋する心達のために
- 四つ葉のクローバー
- Life Goes On〜like nonstop music〜
- FALL
- 超えろ。
- 理由
- 記憶
- 槇原敬之(マッキー)の代表曲とミュージックビデオ
- 代表曲
- ANSWER/北風
- どんなときも。
- 冬がはじまるよ
- もう恋なんてしない
- No.1
- SPY
- どうしようもない僕に天使が降りてきた
- Hungry Spide
- ミュージックビデオ(MV/PV)
- どんなときも。
- もう恋なんてしない
- 冬がはじまるよ
- どうしようもない僕に天使が降りてきた
- 槇原敬之(マッキー)のオリジナルアルバム
- 君が笑うとき君の胸が痛まないように
- 君は誰と幸せなあくびをしますか。
- 君は僕の宝物
- SELF PORTRAIT
- PHARMACY
- Ver.1.0E LOVE LETTER FROM THE DIGITAL COWBOY
- UNDERWEAR
- Such a Lovely Place
- Cicada
- 太陽
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- EXPLORER
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- 悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた
- Personal Soundtracks
- 不安の中に手を突っ込んで
- Heart to Heart
- Dawn Over the Clover Field
- Lovable People
- Believer
- Design & Reason
- 宜候
- 槇原敬之(マッキー)の裏話
- すかんちのROLLYとは従兄弟同士
- 才能が開花された中学時代
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- 「世界で一つだけの花」作成秘話